池口岳ルートから光岳
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- GPS
- 14:07
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,878m
- 下り
- 2,867m
コースタイム
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:58
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:56
小屋の中での水消費 2000ml
天候 | 1日目霧のち晴れ(夜間強風) 2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○光岳まで行こうとするなら池口岳(ジャンクション)が中間地点 ここでバテているようなら止めた方がいい 【池口岳まで一般登山道】 ジャンクションの手前に岩場あり ロープもあるが持たなくても大丈夫なレベル 難しくない 【池口岳〜加加森山】踏み跡あり 途中に倒木地帯があり分かりにくい。 加加森山付近にテント適地あるが水場は未確認 基本は尾根筋だが倒木のたびに登山道を見落とすが簡単に戻れる 【加加森〜2381m】単調な尾根筋 歩きやすかった。 これに乗じて2381mでリボンを追い続け道迷い(5分) 山と高原の地図では「迷いやすい」と書いてある 北側を巻くともあるが結局は強引に降りる。 【2381m〜光岳本峰】いわば光岳本峰に登る部分 このコースの核心部 めちゃくちゃ急な斜面を登る リボンを拾って登山道を探して登った。 逸れても山頂へと登っていけばいずれ登山道が見つかる。 【水場】 夏場と同じ 小屋の近くは急だったので行かなかった。 木道を歩き徒歩10分ほどの水場で汲む(3リットルもすぐに溜るほど問題なし) |
その他周辺情報 | かぐらの湯 池口岳登山口より15分くらい 620円(露天とサウナあり) |
写真
感想
光岳は去年の7月に登っているが、その時から池口岳は気になっていた。
聖や赤石は下界から見えなくても大きな山体で文句なしの百名山の一角だが光岳は下界からは見えず(特徴であるテカリ石も)なにか下界から登ったら分かるのではないか との思いから。
易老渡から往復したって分かるまい。
池口岳からテカリを往復しようとすると休日は2.5日最低でも必要。
徹夜明けの仕事が午前中で終わり午後から休日になり、連休だったのですぐに出発した。 とはいっても何も準備していなかったの慌ただしかった。
コンビニで保存の効く食料と部屋に転がっている非常食らしきものをかき集め避難小屋泊のシュラフなどをザックに押し込むなどの作業が2時間くらいで終わった。
自宅を夕方に出発して茅野まで電車移動 そこでレンタカーを借りた。
きょうは飯田市内のコンビニで車中泊の予定。
旧南信濃村までは行く予定はない。20時に出発して23時に着いてもなあ 徹夜明けで電車の中で寝たといっても眠いし。
飯田市内が限界・・ 国道沿いのコンビニで仮眠。
4時に飯田市内を出発 5時半に池口集落を出発したい。
予定通り池口に5時半に着いた ところがなんか軽い・・ オカシイ。
なんと飲料が一切入っていない。
ドジった 出発前に気が付いてよかったが、旧南信濃村の市街まで買い出しに戻る。
往復30分以上かかった そのため出発は6時20分になってしまった。
クルマは3台目とおもったが、あとから聞くと奥の避難小屋に2台停まっていたらしく僕は5台目だ。
6時過ぎの出発だったが、睡眠時間も4時間 まあまあ確保できた。
寝不足はバテの原因のナンバーワンだからな。
前半は平行移動が多くさっぱり高度があげられない。
ふいに山々がズラッと並んだ景色が見られるところに出た(あとから黒薙とわかる) どれが池口岳だ? 景色はいいがどれかは分からん。
1,971mピークでようやく池口岳をロックオン!
しかしここからが大変だった 延々に続く登り・・ 食料満載のザックは重すぎた。 先行している人は最低でも3〜4人はいるが誰にも追いつかない。
というか出発が遅すぎたのかもしれない。
ようやくジャンクション手前の岩場で先行する人の鈴が聞こえた。
追いつくと先に行かせてもらった。
ジャンクションでザックを置いていこうかと考えるが、GPSとデジカメは最低でも持っていかなければならない。
そんな手提げもないし大した距離でないので結局は全部持って池口岳北峰へ
池口岳には誰もいなかったが、ザックが3個あった。南峰にいったのだろう。
山頂でゆっくりしていると2人上がってきた。
話を聞くとここまで5時間 つまりは5時に出発したようだ。
僕は4時間かかったが、でもここは一通過点にしか過ぎない
問題はここから 一気に踏み跡が薄くなり歩きにくくなるらしい。
とヤマレコの記録を拝読して理解していた。
しかしそんなに薄くはならず、まだ歩きやすい部類だろう。
加加森山までいったん大きく下り再び登り返す ここまで1時間と予想したが1時間半かかった。
予想以上に体力を使っている 加加森でしばし休憩・・ というかバテ始めている。
地図ではいったん2286mまで高度を落とすようだ。
じわじわと高度を落とすものの2286mまでは100m足らない。
諸河内ノ頭(2381m)に立つと、地図で見ると緩い斜面を下るようだが、リボンは北向きに導いている。
なんか不安になってきた。
素直にリボンに従うか自力判断でテカリの方向に向いている尾根に降りていくか・・ 結局は後者の判断になった。
強引に降りていくとすぐにリボンを見つけた。帰りの下山時に分かったことだが、諸河内ノ頭では藪が密生しており尾根の入り口が分からない。 こりゃ無理だわ。
無事に降りて2286mに立つ あとはテカリ本峰に登るだけ
情報では登山道はないということだったが、よく見ればある ただ登山道をずっと歩くのは無理 倒木が多すぎて順調に歩けない。
結局は逸れているのは分かっているが、無理やり登り登山道が見えたら戻るの繰り返し。 急斜面はさすがに登山道上を歩かないと相当に辛そうだった。
どんどん詰めていくと尾根のようになったテカリ本峰にたどり着く。
この斜面の登りが一番堪えた。
土壇場で本気の力を出したいが、でない。 無理・・
のろのろ登っていくとテカリ石分岐の道標 ようやく正規の登山道だ(うれしくはない) いちおうテカリ石は見たい。池口岳からもテカリ石はよく見えたので、ぜひとも登りたい。
山頂でセルフタイマーで自撮りをするが、顔から疲れたという表情が出まくり。
本当に疲れた。
山小屋は近いのは知っていたので正直あまり感動はなかった。
というか水がないのでそれが一番のピンチ
期間外入口が分からず山小屋をくるっと回ってみたが、見つからない。
多雪地区の避難小屋は2階から入ることが多いので思い出したように階段を上がると入り口だった。
当然ながら誰もいない きょうは優雅に独占になりそうだ。
そして一番の課題は水の確保。
水はどこかにあるだろうが、わからない。
夏期なら誰かに聞いて汲みに行くのだろうが、案内板すらない。たぶん去年の夏と同じ場所に行けばあるだろうか・・ たしかその時は小屋下の水場は枯れたときいて木道の下の方で汲んだ記憶がある。
とりあえず去年の夏と同じ場所に行けばあるだろう
木道を下っていく 聖が大きく素晴らしい、イザルガ岳にも行ってみようか。南深部の山々が一望などと歩く。 水・・ あったあった!
これが一番うれしい瞬間だった。
手持ちの容器に思う存分水を汲み山小屋に持ち帰る。
午後3時 やることない。
ひま・・ 夕方4時に食事を作り出す。
メニューは冬に買いだめしたイカ飯(イカにもち米を詰めたもの)を食べたりプチトマト 缶詰など
ラジオを持ってきて聖岳をみながら優雅に過ごしたが、日没が迫ると寝るしかなかった。 明日は4時起きにするためにスマホのタイマーをセットすると10時間後!
こんなに寝られるか!
屋外はゴーゴーと強風が吹き荒れてるが山小屋は関係なし。
シュラフは暖かく放置されていたウレタンマットに寝っ転がり快適だった。
4時に起きた。
何度か目が覚めたがよく寝られた 東側に陣取ったのでイザルガ岳からの日の出も見られた。 寝起きはいいが、外はゴーゴーと風が吹いている。
シュラフから出ると寒いが、朝食準備にかかる。
メニューはお得意の餅入りラーメン 軽くて温まるし美味い。
出発は5時半を目標。
小屋の清掃や備品を元に戻し予定通り出発できた。
一度歩いたかすかな踏み跡の登山道などもう楽勝である。
きのうバテた体力も回復していた。
加加森山まで2時間(きのうの登りで2時間)大して変わっていないな
そしてジャンクションまで3時間だった。きのう4時間だったからまずまず・・
ジャンクションで食べきれなかった朝食をぱくつく
赤飯だったがめちゃくちゃ美味しい。
あとは一般登山道を下っていくだけ 問題ない。
1971mピーク付近できのうビバークした人にあった。 ビバークじゃなくテントを楽しんでいるようだった。
奥多摩や丹沢でこんなことしたら誰かに注意されるのは目に見えている。 ここだったらビバークといっても通る。
こういった楽しみ方もあるんだなあ と思ってしまった。
ここからはもう爆走だった。
気が付いたらジャンクションから3時間で登山道に着いた。
お疲れさまでした。
池口岳経由が一般的になるように整備してもらいたい。
そして池口岳から登ることにした光岳がなんで百名山かとのテーマ
僕としては特徴もなく直前までわからない山とおもっている 池口岳から登っても結局は分からずじまいだった(※
【易老渡までの林道について】
帰りに易老渡にどうなっているのだろうと見学に行く。
国道158号線から入ったことろで「通行止め」の看板
看板の写真を見る限りではそんな大破していなようだが、遠山郷のホームページを見ると(http://www.tohyamago.com/
は今季の開通はないらしい。
光岳は池口岳経由は一般的じゃないので茶臼小屋経由で行くしかない。
畑薙ダムも奥地なので普通に考えれば3日 遠いな。
※)深田久弥さんはハイマツの南限 と南には光岳より高い山はないと言われている。
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