ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 768159
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

和名倉山縦走 丹波から秩父湖へ

2015年11月21日(土) ~ 2015年11月22日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
28:10
距離
31.2km
登り
2,538m
下り
2,615m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:58
休憩
0:19
合計
6:17
距離 13.4km 登り 1,700m 下り 595m
9:47
38
10:25
10:26
60
11:26
11:38
41
12:19
12:20
72
13:32
13:34
28
14:02
14:04
37
14:41
14:42
82
16:04
2日目
山行
6:54
休憩
0:50
合計
7:44
距離 17.8km 登り 830m 下り 2,048m
6:11
7
6:18
6:19
12
6:37
6:38
32
7:10
7:11
18
7:29
7:38
17
7:55
7:56
48
8:44
8:45
23
9:26
9:27
13
10:07
75
11:22
11:35
7
11:42
11:44
98
13:53
13:54
1
13:55
ゴール地点
ルートはEtrex20のGPSデータです。
天候 1日目晴れ 2日目曇り 気温はこの時期にしては温かいほうでした。
過去天気図(気象庁) 2015年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き
地元草加始発出発で東武線→JR中央線・青梅線など5回乗換えで8:13に奥多摩に到着。奥多摩から丹波行きのバスに乗車。奥多摩は大混雑で鴨沢行きの増便が2本出てました。丹波に到着は9:40。

帰り
和名倉登山口の二瀬ダムから20分ほど歩き、秩父湖バス停へ13:50に到着。15:05までバスがなく待ち。三峰からはほぼ満員で何とか3名乗せてもらえましたが、次の停車駅からは満員通過、ギリギリセーフでした。
バスで16:20西武秩父駅へ、西武線→武蔵野線→東武線と乗り継ぎ帰宅。レッドアロー号は後2本先まで満席。
コース状況/
危険箇所等
●丹波→前飛龍・禿岩
バス停から右に行くと50mくらいで登山道の道標あります。途中フェンスをくぐって取り付き、サヲラ峠までは急坂をジグザグに登っていきます。サヲラ峠から熊倉の尾根歩きはなだらかで気持ちよいルートです。
前飛龍直下は急な岩稜帯なのでちょっと注意して歩きましょう。
前飛龍・禿岩は展望良好、休憩にもってこいのポイントです。

●禿岩→将監小屋
基本的に高度さが少ない笹原歩き。この時期だと左手枝越しに富士山を見ながら歩けます。
禿岩から10分くらいで水場あり。
またその他沢が数本あるので水は取れます。

◎将監小屋
テントスペースは段々になったスペース(写真参照)
テント場代1人1,000円。
水は豊富。
ビール350ml缶500円。
トイレはバイオで清潔。
富士山が見える。
結構好きな部類に入る小屋ですが、若干テント場代高いっす。

●将監小屋→西仙波→東仙波
山ノ神土からは笹原歩き。登山道が見えにくいので早朝朝露があるときは隠れた枝や岩でのすべり注意。
思いのほか踏み跡はしっかりしています。
西仙波〜東仙波の途中の尾根が岩稜帯で展望あります。
この辺はシャクナゲの木が多く6月ごろ一度来て見たいですね。
東・西両方道標ありました。

●東仙波→和名倉山
踏み跡は比較的わかり易いし、テープも貼ってあります。
途中平らなところがあり、テープ見落とすとルートはずす危険があるのでボーっと歩いちゃダメですね。
途中岩っぽいところから和名倉が一望できます。
和名倉分岐のちょっと前で水場の看板あり。水場は確認していません。近くは結構平坦でテント幕営できそうです。
和名倉山頂は鬱蒼とした山深い雰囲気で、360度苔むした樹林帯です。

●和名倉山→秩父湖
標高差約1500mとかなりハードな下りです。踏み跡も若干わかりづらく急坂で今回みたいにガスで濡れると厄介です。テープがかなり貼ってあるので、道はずさないようにテープをチェックしながら下りました。
道標は何箇所か設置されています。造林小屋跡、反射板などの道標もありました。
登山口の橋渡ってから秩父湖まで歩きますが、時間が合えば、自由乗降バスなので車道に出たらバス待ちもありかと思います。
奥多摩駅へ到着して急いでバス待ちへ。ホリデー快速が到着したら押し寄せる人人人。3連休大賑わいで、鴨沢行きは増発が2本出ていました。雲取人気ですね〜。
奥多摩駅へ到着して急いでバス待ちへ。ホリデー快速が到着したら押し寄せる人人人。3連休大賑わいで、鴨沢行きは増発が2本出ていました。雲取人気ですね〜。
予定より少し遅れで丹波に到着。電車だと取り付き時間が遅くなってしまうので、日の短い今の時期は結構厳しいルートです。
バス停にトイレ有ります。
予定より少し遅れで丹波に到着。電車だと取り付き時間が遅くなってしまうので、日の短い今の時期は結構厳しいルートです。
バス停にトイレ有ります。
バス停から右手に行くとサヲラ峠への道標があります。
バス停から右手に行くとサヲラ峠への道標があります。
フェンスで仕切られた登山口からスタート。
フェンスで仕切られた登山口からスタート。
登山口からは急坂を黙々と登り約30分コースタイムを縮めサヲラ峠に到着。
既に紅葉は終わっています。
登山口からは急坂を黙々と登り約30分コースタイムを縮めサヲラ峠に到着。
既に紅葉は終わっています。
サヲラ峠にある祠。
サヲラ峠にある祠。
サヲラ峠から紅葉の時期は木々の葉に隠れていた富士山が見えました。
2
サヲラ峠から紅葉の時期は木々の葉に隠れていた富士山が見えました。
葉が落ちたこの季節だと枝越しに景色が見えます。
飛龍の大きな山並みを前に熊倉へ向かいます。この尾根歩きがなかなか気持ちよいですね。
葉が落ちたこの季節だと枝越しに景色が見えます。
飛龍の大きな山並みを前に熊倉へ向かいます。この尾根歩きがなかなか気持ちよいですね。
熊倉山に到着。雲取は人が大勢歩いているでしょうが、飛龍への登山者はほんの数パーティーで静かな山歩きが楽しめます。
熊倉山に到着。雲取は人が大勢歩いているでしょうが、飛龍への登山者はほんの数パーティーで静かな山歩きが楽しめます。
熊倉からしばらく歩くとちょっとした岩稜帯の急坂が続きます。
これを越えると前飛龍へ。
熊倉からしばらく歩くとちょっとした岩稜帯の急坂が続きます。
これを越えると前飛龍へ。
以前は木についてた前飛龍の道標が下においてありました。
以前は木についてた前飛龍の道標が下においてありました。
前飛龍からは南面の展望が開けています。南アが綺麗に見えますね。
1
前飛龍からは南面の展望が開けています。南アが綺麗に見えますね。
前飛龍からの富士山。このルートは4度目ですがこれだけ綺麗に見えたのは初めてです。
3
前飛龍からの富士山。このルートは4度目ですがこれだけ綺麗に見えたのは初めてです。
しばらく歩くと奥多摩縦走路の飛龍権現神社に到着。
今回は時間がないので飛龍にはよらず。
しばらく歩くと奥多摩縦走路の飛龍権現神社に到着。
今回は時間がないので飛龍にはよらず。
飛龍権現からすぐにある禿岩。見晴らし最高に良いです。
山々の最も奥に富士山。
飛龍権現からすぐにある禿岩。見晴らし最高に良いです。
山々の最も奥に富士山。
富士山好きの私にはたまらない景色です。
3
富士山好きの私にはたまらない景色です。
そして北西のほうには明日目指す西仙波と東仙波、その奥にはなだらかな形をした和名倉山。
2
そして北西のほうには明日目指す西仙波と東仙波、その奥にはなだらかな形をした和名倉山。
禿岩から少し歩いたところの水場はコンコンと湧いてました。
奥多摩縦走する時には給水ポイントとしてチェックですね。
縦走路にある水場はありがたいです。
禿岩から少し歩いたところの水場はコンコンと湧いてました。
奥多摩縦走する時には給水ポイントとしてチェックですね。
縦走路にある水場はありがたいです。
飛龍から将監小屋への登山道は気持ちよい笹原歩き。
飛龍から将監小屋への登山道は気持ちよい笹原歩き。
将監小屋に到着。今回はテント泊です。
将監小屋に到着。今回はテント泊です。
将監小屋からはテント場からだと何とか富士山が見えるポイントあります。
将監小屋からはテント場からだと何とか富士山が見えるポイントあります。
テント場は段々になったスペースへ。今回は10張り以上ありましたね。奥多摩縦走する人や和名倉ピストン組も何パーティーかいた模様です。
1
テント場は段々になったスペースへ。今回は10張り以上ありましたね。奥多摩縦走する人や和名倉ピストン組も何パーティーかいた模様です。
トイレはバイオで清潔です。
トイレはバイオで清潔です。
将監小屋は水が豊富。水の心配がないのは嬉しいなー。
1
将監小屋は水が豊富。水の心配がないのは嬉しいなー。
今回の夕食は先輩が担いでくださった500gの冷凍豚肉とたっぷりの野菜で鍋。イヤー肉汁がたっぷり出て旨すぎでした。
1
今回の夕食は先輩が担いでくださった500gの冷凍豚肉とたっぷりの野菜で鍋。イヤー肉汁がたっぷり出て旨すぎでした。
そしてもう一人の先輩がコッヘルで炊いてくださった三合飯。
アルファ米とはダンチで旨い!まさか山でご飯を炊くって発想はなかった。これは次回からやらなければ!
そしてもう一人の先輩がコッヘルで炊いてくださった三合飯。
アルファ米とはダンチで旨い!まさか山でご飯を炊くって発想はなかった。これは次回からやらなければ!
2日目4時30分に起床。将監小屋の前で準備するもガスで視界が利かない。出発10分遅らせたが回復の見込みがなさそうなので6:10スタート。
1
2日目4時30分に起床。将監小屋の前で準備するもガスで視界が利かない。出発10分遅らせたが回復の見込みがなさそうなので6:10スタート。
小屋から急坂を登り将監峠。ここから左に入ります。
小屋から急坂を登り将監峠。ここから左に入ります。
山ノ神土の分岐。ここから白石山(和名倉)方面の右に入ります。
1
山ノ神土の分岐。ここから白石山(和名倉)方面の右に入ります。
稜線に出るまで、しばらくは濃い笹薮の中を歩きます。足元が見えづらいので注意。
1
稜線に出るまで、しばらくは濃い笹薮の中を歩きます。足元が見えづらいので注意。
稜線に出ました。ここからはそれほど笹の心配はありません。
西仙波に向かいます。
1
稜線に出ました。ここからはそれほど笹の心配はありません。
西仙波に向かいます。
西仙波到着。心配していた踏跡はしっかりしていました。
こちらはあまり展望が良くありません。
西仙波到着。心配していた踏跡はしっかりしていました。
こちらはあまり展望が良くありません。
西仙波から和名倉にかけては結構石楠花の木が多数ありました。
6月ごろなかなか素晴らしい景色なんじゃないかな。
西仙波から和名倉にかけては結構石楠花の木が多数ありました。
6月ごろなかなか素晴らしい景色なんじゃないかな。
シャクナゲが覆う登山道。
1
シャクナゲが覆う登山道。
東仙波に向かう一つ前にガレた岩っぽい尾根あり。
東仙波に向かう一つ前にガレた岩っぽい尾根あり。
そこに行くと和名倉が一番奥に見えました。
湿った空気のせいでガスっぽく、早朝は何も見えかなったのですが、少し回復してくれたおかげ。
3
そこに行くと和名倉が一番奥に見えました。
湿った空気のせいでガスっぽく、早朝は何も見えかなったのですが、少し回復してくれたおかげ。
東仙波に到着。北方面は展望ありません。
東仙波に到着。北方面は展望ありません。
南方面は笹原のため開けています。正面が歩いてきた西仙波。
天気が良ければ富士山が素晴らしいとのこと。
1
南方面は笹原のため開けています。正面が歩いてきた西仙波。
天気が良ければ富士山が素晴らしいとのこと。
東仙波から少し歩いたところの岩場で、和名倉山はまだまだ奥です。
東仙波から少し歩いたところの岩場で、和名倉山はまだまだ奥です。
東仙波から和名倉に行く途中。まさに最億の山深さの雰囲気。
踏み跡、テープがありますが、ボーっと歩いていると間違える可能性あり。
2
東仙波から和名倉に行く途中。まさに最億の山深さの雰囲気。
踏み跡、テープがありますが、ボーっと歩いていると間違える可能性あり。
東仙波から降ったあたりで平らなところがあります。この辺はテン場スペースにもなりそう。
東仙波から降ったあたりで平らなところがあります。この辺はテン場スペースにもなりそう。
川又分岐です。私たちは右に行きます。川又方面があるようですが、地図上には載ってません。
川又分岐です。私たちは右に行きます。川又方面があるようですが、地図上には載ってません。
山頂方面にしばらく歩くと少しなだかになっている場所にこんな道標が。水場矢印ありましたが、今回は確認せず。この辺もテント幕営にはよさそうな平な場所有。
1
山頂方面にしばらく歩くと少しなだかになっている場所にこんな道標が。水場矢印ありましたが、今回は確認せず。この辺もテント幕営にはよさそうな平な場所有。
和名倉分岐に到着。ちゃんと道標ありました。
和名倉分岐に到着。ちゃんと道標ありました。
雰囲気あるコケですね。
2
雰囲気あるコケですね。
分岐に荷物を置き軽身でピストン。90度曲がる場所には丁寧に道標がありました。
分岐に荷物を置き軽身でピストン。90度曲がる場所には丁寧に道標がありました。
山頂は展望ありませんが、ものすごい秘境感がある苔むしたところでした。うーん登った感があります!
1
山頂は展望ありませんが、ものすごい秘境感がある苔むしたところでした。うーん登った感があります!
周りは苔だらけで南ア深南部にも劣らない素晴らしいところでした。
周りは苔だらけで南ア深南部にも劣らない素晴らしいところでした。
分岐に30分で戻ってきて軽く携帯食を食べたら二瀬(秩父湖)へ出発。
分岐に30分で戻ってきて軽く携帯食を食べたら二瀬(秩父湖)へ出発。
分岐から出発して下り始め100mくらいがもう見事な苔の世界。
1
分岐から出発して下り始め100mくらいがもう見事な苔の世界。
ガスが強くなってきて苔むした景色がさらに幻想的でした。
2
ガスが強くなってきて苔むした景色がさらに幻想的でした。
展望は全くないんですが、この苔に覆われた景色は必見です。
1
展望は全くないんですが、この苔に覆われた景色は必見です。
しばらく歩くと注意があります。
スズタケで道迷いによる遭難に注意。
今回はガスが多く以外に踏み跡も不明瞭でした。スズタケは涸れていてそれほどでもないし、テープが随所にあるのですが、見逃すとあらぬ方向へ行ってしまいそうな登山道です。
しばらく歩くと注意があります。
スズタケで道迷いによる遭難に注意。
今回はガスが多く以外に踏み跡も不明瞭でした。スズタケは涸れていてそれほどでもないし、テープが随所にあるのですが、見逃すとあらぬ方向へ行ってしまいそうな登山道です。
造林小屋跡に到着。近くに水場あります。
造林小屋跡に到着。近くに水場あります。
造林小屋跡で一休み。ガスが一層濃くなってきました。
造林小屋跡で一休み。ガスが一層濃くなってきました。
造林小屋跡近くはレールや車輪などが残置されています。
造林小屋跡近くはレールや車輪などが残置されています。
反射板の道標。ここから90度曲がって尾根を一気にくだります。
反射板の道標。ここから90度曲がって尾根を一気にくだります。
ガスで濡れた登山道がなかなか急坂で神経使うくだりでした。
ガスで濡れた登山道がなかなか急坂で神経使うくだりでした。
ようやく秩父湖が見えてきたのですが、ここから針葉樹林帯の下りも結構長い。
ようやく秩父湖が見えてきたのですが、ここから針葉樹林帯の下りも結構長い。
秩父湖にかけられた橋を渡り下山。
秩父湖にかけられた橋を渡り下山。
振り返ると山頂がガスの中。降ってきたら曇りでした。
振り返ると山頂がガスの中。降ってきたら曇りでした。
秩父湖。
ダムの堰堤にかかる道路を渡りバス停へ。
ダムの堰堤にかかる道路を渡りバス停へ。
秩父湖のバス停に到着しました。
早くつきましたが、次のバスは3:05と1時間以上待たなければなりません。
秩父湖のバス停に到着しました。
早くつきましたが、次のバスは3:05と1時間以上待たなければなりません。
暇つぶしと思ったのですが、お店が全てシャッターでした。3連休なのにお休みなんて寂しい…。しょうがないので自販機でジュースを飲みます。
暇つぶしと思ったのですが、お店が全てシャッターでした。3連休なのにお休みなんて寂しい…。しょうがないので自販機でジュースを飲みます。
秩父湖バス停付近の紅葉は見ごろでした。
晴れていればきれいなんだけどね。
秩父湖バス停付近の紅葉は見ごろでした。
晴れていればきれいなんだけどね。
10分遅れてバス到着。でも超満員。ギリギリでかい荷物を持った3人入れてもらえました。これ逃したらさらに1時間待ちだったから良かったです。
1
10分遅れてバス到着。でも超満員。ギリギリでかい荷物を持った3人入れてもらえました。これ逃したらさらに1時間待ちだったから良かったです。
三峰駅で降りる人が多数いたためギリギリ入った自分たちは一旦降りました。秩父の駅なんだか最近アニメキャラ押しですね。かわいいんですが。
1
三峰駅で降りる人が多数いたためギリギリ入った自分たちは一旦降りました。秩父の駅なんだか最近アニメキャラ押しですね。かわいいんですが。
16:20ようやく秩父駅に到着。レッドアロー号は満席でしたが、快速がぴったりにあって滑り込みで乗車。座れたしラッキーでした。
16:20ようやく秩父駅に到着。レッドアロー号は満席でしたが、快速がぴったりにあって滑り込みで乗車。座れたしラッキーでした。

感想

先輩方と秩父の最奥にある和名倉山へ。当初は3連休フルに使った雲取から和名倉、そして秩父湖に縦走する予定でしたが、3日目の天気が悪くなりそうということで急遽1泊2日に変更。ただし、1泊2日だと入る場所が丹波となりバスの都合上出発が10時近くで日の入りが早いこの時期は、行動時間が限られます。
テント装備でコースタイムも縮めなければならずと、結構厳しいことは間違いなく若干心配ありましたが蓋を開ければ多少余裕を持って小屋に到着することが出来ました。

1日目
サヲラ尾根は今回4回目ですが、葉が落ちた登山道歩きは今回が初めて。雲取の縦走路と比べ格段に人も少なく、枝越しに見える景色はこの時期ならではで、落ち葉の絨毯を軽やかに歩けるこのルートは奥多摩でもなかなか秀逸なルートだと思った。
小飛龍までは急坂もあるが、権現から将監小屋までの笹原の登山道も遠くに鹿の鳴き声を聞きながら気持ちよく歩ける。

テント泊では先輩が作ってくれた鍋には冷凍した500gもの豚肉とたっぷりの野菜。まるで家にいるような食事に驚き、生米からコッフェルで炊いたご飯は焦げが一箇所もない見事な炊き上がり。塩だけでご飯が食べれる位旨く、お酒を飲みながらの夕食が楽しかった、テント泊最高。

2日目
出発時はあいにくのガスだったが、標高2,000m付近の西仙波から和名倉にかけては、ちょうどガスが降りてくれたので若干の展望が利いた。和名倉は以前、県岳連の遭難対策講習に自費で参加したときに道迷いが多く埼玉の最後の秘境と言っていたが、南側(将監峠から)は踏み跡も思いのほかしっかりしていたのでほぼ迷うこともないだろう。
山頂から北側(秩父方面)にかけては苔むした世界が広がり秘境という言葉がふさわしいような山の姿。これを見れただけでも和名倉に登ってきた甲斐があったものだ。ただし、秩父への下りは標高差1500m近くあり、かなり急坂。踏み跡が薄く10m間隔くらいで貼ってあるテープをしっかり確認しながらでないと道迷いしそうな箇所も随所にある慎重さが必要なルートだ。無事下山してホッとしたがバス停近くのお店が全て閉まっていて、ビールが飲めないのと風呂に入らなかったのがちょっと残念。

久しぶりに山深い良い山に登ったなと満足できました。今回は展望が悪かったので、来年以降晴天の時に再チャレンジしようと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1648人

コメント

面白いルートですね
YAMA555さん、こんばんは。
相変わらずのペースで歩かれているようで、楽しく読ませてもらってます。
それにしても毎回様々なルートを歩かれてますが、私にはとても思いつかない( ゚Д゚)
どのようにコースを決めているのでしょうか!!?
雲取山は11月末でもまだまだ人気なんですね。
このルート付近では三条の湯にいつか行ってみたいと思っています。
 
2015/12/3 23:50
和名倉は面白いです
ya_saさんこんばんは。
一昨年から配属が変わってから仕事が大分楽になったので、その分山登れるようになってますよ。もう少し抑えたいのですが、まー無理していかないこともないし、行ける時に行こうかと。
和名倉は奥多摩の中でも一番深い山ですね。いつか行こうと思っていましたが、ようやう歩くことができました。このルートは山深さをたっぷり堪能できる良いルートです。車のピストンと違い公共交通手段だと時間調べるのが大変なのが慣れないですが、少しずつ公共交通手段も使えるように山と高原地図と時刻表をにらめっこしています。それも楽しくなってきました。

三条の湯は私もお風呂入りに行ってみたいです。やっぱりこれからの積雪期か唐松紅葉がキレイな秋に雲取山行く時使ってみたいなー。
2015/12/4 21:27
初めまして!
和名倉山登山を計画しててレコを覗いてたらYAMA555さんが草加の方だとわかってフォローさせていただきました!
わたしも地元が草加なので親近感がわきまして(^^)
また新しいレコ楽しみにしてます!
2016/4/18 11:45
Re: 初めまして!
こんばんはmatako0530さん
草加の方からのコメント嬉しいですね〜。和名倉は奥秩父でも山深いとても良い山ですが、なかなかしんどい山ですのでお気をつけて!
レコ少し拝見しました。山の手百名山なるもの初めて知りました。日本百名山が終わったら次の目標にしようかしら。飛鳥山、昨年花見で登ってきました。
2016/4/19 0:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら