記録ID: 895284
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ハイキング
近畿
高島トレイル(駒ヶ岳・百里ヶ岳)
2016年06月11日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:50
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,107m
コースタイム
天候 | 高曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●木地山バス停から駒ヶ岳 木地山バス停には高島トレイルの案内板、トイレ舎、駐車スペースがある。しかしどこから登ったらいいのか判らない。正面の畑に入る橋には、いきなり獣フェンスが掛かっているが、ここが登山口なのか?結局、麻生川を少し下った二股を渡って、右股に入ったら登山路があった。すぐにまた1:1の二股になるが、案内板通り右股を遡っていく。その後、登山路は、左岸を登ったり、右岸を登ったりするが、すべて案内板がある。少し判りにくいのは、奥の二股で右に巻き込みながら枝尾根に取り付いていく部分。進行方向だけを見るのでなくて、周りを見ながら登っていったら、ツヅラ道を見落とすことはない。 この枝尾根を詰めたところが、主稜線とのT字路になっていて、この主稜線は高島トレイルであり、滋賀県と福井県(嶺南部)との県境となる。広い主稜線をゆるやかにアップダウンしながら北上すると駒ヶ岳山頂に着く。山頂直前にある分岐をチェックし忘れない様にしたい。 ●駒ヶ岳から百里ヶ岳 おおむねの進路は西方向となる。稜線は広い部分が多く、枯葉で判り難い部分もあるので、尾根を外さないように注意して進むこと。木地山からの登山路が合流したり、自分が歩いているすぐ南側下に太い道があったりするが、惑わされないようにしたい。与助谷山は小さなピーク。桜谷山は結構登る。山頂は南側の展望がいい。山頂から進路が南西方向に変わるので意識して進むこと。尾根が広いので、案内板を見れない部分を進むとルートを外す恐れがある。ええんかい?という程の急坂を下ると木地山峠660mに着く。歴史的に鯖街道などと称して古くからの生活道路であった場所だ。峠を右に下れば上根来、左に下れば今回の出発点、朽木麻生を通って安曇川ぞいの鯖街道に達する。今回は直進する。 木地山峠からほぼ進路は南になるが、少しアップダウンしながら、結構登る。百里ヶ岳の山頂931mは広くて、いろんな表示板があり、この場所も長い歴史の深さを感じる。 ●百里ヶ岳から木地山バス停 山頂から微妙に方向が変わって、急坂を下る。そのまま高島トレイルで根来坂へ下りたい気持ちだが、今日は反対側にクルマを停めているので、この気持ちを振り切り、分岐から百里新道に入る。ちゃんと案内板があるので問題ないが、その先のシチクレ峠には何もないので、多少、ヤブを漕ぐ勇気がいる。今回のルートの唯一のテクニカルポイントだ。 シチクレ峠は、高島トレイルのMAPにもあるように、百里新道の鞍部ではなくて下りの途中にあるらしいが、もう少し手前から西北西方向に延びる枝尾根に取り付いたはうがいい。トレイルMAPでは沢沿いを降りるようになっているが、これは無理だ。標高480mぐらいまではずっとこの枝尾根を下る。かなりの急坂で木枝を掴みながらでないと下れない。もしこれを登るのであれば、四つん這いになるだろう。標高480mで沢に合流し、そのあとはずっと沢沿いを下る。最初、道は細いが、だんだん太くなってきて、廃林道を下るようになる。渓相はとてもいいが、これだけアプローチがいいと釣りに入りやすいのだろう。つまり、魚影は確認できなかった。廃林道は、林道になって、朝、出発した場所に戻った。 - |
その他周辺情報 | ●高島トレイルMAPの入手は http://www.takashima-trail.jp/map.html ●朽木温泉てんくう http://www.gp-kutsuki.com/tencoo/ 高島トレイルMAPも販売しているよ - |
ファイル |
(更新時刻:2016/06/14 09:54)
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写真
感想
高島トレイルで1年ほど前に、ヤマレコユーザーのsabakanさんが熊に襲われて負傷した。レコによると出会いがしら状態で2頭の熊と遭遇し、その1頭が自分めがけて突進してきたという。しかも、熊と取っ組み合いになり、顔や首めがけて噛みついてきたという。その状況を想像するに、凄惨すぎる。いまは復活されて山登りを再開されているのが何よりの救いだ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-642957.html
今回歩いてきた高島トレイルのルートは、深い谷となっている国道303号線の反対側で、同じ熊がいることはないが、別の熊がいる可能性は高い地域だ。それまでツキノワグマが襲ってくるということを想定にいれていなかったので、去年の事件はショックだったが、しばらく忘れていた。今回その高島トレイルに入山するにあたり、熊避けスプレーと鈴と笛を携行した。スプレーは15年前に北海道での縦走の際に購入(約1万円)したものだが、その後、渓流釣りで野犬4匹に囲まれたことがあり、それ以来の携行になった。少々大げさすぎるきらいもあるが、備えあれば患いなしだ。
この日はなんとか晴れる予報だったが、翌日は崩れる予報のためか、見晴らしの効く場所ではずっと湿っぽい南風が吹いていた。ところがブナ林の中は涼しくて、気持ちのいい山行を楽しめた。クマが熊避けするという矛盾をいささか感じないではないものの、ともかく、遭遇しなくて良かった、良かった。
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コメント
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って突っ込もうかと思ったら
自分で突っ込んでるし
北山から上は、生息されているでしょうし
クマさんでも警戒しておく方がよろしいでしょうね。
もちろんsabakanさんの事例もあります。
でも、15年経ったものでも効能はそのまま??
清々しいブナ林に吹く風を想像しながら
ちょっと疑問に思いました…
へへどん、そこなんですよ。
今回のカウンターアソルトという米国製の製品の場合、製造後約10年のようです。13年経っても、すごい状態だったというレポートもありますが、どれぐらい劣化しているか、実験台になってもらえませんかね?もう取り替えます。
しかしですね、熊は、北山以北だけでなく、へへどんの登山するような場所にも、容易に出現するので、他人事と思わず、警戒したほうがよろしいですよ
クマ
は?実験台??
おかしいな、
お嬢さんはくまさんに『お逃げなさい』と言われたんじゃなかったっけ
少なくとも、くまさんにスプレー噴射はされないと思います。
あっ、自分が実験台になるってのはどう??
良かったら、ぷしゅーしてあげますよ
へへどん、
ぷしゅー、してして!(変態か!)
どんなことになるのか、
15年前から興味津々で、
たまらんかったんです。
誤発射防止用のスロットを
外したり、付けたりして・・・
こんど近所の暴力犬に・・・
これもあかんね!
クマ
駒ヶ岳〜百里ヶ岳、お疲れ様です。
廃林道に至るまで気が抜けないところです。
昨年は、イワウチワがたくさん咲いてましたよ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-620652.html
ヤマレコユーザーのsabakanさんが襲われたのは、1ヶ月のちですね。
4名で歩きましたので、遭遇しなくてよかったかな。
南谷林道にトキワイカリソウが咲いていましたよ。
4月半ばは、早春の花、5月初めはブナの若葉が綺麗です。
高島トレイルもこれからです、これからアクセスを考えな
がら歩かなければいけませんね。
今年は秋に行くかもしれません。
・補足
シチクレ峠から南谷へ下るルートは地形図だけでは、判りづらいので
前年の9月に帰路で、新道からシチクレ峠に向かいルートを確認して
います。
往路の時にシチクレ峠の道標を見落としていたので、再確認のため、
二人で検討を付けて下る位置を確認して、GPSにマークしておきまし
た。
地形図のコンターでは、急坂なのですが杣道を下るとマークテープが
あり、数ヶ所確認してあります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-514853.html
おーーーー!
まったく同じルートじゃないですか!
少々、強引なルートだと思っていたのですが
木地山にクルマを置いたら、考えるルートは同じになるのですね。しかし、シチクレ峠を上手に、南谷の北側にある枝尾根に取り付いて降りてますね。最初から判っていたようなGPS軌跡なので驚かされます。トレイルMAPの峠の位置や破線ルートは、間違って描かれているので、ボクは、行ったり来たりして少々悩みましたよ。少しヤブも漕ぎましたし・・・
高島トレイルの今回のルートは、まだまだ、ブナの新緑が気持ち良くて、爽やかな空気に浸されていましたが、花のほうはサッパリでした。1ヶ月半前に来たら、ストラッセさんのレポートのような数の花に遭遇できるのですね。勉強になりました。次回、秋に行かれるということですが、ブナなどの(黄色)紅葉が目当てでしょうかね・・・それとも他になにか?
クマ
★以下、追記(6.14)
補足について了解しました。下見されていたのですね。しかし、シチクレ峠周辺は目を皿のようにしてチェックしましたが、山聲さんのレポート写真にあるような道標は発見できませんでした。すでに朽ちて無いのかもしれません。ボクは南谷ぞいの枝尾根稜線を下りましたが、この急坂にはたくさんの赤テープマークがありましたね。しかし、フーチャンがこの南谷の大底を登られているレコを読んで、失礼ながら、思わず笑ってしまいました。藪漕ガーのひとりとして、やるな〜!と見直しました。
-
クマさん、自分で突っ込んじゃだめじゃないですか。(>クマが熊避けするという矛盾)
それはただの仲間割れってやつです。
仲良くしてください。
高島トレイル、気持ち良さそうですね。
思わず走りたくなりそうな道だ。
最近クマ事件が多いので不安ですが、お蔭様でそこそこクマに慣れてきたので大丈夫かも。
昔、会社の上司から指導を受けました。後輩を叱るときは逃げ道を塞がないで、残したままにしておけ!と・・・今回のと、ちょっとちゃうか
クマに慣れてきたと思ったら、それは大間違いです。ボクのように性質がおとなしくて優しい感じのヤツもおれば、ここぞとばかりに、ネマガリタケ採取の人々を襲う凶暴なヤツもいます。とりわけ、メスはいけません。いつもイライラしていますので、一瞬たりとも注意を怠ってはなりませぬ。あれっ?
クマ
heheさんのご指摘通り、自分で突っ込んではいけませんね〜
こんなオイシイネタは、さあいらっしゃい、とばかり両腕を大きく広げて突っ込みの嵐を受け止めないと
でもクマに遭遇しなくてなにより。
秋田の事件もありワタシもいつもより注意してます。
この日は暑かったのでクマさんは沢かな〜と思いきや低山のハイキングとは。
でもそんなに暑くなかったのですね。
次回あたりは沢かな?
はい!
これからは、カノスケ師匠をお手本にして、”隙ダラケ”をモットーに、皆様がお楽しみになれるように、ネタ振りだけで、自分で突っ込まないように努めます。
沢はね、まだモチベーションがあがってこないんです。やっぱし、心の奥に残ってるんですかね? でも、すでに何件か決まってるんで、面白いやつをレポートさせていただきます。
クマ
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