福島Bから一度の登山で幾つも美味しい木曽駒ヶ岳(将其頭山〜伊那前岳〜中岳〜宝剣岳〜三ノ沢岳〜木曽前岳〜麦草岳)
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- GPS
- 33:36
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,097m
- 下り
- 3,089m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 2:47
- 合計
- 10:21
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 10:29
天候 | 快晴☀微風の登山にもってこい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「ヒルトップ」建物のすぐ先です 20〜30台ぐらい 昔の木曽駒高原スキー場上部です |
コース状況/ 危険箇所等 |
木曽福島Bコースは斜度はありますが、それなりに整備されていて歩きやすいルートです。 木曽駒ヶ岳周辺は登山者も多く何も問題ありませんが、やはり宝剣岳から三ノ沢分岐までの上り下りはロッククライミングに近いルートです。 慎重な行動が必要かと。 長野県はこの宝剣岳はヘルメット推奨としています。 http://www.kotorinomori.jp/rental-helmet.pdf ザックにヘルメットが付いている方を少しは見ましたが、実際に宝剣の登り下りでヘルメットを着用していた方は一人もいませんでした。 自分ももちろん持参しましたが、山をなめてはいけません。 また、木曽前岳から麦草岳のルートは登山の経験がそれなりにある方は大丈夫だと思いますが、それ以外は止めたほうがいいでしょう。 崩落が激しく、ナイフリッジみたいなところも多数あり、これはまずいだろ〜と思う梯子が2箇所ほど。 さらにハイマツとシャクナゲ漕ぎもあります。 自信のある方のみ歩いてください。 |
その他周辺情報 | 木曽駒ヶ岳のテント場を管理している頂上山荘は10月10日(月)で終わり、受付は宝剣山荘と聞いておりましたが、運よく頂上山荘が開いていて受付していただけました。 また、トイレは使えるが水は出ないので、宝剣山荘で受付し、そこで水をいただけるとのことでしたが、15日(土)のみトイレの水も出ており、夕方5時までは汲めますとのことで、ラッキーと水も汲ませていただきました。 尚、16日(日)は水が出ておりませんでした。 テント場は、トイレ使用料(200円)込で900円です。 当日は、それなりのテントが張られると思っていましたが、それほどでもありませんでした。 また、このテント場は風の通り道で、風除けの岩がたくさん組まれておりますが、この日は微風で快適でした。但し、標高が高いので気温は低く、外に置いておいた水がかなり凍っていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
今年の週末はいつも雨・・・。
紅葉も終わってしまったが、久しぶりに晴天が続く。
となればどこか行かねばならないでしょう。
テントを張れるところで、狙ったところは木曽駒ヶ岳。
北アルプスは寒そうだし、この辺りがいいかなと。
ルートは茶臼山ルートを登り、木曽福島Bコースで下りる周回ルートを練ったのだが、茶臼山ルートの正沢川を渡る丸太が流されたまま架けられてない模様で、最近の寒さから水に浸かるわけにもいかないので、木曽福島Bコースを登り、将其頭山まで散策することにして登り始めた。
天気も予報通り快晴微風で、御嶽山や北アルプスが常に目に入り、励ましてくれました。
途中の七合目避難小屋は綺麗に管理され、ここで泊ってみたいと思えるような印象でした。
玉乃窪山荘までにお会いした方は5名ほどで静かな山を堪能しましたが、木曽駒ヶ岳本岳に登ると観光地かっての人だらけ。
山頂をそそくさと後にしてテントを張りに下る。
事前に確認したところ、頂上山荘の営業は終わったが、トイレは使用できるとのこと。
但し水は出ないので、宝剣山荘で受け付けて水をいただけるとのことでした。
しかし、テントを張ってから散歩して宝剣山荘に立ち寄り、受付して水をいただこうと思ったら、運よく頂上山荘が開いていて受付してもらい、トイレの水もこの日の夕方まで水は出るので汲んでおいてくださいねーと言われラッキー、水を運ばなくても良かったーと楽できました。
テントを張って昼食を取り、予定通り将其頭山まで向かう。戻りは濃ヶ池から宝剣山荘まで登ったが、乗越浄土まで来たところで、まだ若干時間に余裕があったので、行けるところまで行っちゃおうと、伊那前岳も踏んだ。そこからは急いで暗くなる前にテントへ戻らなければと急ぎ足。何とか日が沈む前に戻れた。
しかし、日が沈むととたんに冷え込んでくる。
あまりの寒さに体が震え、あるもの全てを着こんで食事を取るが、なかなか暖まらない。
食欲も萎えてすぐに寝袋に入る。夜中は、寒さ?で1時間おきぐらいに目が覚め、深い睡眠が取れなかったが、翌朝は快適に起きることができた。
それまでの寒さは感じず、朝食をしっかり取り、夜が明ける前に宝剣を目指す。
宝剣直下でちょうど太陽が昇ってきた。最高のシチュエーションだ。
太陽が昇るのを見届けてから、今回の最終目的地である三ノ沢へ向かう。
主稜線を外れた日の当らない山であるが、その存在感は素晴らしい。
いつかは登ってみたいと思っていた山だ。
分岐からはかなりのアップダウンがあるものの、快適に歩き、ようやく山頂に辿り着いた。
想像以上の大展望である。うーん満足。
三ノ沢分岐から三ノ沢岳往復間は一人も会わず。
戻る途中の宝剣では、まだ人も少なく、山頂最上部のテーブルに乗っかりました。
テントを片付けて帰ることにしたが、同じルートをピストンはやっぱり面白くない。
目の前に木曽前岳が見えたが、そこを登り返し麦草へ向かうルートへ行ってみよう。
前の日に登山口で会ったトレランの若者は、麦草を登ってきたと玉乃窪山荘で再び会い、ちょっと危ない破線ルートだが、慣れた方なら行けますよとのことだったので、そちらを選択した。
木曽前岳から麦草岳へ向かうが、遠くから見える麦草の荒々しさそのものに危険がたっぷりのルートであった。
特に2ヶ所あった梯子は、体重を掛けたら外れるのではないかと思うような摩耗で、これはダメでしょとひやひやでした。
麦草岳まで来ると後は避難小屋へ下り、Bコースで下りるだけです。
登山口に戻ると何やら地元の方達が何かの整備を行っていたようだったので、ひょっとして正沢川の橋もこの方達が管理してくれてるのかなと感謝の気持ちでした。
実際に復旧するのはいつになるのか。今後は雪に覆われるので、来年が楽しみです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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前岳でお会いした者です。(オデコにカメラのね…)
ホグロフスのメットは珍しいので印象に残っていました。
麦草ルート、ヤバそうですねぇ。
私はいつも上松Aなんで、ヤバい所からは逃げてますが、福島は一度行ってみたいですねぇ。
貴殿の山行記録は非常に参考になります。
情報提供ありがとうございます。
また、どこかでお会いしましょう。
ご訪問ありがとうございます。
前岳ではありがとうございました。
何とか無事に麦草岳を踏破できましたが、緊張感たっぷりの刺激的なルートでした。
このルートは崩落が激しいので、そのうちに歩けなくなるのではないかと思いました。
貴殿のカメラ装着は非常に印象に残っています。(笑)
動画もおもしろそうですよね。
私も冬は山スキーを嗜むので、いつかは滑走しながら動画も撮ってみたいな〜とは思ってます。
では、楽しい山行を。
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