鋸岳-甲斐駒ヶ岳を目指して何故か仙丈ヶ岳?
- GPS
- 14:27
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,244m
- 下り
- 2,231m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無理に通っても、戸台の河原の駐車場に行く道が鋭角に戻る方向になる為、車が回せない。登山地図だと戸台大橋の近くからも駐車場に抜けれそうだが、ゲートが途中で閉まっていて通れない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<戸台の駐車場から丹渓山荘> 最初は左岸を車でも通れそうな道を進む。最初の堤防から河原になる。基本的には左岸を進むが、所々で川を渡る必要が有る(当然それまでの雨量で異なるはず)。 左岸に廃屋が有るが猿の巣窟になっており、2、30匹は住んでいそう。 白岩の堤の少し手前から左岸にまた林道の様な道が有るのでそれを歩く。暫く進むと第二の堤が有る。この少し手前で横からの支流で道が分断されている。この支流をほんの少しだけ下って直ぐに横切る。夜陰だと判りづらい。そのまま支流沿いに堤の下に出ると道は無い。 この堤を越えると広い河原になる。これから先は川の右岸沿いに歩く。赤いテープと小さな石を積んだ目印(ケルンと言えない位)を探しながら上流を目指す。 テープは右岸の河原沿いとその横の林にも時々有る。 角兵衛沢の案内版は河原沿いに有るので、林を歩いていると判らない。林から河原に出るテープを見失わない事。特に夜陰でランプの灯りでは見失い易い。 熊ノ穴沢の案内版は林の道に有る。河原を歩いていると分岐を見過ごす。河原にも対岸を指す赤ペンキが有るが夜陰だと見過ごしやすい。 <丹渓山荘から南アルプス林道> 河原から左に登る道標が有り、5m 程登ると廃屋になった丹渓山荘に出る。先ほどの河原に戻り、対岸を見ると赤いテープが見えるので、川を渡ってそのテープ沿いに進む。林に入る所で道標が有る(何故がハングル文字も書かれている)。道は通る人がさもいないと思われる、細くて急なジグザグのトラバースが林道まで続く。 ちなみに丹渓山荘そばから6合目小屋に登る道は、進入禁止の表示が途中に有ったが、入り口は行きも帰りも見つけられなかった。 <南アルプス林道から丹渓新道で仙丈ヶ岳> 先ほどでは無いが、細くて急な道がずっと続く。途中から鋸岳や甲斐駒ケ岳が木間の上に見えて来る。稜線に出ると景色は一挙に広がる。少し傾斜が緩やかになり、仙丈ヶ岳も見えて来る。北沢峠との分岐に着くと仙丈小屋もはっきり見える。ここから小屋までは、紅葉した木々を見ながら45分程の登り。小屋から先は40分程で仙丈ヶ岳の山頂に着く。 <仙丈ヶ岳から小仙丈ヶ岳経由で北沢峠> 仙丈小屋を周りこむ様に下って行くが、途中で幾つか小ピークが有り、何度か騙されてやっと小仙丈ヶ岳に着く。この間は見晴らしが良い稜線歩きなので気持ちは良い。そこから暫く下ると樹林帯に入り、馬ノ背ヒュッテと北沢峠との分岐に着く。さらに見晴らしの無い樹林帯をひたすら下ると北沢峠に着く。 <北沢峠から戸台> 林道を暫く下ると、左手に大平山荘近道のサインが有り、そこから登山道に入る。大平山荘でまた林道にぶつかるがそのまま横切って登山道を進む。2009年の地図には載っていないが、新しい林道が工事中でこの後も3回横切る。3回目を横切ってからまだ暫くは緩い山道を進むが、段々傾斜が急になり、ジグザグにした細い登山道になる。あまり通る人がいないのか、倒木が道を塞いでいたりする。丹渓山荘までは意外に遠く感じられる。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
戸台からの南アルプスのルートはまだ行った事が無く、去年riekoさんの鋸岳のレコを見て登りたかった、鋸岳から甲斐駒ケ岳へのルートに挑戦する事にしました。ほんとは去年挑戦する予定だったのですが、山沿いは雪の予報で、甘利山-千頭星山-大ナジカ峠-薬師ヶ岳-青木鉱泉-甘利山に変更したのです。
今回は去年より1カ月早いし、満を持しての計画だったのですが。。。ケチのつけ始めは、ナビを距離優先にして入笠山ルートにした事。入笠山までは良かったがその先は未舗装の山道に、さらに十字路をナビどおりに右に曲がると直ぐにゲートが有り、門が閉じていました。何とかUターンして、十字路に戻りそのまま直進すると、暫く舗装道路になりましたが直ぐに悪路になってまた別のゲートで通行止め  ̄▽ ̄;)!!ガーン
何とか車をUターンして、夜中に誰もいない山道でナビ君と相談。自動だとすごい遠回りで何時に着けるか判りません。
取りあえず入笠山に戻り、それから距離優先で再度挑戦。暫くは舗装道路だったのですが、またもダートでゲートが閉じられていました。舗装道路に戻ってナビを無視してそのまま進むと、牧場で行き止まりです。もう一度ゲートに戻って下りてみると、戸台に行く人はゲートを開けて通り、またゲートを閉めていって下さいと書かれていました。とにかくこれで戸台に着けそうです。ゲートを抜けてからはひたすらダートの悪路を進みます(我が家のラフェスタ君は可哀想)。
道には鹿が大勢かっぽし、落石注意の個所は石が沢山有り、それらをよけながらやっと戸台に着けました。しかし河原への道はとても曲がれません。そのまま進んで戸台大橋の手前でUターン、でも距離優先のナビ君は、今度は直ぐに右折する道を指します。その道を行くとまたゲートが閉じて行き止まり。その横に道らしいのが有ったので右に行くと河原の近くに出たのですが、どうも地図の駐車場とは違っていました。
そこでまた引き返して、さらにもう一度道を間違えて駐車場に着いたのは23時40分。最初から自動の道を進んでいれば22時には着けたはずなのに(´_`。)グスン 登山届を書いて、2時30分にアラームをセットして24時に就寝しました。
3時に出発だと彼岸を過ぎたのでなかなか夜はあけません。ここは初めての河原なので、夜陰をヘッドランプを頼りに歩くと、流石にたびたび道をロスしました。とにかく上流に行けば良いと気軽に考えて進みました。途中の左岸に光る眼の大群に遭遇しました。その時は鹿だと思いましたが、どうも猿だった様です。近づかなくって正解でした(;^_^A
なかなか角兵衛沢の分岐に着かないなと思っていると、何と丹渓山荘のサインが  ̄▽ ̄;)!!ガーン
河原からほんの少しその方角に登ると確かに丹渓山荘でした。角兵衛沢どころか、熊ノ穴沢の分岐も見過ごしていたのです。引き返すと時間が足りないし、6合小屋への分岐も見つけられない。今さら北沢峠にこのまま進んで甲斐駒ケ岳に登る気もしません。ここから仙丈ヶ岳に登るルートも、その内行く予定だったので、急遽そちらに変更しました。夏の槍ヶ岳と同様に、またまた登山届とは全く違うコースになってしまいました。
仙丈ヶ岳に失意の内に急な道を登って行くと、途中から最初に予定していた鋸岳と甲斐駒ケ岳がその威容を見せてきました。来年こそはと誓いを立てて登ります。
しかし相変わらず登りは遅く、仙丈ヶ岳にはやっと12時前に到着です。ここも最後に登ったのは20年以上前なので、途中からは新鮮な気持ちで楽しくなって来ました。
北沢峠に2時頃に着けたので、次回の為に角兵衛沢の分岐を確認しようと思って、戸台まで歩いて戻る事にしました。丁度臨時のバスが出る所で、それに乗ればずっと早く帰る事が出来たのですがしかたが有りません。
丹渓山荘までは思ったより時間がかかり少し焦りましたが、日中に歩くと同じ道とは思えない程、目印の赤いリボンが良く判り、どちらの分岐も直ぐに見つけられました。最後に猿の大群には少し驚きましたが、無事で帰りつけて何よりでした。
ちなみに帰りはナビで自動ではやっぱり遠いので、一般道優先で諏訪に行く国道を進み、途中から自動に変えて諏訪ICから中央高速にのりました。しかし結論はやっぱり自動の伊那から高速にのるのがベストの様です。
Futaroさん、お疲れさまでした
深夜のゲートの迷路、猿大群、伊那までの長距離運転と大変な山行でしたね。Futaroさんのコースは他の方とは違う、独創的なので、いろいろこのあたりでもついていないことも多いのかもしれませんね、大変お疲れ様でした。
予定外でも、カールも甲斐駒も素晴らしく、紅葉もいい感じに伝わってきます
次回はトラブルない山行になるといいですね
Futaroさん、こんばんは。
仙丈ヶ岳お疲れ様でした。
タイトル見てアレ?と思いましたがこちらからで、
こんなアクシデント付きしたか
鋸岳-甲斐駒ヶ岳の日帰りは凄いですね。
景色 はshira-gaさんも仰っていますが、
青空と紅葉の感じが良いです。
shira-gaさん今晩は。
いやー戸台に着くまでにこれだけ迷ったのは僕くらいのもんでしょうか 真っ暗な山中に迷い込んでゲートの行き止まりに3度遭遇したのには笑ってしまいました。鹿を避けながらの悪路の運転、実はプチ冒険で楽しかったです。音楽も丁度ジブリの映画音楽をポップ調に変えたのがかかっていてわくわくでした。
ただ戸台に着いてから、駐車場までさらに2度迷ったのと、鋸岳への分岐を2つ共見過ごしたのにはヘコみました。まあ予定外の紅葉が見れて良かったですが
ちなみに昨日は町内会の運動会に出て筋肉痛です(;^_^A
kankotoさん、今晩は。
鋸岳-甲斐駒ヶ岳の日帰り、行けたら良かったのですが計画倒れですから少しも凄く無いです。
shira-gaさんやkankotoさんのスピードが有れば、もう少し遅く出発できるので、分岐をミスる事も無かったのですが。。。
でも何はともあれ、天気が良かったのでそれなりに満足です。今年は計画通りに歩けたのは今だ1回だけなので、次回こそは達成したいですね。
Futaro さん こんにちは! ご無沙汰しております。
お久しぶり、しかも こんなに遅いコメントですみません。
いや〜それにしても今回、たどり着くまで大変でしたね
それでも、めげずに根性出しましたね 流石です
何回も読み返して堪能させていただきました! とても参考になります。
猿の大群 ホントにご無事で何よりです。
近づいていたら大変なことになっていたかもです。
そんなこともあるのだなと勉強になりました。
いつもながら素晴らしい 撮影ですね
やっぱ Futaro さんの腕がいいんでしょうね
鋸岳-甲斐駒ヶ岳を目指して何故か仙丈ヶ岳?
ケースバイケースでこれだけ対応してしまうとは、素晴らしいです
junoさん、今晩は。
こちらこそ、お久しぶりです。最近はおくさんも一緒に登ってくれる様で、快調に登山していますね。9月に3回は良いペースです。
サルは確かにちょっと怖かったです。空き家があんな大群の住処になっていたとは。光る目には近づかない事ですね。
登山コースが計画とずれるのはほんとは良くない事だと分かっているのですが(登山届けを出す意味が無い)、元々が風来坊だったので、旅の途中に山が含まれるだけだったのでコースが変わる事を気にしないですね
ただその当時は日帰りというのは無いですからね。。。何日かかってもかまわない装備と食料を持っていたので、状況が違うのでスタイルも変えないといけないのですが。
Futaroさん、こんばんは。
頂きましたコメントの意味がようやく分かりました
「道を間違えた」とは、角兵衛沢の分岐を間違えたということだったのですね。
でも、丹渓新道から仙丈ヶ岳のルートとても渋い感じで良いと思いました
bikihanakoもまだ歩いたことがないルートなので、地蔵尾根と結んで、
いつかはチャレンジしてみたいコースです
bikihanako
bikihanakoさん、今晩は。
そうなんです。全く間違えまして。。。ちょっと情けないですよね でもまあレコに書いた様に、その内歩こうと思っていたルートの一つだったので、まあこんな事もあるという事で
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する