エベレスト 再挑戦2016
- GPS
- 1304:00
- 距離
- 136km
- 登り
- 11,088m
- 下り
- 11,097m
コースタイム
4月 8日 成田空港から仁川経由でカトマンズ入り
4月 9日 カトマンズ滞在
4月10日 カトマンズから空路ルクラヘ→パクディン泊
4月11日 →ナムチェバザール泊
4月12日 →クンデピーク→クムジュン→キャンズマ泊
4月13日 →プンキタンガ→パンボチェ泊
4月14日 寺院でプジャ→ディンボチェ泊
4月15日 ディンボチェ滞在
高度順応のため西側の尾根4800m地点までハイキング
4月16日 →トゥクラ→ロブチェBC泊
4月17日 滞在 上部キャンプまでハイキング
4月18日 ロブチェBC滞在
4月19日 →ハイキャンプ(5500m)
4月20日 →ロブチェイースト山頂(6090m)泊
4月21日 →ロブチェBC
4月22日 →ゴラクシェプ→エベレストBC(5300m)
4月23日 BC滞在 食料等の整理
4月24日 BC滞在 プジャ
4月25日 BC滞在 PM高度順応のためカラパタール(5500m)へハイキング
4月26日 BC滞在
4月27日 BC滞在 ゴラクシェプまで散歩
4月28日 BC滞在 アイスフォール帯の一つ目のラダーまで散歩
4月29日 高所順応のためC1まで行く予定がセラック崩壊で中止
4月30日 BC→C1(6050m)
5月 1日 C1滞在
5月 2日 →C2(6450m)
5月 3日 →ローツェフェース取付き(6700m)→C2
5月 4日 →ローツェフェースC3(7000m)→C2
5月 5日 →BC
5月 6日 BC滞在
5月 7日 BC滞在
5月 8日 BC滞在
5月 9日 BC滞在
5月10日 BC滞在
5月11日 14日登頂目指しC2に向け出発するもアイスフォール半ばで、17日にかけて強風が見込まれるとの連絡で引き返す
ゴラクシェプまで散歩
5月12日 BC滞在 ゴラクシェプまで散歩
5月13日 BC滞在
5月14日 BC滞在
5月15日 BC滞在(先発隊C1へ向けスタート)
5月16日 いよいよサミットプッシュに向けBCをスタート →C2で先発隊と合流
5月17日 →C3(7300m)
5月18日 →C4(サウスコル7900m)
5月19日 →AM11:15 エベレスト山頂→C4
5月20日 →C2
5月21日 →BC
5月22日 BC滞在
5月23日 BC滞在
5月24日 BC撤収→ペリチェ泊
5月25日 →ナムチェバザール泊
5月26日 →ルクラ泊
5月27日 ルクラから飛行機でカトマンズ
5月31日 カトマンズから仁川経由で翌日帰国
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
---|---|
アクセス | カトマンズよりルクラまで飛行機 |
コース状況/ 危険箇所等 |
エベレストBCから山頂までの危険個所は、フィックスロープがSPCC(Sagarmatha Pollution Control Committee )により設置されている。 アイスフォール帯を通過するルートは2014年の雪崩事故の経験から、今年は今までのエベレスト側から南のヌプチェ側に変更されていた。 シェルパの言うには、今年は例年になく積雪が少なかったが、滞在中に降った雪がジェネバスパーやヒラリーステップの岩場を被い全般的に歩きやすかったとのこと。 |
写真
感想
今回の遠征は、昨年に引き続き二度目の挑戦でした。
昨年4月25日午前11時56分、ネパールを襲った大地震による雪崩でベースキャンプでも18名の命が奪われました。
幸運にも我々の隊は全員大したけがもなく無事帰国しましたが、不可抗力で敗退せざるを得なかった口惜しさがずっと心の奥底でくすぶっていました。
さらに昨年末にネパール政府から2015年のパーミットは、2016年と2017年の2年間に限り有効にするとの発表がありました。
この機会を逃しては、二度と登れないと再挑戦を決めました。
近年は、各国で多くの公募登山隊が編成され、財力がゆるせばかつてのヒマラヤ遠征のように特別な登山家だけの世界ではなく、情熱さえあれば多くの人が参加できるものとなりました。
しかし、いくら遠征参加へのハードルが低くなったとはいえ、8000m峰の厳しさは今も昔も変わりません。
挑戦するからには、それなりの意識、装備、そして体力を備えておくべきと考えます。
現にサミットプッシュでは毎日が体力の限界すれすれ、食欲もほとんどない状態で私の長い人生でもっともつらい6日間でした。
その分、山頂に立った時の感激は大きなものでした。
エベレストは、若いころの自分にとって夢のまた夢、全く遠い存在の山でした。
しかし、ヒマラヤのトレッキングから始まりメラピーク(6500m)、マナスル(8163m)とステップを一段ずつ登っていくといつの間にか手の届く「夢」になっていました。
それを実現できたのは家族をはじめとする周囲の人たちの理解と協力、同じ隊のガイド、シェルパ、隊員など遠征生活を共にした仲間、日本から応援してくれた人たちの支えがあってのこと。
この場をお借りして感謝の気持ちを伝えたいと思います。
ありがとうございました。
コメント
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おめでとうございます。すごいですね。いつかは挑戦してみたいです。
ありがとうございます
私は今年還暦になります。
Latte0206さんは何歳かわかりませんが、時間はまだ十分あります。
高所登山は酸素消費の少ない高齢者の方が有利という説もあります。
ぜひ挑戦してください。
ありがとうございます。sumi8848さんの言葉を励みにいつかは挑戦してみたいと思います。
初めまして。
夢の実現、おめでとうございます!
ステップを一段づつ登ってたどり着く世界がエベレスト、ってどのような気持ちなんでしょう。
どんなに写真がきれいでも、文章が素晴らしくても、そこに行った人しかわからない心の感動は、伝えきれないのだと思います。
でも、少し分けていただきました。
10数年前にカラパタールまで行きました。
その感動も呼び起こしてもらったような気がします。
ありがとうございました!
mmkkさんありがとうございます。
いま子育ての真っ最中で大変ですね。
私も3人の息子を育ていろいろなところに連れまわしていました。
しかし、思い返してみるとあの頃が一番楽しく尊い時期であったような気がします。
今はぜひ子供たちと一緒に夢中に遊びまくってください。
初めまして。
ここに至るまでの情熱、根性、体力、知識、費用、その他諸々。
凄すぎます。
頂上に立つとどんな気持ちなんでしょう。
立った人にしか判らないんでしょうね
皆さんの沢山な支え、運もあるのが実情でしょうが、とにかく凄すぎます。
登頂、そしてご帰還おめでとうございます。
お疲れさまでした。
ありがとうございます。
今回の遠征は自分のおよそ40年の及ぶの登山の集大成のつもりでした。
サミットへの道が厳しかった分、達成感も大きなものでした。
ただ、氷点下25度、強風の中、登頂した瞬間は「もう登らなくてもいいんだ」という思いと無事下山することばかり考えて山頂からの風景を堪能する余裕もありませんでした。
BlueSky_54 さんの言われるとおり、みなさんの支えがなくては実現できなかったと思います。
しばらくゆっくりして新たな目標を探していきたいと思います。
8000mの世界って想像もつきません。どんな景色なのでしょう。
『いつの間にか手の届く夢になっていた』という文章に感動しました!還暦のsumi8848さんに元気をいただきました!
女性だから、体が小さいからと凹んでいましたが、頑張れそうです。ありがとうございます!
ありがとうございます。
8000mの世界では、人を寄せ付けない厳しさと崇高さ、その中を一歩ずつ進む自分の存在の小ささをいつも感じています。
でも、その一歩の積み重ねが山頂へと導いてくれると自分に言い聞かせて登っています。
登山は、女性だから、体が小さいといったことは全くハンデにはならないですよ。
現に2016年のプレモンスーン期のエベレストにも4名の日本人女性が登頂しています。
hiroi さんもご自分の目指すものにどんどん突き進んでください。
はじめまして。おめでとうございます。自分も学生時代にヒマラヤに憧れましたが 膝の怪我で断念しました 。怪我が無くても実力的に無理でしたが。
どうしてもエベレストが見たくてタンボチェ(パンボチェ?)まで学生時代にトレッキングしました。ヌプチェからの尾根越しにエベレストの小さな頂上が見えました。
地球で一番高い所。エベレスト登頂おめでとうございます。
心よりご祝福申し上げます 。
ありがとうございます。
学生時代にエベレスト街道に行かれたのですね。
あの頃にヒマラヤのトレッキングにでかけること自体、今と違ってかなり大変だったと思います。
fujikitaさんの若いころの熱い想いが伝わってきます。
今、ご自分の体調を考え徐々にレベルアップを図れれているようですが、若いころの「熱い想い」をいつまでも忘れないで山を楽しんでください。
いやー、兎に角「世界最高峰登頂&無事生還」おめでとうございます )^o^(
先輩がこんなに有名人になっちゃて、素直に後輩として鼻高々でーっす !(^^)!
帰国は思ったより早かったんですね、向こうからはラインしてくれてたんで、てっきりカトマンズとかで、ゆっくり余韻を楽しんでいるのかと思ってました (^_^;)
名古屋弁のお土産話聞かせて欲しーんで、リハビリ兼ねてアルプスでもいっときます?
ありがとう。
夏のアルプス、いいですね。
長い間、岩と氷と雪の中にいると緑が恋しくなります。
やっぱ四季折々の変化のある日本の山は最高です。
また一緒に登りましょう。
でもビスターリ、ビスターリでお願いします。
あらためて、おめでとうございます。
再挑戦、やってよかったですね。
また、ゆっくりお話を聞かせていただく機会をいただけたらと思います。
雪山でも、今シーズン、ご一緒できたらいいですね。
メリークリスマス
メリークリスマス🎄
その節は、応援ありがとう!
もう随分昔のことのように思えます。
エベレスト登頂は、自分の登山人生の集大成のつもりで挑戦したのですが、性懲りもなく近場の山を歩き回っています。
またご主人も誘って白山周辺の山を歩きに来てください。
そのときは、ぜひともご一緒させてください。
もちろんakemi547187 のラッセルでお願いします。
ラッセル!!喜んで引き受けますよ。
主人を紹介させてもらいたいですし、お山、ぜひご一緒しましょう♪
初めまして!
まずはお疲れ様でした。
世界で一番高い場所…世界中の登山家が憧れる特別な場所…その頂上に立たれた感動は考えただけでも身震いするほどです😊実際に登ったら…一体どんな気持ちなんでしょう…。本当におめでとうございます!!
私は今、高校生で小さな頃から山がとても好きです。いつか…私も挑戦してみたいです!写真を眺めるたび憧れが増していきます。
感動を分けてくださってありがとうごさいました。
コメントありがとうございます。
自分より40歳以上も若い人に感動してもらえるなんて嬉しいですね。
私も高校生の頃に近場の山から登り始めて、最高峰の頂きにたどり着いたのが40年以上も後のこと。
登頂した時は、それまでの思いを成し遂げた感動っていうものはこれっぽっちもなく、「これ以上登らなくていいんだ」という安堵とただ無事に降りることばかり考えていました。
正直なところ、意外に臆病なのかもしれませんね。
でも山はこんな自分と真剣に向かい合える絶好のステージ。
足の動く限り登り続けるつもりです。
高所登山は、南谷真鈴ちゃんのようにエベレストに19歳で登ってしまう人もいれば、私のように還暦で登る者もいて他のスポーツと違って年齢はあまりハンデにはならないです。
Tateyama67 さんにはまだまだたくさんの時間があります。
自分のペースでじっくりと自分の夢を追いかけてください。
Tateyama67 さんの今後の活躍を楽しみにしています。
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