蛭ヶ岳 丹沢主脈縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,159m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:05
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
橋本駅〜三ヶ木 (現金,IC:430円) 三ヶ木〜焼山登山口 (現金:330円,IC:329円) 大倉〜渋沢駅 (現金:210円,IC:206円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
「夏のテント泊に向けて、そろそろキツイ山に行くぞ!」とノリノリなkenboさん。
kenboさんの大事な用事で先週は山に行けなかったので、前回の大菩薩から2週間の期間が開いてしまいましたが…大丈夫かな?
さらに丹沢はあまり歩いたことがなので不安ですが、今回はキツイと噂の「丹沢主脈縦走」にチャレンジしました。
始発の電車に乗りバスを乗り継ぎ、7時半くらいに焼山登山口に到着。
トイレと準備運動を済ませて出発します。
焼山までは結構急登。
いつもと同じペースで登っているつもりなのですが…どうしたんだろう?今日はやけに身体が重い感じがします。
ひさしぶりの長丁場なので、水をいつもより多めに持ってきたのでそのせいでしょうか…
こんなんじゃテント泊行けないな〜と、開始早々不安になってきました。
そんな急登をしばらく登ると、焼山に到着。
山頂には展望台がありました。
天気が良ければ、なかなかの景色が期待できそうです。
今日は曇っていて残念でしたが。
焼山を後にして、次のピークを目指します。
しばらく緩やかな歩きやすい道を進み、黍殻山へ。
山頂は雨量計の建物があるだけで、さみしい雰囲気でした。
山頂から先に進むと、広場のような開けた場所に出て「黍殻山避難小屋」に着きました。
避難小屋は新しくとてもキレイ。
小屋の中にあるノートを覗いてみたら、意外と宿泊している人が多かったですね。
次のポイントの姫次までも、とても歩きやすい道。
遠くに見えていた蛭ヶ岳が、だんだんと近づいてきました。
ここからがツラいと噂の階段地獄の始まりです。
息がどんどん上がり、顔から汗が噴き出してきます。
たしかにこれはきつい〜!
スパルタなkenboさんに励まされながら、やっとのことで蛭ヶ岳山頂に到着です。
山頂到着の目標は12時でしたが、すこし過ぎてしまいました…悔しいなぁ。
「蛭ヶ岳で昼ご飯を食べる!」と寒いギャグを言うkenboさんを軽くスルーし、急いでお昼ご飯を食べます。
お昼を食べ終わったら、次の目的地丹沢山へ。
ここからの稜線歩きは、今回のルートで一番楽しみにしていた道だったので、疲れた身体がちょっと元気になりました。
一方、楽しみにしていた「蛭ヶ岳の山バッジ」が売り切れていてションボリなkenboさん。
前回の大菩薩に続いて、今回も山バッジをゲット出来なかったようで…残念でしたね(笑)
蛭ヶ岳〜丹沢山の道は、とても見晴しが良く気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。
が、見た目より意外とアップダウンがある印象でした。
それでも蛭ヶ岳の直前の階段地獄よりは辛くなく、わりとあっさり丹沢山に到着。
山頂のみやま山荘でトイレを借り、いよいよ最後のピーク塔ノ岳へ。
ここも蛭ヶ岳〜丹沢山程ではありませんが、見晴の良い歩きやすい道です。
最後の塔ノ岳への登りは急でしたが、これが今日最後の登りだと思うと頑張れました。
そしていよいよ塔ノ岳へ到着。
こんな時間だというのに、山頂には意外と多くの人が休憩していました。
さすが人気の山ですね。
さて、ここから先は下るだけ。
と言っても塔ノ岳から大倉バス停までは7kmくらいの距離があります。
長い長い下りにうんざりしながらも、なんとか17時半頃にバス停に着くことが出来ました。
明るいうちに戻ってこられてホッと一安心。
しかし思ったよりも時間がかかってしまったので、冬の間に鈍ってしまった体力をどうにかしないとですね。
蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳の稜線は、本当に気持ちの良い道だったので、今度は天気の良い日に歩いてみたいです。
丹沢をほとんど歩いたことがないkazuruさんは、「蛭ヶ岳に登ってみたい」と以前から仰っていました。私は、気になっていた丹沢主脈縦走路を歩いてみたかったことと、幸いわが家からは始発で乗り継げば橋本駅6:20発のバスに乗車できることもあり、挑戦しました。
天気予報では暑くなるとなっていましたが、橋本駅では冷たい風が吹いていて寒かったです。しかし、焼山登山口バス停に到着するとそこまで寒くはなく、トイレと準備運動を済ませて出発しました。
そろそろ花粉症シーズンが終わる時期ではありますが、今年は寒い日が続いているせいか花粉が飛散しきっていないようで、早くもクシャミと鼻水が…。今日は辛い山行になるだろうな…。
焼山までは何気に急登でした。先は長いからとハイペースにならないように心がけ、トレランと思しき方に道を譲り、12時までに蛭ヶ岳に到着することを目指して進みます。
焼山手前に分岐があり、山頂を巻くことができるようでしたが、せっかくなので山頂へ。焼山山頂には、展望台がありました。螺旋階段を上がると、天気のせいで霞んではいるものの、宮ヶ瀬湖方面が見えました。また、松の枝の間から蛭ヶ岳が見え、随分と遠いなぁと先が思いやられます。
焼山から先は傾斜が緩くなりました。次の黍殻山も焼山と同様に巻くことができるようでしたが、これまたせっかくなので山頂へ。一部は木の根の上を歩くような痩せ尾根を越えると、建造物が見えてきて黍殻山山頂に到着。建造物は雨量計で、山頂標識も寂しい感じ。本線への合流する下りも結構面倒であったので、巻いてしまっても良かったかな?
本線に合流して少し進むと、黍殻山避難小屋を示す標識がありました。これに従って少し下ると、だだっ広い平原のような場所に出て、その隅にまだ新しい立派な避難小屋がありました。中も綺麗で、机の上に置いてあったノートをパラパラとめくると、場所の割には多くの方に宿泊を含めて利用されていることがわかりました。
ここから少し進むと東海自然歩道最高点の標識があり、さらに先にある姫次までも楽に進むことができました。
姫次はベンチがあるちょっとした休憩スポットで、2組の方が休憩していました。さて、事前情報では、ここから一度下って蛭ヶ岳まで階段地獄で登り返す。地獄とはどの程度か?
なだらかな道を進んで行くと、いよいよ階段が登場します。最近、ユルユルが続いていたためか、辛いまではいかなくとも、汗が噴き出てきました。私でこれならば…後ろを振り向くと、予想通りkazuruさんが顔を真っ赤にしながら奮闘していました。「奥秩父縦走よりは楽ですよ。夏山シーズンのテント泊に向けてのトレーニングだと思って頑張ってください」と励まします。
途中で蛭ヶ岳付近の崩落ぶりを見ながら、いづれこの山は無くなってしまうのではないかと不安になりました。
一定のペースでクリアして、蛭ヶ岳に到着。目標の12時を過ぎてしまいましたが、まぁヨシとしましょう。さすがにこの時間だと、休憩している方は少なく、静かな山頂でした。
ここからの眺望は抜群なのですが、少し霞んでいて残念でした。楽しみにしていたkazuruさんはしょんぼりしていましたが、塔ノ岳の尊仏山荘が見えたので、ガスで真っ白ではなくて良かったな。
早速蛭ヶ岳山荘にバッジを購入しに行くと、「あ〜、残念!さっき完売しちゃったよ。今週の荷揚げでドカーンと入荷するからね」と小屋番さんから非情なお言葉が…。前回の介山荘に続き、今回も目的を果たせず。また蛭ヶ岳に来なければならなくなってしまいました。一気に肩の力が抜けて、トボトボとベンチに戻って食事にします。
そんな私を気遣ってか、kazuruさんが「お昼に蛭ヶ岳でお昼ご飯を食べる。まさに、昼ヶ岳」とポツリ。この状況でまさかの親父ギャグが飛び出てきて笑うに笑えず、スルーして食事を続けていると、「無視するなよー」と憤るkazaruさん。
食事を済ませ、感覚的にはあと半分…とバッジショックの気持ちを切り替えてすぐに出発です。
ここから先は、私は一昨年に1度歩いたことがあるので、特に心配はありません。丹沢山の手前の急登も織り込み済み。途中の鎖場は、初めて来たときは結構ビビッっていましたが、今回は難無くクリアすることができました。この2年間で少しは成長したようです。
気持ちの良い道を進み、丹沢山に到着。時間の割には2人の方しかおらず、拍子抜けでした。みやま山荘でバッジを購入し、お借りしたトイレで少しペーパーをいただき、滴り続ける鼻水の対処に充てました。
次の塔ノ岳を目指します。距離も高低差もここまでの道のりと比べれば楽で、塔ノ岳手前の登りもこれが本日最後の登りと思えば全く苦になりませんでした。
塔ノ岳に到着すると、そこそこ賑わっていたものの、やはり時間の割には少なかったです。山頂標識もすぐに撮影することができました。大きな太陽光パネルが玄関前に設置されていました。あれ?昨年3月に来たときはなかったような?記憶が曖昧で、どんどん進行する老化現象に我ながらガッカリでした。
さぁ、18時代になると大倉からのバスの本数が少なくなるので、17時代のゴールを目指して下山を開始します。登りも下りも苦手な大倉尾根。しばらく続く階段では、kazuruさんに膝を痛めないように忠告します。途中の茶屋は観音茶屋以外はすべて閉まっていて、黙々と下るのみ。ただ、最初の花立山荘でバッジを扱い始めたことを知り、次回は必ず購入するぞ!と心に誓いました。
元気にガンガン下っていく多くの若者に道を譲りながら大倉に到着し、ゴールとなりました。バスを待つ間、整備された花壇にたくさん咲いているチューリップやその他のお花に癒されたのでした。
昨年の秋と比べて、かなり体力が低下していることが判明しました。夏山シーズンに向けて、少しキツめの山行で仕上げようと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する