【黒戸尾根】甲斐駒乗り越え仙丈ヶ岳までピストン
- GPS
- 14:19
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 4,665m
- 下り
- 4,652m
コースタイム
- 山行
- 13:06
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 14:19
甲斐駒山頂までは全力で、あとはいつものペース。
連休で人が多く、すれ違いには気を付けました。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■黒戸尾根 みんな大好き日本三大急登の一つ 最近は腕に覚える者たちが自身の能力を確かめるべく日帰りで登られることが多い。 トレイルランの人たちが特に増えてきている印象。 景観が望めるのはかなり先になるが、バリエーション豊富なこの道は歩いていて飽きない。 □笹の平分岐まで 急登?とは思えないようなふかふかなトレイル。 掘られたようなU時の道を進んでいく □刀利天狗まで 植生が変わり、笹が生い茂る急登を登って行く。刀利天狗手前の刃渡りは 名前だけで特に難しくはない。刀利天狗手前はハシゴが連続する □五合目小屋跡まで 刀利天狗からはなだらかな道。 黒戸山山頂をトラバースするように100m近く下る。帰りは登り返し。 □七丈小屋まで ハシゴと鎖が連続するエリア。よく整備されているので、 難しいような印象は逆に少ない。ここが一番楽しいかも。 □八合目御来迎場まで 水は100円 トイレは200円 七丈小屋の主人は挨拶しても返事がないが 無視しているわけでなくそういう人なので気にしないでおこう! 途中からやっと森林限界を迎える。 □山頂まで 鉄剣が刺さっている場所の手前の登りが特に急、足の置き場に注意。 山頂が見え始めるころ、向きが変わるので風向きが変化する。 コンディション次第では注意したいところ。 ■甲斐駒ヶ岳-駒津峰 ルートは二つ、直登ルートと巻道ルートが選べる。 いづれも六方石の手前で合流する。 □直登ルート 序盤は大きい岩を直登していく、多少の岩登りスキルが必要。 全般的に傾斜はきつめで、下降よりも登りで使用したほうが 安全・安心な気はする。 □巻道ルート 花崗岩の白いビーチを堪能しながら進む、眺望は抜群。 摩利支天へ寄る場合はこちらから。 難しい個所も特になく、下りで使用がおすすめ。 ■駒津峰-北沢峠・長衛小屋 ここからもルートが二つある。一方は北沢峠、一方は長衛小屋に出る CTはどちらもほぼ変わらない。 □仙水小屋経由長衛小屋 無駄のない急登が続くイメージ。仙水峠からは岩稜帯を過ぎた後、緩やかな下り。 仙水小屋の水は無料だが一言声を掛けて、と看板がある。 また、公衆トイレはありませんとの看板もある、詳細は不明。 □双児山経由北沢峠 双児山は登り返しがあり70mほど登る。よってイメージとしては こちらのほうが大変?な印象。双子山からは延々とつづら折りの樹林帯。 双児山から見る駒津峰のハイマツグリーンと、甲斐駒の白色の コントラストが最高なので一度見てほしい。 ■長衛小屋-仙丈ヶ岳 二合目から北沢峠からのルートに合流する。 小仙丈ヶ岳の景色が好きなので往復でそちらのルートを使用した。 全体的に整備されており、緩やかな登り。特に問題なし。 |
その他周辺情報 | 蔦の湯 600円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
これ最初に考えたの誰だよ…(;´Д`)
と、いうのがこのコースの第一印象。
トレイルランの人にはそこそこ知られているコースのようです。
ヤマレコで偉大なる先人達の記録を漁ってみるといくつか確認できました。
最初に目にしたのは一年前、
黒戸尾根に初めて登り満足していたころだったので
その異常さに衝撃を受けた記憶があります。
「ま、こんなん無理だし自分には関係ないわ」(ハナホジー)
…そして1年後…同じ舞台に立っている自分がいました。
黒戸尾根は雪のない季節に登ったのが去年の8月のため、
今回自身の成長ぶりを確認すべく軽量化。
そしてサンプルになる山行がトレランしか見つけられなかったので、
自身もトレラン風にしてみました。
八ヶ岳で軽くしかやったことがないが大丈夫だろうか?
装備が少ないので得もしれぬ不安感が襲います。
でも今年の目標の一つ、頑張ってやり切ろう!
しかし!前日お金を下すのを忘れ、財布には2000円しか入っていなかった…
まさか財布の中身まで軽量化する羽目になるとは。
40手前のオッサンが所持金2000円ってやばくないですか?
ウエルシアで行動用のパンと、行くまでの食事を買ったら
1500円になってしまった(;゜Д゜)不安の中の入山でした。
山頂へは何とか3:30を切ることができました。
目標以上の成果にすっかり調子に乗り、
何か「俺、もしかしてすげえんじゃね?」って思っちゃいました。
しかし、下山中普通の登山者の人に思いっきり追い越され
速攻見えなくなる様を目撃し、一瞬にして自信をなくしました。
そんなこともあり時間のことはすっかり忘れて、登っていきます。
連休なのでとても人が多い。みんな楽しそうです。
細かいアップダウンではなく、長い距離の登りと下りの繰り返しなので
とっても体力を消費します。
これを上手に登ることができるようになるのが今回のテーマ
しかし、仙丈ヶ岳の最後の登りではすっかりゾンビ状態…
もう一回甲斐駒登るんだよな…これ本当にいけんのか?
不安になりつつ仙丈ヶ岳登頂。順番待ちで写真を撮ってササッと下山。
休憩している場合ではない、資金に不安があるものの、
こもれび山荘でのスープカレーを食すのだ!
ほどなく到着。
僕「ランチやっていますか〜」
店「はい!後ろのメニューからお選び下さい」
僕「えーっと…スープカ」
店「スープカレーは仕込中なのでご提供できません」
僕「なんですと!(;゜д゜)えーっと、じゃあ角煮丼で!」
店「かしこまりました」
店「…すみません、角煮丼は15分ほどいただいてしまいます」
僕「なんですと!(;゜д゜)では何だと早いのでしょうか」
店「麺類ですね」
僕「…じゃあラーメンで」
ま、まぁ、美味しかったですよ!オススメ!
その後、仙丈ヶ岳の登り以上のゾンビっぷりで甲斐駒ヶ岳登頂。
登頂感よりも、もう登らなくていいという安堵感しかありませんでした。
そして、へったくそな下りを何とかこなし、無事下山しました。
今年の三大目標の一つをクリアできて何とか満足。
しかし、あまりストイックな山行は、時には必要ですが自分には
あまり合わないかな…急にペース落とせないし、撮りたい写真も
撮れなかったことが多かった。休憩ももっと減らさないといけないし。
目的のための手段として必要なものだけど、
毎回は辛いっす(;´Д`)=3トレーニング嫌だしっ、てか何もしてないし。
走れる人たちを本当に尊敬します。
イケさん こんにちわ!
また、変態登山に行ってこられたんッスね!
1日で、どこまでも歩けるイケさんはホント凄い(´・ω・`)
そして、1日2座はお得ですね(^^)
お疲れ様でした!
マルさんこんにちは!
マルさんは二日で4座も登っているじゃないですか〜
100名山、かなり終焉が見えてきたんじゃないですか?
仙丈ヶ岳、雪が無いときに登ったの初めてだったんですが
ハイマツの緑色がとてもいいですね。
でもやっぱ春の仙丈を思い出します
alsoさん本当にお疲れ様です。いやぁもう黒戸尾根も普通じゃ満足できないんですね〜(^^♪なんか甲斐駒ケ岳2度登るみたいのになってます、流行らさないで〜(^_^;)自分も今年は何とか黒戸尾根1回くらいは登ってみたいです。涼しい時に(^_^)v
kusunokiyaさんこんにちは!
いや、西鎌をサクッと登られるkusunokiyaさんでは
黒戸尾根だけでは物足りないのでは
早川尾根という尾根を経由すればオベリスクのある地蔵ヶ岳まで行けますよ!
南アルプスいいですよ!ぜひお越しください!
すご過ぎます!
お疲れさまでした。
uechiさんこんにちは、はじめまして!
6月に黒戸尾根を登ってらっしゃるのですね。
たしかに五合目辺りから「まだかいな…」って思いますよね…
去年の5月末、初めて登った黒戸尾根で同じように思った記憶があります。
初めて登る山と一回以上登っている山では、かなり違いがあって
二回目以降では実態が分かっているのか、思った以上に楽に登れる印象がありますね。
無意識にペース配分できたりしますし。
そんなわけでuechiさんもまたお越しください!
はじめまして。
自分はまだまだ、甲斐駒〜仙丈の日帰りピストンは想像も出来ません。
次は笊ヶ岳日帰りあたりを目論んでます。
ゆくゆくは、甲斐駒〜鋸岳縦走もやってみたいです。
とにかく甲斐駒〜仙丈ヶ 日帰りはハンパないです!
目標に頑張ります!
uechiさんこんにちは。
笊ヶ岳は自分も行ったことないので気になります。
ただ周りの山と絡めづらいのが何とも。しんどそうですよね。
ぜひ登られたらレコアップしてくださいね!!
ひえええええー!
最初の一言が、こんな風になってしまうのは仕方ないルートですね!!!笑
黒戸尾根、私は大好きですが、仙丈まで行って、日帰りとか想像を絶します(۶•౪•)۶
私は摩利支天からの甲斐駒さんも大好きです💕
そして、黒戸尾根の岩はイルカではなくサメ!に超同感です✨
素敵なレコ、ありがとうございます!
お疲れ様でした♪
seeds-of-joyさんこんにちは!
黒戸尾根、好きなんですね!自分も過去4回甲斐駒に登ってますけど
黒戸尾根が3回なので自分も黒戸ばかりですね、お金かかんないですし…ボソッ
摩利支天は行ったことがないんですよね、気になります。
気づくとそのまま巻道ルートを下っていますね…
鮫岩は色々な所で言っているんですが、中々流行らなく残念に思います笑
やっぱり普通の仙丈じゃなかったのねん。
朝の写真はどれも幽霊いるように見えるぅ〜。
甲斐駒のとんがり、こんなにかっこいいんですね。
私はこれまで晴れた日に行ってないから、一瞬しか見たことないですけど、
晴れた日は気持ち良さそう。
駒津峰からの甲斐駒の写真、本当に美しい。
1日で2座ってお得感ありですけど、普通の人じゃできないできない。
ら〜めん、美味しそう。スープカレーと角煮丼は残念だったけれど、
このコースにはラーメンくらいの塩分の摂取が必要かも。
お疲れ様でした。
hapiraさんこんにちは。
入口の謎のオブジェ、ギンリョウソウ、刀利天狗、屏風小屋跡、
この辺は暗いと不気味です…一気に通り抜けたい
甲斐駒はどこから見てもカッコいいんですが、やっぱ駒津峰から、そして
鋸岳から目指して徐々に大きくなる甲斐駒がカッコいいですね!
ラーメンはまぁ…おいしかったですけど、下山後もラーメンでした
スープも飲んで塩分過剰摂取待ったなし!
わたしも同じ日にピストンして、ヘトヘトの下山中にalsoさんを見かけました。すぐに背中は見えなくなりましたが(笑)。トレラン風でしたのでそういうドMな山行の方かな?とは思ってましたがまさかのまさかだったのですね!驚愕の一言です。信じられないスピードです。まさに飛脚ですね。
elarbolrectoさんこんにちは!
どの辺にいらっしゃった方でしょうか…笹の平分岐の先辺りですかね?
実はトレラン(風)はほとんどしたことないんです…下りだけそれっぽく、でも
下りが下手過ぎて笑えるレベルですけど
荷が軽いというのは思った以上にアドバンテージがあるもんだと感じました。
それ位の実力があったんですね
良く分かりました…もう真似するのやめた(笑)
サブ3も射程圏内ですが…
alsoさんの凄い所は、トレランではリスクがあり過ぎて行かないルートを日帰りしてしまう所だと思いますので、そのままのスタイルで進化して下さいませ〜
人間越えて獣レベルに向かってると思う
kanenokiさんこんにちは。
自分はサブ3絶対無理です
ここからきっと猛烈に高い壁があるんじゃないかと思います…
鍛錬しないと無理ですね、想像できないですもん。
トレラン風は辛いんですけどさっさと下れるのは何かいいなとは思いました。
MAXを一応20時間くらいにしているつもりなので、
早ければ行動範囲が広がりますし、行きたいところが増えるのですが、
やっぱ大変ですし、心の余裕も欲しいのであんまりしないと思います
ただマイペースだけでは進歩もないので、たまには追い込みたい感じです。
alsoさん、こんにちは。
黒戸尾根を3:30切りって・・トレランの様なタイムじゃないですかー!?
考えられません。しかも仙丈までピストンするなんて、毎度凄すぎる
自分ももっともっともっと精進しないと。。
お疲れ様でした!
motosaさんこんにちは。
早歩きくらいが限界なのでややトレランみたいな感じでしょうか…
下りは靴変えたらグリップしまくったので走ってみましたけど。
でも自分を追い抜いて行ったハイカーの人、めっちゃ早かったなぁ…
すぐ見えなくなってしまいました。
縦走のような細かなアップダウンならいいんですが、2000,1000,1000って
一気に上がるのはやっぱ大変なんですね。へにょへにょでしたよ。
甲斐駒周辺は家から遠くないし、色々絡めたら楽しそうなので
また何かしてみたいとおもいます。
はじめまして。
いつも驚きとともに、楽しく読ませていただいています。
我が家ではalsoさんは人気者です。
毎回ですが、今回のレコも本当にすごいですね!
黒戸尾根は登ってみたいですが、果たして可能か・・・
二の足を踏んでいます。
私も秘かな30円引き50円引きパン愛用者でしたが、
最近そんな自分に変な自信が持てるようになってきました(^^/
maple19
maple19さんはじめまして!
こんな稚いレコで申し訳ないですが、素直に嬉しいです。
本当にありがとうございます。
自分はすっかり割引ハンターなので毎日のようにウエルシアに…
半額パン野郎、とかあだ名を付けられていないかやや心配です
夜叉神から鳳凰三山登ってらっしゃいますね。
ハード具合が似ているので問題なく登頂できるかと思いますよ!
コース内容も何も関係性はないんですが、苦労具合とCTはだいたい
鳳凰三山から1〜2割増しくらいに捉えるといい目安になるかもです。
(主観です)
パン仲間として登頂期待しております!
はじめまして!
同日に北沢峠より仙丈ヶ岳をピストンしてました。
「最近の登山で会ったかも?」から拝見しました。
まさか黒戸尾根[甲斐駒ヶ岳]からの[仙丈ヶ岳]だったとは・・・ただただ驚きです。
私も先日黒戸尾根ピストンしましたが、
7h掛かりました。。。3h30m・・・脱帽です。
お疲れさまでした。
alsoさんの山行記、じっくり拝見させていただきますね。
xyzJINさんはじめまして!
当日は親子で登られていたのですね。
時間的には小仙丈ヶ岳の少し先辺りで会っているようですね
あの辺ルートが二本伸びているのですれ違った感じかも?
小仙丈ヶ岳付近から結構ヘロヘロだった感じでした
天気がよくて本当登山日和でしたね〜
黒戸尾根は自分がどんな感じか確かめたく自分なりに頑張ってみました。
今回は荷物も軽かったので想定以上でしたが、3hを切るような方も
いっぱいいますので自分なんてまだまだです
alsoさん。あなたは人間の姿をしたカモシカでしょう 。えっ、カモシカさんが言いたいって。「カモシカでも、こんなことできません」。
偉業達成、おめでとうございます 。
自分も若い時は、黒戸の8合手前まで登攀具と2泊3日分の装備背負って4〜5時間ほどで行けたと記憶しているので、当時なら1日で黒戸の往復はできたと思いますが、仙丈までの往復とは、、、 。人間技と思えません。凄過ぎです。
改めて、成功おめでとうございます。
fujikitaさんこんにちは。
気づかず返事が遅れ申し訳ありません。
今回は結構前から行いたかったチャレンジで、達成できとても満足しています。
でもいつもより荷が軽かったですからね…楽させてもらいました。
しかしガチャ類+数日分の荷物で登るほうが大変な気もしますが…
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