いにしえのルート徳本峠越えと霞沢岳

2016年10月10日(月) ~ 2016年10月11日(火)

• GPS: 31:44
• 距離: 37.3km
• 登り: 3,060m
• 下り: 2,279m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 0:34
• 合計: 6:42

距離 18.4km 登り 1,897m 下り 493m

7:26 スタート地点
7:45 第１ゲート
8:36 ゲート(小嵩沢出合)
9:07 9:17 二俣
10:18 10:20 島々谷川南沢
11:24 岩魚留小屋
13:12 13:34 力水
14:08 徳本峠(徳本峠小屋)

2日目

• 山行: 7:17
• 休憩: 2:18
• 合計: 9:35

距離 18.8km 登り 1,163m 下り 1,793m

5:35 徳本峠(徳本峠小屋)
6:27 6:40 ジャンクションピーク
8:26 8:42 Ｋ１ピーク
8:53 9:02 K2
9:16 9:40 霞沢岳
9:53 9:55 K2
10:02 10:06 Ｋ１ピーク
11:38 11:39 ジャンクションピーク
12:10 12:41 徳本峠(徳本峠小屋)
13:48 13:50 徳本口(徳本峠分岐)
13:53 明神館
14:23 14:59 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
15:04 河童橋
15:10 上高地バスターミナル
15:10 ゴール地点

天候

2日とも晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

道迷いの心配はほぼありませんが、一箇所、岩魚留小屋から数キロ先の道に木でばってんマークをしてあるところがわかりにくく、まっすぐ行きそうになりました。画像で説明しています。
徳本峠からK1ピークまではところどころ泥濘路がありますが、避けて歩けます。K1手前は結構な岩場。トラロープのようなロープが張ってあります。
徳本峠から明神は、よく整備され快適。島々谷側の紅葉はいまいちでしたが、明神側は黄葉がとてもきれいでした。

その他周辺情報

小梨平キャンプ場立ち寄り湯600円
ボディソープ、リンスインシャンプー付
脱衣所に鍵付ロッカー
※温泉ではなくわかし湯です

写真

10/10 7:28

安曇支所前で降りたのは二人だけ

10/10 7:32

しっかりとしたインフォメーション

10/10 7:32

安曇支所
役所休業日は駐車できるようです

10/10 7:34

歴史ありそうな街並

10/10 7:37

庭先に咲く秋桜

10/10 7:40

鹿よけのゲート

10/10 7:44

かなりの台数が駐められそう

10/10 8:23

こんな林道を歩いていきます

10/10 8:30

2つめのゲート

10/10 9:03

山と高原地図に表記されてる碑

10/10 9:05

色づいたカエデ

10/10 9:11

二股公衆便所
この先トイレは徳本峠小屋までありません

10/10 9:18

二股からは登山道

10/10 9:19

道標はしっかりしてます

10/10 9:41

沢沿いの登山道を歩く

10/10 9:43

10/10 10:21

沢沿いなので、夏でも涼しいかも

10/10 10:30

前日まで雨だったので、水量は多いそう

10/10 10:32

標高が低いので、紅葉はまだまだ

10/10 10:37

遊歩道はかなりしっかりとしてます

10/10 10:44

ところどころに道標があります

10/10 10:57

夏なら涼しげなんだろうけど・・・

10/10 11:04

青空がみえてきた

10/10 11:12

日の光が入ると森も明るくなります

10/10 11:23

いまは営業していない岩魚留小屋

10/10 11:57

ヤマレコで「このルートの核心」といわれている木橋。濡れてたら、たしかに滑りそう

10/10 12:20

だいぶ近づいてきた

10/10 12:26

このばってんを乗り越して先に行ってしまった
すぐに戻りましたが

10/10 12:33

色付き始め

10/10 12:37

これも色付き始め

10/10 12:55

このあたりは急登です

10/10 13:17

徳本峠小屋の水が有料であることを考えたらここで汲んでいけばよかった

10/10 14:09

ちらほらと紅葉

10/10 14:15

付きました
旧館と新館が見事にマッチしてます

10/10 14:24

旧館は登録有形文化財

10/10 14:24

旧館も使っているそうです

10/10 14:27

広くて平らで小屋から近い、このうえなく快適なテン場

10/10 14:42

テン場からの風景

10/10 17:04

空いています

10/11 5:35

テン場近くの展望台から見た風景

10/11 5:52

この画像、WBオートで撮ったものです

10/11 5:59

ご来光

10/11 6:27

雲海

10/11 6:49

雲の入江

10/11 8:03

梓川が見えます

10/11 8:27

手前：上高地帝国ホテル

10/11 8:28

K1ピーク
穂高は霞沢岳山頂よりもここからのほうがきれいかも

10/11 9:17

霞沢岳山頂

10/11 9:31

常念岳

10/11 9:31

手前：焼岳
奥：白山

10/11 9:31

右：乗鞍岳
左：御嶽山

10/11 9:31

左：甲斐駒ケ岳
その右にちらっと富士山
中央：北岳

10/11 9:37

山頂から見た奥穂高岳、吊尾根、前穂高岳

10/11 12:44

結構すぐに樹林帯へ

10/11 12:56

明神へ下ります

10/11 13:02

下りる途中に見える明神岳

10/11 13:35

途中からこのような水平道が続く

10/11 13:47

ここから一気に人が多くなる

10/11 13:50

明神岳5峰

10/11 14:22

小梨平での日帰り入浴は初めて

10/11 15:05

平日でも人の多い上高地
外国人も多かった

撮影機器：

PENTAX K-3 II RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

☆Parsleycandy

天気予報が悪いので、2日遅れのうえ行き先も変えて出発。

成田空港発長野行きの夜行バスに西船橋駅から乗車。このバスは、成田空港から東京ディズニーリゾート、西船橋、上野を経由して茅野、松本を通って長野に行くという、山に向かうにはぴったりのバスなのだけれどヤマ屋はわれわれ2人だけ。週末だったらいるのだろうけど。バスは3列シート、トイレ付きで快適。

船橋から乗り換えなしで松本に行けるとは、あずさ3号のように利便性が高い（あずさ3号を使う千葉のヤマ屋は多い）。

松本に着いたら、気温は11度とかなり低い。松本電鉄始発の新島々行き電車に乗るヤマ屋は数人。これが連休の土曜日だったら座れないほどなのだけれど。

新島々発上高地行きのバスは意外にも9割ほどの乗車率。日帰り観光の人が多いのかな。欧米系の外国人もちらほら。

安曇支所前でバスを降りたのはわれわれ2人だけ。しばらく舗装道路を歩き、鹿よけのゲートの先に駐車スペースがありますが、休日は安曇支所の、駐車場を使わせてもらえるのだとか。

二股までは未舗装の林道。二股にはトイレあり。二股からは登山道になりますが、よく整備されていて歩きやすい。沢ぞいをゆるやかに登る感じなのでそれほど疲れません。道迷いの心配もほぼありませんが、一箇所、岩魚留小屋から数キロ先の、木でばってんマークをしてあるところがわかりにくく、まっすぐ行きそうになりました。画像で説明しています。

このルートは標高が低いので、夏は暑くて厳しいかなと思ったけど、沢沿いなのでもしかしたら涼しいのかもしれない。沢を離れて通過つづら折れの道を登ると徳本峠に飛び出ます。

徳本峠小屋はテン場代ひとり700円。1泊2食付9,500円。水は有料で1リットル200円。ヒールは350mlが500円、ヱビスビールだと600円。500mlは800円。トイレは小屋の裏手で、男性用（小便器1）、和式1、洋式1です。なかなか心地よさそうな小屋。

徳本峠小屋のテン場は島々側にもあるけれど、広くて景色がいいのは明神側。穂高連峰が眼前に見えます。

この日徳本峠に泊まった人の多くは霞沢岳に向かったよう。マイナーな山かと思ったら意外と人がいます。K1ピークと山頂からの眺望は素晴らしく、眼前の奥穂高岳と前穂高岳、二山をつなぐ吊り尾根、右に常念岳、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳と南アルプス、その間にちょっぴり富士山、乗鞍岳とその奥の静かに見える御嶽山、焼岳とはるか奥に白山と飽きることはありません。笠ヶ岳だけは雲がかかっていて、ほんのちょっとしか見えませんでした。

徳本峠に戻ってテントを畳んで出発。明神に下りる道はよく整備されていて黄葉が美しく、途中からはほぼ水平。とても快適に歩けました。

明神登山口からは慣れた道。平日なのに結構たくさんの人が歩いてる。外国人も多数。だいたい10人に1人くらいは外国人ではなかろうか。

一風呂浴びたいと思い、小梨平キャンプ場の立ち寄り湯へ。600円。ボディソープとリンスインシャンプーあり。脱衣所に鍵のかかるロッカーがついています。温泉ではなくわかし湯だけど、汗を流せればよいので十分。空いていたけれど、もしかして平日だからかな。

新島々行きバス出発時刻のギリギリに上高地バスターミナルに行ったら満席で45分後のバスに。平日でも混むのだなあ、すっかり油断してました。

松本からの帰りは高速バスを選択。小仏トンネルもまったく混んでおらず、定刻にバスタ新宿到着。3,500円で帰れるのだから安い！

2日間、フルに楽しめた山行でした。