富士山山頂→海抜0m(村山古道経由)

2025年09月08日(月) ~ 2025年09月10日(水)

• GPS: 23:53
• 距離: 52.8km
• 登り: 1,630m
• 下り: 3,947m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 2:19
• 合計: 6:53

距離 7.6km 登り 1,505m 下り 96m

9:48 富士山みはらし
10:02 泉ヶ滝
10:23 10:28 吉田口六合目・富士山安全指導センター
11:20 11:32 花小屋
11:38 11:41 日の出館
11:43 11:45 七合目トモエ館
11:53 12:04 鎌岩館
12:10 12:12 富士一館
12:21 12:26 本七合目鳥居荘
12:34 東洋館
12:42 12:48 吉田口七合目
13:05 太子館
13:06 13:19 吉田口八合
13:27 13:33 蓬莱館
13:53 白雲荘
14:00 14:17 元祖室
14:29 14:32 本八合目 富士山ホテル
14:34 本八合目トモエ館
14:40 14:42 須走口・吉田口登山道 本八合目
14:45 胸突江戸屋
14:52 14:55 須走口・吉田口登山道 八合五勺
14:56 15:10 御来光館
15:24 15:46 須走口・吉田口登山道 九合目
16:05 16:12 吉田口・須走口頂上
16:13 16:16 富士山頂上 山口屋
16:19 吉田・須走ルート下山口
16:26 伊豆岳
16:31 16:32 朝日岳
16:36 16:38 御殿場口頂上
16:41 頂上富士館

2日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:22
• 合計: 7:41

距離 13.6km 登り 84m 下り 2,663m

5:25 頂上富士館
5:26 5:27 三島岳
5:38 5:40 富士山
5:48 三島岳
5:53 5:54 頂上富士館
6:11 6:17 九合五勺胸突山荘
6:36 6:38 九合目万年雪山荘
7:02 7:10 八合目池田館
7:34 7:41 元祖七合目山口山荘
7:57 8:07 新七合目御来光山荘
8:38 8:47 宝永山荘
8:49 8:51 六合目雲海荘
8:52 8:53 富士宮口新六合目
9:04 9:14 第三層・石室跡
9:15 9:19 宝永山遊歩道
9:20 9:22 第二層・石室跡
9:30 第一層・等覚門・砂振
9:32 9:33 普浄
9:41 9:46 一ノ木戸
9:58 等覚入
10:16 横渡
10:18 10:19 小禅定
10:35 瀧本・笹垢離
10:40 10:47 岩屋不動入口
11:06 11:07 矢立・大樅
11:12 ガラン沢・高鉢遊歩道
11:24 11:25 富士山スカイライン（登山）・村山古道交差
12:14 12:15 富士山スカイライン（周遊）・村山古道交差
12:41 西臼塚駐車場
13:06 PICA表富士

3日目

• 山行: 8:53
• 休憩: 1:06
• 合計: 9:59

距離 31.6km 登り 72m 下り 1,224m

5:24 PICA表富士
5:51 5:52 吉沢林道
6:06 6:07 村山道−天照教林道交点
6:56 札打場跡の大ケヤキ
7:06 北井久保林道交点
7:37 村山道−林道富士裾野線交点
7:52 7:53 五辻
8:11 馬頭観世音
8:18 四辻
8:24 石畳入口
8:34 8:50 村山浅間神社
8:56 東見附跡
9:05 村山古道 道標７ 左むら山道
9:09 村山古道 道標６ 左村山道
9:35 9:36 村山古道 道標(新設) 右村山道
9:42 9:43 村山古道 道標５ 左村山道
9:55 10:00 村山古道 道標４ 左村山道
10:11 みゆき食堂
10:17 村山古道 道標３ 左むら山道
10:28 村山古道 ラストコンビニ(閉店)
10:31 10:32 村山古道 道標２ 左むら山道
10:41 釈迦堂
11:07 村山古道 道標１ 左むら山道
11:49 広見公園トイレ
12:27 12:34 富知六所浅間神社
12:47 西木戸跡
12:53 木の元公園
12:57 12:58 東海道14宿吉原宿道標
13:09 吉原本町駅
13:20 平家越
13:31 吉原宿 左富士
13:56 JR吉原駅
14:06 14:23 鈴川の富士塚
14:34 鈴川海浜スポーツ公園駐車場
14:48 15:00 鈴川海浜スポーツ公園駐車場
15:11 鈴川の富士塚
15:19 15:21 JR吉原駅
15:23 ゴール地点

天候

晴れ☀時々くもり⛅猛暑🔥

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：
・バスタ新宿発06:45→富士山五合目(吉田口)着09:20

復路：
・JR吉原駅発15:23→熱海駅着16:09
・JR熱海駅16:21→小田原駅着16:44
・小田急線小田原駅発17:01→新宿駅着18:31

コース状況／危険箇所等

■富士山五合目吉田口ルートから上り、山頂から富士宮ルートで下山、富士宮六合目から村山古道経由で鈴川富士塚(ルート3776の起点)→鈴川海岸(海抜0m)を目指すコースです。

■コースそのものは特に危険箇所はありませんが、夏季に挑戦することが多いと思いますので熱中症対策は十分に🔥

■村山古道は踏み跡を辿ります。踏み跡は7割は比較的明瞭、3割は倒木が多く涸れ沢に入るとわかりにくい、道迷いしやすい所が多々あり、地図読み必須。ピンクテープの誘導が取り付けられていますが、濃霧や夜間は見えなくなりますので要注意。
上りより下りの方が道迷いしやすいと思われます。

■富士山頂上から飲料水を補給できる場所は、�］珊臾椡棲ち顱↓�PICA表富士フロント棟売店、��四番道標から約300m過ぎた所にある自販機まで、他は一切ありません🥤

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■第一日目：
＊富士山五合目・吉田口ルート→山頂：
・よく整備されており特に危険箇所はありません。
・山頂富士館に宿泊しました。奥まった二段ベッドの部屋だったせいか暖かく、ダウンジャケットは不要でした。消灯時間は19時〜翌3時半頃まで、その間トイレの電気も消され真っ暗になります。 登山客の中には高山病で夜中にうなされていたり嘔吐している人が数名いました。
朝食は4時から、4時過ぎにベッドメイクが始まり室内から出るよう促されます。

■第二日目：
＊富士宮ルートで下山→六合目：
・富士山下山道はよく整備されており、特に危険箇所はありません。

＊〜村山古道→富士山スカイライン→PICA表富士：
・六合目雲海荘から五合目方向へ30mほど進んだ所に村山古道に続く踏み跡がありますが、少々わかりにくいです。ロープが張られているので外に出ていいのか躊躇しますが、踏み跡がついています。
・樹林帯に入ると踏み跡は明瞭になり、ピンクテープもついています。
・六合目から300mほど下った分岐には、五合目と宝永山への道標もありしっかりした登山道なのですが、村山古道は倒木でふさがれており、一見すると通過できないように見えます。倒木を通り越せばその先の道は明瞭です。
・樹林に囲まれ眺望はありませんが、横瀬付近で振り返ると富士山が見えます。
・村山古道を下って行き、二つ目の舗装道路(富士山スカイライン)から約3�劼能蒜駘縦蠅�PICA表富士へ。

■三日目：
＊〜村山古道・富士山麓の村→五辻→馬頭観音：
・PICA表富士から200mほど車道を歩き、左手の大きなゲートから富士山麓の村への舗装道路を進みます。クマ出没注意！の看板が所々に出ていますので熊鈴の携帯を忘れずに。
・富士山麓の村から再び村山古道を下って行きます。
・古道は前日よりも分岐が多く地形的に迷いやすい箇所が多くなります。正しい方向には必ずピンクテープが付いていますが、こまめに地図をチェックするように。また、段差が大きく滑りやすい箇所も多くなります。
・馬頭観音を過ぎ数十mほど進むと舗装道路に変わります。

＊〜村山浅間神社→六〜一番道標→富知六所浅間神社→東海道吉原宿富士山村山道起点：
・ゴールまでの約20�劼亙涸�道路歩きです。
標高が下がったことに加え、日中は日陰が少なく照り返しでかなり暑さを感じるようになります。
・振り返ってみても富士山は厚い雲におおわれ、富士山View Pointはわかりませんでした。
・江戸時代からの道標は足元の低い位置にあり、振り返らないと通り過ぎてしまいそうです(上りの場合は必ず目に入ると思います)

＊〜吉原商店街→吉原本町駅→平家塚→JR吉原駅北口：
・吉原商店街アーケードは200mほど続いていますが、お休みのお店が多いようでした。
・日中、ここから先の道のりは更に日陰が少なくなります。

＊〜南口→鈴川の富士塚→鈴川海浜スポーツ公園→JR吉原駅南口：
・吉原駅南口から鈴川の富士塚まで分岐には道標が出ています。
・富士塚から海岸方面へは約300m、堤防を越えると鈴川海浜スポーツ公園のきれいな遊歩道が数百m続いています。巨大なテトラポットが延々置かれており容易に海に近づけません。どこか海に入れるところを探しながら遊歩道の最終部まで行きましたが見当たりません。遊歩道の柵を飛び越えて、テトラポットの隙間の波打ち際で少しだけ海水にふれられる所へ行きつくことができました。
（地元の方に訊いたら、鈴川には浜辺がないそうです）

その他周辺情報

■PICA表富士
https://www.pica-resort.jp/omotefuji/
・富士山開山期間中のみリーズナブルなRoute3776という宿泊プランがあります。
（1キャビン相部屋3776円/人、素泊まり、トイレ・シャワー・洗面所共同）
・レストランなし、フロント棟の売店には飲み物類(ビール、チューハイあり)、カップヌードルなど販売。
・BBQの食材は要事前予約。

写真

富士山吉田口五合目のチェックポストで入山料4000円を払うともらえるリストバンド。
木札はアンケートに回答するか、富士山アプリをDLするともらえます🗻🎊

奥に見えるのは今年設置された巨大なゲート。

山中湖がよく見えます🎉

富士山閉山まであと2日なので、人気の吉田ルートといえど登山客はまばらでした。

本八合目。もう一息で頂上。
晴れてきたので暑くなってきました🔥
頂上まで行く人の姿はほとんど見当たらず…

この頂上への道、明け方やシーズン中は大渋滞しますが、本日はガラガラでした。

吉田口頂上。
頂上は快晴なものの、眼下は雲が多くて下界の景色は全然見えませんでした💦

お鉢巡り。突風が吹いて太陽が出たり隠れたり…
行き交う人はほとんどいません。

夕方にお鉢巡りするのは初めてですが、光の加減で火口と地層が今までにないほどくっきり見えました。

朝日岳もきれいに見えました。

頂上富士館に宿泊、満員でした。
一度宿泊してみたかったのですが、二度目はないな…😆💦💦
二段ベッドの部屋は奥まっていたので暖かく、登山シャツだけで大丈夫でした。でも体臭がこもってて慣れるまでちょっと…😭😰

夕食はカレー＋お茶。
空腹には何でもおいしいけど、カレーはルーだけでした。量、足りない…😢

ふとんを敷きつめたお部屋もあります。
山小屋の消灯時間は19時〜翌3時過ぎ。真っ暗になります(自販機も使えません)

朝食はレトルトのサバ味噌とごはん＋お茶。量、足りない…😥
自販機の富士の天然水500mlは500円。

御来光はバッチリ、雲海もとても美しく、今年見た中で最高でした🌅

剣ヶ峰に向かう火口の縁で、振り返って東を見ると霧に陽光が反射して幻想的な光景を造り出していました🎉🎉🎉

剣ヶ峰はガスっていて眼下は眺望なし😆

火口の縁から剣ヶ峰を望む。
昨晩の満月が西の空に未だ見えていました🌝

富士宮ルートで下山。
雲海に浮かぶ宝永山を見ながら下って行きます。

村山古道への入口。
六合目雲海荘から五合目方向へ約30m、画像の右下端、ロープを越えてつるんとした岩の所から踏み跡が見えます🌿

樹林帯に入ると踏み跡は明瞭になりますが、振り返っても樹林に囲まれて富士山は見えません。

横渡を少し下った白い倒木が数多ある所で振り返ると、ようやく富士山が顔を出します🎊

スコリアの踏み跡以外、コケとシダに覆われた深い森🌿
時折涼しい風が通り過ぎますが、標高が下がるにつれ徐々に暑さがこみ上げてきます🔥

村山古道を横切る二つ目の富士山スカイライン交差から、PICA表富士に向けて車道を約3�卻發�ます。

暑さでヘロヘロ…🔥🫠　PICA表富士に辿り着きました。
チェックインは14時〜。
今晩お泊りのロッジ外観。

富士山開山期間のみ設定のRoute3776というプランを予約（キャビン1棟シェア）
フロントのスタッフさんによると私が今年最後の客なんだとか…🍀

PICA表富士フロント棟外観。
私以外、オートキャンプのお客様が2組だけ、とても静かな夜を過ごしました。ここから富士山がドーンと見えるはずなのですが、雲隠れ中でした🗻

PICA表富士から200mほど富士山スカイラインを下ると左手に大きなゲートがあり、左端から入れます。

富士山麓の村までは舗装道路ですが、🐻クマ出没注意！の看板が所々に出ていますので熊鈴の携帯を忘れずに🔔

再び村山古道を下って行きます💕

前日よりも倒木や涸れ沢、滑りやすい段差の大きいエリアが多いようです。誘導のピンクテープを見落とさないように。

一旦舗装された林道へ進みそうになりますが、ピンテが付いている右手の山道の方へ進みます👈?

札打場。
修験者が峰入りする時に自分の木札をこの大ケヤキに打ち付けたそうです。今も願いが書かれた木札が置かれています。

二本杉。
古来、村山古道とされていた立堀沢に土石流が流れ込んで通れなくなったため、植林地に迂回路が作られています。

この辺りが通行不可となった旧村山古道と思われます。

こんなカンジの倒木の多い涸れ沢を暫く辿ります。

溝を横切る所はここだけロープがついていましたが、土の斜面は崩れやすいです。

ようやく送電線や、人家など人工物が目に入るようになり、舗装道路に変わります。
この先、ゴールまでの約20�辧∧涸�道路を歩きます👣

ようやく富士山全景にお目にかかれました🗻🎉🎉

村山浅間神社。

第六道標。
道標は足元ほどの高さにあり、下りは振り返らないと見落としてしまいそうです。上りの場合は必ず目に入ると思います。

村山古道💖

第五道標。

PICA表富士出発以来、お初の自販機です(ここの手前150mほどの所にも自販機があったのですが、会社の敷地内に設置してあり部外者は入っていいものか…😆？)
この先、県道76号交差点付近まで自販機もお店も見かけませんでした。

第三道標。
舗装道路に出たら太陽が顔を出し、反射熱も相俟って体感温度も上昇🔥🫠🔥

第二道標。
暑い…🔥　全然早く歩けない。

六本茶橋を渡ります。川の水量は少なく、溶岩流跡のようなものが露出していました。

釈迦堂。
お堂は最近作られたもののようです。

一番道標。

富士山周辺に伝承されるかぐや姫は、月ではなく富士山に帰り、富士山の神様だったといいます。それ故、マンホールの蓋も伝説をモチーフとした図案となっています。

富知六所浅間神社。
無数の風鈴が飾られており、涼しげな音を立てていますが、暑さMax🔥しばし休憩🎐

東海道吉原宿・富士山村山道起点。

吉原商店街のアーケードが200mほど続いていますが、お休みのお店が多いようです。ランチ時なのに人通りもあまりありません。

吉原本町駅。
岳南電車、近いうち必ず乗りに来ます！

平家塚。
アーケードを過ぎると、ほとんど日陰がなくなり、暑さもひとしおです🔥

JR吉原駅を過ぎると、鈴川の富士塚までの分岐ごとに道標があります。

鈴川の富士塚入口。
Route3776挑戦者のためのBOXが設置されており、中にはゼッケンと感想ノートが入っていました。
（ネット情報ではスタンプやルートの案内冊子なども入っているようですが、私が見た時はありませんでした）

富士塚です。
この背後に富士山がドーンと見え、双子富士となるそうですが、ごらんの通り、富士山雲隠れ中でした💦💦
奉納用玉石（鈴川海岸から持ってきた浜石）が置いてありますが、すごーく熱くなってて持てないくらいでした🔥

防波堤を越えると、鈴川海浜スポーツ公園のきれいな遊歩道がずーっと続いていますが、巨大なテトラポットが延々置かれており容易に海に近づけません。
何度もくじけそうになりましたが、ここまで来たからには海抜0mに行かねば…😠

どこか海に入れるところを探しながら歩いていると遊歩道の最終部ま来てしまいました。柵を飛び越えてテトラポットの隙間の波打ち際に下りて海水にふれられる所へ行きつけました。
やっとのことで海抜0m到達。

海岸から元来た道を戻って、ゴールのJR吉原駅🎊🎉🎊🎉
本日は間違いなく自分史上最多量の汗をかいて体力限界、登山靴でアスファルトを20�卻發い燭燭畭�の裏も痛み出す。
本当は万葉集にある田子の浦にも行きたかったけど…　いつかきっと田子の浦から上を目指そう🗻🗻