槍・穂高展望S席の常念岳から蝶ヶ岳縦走
- GPS
- 11:51
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,162m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
- 山行
- 10:59
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 11:52
常念への登山道は、サルがいて笹を揺らしたので熊かと思い身がすくみました。妻が鈴を持っていましたが、笛を鳴らせばよかったです。妻は木の根の段差が大きいことに悩んでいました。常念は前常念側の方が岩が大きく岩登りに慣れた人はかえって登りやすいです。(コースタイムも登りも下りも同じです。)
常念と蝶の稜線は、展望抜群です。でも風が吹くとすごい寒さです。
蝶からの下山は最初は歩きにくい石の連続です。だんだんと歩きやすくなり、歩きやすい木製階段が設置されています。
天候 | 晴れから悲しい雨へ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
土曜日に仕事があったため、日曜に登りました。
妻のドライブ協力もあり、登山口の三俣にたどり着きました。が、車がたくさん駐車しており、駐車場をはみ出して下の路肩まで駐車してありました。私たちは夜遅く着いたため、日帰り登山者が帰ったところに停めることができました。
翌日は4時前の出発ということで睡眠時間が少ないことが心配です。登山口の写真を撮ろうとしたらカメラが動きません。「ありゃ、電池がない!」さあ、カメラは置いていきましょう。(少しショックですが、こんなこともままあります。)カメラのない分、足取りも軽く歩き出しました。朝は全く寒くなく、歩き出すとむしろ暑いくらいです。やがてブヨも現れ、うちわで叩き落とします。もちろん虫よけスプレーしていますが、ブヨはついてきます。笹薮が揺れ、ついに熊と遭遇したと確信すると猿の群れが登場し、人間を警戒することなく、余裕を持って山を登っていきます「ふー」ホイッスル持ってくればよかった。やや蒸し暑い樹林帯が終わると、今度は岩との戦いです。涼しい風がやがて冷たい強風となり、妻は「体が飛ばされる。」と泣きそうでした。寒さから「頭が痛い。」と言いだし、てっきり高山病だと思った私は「下ろうか?」と言いだしました。(妻はニット帽を持ってくればよかったと言ってました。)前常念からはだんだん蝶へ続く尾根の低いところに雪山が見えました。山の形と山小屋で北穂だとわかりました。そしてその左は、奥穂か唐沢か・・・奥穂だ!テンションが上がります。
そして常念小屋からの道に合流すると、「じゃーん!」天下の槍様が現れました。「大きい!」毎週山に行ってますから、今年も槍は何度も見ていますが、さすがに今日は近いので大きいです。そして黒いです。(小槍は見えない角度です。)妻は私以上に「槍フリーク」なのですごい喜びようです。頭痛もいつの間にか治り、頂上を目指しました。ありがたいことに頂上では、風も治まり、食事もしながら、槍を見ていました。妻は「(山友)やまさんいるかも。やまさーん!」と呼んでおりましたら、(あとからわかりましたが)本当にやまさんは槍の穂先にその時間にいたそうです。それも日帰り…(絶句)
慎重に常念を下ります。今日は天候がよくないせいか、登山者は少ない(いつもに比べればの話です)ので、結構他の登山者さんと会話しました。テン泊者には、マットは何を使っていますか?とお尋ねすると、「インフレータブルマットがいいよ」と教えていただきました。アルプスでは、マットを外付けにすると岩にあたって危ないよという命に直結するアドバイスを受けました。
蝶が岳とのアップダウンではたくさんの花に巡り合いました。今日は携帯カメラなので、花の写真はあきらめです。花の大きなシナノキンバイの写真1枚だけを撮りました。大好きな桜草の写真が撮れなかったことが残念・・・。蝶槍手前の鞍部で雨が降り出しました。「ええっ!夕方まではもつと思ったのに・・・」躊躇せずにカッパを着ます。濡れてしまってからでは手遅れです。最初は暑く思ったカッパですが、樹林帯をを抜け出すと風も吹き、指なし手袋では耐えられなくなり、フリースの手袋をしました。(レイン用の手袋を持ってくることを忘れました。)蝶槍からはガスもかかり、景色どころか、目の前に蝶が岳ヒュッテがあっても気が付かなかったくらいです。蝶が岳からの下りは、上部はかなり石ころが多く気を使って降りなくてはなりません。だんだんと歩きやすい道になり、まめうち平前後から立派な木製階段が疲れた膝に優しかったです。整備に感謝です。
駐車場に着くと雨の中でも、ブヨが車の周りを飛んでおり隙あらば車内に入ろうとしています。今日は殺虫スプレーを持ってきて大正解です。高速運転中に脛から吸血されたことがあり、その教訓が活きました。
北アルプスの北アルプスらしさを感じられる登山となりました。
ベッカムさん こんにちは!
まさに同じ時間!山頂に立っていましたね
常念、蝶のむこうには富士山、北岳、間ノ岳が見えてたのはご存知でしたか?
槍ばかり見て背を向けてたのではないでしょうか?( ´艸`)
たまにはこんな天気もいい思い出ですね!
一応確認したつもりですが
そちらの方面は雲ばかりと決めつけていました。
でも槍穂は当然ながら
鷲羽から赤牛・・・・剣まで見えてて
景色については十分堪能しました。
北アはすごいの一言で片づけるしかありません。
どうしようかしら・・・この夏
ベッカムさんお疲れ様です。
カメラの電池忘れたのですか!もっと花の写真が見たかったです。
というのも、蝶槍手前の鞍部辺りは、ここは相当花が咲く雰囲気だなと思いながら歩いていました。恐らく沢山咲いていたのではないでしょうか?
最近白馬などに咲いているウルップソウが見たいです。残念なのは先週登った鳳凰山にキバナアツモリソウが咲いていた事を、後からのレコで知った事です…
今週は天気も悪く、久しぶりにOFFかなと考えていますが、時期的には瑞浪も気になっています。
ふーん。
キバナアツモリソウですか。
小屋が保護しているということですかね。
クマガイソウと形は良く似ていますね。
7月ですね。
チャンスがあれば行きたいと思いますが
テント場がむちゃくちゃこむというレポも発見しました。
おそらく登山道も相当・・・
東濃某山も行きたいですね。
曇りなら花見に良いですね。
あの登り方はまねできませんが(笑)
寿老の滝で涼むという手も有かも。
カメラの電池を確認して行きますね。
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