遭難者と遭遇?!穂高連峰,ジャン,涸,槍ヶ岳 テント泊縦走-2025-08-30,31

- GPS
- 20:36
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 3,417m
- 下り
- 4,386m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:02
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:24
| 天候 | 晴れ、曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
この週末は、天候も安定しており気温も高いのでかねてから計画を温めていた西、ジャンダルム、奥、前、涸、槍をテント泊縦走へ行ってきました。
その初日に遭難と覚しき事故に遭遇しましたのでまとめています。不明確な情報が多いのですが、遭難者?と遭遇した時の一助になればと思い記録をアップします。
帰宅後、ニュースを確認。この事故だった様です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c89bc4f9c1dab23c78af8063319edb86cca94f5f
初日 8/30
鍋平の無料駐車場に駐車し、8時30分発のロープウェイに乗り一気に標高2146m西穂高口駅へ。西穂高岳までも中々のガレ場コース、その先は一気に登山客が減る。
歩き始めてしばらくすると、遭難者が出ている様子?!
女性の方がすでに警察に通報し岐阜県警と電話で連絡を取り合っている。写真を撮影して送信している段階。
※ 冷静で要点を得たやり取りをしておられました(警察の方、感謝状をご検討下さい。)
・他に2人組の方がいらっっしゃったが、状況は良く分からない様子。
・遭難者と覚しき方は、上下で色違いの服を着ている様に見えるが、遠くて判別がつかない。
・現場まで直線距離で約200m平均斜度30度以上のガレ場の上。傍に行くことは可能だが滑落、転倒、落石の恐れあり。たどり着いたところで、出来ることは限定される。
・既に警察が動いてくれているのであれば任せるしかない。幸い天候は良く、風も強くないのでヘリの飛行には問題なさそう。
・二重遭難は避けるべきとの認識で周囲の方々と言い合わせその場を離れた。
・その後、ジャンダルム到着まで結構メンタル的に落ち込む。
何か出来ることはなかったのか?自分だけ登山を継続していいのか?遭難者の家族は?などを考え集中力が欠けた状態で進んでいたと思う。ちょっと怖い。
前穂高岳へのピストンの途中で雷鳥の親子連れに出会い何だかほっとさせて貰う。
「登山ルートについて」
・ガレ場、逆スラブ、鎖場、尾根跨ぎ、えっ、ここがルートって場所も多い。
・ペイントの印、ピンクリボン等の目印を確実に辿る事が一番大事だと思う。間違えたら直ぐに引き返す。
・高難易度の割に登山者が多い。ジャンダルムの登山履歴はYAMAPで1000件/月
webやYoutubeで簡単に情報は入手出来る。行けそうな気になってしまうのかな〜
・単独山行は避けるべき(私もです。今回、ソロは避けたかったが直前過ぎた。コースの危険度を考えると誘える人は限定され難しい。)
・西穂⇒奥穂 コースタイム5:30 2.1km 600m登り 310m下り
・間ノ岳
ガレ場の集合体 どこを登ってももろい
・逆走スラブ
滑り台のような岩に30mの鎖がある。 滑りやすい。高度感のある、岩跨ぎがある
・天狗の頭⇒天狗のコル
鎖があるが見えずらい。
・ジャンダルム基部
西穂側から左側を巻いて登る。同じコースをピストンする。荷物をデポしてもよい
・ジャンダルム基部⇒ロバの耳
長野県側を通る。一部道が分かりにくい
・ロバの耳⇒コル
垂直の鎖、30mトラバース(一部鎖なし)
・コル⇒馬の背
ナイフリッジの中央を登るが、一か所、右側にトラバース気味に行く。
つま先、指先しかかからない場所がある。
今回は快適性より軽さを重視し雨が降らない事を前提にビバークツエルトを持参(私のテントは2人用2kg越えで大きめ)。横になると脚はツエルトの外に出てしまうが、夏シュラフ、シュラフカバー、ダイソーのエマージェンシーシートシュラフタイプ¥300で保温はOK。但しムレムレとなりました。
設営場所が山小屋別棟の入口目の前だったので人の出入りが多く、「これどうやって寝るんだろう?」「ツエルト、ちっちゃ?!」とか聞こえてくるが気にせず寝る。
二日目 8/31
ヘッドライト点灯スタートし涸沢岳へ。山頂が2つある?北穂へのコース上なので問題ないが、ピークハントの方は要注意かも。
‘鄲:立派な標識がある標高3110m YAMAPの山頂
∨迷:標高3103.2m 国土地理院、ヤマレコ地図の山頂
いきなり涸沢岳山頂から一気に鎖で下る。そこから気の抜けない区間が北穂高小屋まで続く。オアシスの様な北穂高小屋ベンチで一休みさせていただいた後、大キレットを経由して南岳小屋までまた気の抜けない区間が続く。
そこから先は南岳、中岳、大喰岳の3000m稜線を槍ヶ岳が迫ってくるのを見ながら歩く。
飛騨乗越にザックをデポし、岩場で行き詰まっていた方をアシストしながら山頂へ。北アルプス主要全山が一望。槍ヶ岳が見えないのは少し淋しい。
山頂から駐車場まで15km標高差2100mの長くて暑い下りが一番キツかったが、安全第一で慎重に下山し帰宅出来ました。
感謝
Cachorro




















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