白峰三山 (広河原から奈良田へ縦走)


- GPS
- 12:02
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,438m
- 下り
- 3,141m
コースタイム
天候 | 晴れてはいるけど,上層の雲は多めでした。 下界は雲海の下。11時すぎにはガスが上ってきて,稜線もガスにつつまれました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奈良田温泉は,新東名の新清水ICから75km。愛知県からはなかなか遠かったな〜。 (505K) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺沢の雪渓はいちおう残っていますが,雪の上を歩くことはありません。 八本歯のコルまでの登りと,コルからの吊尾根には木製のハシゴがいっぱい。 でも,慎重にいけば大丈夫。ただ,雨で濡れてたりするとやっかいだろうな。 |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉でおふろ(大人550円) 肌のヌルヌル感がハンパない。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
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感想
白峰三山の縦走をしてきました。この夏の目標のひとつを達成です。
北岳に初めて登ったのは,1975(昭和50)年8月,高校2年生のときでした。
南アルプス北部を会場に行われた,高校総体(インターハイ)の登山競技に
愛知県の代表チームの一員として出場したときに,北岳に登ったのです。
その後,1981(昭和56)年8月にも,高校登山部の先輩たちと4人で,
広河原から大樺沢を登って,北岳山荘(そのころは稜線小屋と言ってたかな)でテン泊し,
白峰三山を歩いて,広河原に下山しました。
ですから,白峰三山はそれ以来,35年ぶりのことだったのです。
前々から計画は練っていました。
奈良田に車を駐めて,広河原から日帰りで縦走するのは距離的にむずかしい。
その上,奈良田始発のバスは広河原着6:15。
この時間から歩き始めていては,絶対に日帰りは無理。
だから,テントをかついで,北岳山荘で1泊して歩くしかないだろうと。
先週は仕事が忙しくて,1泊2日の山行の準備が整わなかったのであきらめていましたが,
「広河原で前泊して朝早く出発すれば,なんとか1日で歩けるかも…」と考え始めました。
先週末,中央アルプスの空木岳〜越百山の周回コースを歩けたことが自信になったのです。
白峰三山の縦走は,その周回コースと距離・標高差はほぼ同じくらいだ。
北岳周辺は,日曜日の午前中は晴れ予報。俄然行く気になってきました。
土曜日,起きるとすぐに準備を始めて,広河原山荘に宿泊予約を入れて,昼前に自宅を出発。
奈良田発広河原行き最終バスの時間を1時間思い違いしていて,途中からあせりましたが,
なんとかバスの出発に間に合って,広河原山荘で宿泊することができました。
朝4時にヘッドライトを点けて行動開始。
徐々に空が白んでくると,大樺沢の前方に北岳が見えてきました。
まもなく,その北岳バットレスがモルゲンロートで赤く染まるのを見て感動!
順調に八本歯のコルまで登ると,一気に視界が開けて,
北岳から間ノ岳,農鳥岳までの大パノラマが目の前にどーん!
あとはその雄大な景色の中を,北岳,中白峰,間ノ岳と縦走しました。
本邦第2の高峰と第3の高峰をつなぐ,日本でも最高所の長大な稜線です。
お天気もよく,最高の気分でした。
北岳〜間ノ岳の縦走路があまりにも規模が大きいので,
それに比べると,農鳥岳への縦走路はちょっと見劣りするのは否めません。
おまけにガスって,眺望もなくなってしまいました。う〜ん,残念です。
それでも,予定時間どおりに大門沢下降点から下り始めて,
長い長〜い下りをヒザをかばいながら,奈良田までなんとか無事に歩き通しました。
「広河原から奈良田への1日縦走」というミッション・コンプリート。
それにしても,まさに「雄大な」という表現がぴったりの縦走路でした。
昨日下りてきたばかりなのに,「また行きたいなぁ」と思わせる山々。
白峰三山はやっぱりすばらしかったです。
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