仙丈ヶ岳から三峰岳 Alps縦断

2015年10月11日(日) ~ 2015年10月12日(月)

• GPS: 28:52
• 距離: 30.9km
• 登り: 2,593m
• 下り: 2,860m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:27
• 合計: 7:07

7:16 北沢峠
8:35 8:38 薮沢大滝ノ頭
9:28 9:32 小仙丈ヶ岳
10:28 10:33 仙丈ヶ岳
10:56 10:59 大仙丈ヶ岳
12:22 12:22 苳ノ平
12:36 12:36 伊那荒倉岳
12:42 12:48 高望池
13:10 13:10 2499m独標
13:36 13:37 横川岳
13:53 13:54 野呂川越
14:19 14:23 両俣小屋
14:23 宿泊地

2日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:08

3:56 宿泊地
4:38 4:39 野呂川越
7:24 7:52 三峰岳
9:20 9:20 野呂川越
9:41 10:04 両俣小屋
12:02 12:04 野呂川出合
12:04 ゴール地点

天候

10/11雨から吹雪のち曇り　10/12晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

仙流荘⇒北沢峠
野呂川出合⇒北沢峠⇒仙流荘

コース状況／危険箇所等

小仙丈岳から上部は吹雪で積雪のため一部夏道が不鮮明。
風が強い。
仙塩尾根は倒木多い。
野呂川乗越から両俣小屋は急斜面で部分的に道がわかり難く滑りやすいので転倒に要注意。
三峰岳手前の岩稜にクサリ場があり下りは要注意。
両俣小屋からの林道は落石が多いみたいで注意すること。

写真

北沢峠の出発は雨になりました。
テンションの下がるとこですが、ここでひるむ訳にはいきません。

小仙丈からは吹雪になりました。
すれ違う登山者も無く、少し不安ですが何とか仙丈ヶ岳に着きました。昨年は晴天の中ここで断念した記憶が鮮明に思い出されます...視界も無く誰もいない吹雪の山頂。寒くて長居は出来ない。

仙塩尾根高望池、風は強いですが雨はしだいに小降りになり順調。ここまでほとんど休憩なしで来ました。

横川岳
ここは右にも道がありますが左に進みます。
間違ったら遭難ですね。

横川岳から野呂川乗越までは案外早かった。
左に進み両俣小屋まで駆け下りますが、転倒に要注意。
よく熊が出るとこなので熊鈴を鳴らして急ぎ足で下りました。

下った所が両俣小屋。本日はここまで。
4人パーティーと単独の登山者が先客でした。
ストーブで暖を取りのんびり過ごします。小屋の営業もあとわずか、主人のはからいで小屋にあるお酒をサービスして頂き、夜はさながら「居酒屋両俣小屋」になりました。たっぷり味のしみ込んだ美味しい「おでん」も頂きました。おかげで遅くまで楽しい宴会になりすっかり酔ってしまいました。
ありがとうございました。アットホームな気さくな小屋です。
女主人がまた良いキャラクターです。

明けて3時起床。満点の星空。皆さんを起さないよう静かに小屋の外で朝ごはんの準備をしていたら、主人が起きて来て「風が強うから無理しないで引っ返しておいで」と言われました。
気にして頂きホントありがたい。真っ暗の中、野呂川乗越までひと登り、尾根に出てしだいに北岳が明るくなってきました。

間ノ岳方面には昨日の雪がけっこう積もっているようです。

強風ですが天気が最高になりました。
三峰岳分岐。雪のため滑りやすいので慎重に・・・

三峰岳山頂です。
一人でここに居ることが不思議な感じです。

360度の大展望独り占め！
しばし満喫。

塩見岳の向こうは赤石岳、聖岳

富士山も良く見えます。

間ノ岳はべったり雪が付いてます。

その先には北岳。

大きな山は農鳥岳、小屋も見えてますね。

昨日歩いてきた仙丈ヶ岳、意外と雪が少ない...
風の当たる方角に積雪のようです。

再び両俣小屋への下りの尾根上から紅葉と北岳。

両俣小屋まで戻って来ました。
主人に無事の挨拶をして林道を下山。
昨日の登山客は皆さんはすでに林道から下山されたようです。

長い林道歩きも紅葉に癒されます。

途中で北岳が見えるポイントもあります。

野呂川出合まで歩いて来てここからは北沢峠行のバスに乗り込み登山終了。乗客は私一人でした。

感想

yukimizake

仙丈ヶ岳から三峰岳がつながっていないので今回は最短コースで走破。
吹雪の為小仙丈岳からは一人ぽっちになり、少し不安もあったがこの程度は百戦錬磨。どうってことは無い。（内心は・・・・？）
三峰岳からの展望が実に素晴しかった。昨年の北岳〜塩見岳は雨で何も見えなかったので本当にラッキーでした。
両俣小屋では素泊まりなのに最大のサービスをして頂き感謝しています。
人間臭い親しみのできる小屋（主人）でした。両俣だけにまた行ってみたい小屋ですね。主人は星美和子さんと猫2匹。
人気の登山コースから外れているため、両俣の自然と小屋番の人柄にひかれた固定ファンが多いようです。
「居酒屋両俣小屋」は、また行ってみたい素朴な味のある小屋でした。