西銀座(立山室堂~薬師~黒部五郎~槍~上高地)


- GPS
- 97:27
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 4,626m
- 下り
- 5,544m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:00
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:41
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:40
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:10
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:59
天候 | 8/6 晴 8/7 晴 8/8 晴 8/9 曇り 8/10 晴 雨にあわなくてよかったですが、ずっとカンカン照りで日中はしんどかったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・新宿都庁前〜扇沢(毎日あるぺん号・前日夜発) \7200 ・扇沢〜室堂(トロリー他) \5860 ※お盆等の特定日以外は扇沢始発7:30~、乗車券発売6:50~ ※室堂まで計約13000円。新宿~室堂直通の夜行バスだと14500円 乗換の手間とか考えると、直で入った方がいいかもですね。 復路: ・上高地〜新島々〜松本(バス・松本電鉄上高地線) \2450 ※日中約40分間隔、整理券あり ※バスが混む日程・時間帯のときは、先に乗車券・整理券をゲットしてから 小梨の湯に戻ったほうがいい場合もありそうですね。 ・松本〜新宿(特急あずさ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な個所はありませんでしたが、室堂〜薬師間はかなりアップダウンがきつく、ザレてるところも多いので結構足に来ます。 |
その他周辺情報 | スゴ乗越のランチは日替で美味しそうでしたが、ランチ営業は10〜14時。五色ヶ原や薬師岳を早朝に出ると営業前に小屋に着くことになります。食べたい人はタイムマネジメントしましょう。自分が通過した日はヒマラヤンスパイシーカレーでした。 薬師岳山荘は7~8月中は予約希望とのこと。予約してくと布団の割り当て等心もち優先されます。 ヒュッテ大槍では、ドリンクバーとしてインスタントコーヒーやココア、ティーバッグの紅茶が¥500で翌朝のチェックアウトまで飲み放題です。これはおトク。 上高地に下山した場合、小梨平でお風呂に入れますが営業開始は12時〜。自分は下りてくるのが早すぎて入れませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ヘルメット
モバイルブースター(2個)
|
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備考 | 8月前半の夏最盛期&期間中雨降らなさそうということで、標高高い小屋でもそんなには気温下がらないかなと思って、小屋で着るダウン/フリース等の上着は持ってくのを省略しました。結果は正解。もう1週2週遅い場合は持って行ったほうがいいと思います。 |
感想
昨年の夏、扇沢〜新穂高のアップダウンのきついロングトレイルを歩けたので、今年はまだ歩いたことのない室堂〜薬師を含めつつ、もうちょっとタフなルートにしてみようと思ったのが今回のルートを計画したキッカケでした。結果として、TJARと同じ時期にコース上のルートを歩くことができて、選手のチャレンジの凄まじさをより身近に感じる事もできました。
8/5 23:00 新しく出来た新宿南口のバスタではなく、都庁下の駐車場から毎日あるぺん号に乗って出発。8月第1週の金曜夜ということもあって扇沢白馬方面は4号車まで出てました。都庁下のバスPは何やら工事していましたが、バスタが出来ちゃったんでそのうち閉じるんですかねえ。。
8/6 4時過ぎに扇沢駅に到着。アルピコなら5時過ぎ着ですが、1ヶ月前の予約開始に乗り遅れてしまったので、あるぺん号でえらい早く着いてしまいました。トロリー始発は7:30、乗車券発売は6:50なのに5時過ぎには窓口前に列ができ始め、そんな必要ないだろうと思いつつも、列がどんどん伸びていくので不安になり列に加わりました。が、結局のところ、あんまり意味はなかったな…
ロープウェーの始発には乗りそこねましたが9時過ぎに室堂着で9:30頃登山開始。獅子岳からザラ峠への下りがザレててちょっと足がしんどかったものの、概ね予定どおりに五色ヶ原山荘へ到着。お風呂が嬉しい。室堂から太郎平までのルート、あんまり歩く人いないのかなと思ってましたが、テン泊含め結構な人数が歩いてました。聞いてみた感じ半分くらいは2日目スゴまでで3日目に折立に下山。もう半分は2日目に薬師岳まで行って翌日下山みたいな雰囲気。その先に行く人はそんなにいなさそうでした。
8/7 この日行動時間が10時間くらいの予想なので、朝をお弁当にして4:30出発。鳶山のあたりで日が出始めました。鳶山のあたりからだと見た目そんなに登り返しきつくなさそうでしたが、近づいてみると思ったより下まで谷が切れててやっぱりしんどかった…特にスゴ乗越からスゴ小屋までの登り返し。そんな急登でもないのになぜかとにかく疲れました。
スゴ乗越小屋はノリのいい小屋番のお姉さんとネパール音楽とタルチョが不思議な雰囲気を醸しだしてました。室堂に朝イチに入れれば頑張って初日のうちにここまで来れるんですかね。一度泊まってみたい気もします。日替わりランチのカレーもなかなか美味しそうでした。
この日はカンカン照りでだいぶ体力消耗。間山の中腹の直登がかなり堪えました。薬師岳をヘロヘロになりながら抜けて、薬師岳山荘に14時すぎに到着。
TJARは当日0時に魚津(日本海)をスタートだったそうですが、16時半過ぎにはトップが山荘に来てました。恐ろしい速さ…3位くらいまでは夕食の間に通過してた気がします。
8/8 この日は黒部五郎小舎までの予定だったので、ゆっくり朝ごはんを食べて出発。薬師峠でたっぷり水を補給したあと太郎平に下ると小屋前でラジオ体操をやってました。そういえば前来た時にラジオ体操やったかも。太郎山に登り返すとTVカメラが選手を待ち構えてました。この時点では半分くらいが通過したみたいでした。
薬師峠から太郎山、北ノ俣までのなだらかな稜線は独特の穏やかさがあって、歩いていてとても癒されます。この日は適度に風もあって、暑くもなく寒くもなく、遠くの山まで見渡せてとてもいい稜線歩き日和。すいすい歩けて黒部五郎小舎には12時過ぎに着いてしまいました。まだそれなりに時間があったのと、翌日の天気があんまりよくなさそうだったので行程を短くしておいたほうがよいかもと思い、双六小屋まで行ってしまうことに。でも、こんなことなら早出しておくんだったなあ。。。
黒部五郎小舎からの登りは以前来たときもだいぶしんどかった記憶がありましたが、やっぱり今回もツラかったです。おかげで三俣蓮華岳まで着いたときにはヘロヘロ。双六岳はパスして中道を下りました。16時くらいに双六小屋に到着。歩いてる途中はほとんどTJARの選手を見かけませんでしたが、小屋に入ったあと続々と通過していきました。
8/9 台風の影響か終日曇りの一日。西鎌を登るので、カンカン照りよりはいいかなと思ってましたが、最後の登りは日陰で風もあってだいぶ体が冷えてしまいました。双六から朝のうちに登り始める場合、千丈沢乗越から上は完全に日陰になるので、そこまでより1枚レイヤリングを足した方がいいかもしれないです。
肩まで着いてとりあえずココアを飲んで体をあっためた後、ガスってたものの混み始める前にとりあえず穂先を往復。このまま槍ヶ岳山荘に泊まって翌日朝穂先に登り直すことも一瞬考えましたが、晩ごはんの美味しさと居心地の良さをとってヒュッテ大槍まで下ることに。ヒュッテ大槍は、各部屋4口ずつ、携帯・スマホの充電用にコンセントが無料解放。素晴らしいサービスですね。バッテリーは2つ持って行ってたものの、帰りの電車まで考えると結構ギリギリだったのでありがたかったです。
8/10 モルゲンロートを見て、朝ごはんを食べたら早々に下山。大曲から上、例年なら雪渓があってそこそこ涼しいんじゃないかと思いますが、今年は全く雪が残ってなくて朝からかなり暑く、登ってくる人たちみなしんどそうでした。1日で肩まで上がるなら槍沢ルートいいんでしょうでしょうけど、途中で1泊入れるなら槍沢からより西鎌の方が2日目が楽かもしれません。
徳沢でソフトクリーム食べて小梨平でお風呂に入って帰る予定でしたが、どっちも達成せず11時に上高地着。翌日の山の日のセレモニーに向けて、なにやらみなさん忙しそうでした。ちょうどいい松本方面のバスがあったので、飛び乗って山行終了。
かなりの距離&アップダウンのあるルートでしたが、そこそこ余力を残して下りてこれました。数年前から考えるとより効率的に歩けるようになってるのかもと、成長を感じた充実の山行でした。
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