九州本土最高峰の中岳を含む九重連山1700m級6座の1日めぐり

2016年05月12日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,047m
• 下り: 1,030m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:58
• 休憩: 2:28
• 合計: 10:26

6:10 牧ノ戸峠
6:20 6:21 第一展望所
6:38 6:40 沓掛山
7:05 7:18 扇ケ鼻分岐下休憩所
7:28 扇ヶ鼻分岐
7:42 7:43 星生山分岐
8:00 8:10 久住別れ前バイオトイレ
8:13 久住分れ
8:40 8:55 天狗ヶ城
9:15 9:30 中岳
9:50 池の避難小屋
9:58 10:05 中岳分岐
10:18 10:19 稲星越
10:47 10:55 白口岳
11:20 稲星越
11:46 11:48 稲星山
12:05 12:45 中岳分岐
13:00 13:10 南登山口分岐・神明水
13:45 13:53 久住山
14:11 14:12 空池分岐
14:22 久住分れ
14:45 14:50 星生崎頂上
15:15 15:24 星生山
15:38 星生山分岐
15:48 扇ヶ鼻分岐
16:18 沓掛山
16:30 第一展望所
16:36 牧ノ戸峠

天候

早朝5時からなんと日没まで、雲ひとつない空前の晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

九州横断道路一般県道11号（やまなみハイウェイ）・牧ノ戸登山口　同無料駐車場80台程度、連休、6月のミヤマキリシマ、10月の紅葉期以外は、楽に駐車可能。
　大分自動車道　湯布院ICより県道11号で、33k40分
　大分自動車道　九重ICより　県道40号で、24k35分
　竹田市会あいから国道442号経由県道11号で、33k40分

コース状況／危険箇所等

九重連山には、四方八方から数多くの登山道があり、いずれもよく整備
牧ノ戸（峠）登山口は、標高1330mの県道に面し、登山とアクセスが良いので、最も利用者が多い。
　5月13日時点の登山道の地震の影響は、沓掛山地点と久住山頂西部端に立ち入り禁止のテープ、稲星山・白口岳分岐から本山登山道は、立入禁止表示。その他6座巡回コース上では、崩壊や危険箇所は、どこにもなく
登山上の不都合は、まったくないといえる。
　赤川、大曲、三俣山関係については、通過していないので不知。

その他周辺情報

温泉県大分　九重連山の、どの下山コースにも良温泉あり。多すぎほど？
　牧ノ戸からでは。
　�，Δ燭擦梁臈鬚痢ゞ敕魏浩�
　��長者原温泉郷　　
　�６綵徒澗臘澡兇函‖�り湯の筌ノ口温泉
　�す�川温泉郷
　�ダ崟遒覆蕕咾傍彌参浩�郷　　　
　�δ硬魏浩�郷　　　炭酸泉が特異
　��湯平温泉郷
　��湯布院温泉郷　
　��九州最高標高の　法華院温泉　などなど枚挙に限り無し

写真

5/12 5:33

久住高原からの九重連山

5/12 5:36

アザミ台道路脇駐車場からの阿蘇5岳の涅槃仏

5/12 5:41

大分・熊本県境駐車場から、やまなみハイウェイの三愛レストハウス越に、黒川温泉郷は、雲海の下

5/12 5:46

やまなみハイウェイと国道442号の交差点にある三愛レストハウスでは、深夜・早朝時に清潔無料トイレが利用できます。ただし夜間等は、男性トイレ部（おおきい）を男女兼用で提供。牧ノ戸登山口まで10分。
同トイレは、大混雑する、特に冬季の水量制限時、行列です。

5/12 6:04

はい、今日も元気。登山犬もこのコースになれました。
牧ノ戸峠登山口から出発です。
　今日は、高気圧の真ん中、雲ひとつなく快晴も快晴の
1日になりそうです。

5/12 6:14

牧ノ戸登山口コースは、沓掛山西展望台までは、コンクリート舗装と木製階段で、足に負担。
　初めての登山の方は、興ざめ。

5/12 6:21

牧ノ戸展望台まで10分、三俣山の上に太陽。

5/12 6:28

この木製階段を上がれば、沓掛山西展望台

5/12 6:33

沓掛山西展望台の標識　久住山まで　わずか3．1k

5/12 6:34

標高1503mの沓掛山では、わずかにミヤマキリシマの開花

5/12 6:37

沓掛山の北西斜面には、ツクシシャクナゲが開花
　少しの群落あり

5/12 6:39

沓掛山では、イワカガミも開花

5/12 6:43

沓掛山では、いったん鞍部におります。
　久住連山ごときの岩場は、ハシゴを避けて独力の
ワンコ登山犬です。

5/12 6:45

沓掛山の下り階段も、好きではないが降りることができます。3回目？

5/12 7:04

白い花は、コガクウツギ　この花は多い。

5/12 7:09

扇ケ鼻分岐の手前下休憩所で給水タイム

5/12 7:42

扇ケ鼻から星生山分岐の間の登山道の荒れ具合
　もうダンプがすれ違えるほどの広さ。
数十年間、登山道ロープ制限がなかったので、1日数線千人、年間数万人が交差し、渋滞し、勝手に脇道、抜け道を作ったためでしょう。

5/12 7:43

星生山の分岐　後背が星生山のピーク

5/12 7:48

西千里ケ浜から久住山本峰の三角形
　冬季は、この部分がスケートリンク状態になることも。

5/12 7:49

5月12日午前8時前　西千里ケ浜には、霜柱が残っていました。

5/12 7:54

星生崎の岩場、人面に見えませんか？
　ヘルメットをかぶった人面岩。

5/12 8:01

星生崎を降りるとバイオの有料（100円）トイレ
　ワンコは娘なので右に？

5/12 8:04

トイレの前の岩で、後背は△の久住山本峰

5/12 8:12

久住別れ、北におりれば北千里ケ浜から諏ケモリ峠から
三俣山や長者原、また坊ケツルです。

5/12 8:16

久住本峰への広大な荒れガレバ脇を北東にとり、左方向の道で、中岳に進みます。

5/12 8:18

左には、硫黄岳の噴気。かつてないほどのおとなしい噴気。風向きも反対か硫化硫黄の臭いもない。

5/12 8:24

空池縁のガレバを正面の天狗ケ城を目指す

5/12 8:27

途上から空池越に、久住山本峰への登山道　荒れている

5/12 8:27

天狗と中岳の分岐、中岳だけなら右に、御池の縁から行きます。兄ちゃんは、そっち。

5/12 8:32

天狗ケ城途上から三池こしに稲星山
　ワンコは、池の縁を行く同行のにいちゃんを目で追う

5/12 8:42

ワンコの休み休みの短足でも、2時間30分で登頂です。後背は、左が扇ケ鼻、右に星生山

5/12 9:07

いったん鞍部に降りて、中岳へ登ります。

5/12 9:12

中岳の頂上に向かう途上も岩場。

5/12 9:14

中岳直下からの、下部に坊ケツルの湿原と左に三俣山
遠方に由布岳、鶴見山、別府湾に国東半島
　なんとその奥に中国山地関係の山並みも見える！！
　ミヤマの平治岳と北大船山の稜線も右に

5/12 9:16

本日2座目の中岳　あと3か4座の九州最高レベルの1700級に

5/12 9:51

東千里ケ浜に向かう途上に、池の小屋避難小屋
　この冬には、冷夏14度でラーメンの昼食をしました

5/12 9:58

東千里ケ浜の東端、坊ケツル・中岳・稲星山の分岐
　後背は、中岳　ここから直登コースもあるが、ワン娘がいるので、小屋回り。
空が蒼い！！

5/12 9:58

坊ケツル・中岳・稲星山の分岐から、今は坊ケツルには、降りられないのは、数年前の大水害で登山道の崩落。この谷の向こうに、豊後水道と四国の山並みが見えた。どこまでも、いつまでも雲がない。

5/12 10:13

通常ほとんど誰もいかない、白口岳を目指すトラバース途上で、思わず『本物の山ガール』に遭遇。
　内のワン娘は、うれしくてうれしくてじゃれる。
ワン娘を大好きな大分市内の　One beautiful　Mountain　Femaleさんでした。

5/12 10:18

スミレもそこそこに

5/12 10:21

本山登山道から稲星分岐に

5/12 10:31

イワカガミの開花前のつぼみ群落多し

5/12 10:33

鳴子山こしに、傾山・祖母山の連山　

5/12 10:37

また登る、熱くなりました　お腹を地面で冷やします

5/12 10:49

白口岳だワン　本日の1700m級3座目。後背は、平治岳・北大船山。

5/12 10:57

白口岳から西を見れば、東千里ケ浜の奥に久住山本峰と
右に中岳山頂　登頂者が見える距離

5/12 10:57

白口岳の北は、直登の難路で、鍋割峠経由で坊ケツルに
　あまり通りたくないコース

5/12 10:58

5/12 10:58

白口岳の東方向の眼下は、マンサクで有名な佐渡窪
その上に立中山から大船山　

5/12 11:20

本山登山道からの稲星分岐に戻ると、熊本地震の影響で
本山登山道は、立ち入り禁止に

5/12 11:23

稲星山の登山道わきに、開花前のマイヅル草が

5/12 11:26

大船山の向こうに、大分市の大型競技場ドームが白くひかり、四国も。

5/12 11:26

振り返れば、6月中下旬に数少ないオオヤマレンゲのスポット鳴子山　今年は、沢水からでなく牧ノ戸峠からどうぞ。

5/12 11:32

鳴子山の急登本山登山道下には、レゾネイト久住ホテルとガンジー牧場

5/12 11:36

チョット休憩すると、影を探し横に

5/12 11:45

稲星の山頂周辺の植生は、風が強いのでミヤマキリシマの超低木（10から20cm）の点在　遠景に阿蘇の噴煙、阿蘇北外輪山と阿蘇北谷が　クリックしてみて

5/12 11:47

はい、本日久住1700m級　4座目。
後背は、坊ケツルに平治岳、由布岳。まだ、雲ひとつ出てこない。

5/12 11:55

稲星のガメラ岩　ワン娘　対決！

5/12 11:57

稲星から北に、東千里ケ浜越に、左に天狗ケ城、右に中岳　このあと久住山に向かわず　浜に降りて　兄ちゃんと合流の昼食

5/12 12:37

昼食をとって、日陰で休憩のワン娘。

5/12 12:49

これから、東千里ケ浜を西進し久住山を目指す

5/12 12:53

九重連山の上空は、福岡空港、熊本空港からの航空路なので、海外航空路も含めて、航空機を頻回にみる

5/12 12:59

東千里ケ浜を西進すると久住山南登山道の分岐

5/12 13:02

久住山南登山道の分岐標柱の南直下に、神明水という湧水の水場　この流れの脇のいたるところから涌き出ている　冷たい旨い水

5/12 13:05

　ワン娘は、下流で熱いので4本脚を冷却する知恵者
2分ほど、じっとしていた。

5/12 13:27

久住山へ向かう途上、振り返ると東千里ケ浜から白口岳に大大船山

5/12 13:31

さらに登ると、ダブルマンタの口！
　手前に左　天狗ケ城と中岳、遠くに由布岳の双耳峰
クリックしてみて。これをダブルマンタの口と。

5/12 13:36

久住山の南直下に花公園で、祖母山の向こうに
おそらく国見岳

5/12 13:41

いよいよ、久住山本峰の頂上へ。ここも大きな岩場。
　依然、全天にわたり雲一つなし。

5/12 13:46

久住本峰から南西には、阿蘇北外輪山の下に阿蘇谷
そして、国道57号と豊肥線、道路橋が流出した赤水の
崩壊崖も見えます。熊本市金峰山はみえますが、雲仙は午後には、見えなくなりました。

5/12 13:46

久住本峰からの阿蘇5岳の涅槃仏
俵山の西には、おそらく宇土半島。

5/12 13:47

山頂の南端は、急峻な崖で、谷の向かい崖は、肥前ケ城（自然保護のため昨今　立ち入り禁止）

5/12 13:47

山頂の南端は、急峻な崖で、熊本地震の影響で端は、危険の黄色テープと柵が
　ただし、今回の工程では、本山登山道とここだけ、
九重連山は、地震の影響は、通常登山者にとって、まったく問題なしです。

5/12 13:47

はい、久住山　本日くじゅう1700m級　5座目。
　あくまでも空は蒼い。

5/12 13:48

久住山の北西は、星生山に、万年山、玖珠の盆地、英彦山、そして中津の八面山の向こうに北九州の山。

5/12 13:50

山頂の西端は、さらに急峻な崖で、西千里ケ浜、星生山の奥に涌蓋山がのぞく。

5/12 14:11

空池の上の分岐　久住山本峰が後背

5/12 14:19

久住別れの上部で、星生崎と硫黄岳

5/12 14:26

バイオトイレの上部裏には、地震計

5/12 14:48

星生崎のトップから、九州で稀なアルペンルート
　ワン娘も星生山に向かうので通ります。

5/12 15:00

星生山の真裏が、硫黄岳　噴気弱く　真下なのに臭いません。以前　喘息の友人が呼吸困難になるほどだったのに。

5/12 15:11

アルペンに自然の額縁。中に由布岳の双耳峰。
　ここを通るより北側が、容易ルート。10mの違い。

5/12 15:16

はい、本日　くじゅう1700m級6座目の星生山。
　後背は、三俣山、平治岳の大戸越えの間から大分市街
　道理で、大分市内から九重連山が見えるわけ。

5/12 15:17

西には、泉水山の3山こしに、湧蓋山、万年山
　はるか向こうは、日田から筑紫野方面

5/12 15:17

星生山の北下には、長者原のビジターセンターと奥に
夢吊り橋

5/12 15:19

星生山の北東下は、硫黄岳に若干の噴気　臭いもない。

5/12 15:20

星生山のトップから、東南方向には、久住山と肥前ケ城の谷間から、九州本土第7位の峰の祖母山。直下は、久住高原。

5/12 15:24

星生山のトップの南方向は、眼下に西千里ケ浜、後背に阿蘇5岳に中岳の噴煙も見える

5/12 15:32

星生から降りる途中に、ミヤマキリシマの先駆け。
後背は久住山の三角。

5/12 15:38

星生山分岐に降りてきました。前は、ミヤマキリシマの一大スポットの扇ケ鼻

5/12 16:00

扇ケ鼻分岐下は、冬季樹氷のトンネルポイント。
　登山道が、10年前は、巨大U字溝だったのに近年整備されました。

5/12 16:18

沓掛山の岩場に戻ってきました。ハシゴを避けて岩を飛び上がります。すごい判断能力。

5/12 16:35

ハイ　くじゅう1700m級6座めぐりで登山口に。

5/12 16:36

はい、兄ちゃんが待っていました。

撮影機器：

iPhone 6s Plus Apple

感想

yamaboushi400

天気予報図を見て、5月13日は、九州全体から西日本がすっぽり、どっぷり高気圧の真ん中。
　1日の高天気予想の中で、前夜に九重の天狗、中岳、白口、稲星の
登行決め。
　案の定、早朝から夕刻まで、天空のどこにも、雲ひとつ出ないという経験のない九重の絶好登山日和。ミヤマキリシマには、早いけど。
　ところがどっこい、こんな日和なのに、熊本・大分地震からの自己自粛か。牧ノ戸駐車場には、わずか7台の車！！！　朝5時55分。
　登山準備の方も、他に1名のみ。あとは、朝駆けの方々か。
なんたって、九重の西方面での1700m級の6座めぐりして、山頂で
登山者と遭遇したのは、中岳（1組）と久住山本峰での（3組）のみ！！
　途中、すれ違ったり遠くに見た人も含めて、40人はいない。
天狗、白口、稲星、星生山は、貸し切り！！
　遠くの眺望も素晴らしく、西は、雲仙、佐賀のせぶりやま、北には、英彦山に、八面山の向こうの北九州の山に、山口県・広島県の山並み、東は、別府湾、国東半島から四国の山並み、臼杵湾の津久見島や夏木山の山系、東南から南に、祖母・傾山の連山、南に阿蘇山系とその背後に九州山地の背峰。南西には、おそらく天草の島々。
　もう、この時期にして、素晴らしく展望がきく、熱くも寒くも風雨もなし。爽快なくじゅうを静かに楽しめました。

　コースの上では、地震の影響は、一般登山者として、まったくありませんでした。
　本山登山道の登山禁止を除く。