槍ヶ岳(飛騨沢〜大喰岳-中岳-南岳新道)


- GPS
- 33:35
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 2,560m
- 下り
- 2,549m
コースタイム
【1日目】歩行時間9時間30分/登山口:P新穂高温泉(無料駐車場)-新穂高ロープウェイ-右俣林道ゲート-穂高平避難小屋-(2時間)-白出小屋(白出沢:奥穂高岳方面分岐)-(1時間30分)-滝谷出合(滝谷避難小屋)-(1時間)-△槍平小屋[水]-(2時間30分)-千丈沢乗越分岐-(2時間30分)-△槍ヶ岳山荘
【2日目】歩行時間10時間15分/槍ヶ岳山荘-(35分)-▲槍ヶ岳3,180m-(25分)-大喰岳-中岳-(2時間30分)-(天狗原分岐)-南岳-(30分)-(△南岳小屋+大キレット展望台)-(南岳新道)-(2時間45分)-△槍平小屋-(1時間)-滝谷分岐-(1時間)-白出沢分岐-(1時間30分)-P新穂高温泉
天候 | 曇り 夜小雪 翌日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【高山方面】JR東海高山本線の高山駅-(濃飛バス)-平湯温泉-新穂高温泉:登山口 【松本方面】松本電鉄上高地線-新島々駅-(松本電鉄バス)-平湯温泉-(濃飛バス)-新穂高温泉:登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*林道歩きが長いため健脚向きのコース。(槍平小屋・槍ヶ岳山荘・南岳小屋の3泊4日のゆったりプランとすることもできる。) *白出沢と滝谷の渡渉点は、増水時注意が必要。 *南岳新道は、急勾配が連続する。上りより、下り利用が適する。 ★ヤマレコの山のデータ(槍ヶ岳) http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/mtinfo.php?mtid=68 ★山行記録一覧(槍ヶ岳) http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/yamarec.php?mtid=68 ★山行記録一覧(南岳) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/search_record.php?place=%C6%EE%B3%D9&start_y=0&start_m=0&end_y=0&end_m=0&genre=0&area=506&isctime=0&iscstate=0&isimp=0&isphoto=0&uname=&club=0&request=1&submit=%B8%A1%BA%F7 ★山行記録 北アルプス大縦走 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-64007.html *新穂高温泉のバス停には、無料の『アルペン浴場(源泉かけ流し)』がある。その南の中尾温泉口のバス停北の蒲田川の河原には、『新穂高の湯』の露天風呂がある。(料金は寸志) *新穂高温泉HP http://shinhotaka.com/ *高山市観光情報HP http://www.hida.jp/index.html *新穂高岳ロープウェイHP http://www.okuhi.jp/Rop/FRTop.html *新穂高口のライブカメラ http://www.okuhi.jp/Rop/livecamera/index.html |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
詳細は以下を参照 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0d/Huts_Hotakataira_2003-10-4.jpg
詳細は以下を参照 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/52/Yaridairagoya_2003-10-4.jpg
詳細は以下を参照 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6e/Yarigatakesansou_2003_10_05.jpg
関連資料は以下を参照 http://www.yamareco.com/modules/diary/6266-detail-7363
関連資料は以下を参照 http://www.yamareco.com/modules/diary/6266-detail-7235
感想
槍ヶ岳は、北アルプス南部の中心に位置し、どこから眺めても目立つその鋭い穂先は、北アルプスのスカイツリー。(標高3,180m、日本で5番目に高い山、奥穂高岳は、3,190mで3番目)
登山を始めた人ならば、誰もが登ってみたいと思う憧れの山。槍ヶ岳へは、上高地側の槍沢からの入山者が最も多いと思われる。
岐阜県の新穂高温泉の登山口は、奥飛騨温泉郷となっており、下山時には、露天風呂や温泉施設で疲れを癒やすことができる。
【1日目】 新穂高温泉 - 飛騨沢 - 槍ヶ岳山荘:歩行時間9時間30分
登山口の新穂高温泉を早朝にスタートするのがよい。
バスターミナルの北側に、登山届を提出する案内所(新穂高登山指導センター:http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/yama/CK2010081302000175.html )がある。
車道をしばらく登っていくと、新穂高ロープウェイの最初の駅がある。
その先から、砂利道の長い右俣林道歩きが続く。
一時間程で、最初の休憩ポイントの穂高平避難小屋に到着する。この手前には、林道をショートカットする近道がある。 一時間程で、白出沢分岐があり、林道終点の先からが、登山道となる。さらに、一時間半程で滝谷出合。[[img:e331ef586a8a152d35637f6db65ccd41,5af6d169aad5c542e44b64cc725596ce|max=310]]
さらに一時間ほどで、槍平小屋(収容人数80人)へ到着する。水場とキャンプ指定地(50張)がある。ここで、早い昼食としてもよい。出発が遅い場合は、ここで一泊してもよい。(2泊3日)
△槍平小屋のHP http://www15.ocn.ne.jp/~yari-d/
小屋から1時間程先には、最終水場がある。(槍平小屋で要確認)
飛騨沢のルートの上部へ行くにつれて、次第に勾配が急になり、つづら折りの岩の上のルートを登っていくと、稜線上のコルの飛騨乗越(標高3,010m)に到着する。ここまでは、危険箇所は少ない。しばらく急な稜線を北へ進むと槍ヶ岳山荘(標高3,080m)へ到着する。
槍ヶ岳山荘は、収容人数650人と、北アルプス南部で最高クラスの収容人数である。夏季には、診療所が開設されている。別館の喫茶店風のキッチン槍では、焼き立てパンなどの軽食が利用できる。またこの小屋には、ライブカメラが設置されており、一時間毎に画像更新されている。(槍ヶ岳山荘HP参照:http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/ )
△テント泊の場合、受付を行うと番号札のプレートが渡され、指定した場所に設営することとなり、翌朝そのプレートを返却するシステムとなっている。収容能力は30張で、満杯の場合には、槍沢を下った殺生ヒュッテ(50張)のキャンプ指定地の利用可。
天気が良ければ、この日のうちに、空身で山頂を往復しても良い。翌朝のご来光もお勧め。
【2日目】槍ヶ岳 - 南岳 - 槍平小屋 - 新穂高温泉:歩行時間10時間15分
翌朝、ヘッドランプをつけて、空身で山頂へ向かう。この区間は、今回のルートの最大の難所。白いペイントマークでルートを確認しながら、三点支持確保を基本に、慎重に進む。多くの区間で上りと下りが一方通行に仕分けられている。山頂直下には、並行に長い垂直な鉄のハシゴが取り付けられている。シーズン最盛期には、この山頂部で渋滞することもある。
狭い山頂には、小さな祠があり、そこからは、ピラミダルな北鎌独標が見られる。山頂には、三角点が設定されていたが、現在は『亡失』状態となって、基準点の役目を果たしていない。
★Google画像 槍ヶ岳の山頂の展望: http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%E6%A7%8D%E3%83%B6%E5%B2%B3%E3%80%80%E5%B1%B1%E9%A0%82%E3%80%80%E5%B1%95%E6%9C%9B&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
ゴールデンウィークの山頂からの展望(年によって残雪量が異なる)夏の山頂からの展望
槍ヶ岳山荘へ戻り、南岳方面への稜線歩きを始める。(展望が良く、快適な稜線歩き)大喰岳からは、槍ヶ岳山荘の上に立山方面が望める。
次のピークの中岳へ、砂礫岩の登山道をペイントに沿って進む。
中岳からの下りは、一部ルートの変更が行われた。下った東側の斜面に雪渓が残っている場合には、雪解け水の流水があり、冷たい水を入手できる場合がある。
この先には、槍沢の天狗原への分岐がある。マイカーでない場合は、南岳へ行った後に、ここまで戻り、上高地へ下山することもできる。(途中の天狗原の天狗池では、逆さ槍を見られることがある。)
その後、南岳のピークに到着する。途中からは、天狗原や槍沢を眼下に望むことができる。
そのすぐ南には南岳小屋(収容人数80人)がある。(キャンプ指定地あり(30〜40張))
△南岳小屋のHP: http://www.mcci.or.jp/www/minamidake/
南岳小屋のすぐ南には大キレットの展望台がある。ゆったり登山をするために、南岳小屋でもう一泊しても良い。大キレットの夕景が望める。
南岳小屋方面へ戻り、西側の南岳新道へ進む。急勾配の下りが連続する。危険な箇所には、ハシゴや鎖が設置されている。途中で、槍平小屋や奥穂高岳方面(ジャンダルム)の展望がある。
槍平に到着し休憩後、来た道を新穂高温泉まで下る。標高差は少ないが、距離が長く、きついかも?
新穂高温泉の登山口には、無料のアルペン浴場や、その南側の蒲田川の河原には、露天風呂などがあり、疲れを癒やすことができる。
☆アルペン浴場のGoogle画像
http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&tbs=isch%3A1&sa=1&q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%B3%E6%B5%B4%E5%A0%B4&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
☆新穂高の湯のGoogle画像 http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP366JP367&q=%E6%96%B0%E7%A9%82%E9%AB%98%E3%81%AE%E6%B9%AF&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=_URNTJjBE4vevQOcq4W8Cg&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CEAQsAQwAw
★ヤマレコの槍ヶ岳の山行記録分析(日記にて分析結果を公開:http://www.yamareco.com/modules/diary/6266-detail-7235 )
★岐阜県の山人気ランキング (日記にて分析結果を公開:http://www.yamareco.com/modules/diary/6266-detail-7363 )
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