南アルプス 南部縦走(聖岳〜赤石岳〜悪沢岳)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 3,926m
- 下り
- 3,940m
コースタイム
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:50
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
南アルプス南部、聖・赤石・悪沢。どの名前もどっしりとした日本アルプスの盟主の風格を備える。
聖は光岳に数年前に行った折に雨で断念。今回再チャレンジとなる。
9/19畑薙ダムに車をとめ、バスで聖登山口に向う。12:20針葉樹林帯の尾根を行く。聖吊橋をスリルで渡ると急登となる。滝見台の岩場からは遥か下の聖沢に落ちる100mもあるかという滝、そしてその奥には聖が覗く。崩れた谷を巻き、一息登ると聖沢の穏やかな上流部。流れに遡ってさらに上流は聖平に向う。16:30聖平小屋着。今回は小屋泊まりだ。
9/20.今日は聖、赤石の2つの百名山に登頂し、さらにその向こうの荒川小屋を目指す12時間行程だ。朝5:20聖平を後にひと登りすると東の空は明るく、富士山の向こうから陽が指す。好天は約束されており、足も軽い。聖岳には途中1度休憩した後一気に高度を稼ぐ。岩壁に映る我々の影は聖山頂へと向う。7:10山頂。まさに360度の展望。西には中央アルプス、その向こうに北アルプス、妙高。遥か白山辺りも見えている。恵那山の影も大きい。南はこれから向う赤石が大きく聳え、東には富士山。その向こうには遥か伊豆半島が見渡せる。ひとしきりの展望のあと、百間洞の家を目指す。兎岳への下りは厳しくやせ尾根のトラバースとなる。思いがけず、兎岳への急登にあえぐ。9:00兎岳。思わず時間がかかってしまった。地図上ではそれほどではなく感じるが、中盛丸山の姿が異様に大きく感じる。気力を奮い立たせ中盛丸山を登り、百間洞の家へ。紅葉が進み、七竈の赤色が秋の深まりを感じさせる。百間洞で一休み。結構疲れた(11:15)。今日の行程は長く、再び気力を奮う。順調に高度を稼ぐと、広々とした百間平。北アルプスの雲ノ平を思い出させる。赤石がぐーんと迫る。平坦な尾根を空中散歩で行くと、いよいよ赤石への登りに差し掛かる。岩肌が豪快である。ざれた岩場を行き、14:30山頂着。今来た縦走路の向こうに聖岳は遠い。すでに秋の日差しは夕方を感じさせる。北は仙丈、甲斐駒が遠くにみえ、その前に堂々たる荒川三山が聳え立つ。明日ののぼりを思いやり、赤石を後に今日の宿泊地、荒川小屋に向う。17:00荒川小屋着。すでに山の影が大きく伸び、肌寒さを感じる中、小屋の外のテーブルで夕食。担ぎ上げたビールを冷やすもあまり進まない。小屋はぎゅうぎゅう。いびきがすごくほとんど眠れないので外にでると満点の星空。天の川も見える。これぞ縦走ならではの味わいだな。
9/21サワラ島発の最終バスが14:00のため、まだ薄暗いうちに出発。荒川中岳へのトラバース気味に登る巻き道を行く。稜線に出ると、ちょうど日の出。東の空は赤く染まり、富士山の北、雲海からご来光。赤い陽は、樹林の中に見える荒川小屋を照らす。いかにも南アルプスらしい光景。その山懐に抱かれていることを実感する。前方には重厚感あふれる悪沢岳が影を落とす。コルまで一気に下り、岩壁を登るといよいよ今回の最高峰、百名山の悪沢岳山頂だ(7:15)。朝早いのに山頂は人であふれかえる。真新しいザックの団体さん、まさに今日の登山ブームを実感する。山頂からは塩見が眼前に見える。これで南アルプスの主要峰はすべて登ったな。振り返ると、昨日の赤石、その陰に聖がのぞく。7:30、悪沢岳を後にいよいよ今回の山行もフィナーレだ。千枚岳の岩場を超えて、さわら島を目指す。長い下りの途中、清水平で最後のビールを飲干す。あとは一路サワラ島へ。
最後は滝で体を洗い、14:00のバスには悠々間にあった(13:00着)。まだまだ行けるな。
9/21サワラ島発の最終バスが14:00のため、まだ薄暗いうちに出発。荒川中岳へのトラバース気味に登る巻き道を行く。稜線に出ると、ちょうど日の出。東の空は赤く染まり、富士山の北、雲海からご来光。赤い陽は、樹林の中に見える荒川小屋を照らす。いかにも南アルプスらしい光景。その山懐に抱かれていることを実感する。前方には重厚感あふれる悪沢岳が影を落とす。コルまで一気に下り、岩壁を登るといよいよ今回の最高峰、百名山の悪沢岳山頂だ(7:15)。朝早いのに山頂は人であふれかえる。真新しいザックの団体さん、まさに今日の登山ブームを実感する。山頂からは塩見が眼前に見える。これで南アルプスの主要峰はすべて登ったな。振り返ると、昨日の赤石、その陰に聖がのぞく。7:30、悪沢岳を後にいよいよ今回の山行もフィナーレだ。千枚岳の岩場を超えて、さわら島を目指す。長い下りの途中、清水平で最後のビールを飲干す。あとは一路サワラ島へ。
最後は滝で体を洗い、14:00のバスには悠々間にあった(13:00着)。まだまだ行けるな。
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