谷川岳(初めての2,000m級登山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,526m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ロープウェイ 土合口駅から、1,319mの天神平駅へ登ります。 天神平駅からは、さらにリフトで1,502mの天神峠へ登れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
途中、何カ所か鎖場があるので軍手があると安心です。(谷川岳ベースプラザ内の売店で売っています。) また、登山道にある岩のうち、ツルツルしたものは蛇紋岩といって、ところどころ擦れて青光りしている箇所がよく滑るので、気をつけましょう。(特に下りは危ないです。この日も滑って転んでしまっている人を何人も見ましたし、自分も1回滑って尻餅をついてしまいました。) |
その他周辺情報 | ロープウェイの天神平駅横に、レストラン「ビューテラス てんじん」があり、休憩・食事ができます。 |
写真
トマ=てまえという意味らしいです。
麓の水上、湯檜曽から見て手前にあるから、オキの耳は同じようにオキ=おくという意味で、奥にあるからだそうです。
”耳”というのは、遠くから見て2つの頂上がネコの耳のように見えるから。
また、トマの耳は「薬師岳」、オキの耳は「谷川富士」ともいうみたいですね。
群馬県側は雲海、新潟県側はきれいに晴れていて、稜線でくっきり分かれています。
中央分水嶺のため、太平洋側と日本海側で気候が異なることで発生する現象らしいです。
キツイ思いをして登ってきた苦労も忘れ、感動してしまいました。
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
撮影した動画も交えて書きたいと思います。
長文ですが、お付き合いください。
本当は前日の山の日、近場の山に登ろうと思っていましたが、天気予報が雨だった(あとで調べてわかったのですが、結局晴れたようです。)ので、前から気になっていた谷川岳に登ろうと思い立ちました。
天気を調べると、どうやら晴れるとのこと。
8月12日は、元々仕事は休みを取っていたため、11日夜に高崎まで移動して前泊し、12日の朝一で登る計画を立てました。
(山の日翌日の平日だし、それほど混んでいないと予想しました。)
東京駅から乗った高崎線は、東海道線直通の電車だったため通勤ラッシュレベルの混雑で、高崎駅まで立ちっぱなしでした。
高崎駅に23時前に着くと、駅前に人はほとんどいませんでした。
ホテルにチェックインし、翌日に備えて早く寝ました。
当日朝、起きて窓から外を見ると、若干雲はありますが晴れています。
ひとまずは安心しました。
まずは、高崎駅から上越線で水上駅に向かいます。
谷川岳に行く人は、ここで2手に分かれるようです。
ひとつは、水上駅から出ているバスで行く人。
もうひとつは水上駅から土合駅まで電車で行く人。
今回は土合駅に行くことも目的の一つだったので、後者を選択しました。
水上駅で長岡行きに乗り換えると、登山の服装でザックを持った人が結構いました。
土合駅に着くと、20人くらいの方々が下車しました。
ほとんどがここから谷川岳に向かう方々でしたが、走り去る電車やホームを撮影している方が数名いたので、おそらく鉄オタさんでしょう。
ホームに降りると、空気がひんやりしていてかなり涼しいです。今思うと、谷川岳山頂よりも涼しかったんではないでしょうか。
地下ホームから地上までの階段は、段数は多いですが、一定のペースで登ればほとんど疲れませんでした。
土合駅を出ると、日差しが強かったです。日焼け止めスプレーを腕と首に吹きかけ、出発準備をします。
谷川岳ベースプラザまではバスも走っていますが、大した距離ではないし、今回は歩くことにしました。(途中の橋から渓流や滝が見られたりして景色が楽しめるので、一度は歩いてみることをおすすめします。ただし、比較的交通量があるので、車には注意するようにしましょう。)
谷川岳ベースプラザに着き、ロープウェイのチケットを買って乗り場に向かうと、まだそれほど混雑していませんでした。
ロープウェイに乗り込み天神平駅に着くと、山頂方面に雲が出ていました。
「山頂についたはいいけど、展望なしなんてことはやめてくれよ〜。」などと祈りつつ、リフトに乗りました。
このリフト、落下防止のバーがなく、ちょっと怖いです。(とはいっても、地面に足を伸ばせば擦れるくらいの高さを行くので、落ちても大丈夫そうですが。)
天神峠駅に着くと、準備運動とトイレをすませ、山頂への登山開始です。
まずは、天神平駅からの登山道と合流するために下ります。(途中からは結構な急坂になります。)
※登山目的でリフトを使う場合、片道券を購入することをおすすめします。なぜなら、帰りのリフトに乗るためには、天神峠駅まで登る必要があるためです。
熊穴沢避難小屋までの登山道は整備されていて歩きやすいです。
熊穴沢避難小屋からは、だんだんと角度が急になっていき、本格的な上りがスタートします。
登り進めていくと、ガスが出てきて上は全く見えない状態になりました。
だだ、雲の中にいると涼しくて気持ちよかったです。
空気も薄くなってくるので、ペース配分を間違うとすぐに息切れしてしまいます。
高山病の危険もあるため、急がずゆっくりとしたペースで登るのがよいと思います。
(自分は少し早いペースで登ってしまったため、かえって休憩に時間を取られてしまった気がします。)
何とか肩の小屋に着き、山頂方面を仰ぎ見ると、青空が見えました!
どうやら新潟方面は晴れているようです。
テンションが上がり、手前の山頂であるトマの耳を目指します。
トマの耳に着くと、かなりの人で混雑していました。
ここでちょっと気になったのが、次のようなマナーが悪い人が多かったこと。
・標柱の後ろに長時間立つ
・標柱のすぐ横にザックを置く
・標柱のすぐ横で座り込んで休憩する
山頂にある標柱はほとんどの方が記念撮影をするので、上記のような行為をされると写真によけいなものが写りこんでしまうことになります。
頂上に着いて気持ちが高ぶったり、疲れているのはわかりますが、もう少し周りを気遣う気持ちを持ってほしいものです。
頂上からの景色は圧巻で、しばらく時間が経つのも忘れて見入っていました。
ここまで登ってきて本当によかったと思いました。
稜線伝いにオキの耳に向かいます。
10分ほどでオキの耳に到着しました。
こちらはトマの耳ほど人がいなかったため、昼食(おにぎり)を食べました。
昼食後、少し休憩してトマの耳に戻ります。
振り返ってオキの耳を見ると、改めてあそこまで行ってきたんだという実感が湧きました。
トマの耳でしばし景色を堪能したあと、帰りの時間もあるため、後ろ髪をひかれつつも、山頂を後にします。
下りは、ペースを守り、流れに任せて一気に下りました。鎖場等で渋滞することはありましたが、概ねノンストップで下ることができました。(登りはあんなに息切れしたのが嘘みたいです。)
途中で、大学の登山サークルらしい団体や小学生の団体(先生が引率していた)と一緒になり、後ろに付いて歩かせてもらいました。(小学生たちはまだ元気が有り余っているようで、若いっていいなと思いました。)
天神平駅で少し休憩し、下りのロープウェイで土合口駅に向かいます。
行きにスマホで撮っておいた、ロープウェイ乗り場に貼ってあったバス時刻表を確認すると、水上駅への最終便が16:20とのこと。(ここで確認した写真が、実はこの日撮ったものではなく、事前にネットで調査したときに見つけて保存しておいた数年前のものだったことに後で気が付きました・・・。)
今は16:00だから、お土産を買う余裕があるなと思い、ベースプラザの売店に行きました。
チケット売り場にあった登山ポストに下山届を提出して買い物をすませ、バス停に行ってみると、バスがいない・・・。
(時刻表が数年前と現在で変わっているのは当然ですよね。痛恨のミスです。)
この後どうするか考えました。
/緇絮悗泙妊織シー
→なんと\4,200もするらしい。・・・却下。
土合駅まで歩き、水上行の電車に乗る
→次の電車まで2時間待ち。・・・却下。
水上駅までヒッチハイク
→そんなことをする勇気がない。 ・・・却下。
た緇絮悗泙琶發
→約10Km、2時間程で着くらしい。今は16:30、水上駅発の電車が18:35 、気合いで歩けば何とかなるのでは? ・・・採用!
登山後に10Km歩くなんて無謀かと思われるかもしれませんが、道中にいろいろ面白いものも見られたし、結果的には良い経験ができたのでよかったと思っています。
(ひょっとして、途中で車に乗せてくれる人がいるかも・・・なんてちょっぴり期待したのは秘密です。まあ、実際にはそんなことはありませんでしたが。自分がもし可愛い山ガールだったら、乗せてくれる人がいたかもしれませんが。)
水上駅に到着したのは18:20。何とか間に合いました。
今回の反省として、下山後の帰宅ルートは、下山の時間が変わっても対応できるよう、事前にいくつか検討しておくが大切ということを痛感しました。
でも、失敗しても経験を積み改善することで、より良い登山ができるようになっていくんですよね。
今回はいい勉強になりました。
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