記録ID: 745154
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無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山
〜月山〜天上の楽園・弥陀ヶ原へ肘折から登ってみた
2015年10月17日(土) ~
2015年10月18日(日)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 27:21
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 2,302m
- 下り
- 2,249m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 4:37
距離 13.8km
登り 1,200m
下り 403m
天候 | 1日目:晴れ、微風 2日目:晴れ〜ガス〜曇り、微風。稜線付近のみ強めの風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
・肘折登山口前に10台程度駐車可。 ・北月山登山口前には駐車場は無いので要問い合わせ(→北月山荘) 公共交通機関 ・新庄駅〜肘折は山形交通のバスを利用(土日祝の始発は8:35) ・北月山荘から庄内町営バスを利用(14:40発に乗車)し清川駅下車。 ・清川駅からは陸羽西線で新庄へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 ○肘折温泉〜念仏ヶ原避難小屋 ・温泉から登山口まで暫く林道歩きです。ほぼ1本道ですが分岐には案内があり ました。途中から砂利道になりますが歩きやすいです。 ・登山口からも手入れのされた歩きやすい道です。ただしコースが尾根下をトラ バースするよう付けられている部分が多いので、そこは足場が狭いです。 ・それと登山口から小岳手前までは大部分が樹林内でした。展望が開ける箇所は 少ないですが、開けた所からの景色は良かったです。 ・小岳手前からは展望が開けた気持ちの良いコースでした。途中ザレたトラバー ス箇所があるので、ここは注意。 ○念仏ヶ原避難小屋〜清川橋 ・念仏ヶ原は木道の1本道。朝一は霜で滑って危なかった。 ・木道が終わると痩せ尾根の下りとなります。途中ザレた部分や急な部分には ロープが設置されていました。 ・小沢を渡り泥濘を越えると清川橋は間も無くです。 ・清川橋は先日改修工事が終了したばかりの綺麗な橋でした。 ○清川橋〜月山山頂 ・この区間は今年の刈り払いが行われていないようで、少々藪っぽいです。 ・橋を渡ると正面右側にリボンが見えるので、そこから涸れ沢を進みます。 ・山腹をトラバース後、尾根に乗るまでは急登となります。滑り易いので注意。 ・尾根に乗ってしまえば下生えは多いが明瞭な1本道です。湿った草付きを越 え、急登を越えれば千本桜に到着します。 ・千本桜から先はなだらかなコースとなりますが、岩がちな部分が多くなるので 少々歩きにくいかもしれません。 ・賽ノ河原付近からは道が不明瞭になってきます。岩のペンキを目印に進めば問 題無いですがガス等視界が悪い時は注意が必要。急登を越えれば山頂は目の前 です。 ○山頂〜北月山登山コース入り口 ・山頂から8合目駐車場までは、木道・石畳の整備された歩きやすい道が大半で す。登山者も多く道迷い等の危険も少ないと思いますが、途中途中にある岩場 は靴で磨かれていて滑りやすいので注意した方が良いでしょう。 ・駐車場から北月山登山コース入り口までは車道歩きです。交通量が多いので、 車には十分注意のこと。 ・途中廃道と思われるショートカットがありますが(リボンはあった)、苔で大 変滑りやすいのでお勧めはしません。 ○北月山登山コース入り口〜北月山荘 ・こちらも全行程整備された明瞭なコースでした。肘折からと同様、トラバース 気味の部分は多いので足の踏み外しには注意が必要です。 ・三角峰上部の尾根から山腹に下る部分(標高700m付近)で、足場の悪い急な 箇所があるので滑落には注意(ここだけはロープがあったらなと思った)。 小屋等 ○念仏ヶ原避難小屋 ・雪囲いをずらさないと中に入れませんでした。2階入り口は紐で封鎖されてい た(解けば入れるかもしれないが試していない)。 ・小屋裏のトイレも雪囲いで閉鎖。少し下ったオープントイレは使える。 ・小屋内には布団数組あり。ストーブもあるので灯油を持ち込めば使えるかも。 ○月山頂上小屋と月山神社 ・冬季閉鎖中。トイレは開いており利用できた。 ○仏生池小屋と御田原参篭所 ・冬季閉鎖中。トイレは未確認ですが多分閉鎖中。 ○8合目レストハウス ・冬季閉鎖中。トイレは使用可能でした。 水場(飲用に適してるかは各自判断で) ・肘折〜登山口の途中に湧き水あり(コップが置いてあった)。 ・猫又沢渡渉点と赤沢川渡渉点。小岳手前の赤沢川支流。 ・念仏ヶ原避難小屋の裏の沢と念仏ヶ原に流れ込む沢。 ・清川橋に下る途中の小沢と清川。 ・千本桜手前の湿地を流れる沢。 ・賽ノ河原の渡渉点。 ・北月山登山コース途中の小沢。 |
その他周辺情報 | ・北月山荘内に温泉と食堂があります。 |
写真
感想
雪の便りも届き始めた月山を、冬の下見も兼ねて歩いてきました。
紅葉も大分麓に降りてきており、登り始めから綺麗な樹林の中の散策。
快適な小屋での一夜と、雄大な景色にうっとりの山行となりました。
特に下山途中に寄った弥陀ヶ原は、天上に浮かぶ楽園の趣(言い過ぎかな?)で、
誰もいない静かな湿原の小道をのんびりと散歩。
いつもの姥沢からのコースとはまた違った月山を楽しめた2日間でした。
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コメント
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今回もマニアックなコース取りですね
天気が良くてなによりでしたね。
マニアックかなぁ(汗)。このコース。
歩きやすくて面白いコースでしたよ。
小屋も快適だったし
帰りは最上川をさかのぼる、んだと思ってました(笑)
北月山登山コース、ほとんど聞いたことがなかったですが、情報有難うございます。清川方面からの逆ルートが、芭蕉が辿った道ですかね。いやー、ロマンロマン。
清川橋はずいぶん立派になりましたね。私も壊れた姿しか知らないので、往年の姿は分かりませんが、今回はちょっとやそっとでは流されないのではないでしょうか。これで一人でも多く肘折コースの静寂を堪能するハイカーが増えることを祈ります(ヽ゜ω゜)ノ
食事を我慢して北月山荘に下山したら食堂が営業してなくて、体力尽きて最上川遡上はできませんでしたよ。
自分もヤマプラ見るまで北月山登山コースなんかがあるの知りませんでしたが、なかなか良いコースですよ。芭蕉が辿ったのは一つ隣の尾根(今の月山公園線)ぽいですね(By Googleさん)。でも山頂で1泊した後、湯殿山を往復してまた山頂から羽黒山に戻るなどの歩きっぷりはkumaさんに似てるかも
過去レコ見たら清川橋は木造だったんですね。橋が開通したことで、この素晴らしいコースを楽しむハイカーも増えることでしょうね
どちらのコースも歩く人はなかなかいらっしゃいませんよね
これは大変貴重なレコになると思います。興味深く拝見させていただきました。
瀬場(北月山荘)へのコースは、一時期昭文社MAPから消えていた時期もありましたからね。
憧れの肘折コースを歩くときには資料にさせていただきます
次の飲み会は念仏ヶ原にお邪魔しましょうか
先日の朝日ほどマニアックではないので、自分の中では普通のコースなんですけどねぇ
確かにこの日の入山は2名だけ、北月山コースを下山したのは自分だけと、とても静かな山歩きでしたが・・・
北月山コース、歩いた感じは結構古くからあるコースに見えたのですが、国土地理院の地図にも載っていないんですよね。一時廃道になって最近また刈り払いしたとかですかね?
念仏ヶ原で飲み会、良いですね。翌日は姥沢に下ればそれ程きつい行程でもないので、なんとかなりそうですね
syasyuさん こんにちは
計画を見せていただいて、「二日目が大変だろうなぁ」 と 思っていましたが
軽く歩いてしまいましたね。
流石syasyu さんです。
5年前の7月、同じように肘折から歩いて姥沢に下りた事がありましたが、
綺麗な写真を見て、歩くなら紅葉の10月と感じました。
懐かしく見せて頂きました。ありがとうございます。
いえいえ、二日目は結構大変でしたよ
伺っていた通り清川橋からの登りがきつかったです。今回は涼しさと好天と景色に大分助けられた感じですね。これが7月だと暑くて登りにはきっと難儀したと思います。
今回は、北月山荘からのバスが午後は1便しかなかったので、逆に緊張感を持って歩けたのが良かったのかもしれません
紅葉も大分麓に降ってきてしまってるので、登られるのは来シーズンですかね。
ちょっと早いですが、楽しい登山となること祈っております
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