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Yamareco

記録ID: 913988
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沢登り
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳 岩井谷から往復15時間

2016年07月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他2人
GPS
--:--
距離
25.7km
登り
1,764m
下り
1,762m

コースタイム

日帰り
山行
14:14
休憩
0:46
合計
15:00
1:30
70
林道ゲート
2:40
3:00
442
10:22
10:40
51
岩井谷から千町尾根合流点
11:31
229
15:20
15:25
54
千町尾根1930m
16:19
16:22
8
16:30
ゴール地点
1.30 1326m 岩井谷林道ゲートチャリ発
2.40 1640m 岩魚見小屋過ぎ林道終点
2.45 1600m 林道から岩井谷へ
10.22 2702m 千町尾根合流
11.31 3025m 乗鞍 剣が峰
11.46 3025m 乗鞍 剣が峰発
15.21 1930m 薮突入
16.19 1640m 岩魚見小屋過ぎ林道終点チャリデポ
16.30 1326m 岩井谷林道ゲート
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
コース状況/
危険箇所等
岩井谷は大きな滝は無くロープは一度も使わなかった
千町尾根は奥千町小屋から上は這松の藪漕ぎ有り
暗い時間の岩井谷は寒くて試練だった
2016年07月10日 04:46撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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7/10 4:46
暗い時間の岩井谷は寒くて試練だった
水流は程々で大きな滝は無く快適に遡行
2016年07月10日 05:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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7/10 5:06
水流は程々で大きな滝は無く快適に遡行
苔むした岩も多くい
2016年07月10日 05:10撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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苔むした岩も多くい
きれいな沢だった
2016年07月10日 05:11撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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きれいな沢だった
秋は紅葉が素晴らしいだろう
2016年07月10日 05:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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秋は紅葉が素晴らしいだろう
たまに大きな滝が出るがロープは一切使わなかった
2016年07月10日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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たまに大きな滝が出るがロープは一切使わなかった
この辺りは厳冬期雪崩に注意
2016年07月10日 06:24撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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この辺りは厳冬期雪崩に注意
横浜から頑張って来た兄ちゃん
2016年07月10日 06:27撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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横浜から頑張って来た兄ちゃん
寒がりのYSHRは上下カッパで
2016年07月10日 07:36撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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寒がりのYSHRは上下カッパで
ようやく日が射して来て救われた
2016年07月10日 08:01撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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ようやく日が射して来て救われた
ナメ滝が出て来た
2016年07月10日 08:08撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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ナメ滝が出て来た
ナメがずっと続く
2016年07月10日 08:09撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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ナメがずっと続く
このナメ滝は岩井谷の見所
2016年07月10日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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このナメ滝は岩井谷の見所
大魔人が行く
2016年07月10日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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大魔人が行く
2350mで湿原に飛び出す.
2016年07月10日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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2350mで湿原に飛び出す.
この辺り池塘と高山植物の桃源郷
2016年07月10日 08:35撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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この辺り池塘と高山植物の桃源郷
2390mの二俣を右俣方向へ
2016年07月10日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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2390mの二俣を右俣方向へ
2400mから登山道合流の2700mは天国だった
2016年07月10日 09:20撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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2400mから登山道合流の2700mは天国だった
雲海を見下ろしての天国ロード
2016年07月10日 09:24撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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雲海を見下ろしての天国ロード
きれいな水と高山植物の宝庫
2016年07月10日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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きれいな水と高山植物の宝庫
ここでそうめんを食べれば最高だろう
2016年07月10日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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ここでそうめんを食べれば最高だろう
時を忘れて歩いた
2016年07月10日 09:57撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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時を忘れて歩いた
雪解け水
2016年07月10日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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雪解け水
この世の天国
2016年07月10日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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この世の天国
日本庭園には巨岩も多い
2016年07月10日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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日本庭園には巨岩も多い
YSHRも癒されながら
2016年07月10日 10:05撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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YSHRも癒されながら
こんな素晴らしい場所があったんだと大魔人も感動し切り
2016年07月10日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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こんな素晴らしい場所があったんだと大魔人も感動し切り
正面のコルが登山道合流点
2016年07月10日 10:20撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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正面のコルが登山道合流点
日本庭園
2016年07月10日 10:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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日本庭園
千町尾根登山道合流
2016年07月10日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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千町尾根登山道合流
乗鞍を目指す、行くしかない
2016年07月10日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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乗鞍を目指す、行くしかない
千町尾根はオブジェも多い
2016年07月10日 10:40撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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千町尾根はオブジェも多い
高天原
2016年07月10日 10:56撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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高天原
剣が峰
2016年07月10日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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剣が峰
権現池、左俣を詰めてここに出たかった
2016年07月10日 11:27撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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権現池、左俣を詰めてここに出たかった
さあゴールが近い
2016年07月10日 11:27撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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さあゴールが近い
親子でゴール
2016年07月10日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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親子でゴール
兄ちゃん 来月パパになる
2016年07月10日 11:39撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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兄ちゃん 来月パパになる
山頂の景色
2016年07月10日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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山頂の景色
さらば乗鞍 夏の雲
2016年07月10日 12:51撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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さらば乗鞍 夏の雲
千町尾根のオブジェ
2016年07月10日 13:04撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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千町尾根のオブジェ
立った岩 自然? 人工?
2016年07月10日 13:09撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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立った岩 自然? 人工?
這松の千町尾根
2016年07月10日 13:17撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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這松の千町尾根
這松漕ぎの試練が奥千町小屋までずっと続いた
2016年07月10日 13:23撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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這松漕ぎの試練が奥千町小屋までずっと続いた
奥千町小屋
2016年07月10日 14:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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奥千町小屋
この辺りも桃源郷
2016年07月10日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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この辺りも桃源郷
ニッコウキスゲ
2016年07月10日 14:20撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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ニッコウキスゲ
高山植物に癒されて下山
2016年07月10日 14:24撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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高山植物に癒されて下山
この花は?
2016年07月10日 14:35撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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この花は?
コバイケイソウ
2016年07月10日 14:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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コバイケイソウ
大きな池塘も
2016年07月10日 14:38撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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大きな池塘も
1951mポコ手前から薮に突入
2016年07月10日 15:37撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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1951mポコ手前から薮に突入
200mの下り大した薮ではなかった
2016年07月10日 16:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
7/10 16:06
200mの下り大した薮ではなかった
チャリデポ到着
2016年07月10日 16:16撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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チャリデポ到着
さあダウンヒルの始まり
2016年07月10日 16:25撮影 by  PENTAX K-30 , PENTAX
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さあダウンヒルの始まり
ゲートまで10分かからなかった。15時間の完全燃焼でした.
2016年07月10日 16:35撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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ゲートまで10分かからなかった。15時間の完全燃焼でした.

感想

今年の二月に雪崩に会って敗退した乗鞍岩井谷、是非夏に沢登りでリベンジしたいと考えていた.大魔人、兄ちゃんの三人で挑戦した.深夜自宅を出て岩井谷集落へ急ぐ.出発は深夜2時の約束、林道を進むとゲートがあった.ゲート前の広場には兄ちゃん、大魔人が既にいた.準備をして1時半にチャリでスタート、標高差300mのきついダート漕ぎ、僕と大魔人が先行して岩魚見小屋を過ぎた終点まで1時間チョイ、チャリが苦手な兄ちゃんをしばらく待った.

さて地図ではこの先も林道が延びていたが暗くてよく分からず少し下って1600m林道から岩井谷に入渓した.水が冷たい、3000mから流れ出す水はキンキンで上下ともカッパを着込んで遡行する.大きな滝はないが所々瀞があって巻かなければならない.岩井谷は苔むした素敵な沢だが如何せん寒い、早く闇夜が開けて日が射さないだろうか.

岩井谷が再度林道に合流する1860m付近でようやく明るくなって来た.ここまでが試練だった.明るくなってしばらく遡行中に転倒してストックの下段を一本折った.うーん悲しい、兄ちゃんも一本暗闇で沢に流して無くしてしまった.まあ仕方がない,一本で頑張ろう.

岩井谷は2400m付近で二俣になるがここまで快適に遡行する.ナメ滝も続き素敵な沢だ.厳冬期に雪崩で敗退した地点を通過してあの時はヤバかったと思い出す.二俣が近くなると湿原地帯に出た.素晴らしい高山植物が咲き乱れこれが桃源郷か.

本当は二俣から左俣を詰め権現池に出て山頂直下に出たかったが左俣は水が少なく薮で進めなかった.右俣を詰め千町尾根に2720mで合流する作戦に変更.しかし2400mから2700mの合流点までが素晴らしかった.高山植物と日本庭園、ここは天国か?雲海を見下ろしながらの贅沢な遡行.これが沢登りの醍醐味だ.皆こんな素敵な場所があったのかと感動。

天国を詰めて行くとまもなく登山道に合流.ここで沢道具を干してデポして荷物を軽くして剣が峰を目指す.千町尾根は長くて辛いので人はいないだろうと思っていたら一人だけすれ違った.さあ山頂が見えた.ゴーール.山頂は畳平からの登山者でごった返していた.山頂では何人かの登山者からHP見てますと声を掛けられた.有り難うございます.

さあ写真を撮ったらダッシュで返ります.誰もいない貸し切りの千町尾根、デポを回収して歩き出すと何と這松の藪漕ぎ、手入れがされていない様で足元も見えない,這松が痛い、足は傷だらけだ.スピードも全く出ない。ウーン、こんなバナナ、20年前に来た時はきれいに整備されていたのに、、、、這々の体で奥千町小屋に着いたがこの辺りは素敵な湿原が広がっていた.ニッコウキスゲやコバイケイソウなど来て良かった.千町尾根はここからは快適だった.

チャリデポに着くには千町尾根を1950mポコ手前で離れて薮を漕ぐ事にする.さあ薮に突入標高差200mの急な薮だが下りだから問題ない,靴のまま水も気にせずガンガン下った.大した薮も無く林道に合流出来た.合流してしばらく歩くとチャリが見えた.夜中は暗くて分からなかったが林道は続いていてこれを利用して1860mまで歩いて遡行すれば2時間は短縮で来たかもしれない.

さあチャリにまたがればダウンヒル.下りは10分とかからなかった.ゴーール.15時間の完全燃焼でした.もう体ぼろぼろですが楽しかったです.

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