【西穂〜奥穂】悪の要塞、ジャンダルムを訪ねて
- GPS
- 12:38
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,623m
- 下り
- 2,683m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 12:36
天候 | 晴れ ジャンのところだけガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.okuhida.or.jp/wp-content/uploads/2013/10/bba5633d5dcd35f196abe45acdcd5feb.jpg ■新穂高ロープウェイを利用 始発はツアー客で混み合うため、遅れると臨時便に乗ることになりタイムロス。 30分くらい前に並ぶことを推奨します。 片道¥1600往復¥2900 6kg以上は荷物券別途必要、片道¥300 http://shinhotaka-ropeway.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
---残雪状況--- ■西穂高口駅-西穂高山頂 なし、夏道 ■西穂高山頂-奥穂高山頂 なし、夏道 ■奥穂高山頂-穂高岳山荘 山頂から下に一ヶ所、山荘前に一ヶ所雪渓あるが、避けることが可能 ■穂高岳山荘-白出沢(荷継平) 後半に雪渓があらわれるが、避けることが可能。 通ったほうが楽な個所があるが、アイゼンピッケルは不使用で通行可能だが 今後の融雪次第で一概にはいえないかも。 ただアイゼンを持参して敢えて雪渓を下ったほうが圧倒的に楽。 今回のルートに関しては持参したが、 アイゼンピッケル不要で夏装備でも可能と判断。 ---コース状況--- ■西穂高口駅-穂高岳山荘 歩きやすい、最後に急登 ■穂高岳山荘-西穂高山頂 □独標まで 独標までで怖いと感じる人は山頂まで行かないほうがよいといわれてます。 独標直下まではやさしい道。 □山頂まで 小さなピーク含め全12峰(独標は12峰、山頂は1峰)を登っていく。 三点支持で登る個所もいくつか。独標先の下り、ピラミッドピーク先の登り 山頂手前の登り辺りが結構急。雨の日は難易度上昇、というか危ない。 遅い時間からの登頂は避けるよう案内が出ています。 ■西穂高山頂-天狗のコル 登り一辺倒ではなく、いくつかの急激な登降を繰り返す。 それなりの岩登りスキルを要求されます。○や→のペイントは多く、 よく見回せば分かるはず。鎖の補助も割としっかりいている。 天狗のコル直下の鎖はちょいキツめ。 ■天狗のコル-奥穂高山頂 ここも意外と○や→のペイントがある。ここから急登続き。 ジャンダルムも案内はしっかりしてあり、「←ジャン」と書かれた案内を進む。 西穂側から登るのは楽。ある程度適当に進んでも登れた。 □ロバの耳 かなり急峻な登降。ロバの耳から先の下り、 今までなら鎖があるような下降ポイントで鎖がない場所があり 下りに神経使った。 □馬の背 ナイフリッジ。しかしホールドはしっかりしているので見極めて登れば それほどでもないと感じた。登りきれば尾根は太くなる。 奥穂側から進むと難易度かなり高いと思う。 ■奥穂高山頂-穂高岳山荘 雪渓が二ヶ所あったが、先述の通り避けることが可能。 山荘手前は急直下。山荘前だからと気を抜かないこと。 ■穂高岳山荘-白出沢出合 □白出沢-荷継小屋跡 核心部。上部は荒れてもおらず従来通り。 3/1過ぎたあたりから左右に雪渓が 出始める。夏道(元々道とは言い難い個所もあるが)が雪渓に埋もれている 場所もあるため、RFしながら進む。 中間以降は大荒れ。多くの落石が積み重なり浮石多数、 その上に砂利が乗っており滑る。全ての岩が動くと思って 行動したほうがよい。とにかく大小多数の岩が重なっていて歩きづらい。 正直二度と通りたくない。 避けることができるならここは使わないほうがいい。 小屋も通行を推奨していない模様。登りなら多少はマシ。 □荷継小屋跡-白出沢出合 渓谷沿いに進む道では水が染みている個所に関してかなり滑るので 足元はよく確認すること。滑ったらアウト。 重太郎橋は出ていない。しかし渡渉は問題なく可能だった。 渓谷道終了のハシゴを下った後に直ちに渡渉し、 左岸を壁沿いに進めば登山道。 ■白出沢出合-登山口まで(右俣林道) ひたすら進む、長い。疲れた足には結構なダメージ。 ショートカットは若干不明瞭のため使いませんでした。 |
その他周辺情報 | どこもやってない時間だしそのまま解散した。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ヘルメット
アイゼン
ピッケル
|
---|
感想
当初予定は、岳沢〜天狗沢〜ジャン〜奥穂〜吊尾根〜前穂へ日帰りでしたが、前日にalsoさんより西穂〜奥穂への変更を打診され、今の自分の体力で行けるのか??と悩みましたが、頼もしいalsoさんが同行者という事と、最悪の場合は穂高岳山荘泊にするという予定で行く事にしました。
このコースを歩いてみて感じたのは、様々な紙面で言われている通りアップダウンが激しく意外に距離が長い事、地形変化にも富んでおり岩稜帯だけではなくガレ場も多く、落石にも十分注意が必要な事など、体力・岩登り技術・RF能力・判断力等の全てが求められる手強いコースだと感じました。あと、天候も重要です。
自分もまだまだ体力に自信がなく、案の定天狗のコルより少しペースが落ちてしまったので、より一層精進しなければと思いました。
それでもジャンダルムと奥穂に登頂した時の達成感もさることながら、穂高岳山荘に到着しコーラを買って飲んだ時の安堵+満足感は忘れられません。
今回殆どの区間をalsoさんに先行していただきました。
一人では不安もありなかなか行けずにいたコースでしたが、日帰りで歩き通せて無事に下山できた事、alsoさんに感謝です。
ありがとうございました。
以前からmotosaさんより天狗沢からの奥穂〜前穂の縦走お誘いがありました。
しかしmotosaさん、ここ二度ほど岳沢からアプローチしているので、
西穂〜奥穂でもいいですよ、と言ってみたところ、数時間後「ぜひ!」
というお返事。しかしRW時間に縛られるため、遅い時間は確定。
motosaさんに合わせた山行計画を送って
「こんな時間だけど、いいんですか?」と聞くもOKの返事。
ではこちらも覚悟し、今回の山行を決定しました。
憧れのジャンダルムはちょうどガスという悲しい状況。
しかしそこまで天気が持ってくれたことのほうが嬉しかった。
ガスで霞みかかったジャンダルムは正に悪の要塞でした。すげえ。
難所続きでしたが、意外にも一番大変だったのは白出沢の下りでした。
以前にも一回通った際に嫌な所だな、と思っていましたが、
多くの落石で荒れた道は、全部浮石、砂利で滑る、埋まる
凹凸が激しく、帰りの足では本当に大変でした。
そしてmotosaさん頑張りました。
「天狗のコルから多分ダメになります」
と、言ってましたが本当にダメになってましたwww
これは山荘泊りかな?と思いましたが、無事復活。
しっかりといいペースで歩いてくれました。
最後の下りでは何を話しかけても「炭酸」という単語しか返ってこない。
逆に話しかけてくると「UFOに会いたいんですよね」とか謎発言。
いよいよ壊れたか?と思った頃無事ゴールしました。
よかったよかった。
背丈もありますが、下りの技術は素晴らしく、
見習わなければならないところが多かったです。
雪に対応した装備で臨みましたが、今回は一切使用せずでした。
いよいよ夏装備でよさそうです。
お疲れ様でした。
イケさん こんにちは!
またまた、危険なルートを難なく走破しましたね👍
僕も、今年は挑戦してみたいと思ってます!やはり、写真を見てるとヤバそうな所が多いッスね(>o<")
逆ルートは更に危険な感じがしますね。やはり最初は西穂高から行った方が良さそうですね!大変参考になりました!
お疲れ様でした🍺🍺
マルさんこんにちは!
ずっと三点支持な感じですかね…スゲー所歩くなぁ
っておもっても、実際に歩くと普通に歩けたりって山だと多いですよね。
マルさんは多分そんな感じでふつーにいけるとおもいます笑
お2人方、本当にお疲れ様です。やはりここは最高のマウンテンアスレチックですね~。自分も今年1回は行きたいです(^-^)楽しいレコありがとうございました。
kusunokiyaさんこんにちは!
本当にいい所で楽しめました!最後以外は(笑
でも逆回りを想像するとちょっと怖いですね…
槍→大キレット→北穂→奥穂→西穂って考えると、後半にここ通るのか…
と思うと今の自分だと手が出ませんね。
でも旧歩荷道は現実的ではないですし、考えてしまいます
いやぁalsoさんがそう思うんなら俺も考え直そうかな〜ですね
そのルート引っ張ってもらおうと思ってたんですが
ちなみに旧ボッカ道は昨年と変わらない感じなら行けそうですし、実はロープウェイの下の道も上りは行けるらしく見つけれれば旧ボッカより楽らしいです。
kusunokiyaさんこんにちは。
自分は結構チキンなので、体力的にはいいのかもしれないんですが、
疲れた足で奥→西は不安だなぁって思ってしまうのです。
やはり西→奥で行きたいです。RW使用は時間的に厳しいので下道ですか。
たしかにRWのとこ道ありましたよね。しかしヘッデンつけてあれを登る自信は
あんまりないです(笑
kusunokiyaさんが登ってくれるまで待とうかな
こんにちは。当日同じルートたどり、写真撮っていただいた者です。
一人だと心細いルート、途中から、ほぼご一緒させて頂きとても心強かったです。
また、ジャンや奥穂で一人だと撮れない写真が写せて嬉しかったです。
ありがとうございました。
翌日、浮き石だらけの白出沢下りて確信しました。
夕方暗くなっていくのに、疲れた体で当日にこのルート辿って下りたお二人、
どう考えても馬鹿か化け物ですよ(笑)
羨ましい限りの体力と技術です。
またどこかでお会いしましたら写真よろしくお願いします。
dahonさんこんばんは。
翌日は白出沢を下ったんですね。ホント酷い状況で下るの大変でしたよね。
私の体力はたいしたことはないのですが、同行していたalsoさんは化け物ですよ(笑)
またどこかでお会いできるといいですね。お疲れ様でした!!
dahonさんこんにちは。
お互い無事下山できてよかったですね。
先行していただいてたので、自分たちも安心して進むことができました。
白出沢、最悪でしたね。下の荒れっぷりが何とも。
あの林道入る手前にクマの報告が何件かあるようですね。
出会わなくてよかったです。もうあそこは通りたくない
自分は日帰りしかしていないので毎回こんな感じです!
素敵な出会いでした。またどこかで出会えることを期待しています!
お疲れ様です
登山部のS.Oです
今度ご一緒しましょう
S.Oさんこんにちは!
よくここを見つけられましたね
こんなレコですみません
こちらこそぜひよろしくお願いします!!
去年新穂高温泉から逆コースで西穂まで歩きました。
いきなりの馬の背の下りは、眼下の切り立った絶景とはうらはらに、こんなとこおりるのかよ〜頭クラクラ。奥穂からだと、チン〇マちぢむような
最大の難所だったです。コース全般を通じて、体力、ルート判断力、肝っ玉(多少の)が必要で、又悪天候時には絶対入山禁止 と思います。
それにしても12時間で一周されるとはスゴイ体力ですね。感嘆です。
今後ルート目指される方は、足、腰を十分鍛えられ綿密な計画のもと
朗天気を狙ってチャレンジして欲しいと思います。
mamemeiさんこんにちは、はじめまして!
一つのピーク越すごとに激しい下りを見て「オイオイ…」って言ってました(笑
逆ルートで歩かれたのですか。そちらのほうが難しいですよね。
馬ノ背なんかは西穂側からだとそんなに気にならないですが、
逆だと後ろ向きで下りるのは怖いなぁ〜って思いましたし。
他も大抵逆だと難しいだろうなという個所がいくつもありました。
悪天ではとても来たくない感じです。ガスったらRF困難ですし、
濡れたら滑って歩けないですね…
時間に関しては同行者の炭酸マンが頑張ってくれました!
コメントありがとうございます!
mamemeiさん、初めまして。
コメントありがとうございます!
確かにアップダウンの激しい厳しいコースでしたが、とても楽しめました。
おっしゃる通り悪天候時は危険すぎるので、絶対に行かない方が良いと思います。
今後近いうちに、晴れを狙って逆コースも歩きたいなと思っています。
alsoさん、炭酸マンさん初めまして。私からみると、ロバの耳の下りは難所だと思います。急峻な岩場の登りは岩との一体感が味わえ、爽快ですが、逆にここを
下るとなるとシッコちびりそう‥そう感じながら岩稜ルートの醍醐味を楽しんできました。
今67歳で体調整えたら、西〜奥へ歩きたい願望を持っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する