薬師岳 折立から往復
- GPS
- 27:20
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:00
天候 | 1日目 曇り一時小雨のち晴、ほぼ無風 2日目 晴れ後曇り、下山後一時雨、微風 ☆やや不安定な空模様でしたが、好タイミングで登頂 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
駐車場、トイレ、キャンプ場、非常電話があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立登山口から三角点までは、ほぼ樹林帯の急登。木の根道やぬかるみもある。 徐々に森林限界になり、池塘まじりの花咲く草原に木道や石ごろごろの整備された登山道が長く続いたあと、太郎兵衛平に出る。 薬師岳には、太郎兵衛平からキャンプ場に一旦下り、沢のガレ場を登り、尾根に出る。 薬師岳山荘から山頂までは、ガレ場の陵線が続く。 特別に危険な所はないが、浮石など足元にご注意。 ★山岳警備の方からは、木道で滑る怪我が多いとの注意がありました。 |
その他周辺情報 | 太郎兵衛平は、黒部五郎岳、鷲羽岳、黒岳、高天原、雲ノ平など北アルプスの深遠部に向かう中継地点でもあり、太郎平小屋は登山者で120パーセント以上の賑わいだった。 乾燥室、食堂など充実している。朝のチラシ寿司弁当が美味しかった。 |
写真
感想
折立の登山口は標高1350m、薄曇りのこの日は予想よりも蒸し暑かった。
樹林帯を登って行くと、複雑に共生する結界の様な巨木樹林帯に差し掛かる。
霧が掛かって遠望は無い。遠雷が聞こえ、少し降雨。
さらに登り続け、次第に樹木は低くなり視界が開ける。
所々に池塘も見られる草原が続き花々が咲く。今年は花の季節が早めのようで、リンドウなどの秋の花が見られる。
木道やごろ石の登山道を延々と歩いていくと、雲が切れてきて山々が見え始める。
果てしなく続くかに思えた道も、今日の宿、太郎平小屋が見えて一旦終了、到着。
その先に、ここまで来たご褒美のように雲ノ平まで続く北アルプス深遠部の山々のパノラマが広がっていた。
なかなか姿を見せてくれなかった薬師岳も、ガスが取れて目の前に大きな山容を現した。
陵線を目で追っていくと避難小屋と山頂が確認できる。
その夜の星空は美しかった。
翌朝は午前4時出発。星空がまだ残る少し白み始めた東の空の山影から、ぼんやりとした新月が覗いていると思ったら、三日月の角が伸びてきた! こんな光景はめったに見られない。
私のカメラでは到底納められないから記憶に刻もう。三日月が登りきるまでじっと見ていた。
樹林帯の山陰でご来光を拝むタイミングにはなかったが、空は次第に明るくなる。
薬師平から見た槍ヶ岳は印象的だった。登るにつれパノラマが広がる。
この位置から見る山々は、見慣れた姿とはまた異なる。
尾根を歩き、カール地形の圏谷群を眺める。
薬師岳山頂2926mからは、立山と剣岳も見え、眼下には美女平が続いていた。
夢の様な陵線散歩も太郎兵衛平まで戻ってくると、次第に霧が流れ出て薬師岳は雲の中に隠れてしまった。恵まれたタイミングで登頂できたことに感謝です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する