横岳~赤岳~権現~西岳(プチ遭難騒ぎと凍てつく稜線)

2015年10月12日(月) ~ 2015年10月13日(火)

• GPS: 15:35
• 距離: 17.1km
• 登り: 1,901m
• 下り: 2,308m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:15
• 合計: 6:45

10:45 海ノ口自然郷 横岳登山口
13:00 13:35 富士山展望ポイント(昼飯)
14:15 14:15 横岳展望地点
14:40 14:40 横岳（三叉峰）
14:50 15:10 横岳
15:10 15:10 横岳（奥の院）
15:10 15:10 横岳
15:20 15:20 横岳（三叉峰）
15:50 15:50 地蔵の頭
16:00 16:10 赤岳天望荘
16:35 16:45 赤岳頂上山荘
17:00 17:00 赤岳天望荘
17:30 赤岳頂上山荘

2日目

• 山行: 6:30
• 休憩: 2:20
• 合計: 8:50

6:40 赤岳頂上山荘
6:45 6:45 赤岳
6:50 6:50 竜頭峰
8:10 8:35 キレット小屋
8:55 8:55 旭岳
10:05 10:15 権現岳
10:20 10:25 権現小屋
11:00 11:05 のろし場
11:20 12:15 青年小屋
12:20 12:20 乙女の水
13:10 13:45 西岳
15:00 15:05 不動清水
15:30 ゴール地点

天候

12日　晴れ、稜線はガス及び強風(頂上山荘‐4℃)

13日　AMガス、PM晴れ(頂上山荘‐5℃、青年小屋6℃)

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

12日
自宅5:25-6:14八王子6:35-(鈍行で節約)-9:03小淵沢9:16-(土日のみ臨時列車)-9:49野辺山10:10-(タクシー4000円)-10:30杣添登山口

13日
富士見高原ゴルフ場15:40-(タクシー)-15:55小淵沢16:05-(あずさ4240円)-17:42立川-国分寺で一杯-23:35自宅

コース状況／危険箇所等

登山口〜横岳分岐
樹林帯のひたすら登り。稜線手前30分位まで展望ほぼなし。

横岳〜展望荘
狭い岩場。鎖及び危険個所多数。

〜赤岳
浮石多いガレ場。

〜キレット小屋
凍った岩場、ガレ場、鎖、梯子が続くデンジャラスゾーン。

〜権現岳
細かいアップダウン。鎖、階段あるが凍ってはなかった。

〜青年小屋
まだ油断はできないガレ場。

〜西岳
苔むす樹林帯。ほぼ平行移動。

〜ゴルフ場
登るにも下るにも程よい角度の樹林帯。

登山口に登山ポストあります。トイレはないです。

その他周辺情報

ゴルフ場から徒歩15分程度の場所に日帰り温泉ありました。

写真

10/12 8:47

行きは節約のため鈍行で行きましたので日野春であずさに抜かれました。

10/12 10:49

ここからスタート。
バス停あるけどどこから来るバスかイマイチ不明。

10/12 11:00

「そまぞえ」と読みます。

10/12 13:08

Mt富士眺めながら小淵沢の名物駅弁「高原野菜とカツ弁当」でお昼。

10/12 13:30

前日初冠雪でした！

10/12 14:21

正面は金峰山。

10/12 14:23

やっと稜線が見えてきました。

10/12 15:00

横岳到着。
こっちは何とか晴れてるが逆は視界ゼロ。
約1名さっさと硫黄方面に向かってしまい3人での記念撮影。

10/12 15:46

2人とも岩場で一気にペースダウン…

10/12 15:54

慣れてないと怖いでしょうね。。

10/12 16:05

展望荘着くころにはかなりいい時間でかなり焦る。
硫黄岳に向かったG氏が心配になるが先に頂上山荘へ。
その後のてん末は本編参照。

10/12 19:21

小屋番どなたかのバースデーだったらしく手作りケーキでお祝いしてました♪

10/13 6:06

連休ずらしの平日なのでこの時期としてはそこそこ混んでいて30人ほど。

10/13 6:28

翌日とてつもない強風の山頂！

10/13 6:37

回復の兆しが見えないので小屋前で記念撮影し出発ε=ε=г(・_・)」

10/13 6:38

霧が強風で張り付き凍って立派なエビの尻尾が(>_<)
まだ10月中旬よ？

10/13 6:47

凍てつく山頂を再び通過。
3年前に標識裏のこの場所に6年前亡くなった親父の骨の欠片を埋めたのでお参り。

10/13 6:52

凍土化してるので慎重に。
視界も20M弱で印も氷で隠れてるのでルートファインディング能力も問われます。

10/13 6:53

右からの強風は推定風速25M。体感気温は-10℃ってとこ。

10/13 7:16

滑落死の恐怖が身近なポイントが連続！！

10/13 8:56

このような小ピークをいくつか超えます。

10/13 9:39

けなげに咲いてる花。

10/13 9:47

権現名物ロングハシゴ(^O^)

10/13 10:04

権現山頂このありさま…

10/13 10:16

10/13 11:17

青年小屋まで下りてきたら天候ガラッと変わった！

10/13 11:42

コンビーフスパでお昼。

10/13 12:03

視界良好♪

10/13 12:29

西岳まではこんな感じの樹林帯をひたすら進む。

10/13 12:56

苔むした感を何とか撮影(^_^;)

10/13 13:29

西岳山頂。
これまでのうっ憤を晴らすようないい天気！
苦労が報われます(^O^)／

10/13 13:29

ここで「八ツ」のうち7つ踏んで残りは峰の松目だけとなりました。

10/13 13:31

権現岳が晴れてちょっと悔しい(苦笑い)

10/13 13:32

親子みたいに並んでます。

10/13 13:43

マツムシソウの恐るべき生命力(拍手)

10/13 13:44

赤岳はもうちょい。

10/13 13:49

正面は南アの山々

10/13 14:20

1800Mあたりが紅葉のピーク？

10/13 15:06

不動清水。
ゴールまで間近！

撮影機器：

D70 ニコン

PENTAX Q10 ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 タオル ストック カメラ ヘルメット

感想

namerou

連休ずらしで職場のいつもの4人で休みを合わせ山行計画。
いろいろ候補があったが時期と皆の体力、経験をふまえ南八ツにします。
赤岳は個人的に3回目で美濃戸からしか登ってないので今回は趣向を変え杣添尾根から挑みます。

当日は小淵沢集合もG氏が来ずやっちまったか？と思ったが1本前で来ていたらしく野辺山で無事合流。タクシーで登山口へ。

ひたすら樹林帯を登りますが早くもfclarrysがバテ気味…家庭の事情で5か月ぶりの登山だから仕方なし(^_^;)
昼休憩後に硫黄岳まだ踏んでないT氏とG氏が駆け足で硫黄まで行ってから赤岳に向かうとの事でここで2手に別れるが稜線まで上がるとバテたT氏が待っていて3人で横岳で折り返し頂上山荘へ向かいます。この時点でさすがに時間やばかったら一人先に硫黄に向かったG氏も折り返すだろうと軽く考えていたが…

稜線まで上がると西側だけ濃いガスがかかり風も強い。
2人が岩場で苦労し思ったより時間掛かり展望荘ですでに16時過ぎ(>_<)
さすがにやばいので一人先を急ぎ小屋に着き事情を話すとすぐ来る2人はともかくG氏が心配なので迎えに行くなら早い方がいいというアドバイス。
荷物を軽くし着込んで2人とほぼ入れ違いに再び下る。あたりはますます風は強くなり暗くなり焦りも出てくる。
展望荘まで下りると小屋にG氏がいてほっとする。結局硫黄岳を踏んだが想像以上にバテて展望荘に泊まろうか思慮していたところ俺が迎えに来たとのこと。
とにかく頂上荘まで急ぎ着いたのは日没寸前の17:30！
あと10分でも遅かったら展望荘足止めになる所でした(汗)

暖かい小屋ではすぐに食事にしてくれ(予約していて良かった)短い時間ながらこの日の反省会兼打ち上げも出来ました♪
なお、T氏はいつもの高山病で即ダウン↓水分補給等対策が足りませんな(笑)

翌日も天候は変わらず視界悪及び強風(+_+)ご来光どころか行動不能になりそうな悪天候！外はガスの湿気が風と低温であたりを氷で覆いつくしまるで冬山のよう。

とにかく権現方面に慎重に向かいます。
前日以上に視界が悪くルート不鮮明なので3年前にたどった経験のある俺が先頭でとにかくはぐれないように岩稜地帯を進む。
キレット小屋までは岩場の夏道が氷でルートが分からないポイントがいくつかあり冷や汗もんでした…

権現岳まで行ってもガスガスだったが青年小屋の下りの途中で急に視界が良くなり青年小屋では気温も6℃まで上昇。標高のせいか？時間のせいか？

ここから2手に別れて進むプランもあったが3人共編笠も西岳行った事なくどちらでもいいと言うので独断で登りの緩やかな西岳経由に変更！

そして西岳で今までのうっ憤を晴らすかのような絶景(^O^)／あとは下るだけだけど離れがたくついつい長居(笑)

あとはゴルフ場まで今までにないようなハイペースで下り全員無事？でゴール！

難易度　★×4.5(凍った岩稜は夏と違い余裕がなく時間がかかった)
疲労度　★×3.5(個人的にはだいぶゆったりペースだったので)
眺望　　★×2.5(西岳以外は全く望めなかった)

プチ遭難騒ぎの時誰も携帯に電話することを思いつかず(どうせ圏外だという思い込み)展望荘往復が無駄になりました(苦笑い)
でも無事だったから何より。

fclarrys

いつものメンバーでの山行。北八ツは去年行ったので今回は南八ツへ。
樹林帯はバテバテだけど岩場は楽しかったです！
稜線に出た時の風の強さに少し焦ったけどいい経験でした。
頂上荘のスタッフ皆さんには遅れて来たのに親切にしてくれて感謝してます。
次の日の朝は外を見てビックリ！霧氷は初めて見ました
キレット小屋から権現までの稜線は天気が良ければ気持ち良さそう。また来たいです。
最後に西岳で晴れてくれて景色も楽しめて最高でした。全員怪我もなく無事下山できて良かったです！