那須岳(茶臼岳〜朝日岳〜姥ヶ平)
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- GPS
- 04:52
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 652m
- 下り
- 644m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 4:52
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今は紅葉シーズンで大勢の人が行き合う人気コース。 一般に初心者向けコースとあるが、峰の茶屋跡から朝日岳間は急な岩場もあり本格登山道となっている。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉は山麓の那須温泉にいくつか日帰り湯がある。 感想で記述の鹿の湯は那須湯元温泉バス停近くにある。 |
写真
感想
この秋の長雨で当初のいくつかの秋山計画は頓挫し、ここにきて、やっと台風一過の晴予報のもと日帰りで那須岳にでかけた。
那須塩原駅からのバスは久しぶりの好天とあって、途中に積み残しがでるほどの超満員。ロープウェイ山頂駅からの登山道も長蛇の列とまではいかないが、結構な混雑ぶりだ。
ルートとして紅葉スポットの姥ヶ平を先にするか迷ったが、天気状態をみて茶臼岳から朝日岳への縦走から姥ヶ平に廻ることにした。
茶臼岳に着くと、頂上は遮るものがない絶好の展望場所だ。下方に広がる那須高原から近くの那須連山、遠くの日光連山などが幾分霞んでいるが十分見渡せる。
一息入れたあと、茶臼岳火口のお鉢めぐりから朝日岳に向かった。
道中は次第に火山地形の色が濃くなってくる。と同時に風が強くなってきて寒さを感じる。慌ててヤッケを着込んだほどだ。
まだ昼には早かったが、風を逃れて峰の茶屋跡避難小屋の中に入り、昼食とした。
ここから朝日岳へは火山岩の道を登る。爆裂火口を見て、朝日岳に達するとここも360度の大展望が広がる。ここから見る茶臼岳は堂々としていて迫力の眺めだ。
展望を楽しんだ後、那須最高峰の三本槍岳に未練を残しつつ、峰の茶屋跡避難小屋経由で姥ヶ平に向かった。
峰の茶屋跡からは茶臼岳を巻きながらの登山道を進む。山腹から発する白い噴煙や硫黄の匂いがまだ現役の火山だということを教えてくれる。
姥ヶ平は茶臼岳の西側、標高差で100mほど下った所だ。そこは灌木に囲まれた紅葉名所だ。ただし今秋は天候不順の影響でナナカマドなど色づきが今一つなのが少々残念なところだ。
しかし、ここから紅葉を前景にして見る茶臼岳はなかなか見事な景観だ。
そして、その先のひょうたん池の水面に映る逆さ茶臼岳の景観はさらに素晴らしい、ここまで来た甲斐があると思わせる風景だ。
登山後の温泉は山麓にある那須湯元温泉の鹿の湯。1300年の歴史があるという伝統の湯で、この日も大変賑わっていた。
特徴は湯の温度が41度から48度まで1度毎に複数の浴槽に区分けされている点にある。私の場合は43度が上限だったが、高温の浴槽に大勢の人がゆったり浸かっているのに驚かされる。
台風一過の前日は風が強くロープウェイは営業休止、次の日は雨風と、結局この日だけのワンチャンスを活かしたことになり、那須の紅葉と展望、そして温泉を楽しんだ山行になった。
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