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Yamareco

記録ID: 83992
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ハイキング
奥多摩・高尾

ウトウノ頭〜酉谷山

2010年10月23日(土) ~ 2010年10月24日(日)
 - 拍手
GPS
26:13
距離
20.6km
登り
1,743m
下り
1,730m

コースタイム

10/23) 8:00日原鍾乳洞(龍岩入口)-10:05すず坂ノ丸-10:40ウトウノ頭-11:54タワ尾根ノ頭-12:56酉谷避難小屋14:00-14:18酉谷山頂-14:50日向谷ノ頭-15:17酉谷避難小屋
10/24) 7:08酉谷避難小屋-旧酉谷小屋-8:10三叉-8:42道終点広場-10:13日原鍾乳洞
天候 10/23 曇り時々晴れ&ガス
10/24 曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東日原BS-日原鍾乳洞前の龍岩入口
コース状況/
危険箇所等
水場;酉谷避難小屋、小川谷の沢沿い

◇日原鍾乳洞〜人形山
龍岩の下の階段(金袋山のミズナラの入口と書かれてある)を暫く登ると「ここから激登り、ガンバレ」の標識があり、ここから大きなS字の道を登って行く。
一石岩で尾根に乗りここからは緩やかな登りとなりミズナラの巨木に着く

◇人形山〜ウトウノ頭
尾根沿いの登りなのでそれほど急坂は無いものの、草や落ち葉で所々踏み跡が無くなったり、怪しくなったりで判りづらいが、とにかく尾根伝いに登れば良いので迷うことはない。
ウトウノ頭の山頂は展望なし。 山頂には八木さんが作った焼き物の名板が掛けられている。(次の日この名板を酉谷小屋でまた見ることに・・・)

◇ウトウノ頭〜タワ尾根の頭(長沢背稜)
ウトウの頭の醍醐味はここからで、いきなり大きな岩や崖下りでクビレまでは左の急坂を巻いて降りた。巻かないで岩の崖を降りるのはとても無理そうで右側を巻く踏み跡らしきものもあったがかなり厳しい(多分行けそうも無い)。このクビレからは緩い登りとなりモノレールのレール沿いに登って行く。 ここもなんとなく踏み跡が怪しいが尾根の上、上に向かって歩くと長沢背稜のタワ尾根付近の登山道に出る。

◇タワ尾根の頭〜酉谷避難小屋
ここは長沢背稜の平な尾根道なので気持ち良くノンビリ歩いていける

◇酉谷山頂〜日向谷ノ頭〜避難小屋
山頂からはガスっていて何も見えなかったが、酉谷避難小屋に戻り休憩していると夕方になりガスが東から西側に流れて晴れてきた。 1000m以下は雲海となり1000m以上の山の頭が綺麗に浮かんで見え、遠くには富士山が綺麗に見えた。
夜は寒くなると思ったがこの狭い酉谷避難小屋の中に10人(土間にも3人寝た)水場にテント2張り(3人)と大入り満員状態で戸外は10度以下だが小屋の中は結構暖かかった。
次の日の朝、水場に行ったら、昨日ウトウノの頭の山頂に掛けられていた焼き物の標識(名版)が無造作に置かれていてビックリ。なんでここにあるのか聞いたら、持ってきたのは製作者である八木さんで、「鳥の目の黒色が禿げてきたので別の同じ物と交換してきた」と、なんと本人がいた。

◇避難小屋〜三又
小屋を降りてすぐ涸れ沢沿いの急坂を降りていくと旧酉谷小屋に着き、沢沿いに降りていくと三又〜小川谷林道終点広場に着く

◇三又林道終点〜日原鍾乳洞
ここからは登山道ではなく林道が日原までず〜〜〜と6km以上も続き、秋の爽やかな気候と周りの綺麗な紅葉を見ながら気持ち良く歩く(ウソっ、1時間以上のなが〜い林道歩きはイヤッ!!)
日原鍾乳洞先の小川谷林道空き地に車を駐車
2010年10月23日 07:55撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 7:55
日原鍾乳洞先の小川谷林道空き地に車を駐車
龍岩下の金袋山のミズナラ入口階段より登る
2010年10月24日 10:17撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 10:17
龍岩下の金袋山のミズナラ入口階段より登る
暫く登って行くと「ここから激登り ガンバレ」の標識。
2010年10月23日 08:03撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 8:03
暫く登って行くと「ここから激登り ガンバレ」の標識。
激登りの坂(少し急坂だがそれほど激でもない)
2010年10月23日 08:05撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 8:05
激登りの坂(少し急坂だがそれほど激でもない)
激登り?の坂を登り切ると尾根に乗り緩やかな登りとなりミズナラの巨木に
2010年10月23日 09:09撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 9:09
激登り?の坂を登り切ると尾根に乗り緩やかな登りとなりミズナラの巨木に
尾根に乗り緩やかな尾根を越えるとすず坂の丸1456m
2010年10月23日 10:05撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 10:05
尾根に乗り緩やかな尾根を越えるとすず坂の丸1456m
ここから先、所々踏み跡が怪しくなるが尾根に乗って歩けば迷うことはない
2010年10月23日 10:25撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 10:25
ここから先、所々踏み跡が怪しくなるが尾根に乗って歩けば迷うことはない
ウトウノ頭 山頂1587.9m
2010年10月23日 10:40撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 10:40
ウトウノ頭 山頂1587.9m
うとうの鳥の焼き物(セトモノ)で出来ている標識(山頂の名板)
2010年10月23日 10:42撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 10:42
うとうの鳥の焼き物(セトモノ)で出来ている標識(山頂の名板)
標識の裏には製作者「YAGI」の名前が・・たまたま次の日、酉谷小屋でこの八木さんに出会う。
2010年10月23日 10:42撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 10:42
標識の裏には製作者「YAGI」の名前が・・たまたま次の日、酉谷小屋でこの八木さんに出会う。
廻りの木々は紅葉で綺麗
2010年10月23日 11:08撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:08
廻りの木々は紅葉で綺麗
山頂の展望は良くないが少し遠くがのぞける
2010年10月23日 11:09撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:09
山頂の展望は良くないが少し遠くがのぞける
ウトウノ頭から崖を降り、大きな岩を左に巻いてクビレまで降りる
2010年10月23日 11:15撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:15
ウトウノ頭から崖を降り、大きな岩を左に巻いてクビレまで降りる
クビレから登るとモノレールが見え、このレール沿いに登って行く
2010年10月23日 11:30撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:30
クビレから登るとモノレールが見え、このレール沿いに登って行く
モノレールが終わり更に上って行くとタワ尾根の頭付近で長沢背稜の登山道にでる。今登って来た尾根を「これから先は登山道ではなく行き止まりです」の注意書き標識
2010年10月23日 11:53撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:53
モノレールが終わり更に上って行くとタワ尾根の頭付近で長沢背稜の登山道にでる。今登って来た尾根を「これから先は登山道ではなく行き止まりです」の注意書き標識
長沢背稜。左 雲取山、右 酉谷山の道標
2010年10月23日 11:54撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 11:54
長沢背稜。左 雲取山、右 酉谷山の道標
酉谷避難小屋 13:00ごろ着き荷物を置いて山頂へ
2010年10月23日 12:56撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 12:56
酉谷避難小屋 13:00ごろ着き荷物を置いて山頂へ
水場の水はチョロチョロと出ているので問題なし。
2010年10月23日 12:56撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 12:56
水場の水はチョロチョロと出ているので問題なし。
酉谷山頂1718m
2010年10月23日 14:18撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 14:18
酉谷山頂1718m
展望が開けている南側だが今日はガスって何も見えず。
2010年10月23日 14:18撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 14:18
展望が開けている南側だが今日はガスって何も見えず。
酉谷峠に下りそのまま尾根伝いに東に登り日向谷ノ頭へ行くが山頂の標識なし。多分ここが山頂。
2010年10月23日 14:50撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 14:50
酉谷峠に下りそのまま尾根伝いに東に登り日向谷ノ頭へ行くが山頂の標識なし。多分ここが山頂。
酉谷避難小屋にもどり休んでいるとガスが晴れて来て富士山(右後ろ)が見え、下は雲海で綺麗。
2010年10月23日 16:16撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 16:16
酉谷避難小屋にもどり休んでいるとガスが晴れて来て富士山(右後ろ)が見え、下は雲海で綺麗。
夕方、下の雲海が段々下がっていき、タワ尾根のウトウノ頭が手前に見えてきた。
2010年10月23日 16:29撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/23 16:29
夕方、下の雲海が段々下がっていき、タワ尾根のウトウノ頭が手前に見えてきた。
24日の朝、温度は8℃。チョット寒いが登山には快適な温度。
2010年10月24日 06:16撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 6:16
24日の朝、温度は8℃。チョット寒いが登山には快適な温度。
昨日見えた雲海は消え、今日は晴れそうな空の雲行き。
2010年10月24日 06:53撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 6:53
昨日見えた雲海は消え、今日は晴れそうな空の雲行き。
酉谷を三又に向かい下山。 まず急坂の涸れ沢沿いに降りる。
2010年10月24日 07:10撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 7:10
酉谷を三又に向かい下山。 まず急坂の涸れ沢沿いに降りる。
涸れ沢を降りると旧酉谷小屋となり右側が沢となる
2010年10月24日 07:30撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 7:30
涸れ沢を降りると旧酉谷小屋となり右側が沢となる
沢は大きくなり滝も
2010年10月24日 07:35撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 7:35
沢は大きくなり滝も
三又の川出合い
2010年10月24日 08:06撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 8:06
三又の川出合い
三又から降り小川谷林道の広場にでる。
2010年10月24日 08:42撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 8:42
三又から降り小川谷林道の広場にでる。
小川谷林道をテクテクテクテク下る
2010年10月24日 10:10撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 10:10
小川谷林道をテクテクテクテク下る
1時間半ほど林道を降りると日原鍾乳洞前の「小川の大滝」
2010年10月24日 10:11撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 10:11
1時間半ほど林道を降りると日原鍾乳洞前の「小川の大滝」
日原鍾乳洞手前の林道空き地に着く。別の車も手前に駐車していた。
2010年10月24日 10:13撮影 by  COOLPIX S710, NIKON
10/24 10:13
日原鍾乳洞手前の林道空き地に着く。別の車も手前に駐車していた。
撮影機器:

感想

2ケ月前に酉谷小屋に泊まった時に聞いた、ウトウノ頭に掛けてある焼き物(セトモノ)の標識を見ることとウトウノ頭の大岩の崖を見に日原からタワ尾根を登って酉谷山へ行ってきた。
焼き物の標識は鮮やかな紺色のバックに黒いウトウの鳥の絵が書かれていて、裏には G.YAGI の製作者名と 取替えた日2010.4が書かれてあった。
酉谷小屋に一泊した次の日、小屋の前にこの焼き物の標識が置いてあったのでビックリ!! また、誰かが盗んで来たのかと驚いたら、なんとこれを持ってきたのは製作者の八木さん。 「鳥の黒色の絵の具が剥げてきたので塗りなおす為に昨日(午後2時頃)交換してきた」「ウトウノ頭には同じものが掛けてある」とのこと、色が褪せたり割れたりしたらこれからも交換するのであろう。ありがたいことだ。
色々、八木さんにこの焼き物の事について聞かせてもらい一緒に記念写真を撮ってきた。

*******************************************
聞いたことは次のようなこと(私の記憶では・・・・・・)
1、ウトウは漢字で善知鳥と書く。
2、アイヌ語で鳥の名前。
3、ウトウの頭は南側にウトウの沢があるからウトウの頭と呼ばれた。
その沢はなぜウトウの沢と呼ばれたかは知らない。
4、この焼き物の絵を飾った動機は、以前、木に書かれたウトウの絵が盗まれたことを聞いて、焼き物で作って山頂に飾ろうと思った。
5、ウトウの頭から長沢背稜までは今も(大峡??)のクビレまで急な崖で大変で巻き道を通るが昔は巻かないで崖を降りてきた。(ロープがないととても降りられるような崖ではないが・・・)

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