笠ヶ岳 奥飛騨の名峰(笠新道〜抜戸岳〜クリヤ谷)
- GPS
- 31:00
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
新穂高温泉蒲田川無料駐車場 -(10分)- 新穂高温泉バスターミナル(新穂高登山指導センター) -(1時間)- 笠新道入口(水場) -(2時間30分)- 標高2000mの草付 -(2時間10分)- 杓子平 -(1時間30分)- 抜戸岳(2,812m) -(1時間10分)- 笠岳山荘
【2日目】5時間35分(笠ヶ岳山荘 - 新穂高の湯)
笠岳山荘 -(20分)- 笠ケ岳 -(1時間40分)- 雷鳥岩 -(40分)- 水場 -(1時間)- 錫杖沢出合 -(1時間20分)- 槍見館 -(10分)- 新穂高の湯 -(25分)- 新穂高温泉
天候 | 晴れ のち 時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【高山方面】JR東海高山本線の高山駅-(濃飛バス)-平湯温泉-新穂高温泉:登山口 【松本方面】松本電鉄上高地線-新島々駅-(松本電鉄バス)-平湯温泉-(濃飛バス)-新穂高温泉:登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・クリヤ谷の下山コースは、増水時通行困難となる場合があるため、状況により笠新道で下山する。 ・新穂高温泉のバス停には、無料の『アルペン浴場(源泉かけ流し)http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Gifu04.htm 』がある。 その南の中尾温泉口のバス停北の蒲田川の河原には、『新穂高の湯』の露天風呂がある。(料金は寸志 http://www.hikyou.jp/gifu/sinhodaka/sinhodaka/sinhodaka.html ) *新穂高温泉HP http://shinhotaka.com/ *高山市観光情報HP http://www.hida.jp/index.html *新穂高岳ロープウェイHP http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html *笠ヶ岳山荘のライブカメラ http://kasagatake.com/live.html *新穂高口のライブカメラ http://www.okuhi.jp/Rop/livecamera/index.html *奥飛騨温泉郷の北アルプス情報:http://www.okuhida.or.jp/nature/ *奥飛騨温泉郷の観光施設:http://www.okuhida.or.jp/institution/ ・岐阜県警察・北アルプス登山情報(登山届):http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s18885/alps/index.htm |
写真
感想
・コースガイド風のコメント
笠ヶ岳は、飛騨山脈の主稜線から西に外れた稜線の独特な笠形の山容をもつ奥飛騨の名峰である。笠ヶ岳への最短コースは、急登で有名な笠新道。上り:笠新道、下り:クリヤ谷の周遊のコースを紹介。(1泊2日:中級向け)
【1日目】8時間30分(新穂高温泉 - 笠ヶ岳山荘)
マイカーの場合は、蒲田川の左岸の無料駐車場から遊歩道を進む。
バスターミナルの北側に、登山届を提出する案内所(新穂高登山指導センター)がある。http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/yama/CK2010081302000175.html またバス停留所の横には、無料の温泉施設のアルペン浴場がある。http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Gifu04.htm
蒲田川の橋を渡ると、無料の足湯がある。車道を進んでいくと、ゲートがあり、左俣林道の砂利道を1時間程進んでいくと、笠新道の取付がある。ホースで沢からの水が導水してある。林道の10分先には、わさび平小屋(収容60人、テント30張り、http://www.sugorokugoya.com/wasabi/shokai/wasabi_shokai.html )があり、その先は、鏡平、双六小屋方面の小池新道への道となる。ここから、標高差1,100m程の急登が杓子平まで続く。前半はブナの原生林で、後半はダケカンバと高山植物が見られる。稜線からは槍ヶ岳・穂高岳が見られる。
杓子平は、休憩に適した好展望のお花畑になっている。
笠ヶ岳の斜面には、シナノキンバイなどのお花畑になっていて、右側には抜戸岳が見られる。
お花畑のハイマツ帯をトラバースした後に、抜戸岳への尾根道を進む。以前は、お花畑の中の雪渓を横切るルートであったが、抜戸岳へ向かう笠ヶ岳へは遠回りとなる稜線ルートに変更された。ハイマツ帯の岩が積み重なった抜戸岳(2,812.8m)山頂からは、360度の展望が得られる。
抜戸岳からさらに北側の稜線を秩父岩あたりまで進むと、笠ヶ岳の幅広い裾野を見ることができる。
また、薬師岳や剱岳・立山を遠望することができる。
抜戸岳から笠ヶ岳に向かう稜線はハイマツ帯で、雷鳥を見かけることがある。抜戸岩の先からは、間近に笠ヶ岳に見られる。
急坂を少し登ると平坦なキャンプ指定地がある。東斜面に雪渓が残る場合には、雪解けの水場が利用できる。岩塊の坂道を登って行くと、笠ヶ岳山荘がある(収容100人、テント25張り、 http://kasagatake.com/ )その日のうちに、笠ヶ岳山頂まで往復しても良い。石屑の急坂を登っていくと、小さな祠があり、その先にはケルンが並ぶ山頂がある。
【2日目】5時間35分(笠ヶ岳山荘 - 新穂高の湯)
笠ヶ岳山荘から、笠ヶ岳山頂へ向かう。山頂(2,897.8m)は遮るものがない、360度の好展望が得られる。霞沢岳の上には南アルプス全山。甲斐駒ヶ岳の左上には富士山、焼岳の上には中央アルプス、南には乗鞍岳・御嶽山、西には白山が見られる。
また、笠ヶ岳山頂からはご来光が望める。シュミレーションによれば、5/3と8/11頃に、槍の穂先から日が昇るダイヤモンド槍が見られる。3枚の写真は、異なる年の一期一会のご来光写真。
山頂からは、岩屑の急坂の稜線を下る。雷鳥が生息するハイマツ帯を通り雷鳥岩に達し、そのすぐ先でクリヤの頭の西側を巻く。ダケカンバなどの急斜面をジグザクに下って行くと、小さな沢の水場がある。やがてクリヤ谷に沿った道となり、ブナ林の中を進むと、錫杖沢出合がある。錫杖岳へのバリエーションルートがある。途中で、錫杖岳の絶壁を樹間から望むことができる。
クリヤ谷を数回渡り、登山道の終点の槍見温泉へ到着する。中尾高原口のバス停のすぐ北にの蒲田川の右岸の河原には、ジャンボプールのような大きな新穂高の湯の露天風呂( http://www.hikyou.jp/gifu/sinhodaka/sinhodaka/sinhodaka.html )がある。
【参考情報】ダイヤモンド槍ヶ岳はいつ? 013 邦岳HOT100 笠ヶ岳
ヤマレコの笠ヶ岳の山行記録分析:http://www.yamareco.com/modules/diary/6266-detail-8041
【参考図書】
・『ヤマケイ アルペンガイド 上高地・槍・穂高』山と渓谷社、ISBN 4-635-01319-7
・『山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地2010』昭文社、ISBN 978-4-398-75717-3 http://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/001016000098/order/
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