記録ID: 990318
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
甲武信岳 鶏冠尾根より(テン泊装備で岩峰鶏冠山・シャクナゲ漕ぎを経て)
2016年10月22日(土) ~
2016年10月23日(日)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 28:57
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,147m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:24
距離 10.4km
登り 1,827m
下り 558m
14:34
2日目
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 5:42
距離 8.2km
登り 321m
下り 1,589m
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
1日目はテント幕営後山頂ピストン。
2日目は早朝軽身で山頂を往復して、テント撤収・朝食を済ませてから下山開始しています。それぞれ1時間くらいマイナスがコースタイムでしょうか。
1日目はテント幕営後山頂ピストン。
2日目は早朝軽身で山頂を往復して、テント撤収・朝食を済ませてから下山開始しています。それぞれ1時間くらいマイナスがコースタイムでしょうか。
天候 | 1日目晴れのちガス、2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは花かげの湯で汗を流して同じ道を戻りました。早かったので久しぶりに高速渋滞なしで気分は上々。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●鶏冠(とさか)尾根 地図に破線も無いルートです。「鶏冠山までの前半部」と「木賊山までの後半部」に分かれます。 前半は踏み後・道標がしっかりついていて地図に無いルートとは思えないです。鶏冠山直下の第一岩峰〜第三岩峰までは落ちたらタダではすまないので慎重に。第三岩峰はロープ出すケースが多いようです。 後半は樹林帯を歩くことが多いです。倒木が多く、またいだりくぐったりで体力消費されます。樹林漕ぎが多く、特にシャクナゲが木がしなやかでしっかり抑えて無いと跳ね返ってくるし大変でした。 途中尾根の左側を歩く所は迷い易そうな地形でしたが、ピンクテープがバッチリついていたので迷いにくかったです。 ●西沢渓谷登山口〜鶏冠山 西沢渓谷の橋を渡ったらすぐに鶏冠山への道標どおり右へ曲がって沢沿いに進む。 沢は一度徒渉が必要。今回は飛び石でいけないでもなさそうでしたが、荷物も重いのではだしで渡りました。 渡ってすぐに鶏冠山への道標あり。その後しばらくは緩やかなのぼりですが、その後急斜面が続きます。鶏冠山山頂直下は第一岩峰、第二岩峰、第三岩峰とあります。その名の通り岩稜帯だが、第一、第二は慎重に行けば大丈夫。第二は結構迫力ありますね。 第三岩峰は行っている人も多いようですが、間違うと数百メートル滑落というためロープ確保しているケースが多いようです。ウチラはロープも持ってきていないし荷物も重いので巻きました。 巻くと稜線を少し戻るように行くと鶏冠山山頂(ほかにも先に看板があったけどそれは別)。山頂からは展望よし。特に富士山ですね。 ●鶏冠山〜木賊山 鶏冠山は2つ道標がありました。その先は緩やかから急斜面とあります。さらに尾根の左側少し下を歩くのですが、ふみ後はウッスラになってきます。でも最近整備されたのかピンクテープがばっちりついていたので、間違える要素がなくなってしまっていました。かなり頻繁にテープがありました。それでも、後半の松漕ぎはまだ良いものの、しゃくなげ漕ぎはかなりきつかったです。 木賊山頂は展望ありません。 ●木賊山〜甲武信小屋〜甲武信岳 少しざれた下りを過ぎると甲武信小屋です。テントは思っていたほど張られていませんでした。テント代500円+個人500円で1,000円。水は有料ながら使えます。トイレとてもキレイでした。 甲武信岳までは徒歩20分です。 ●下山は戸渡尾根〜近丸新道〜駐車場 急斜面が続きます。ほとんどシャクナゲに覆われた登山道。メジャールートです。 |
その他周辺情報 | ●温泉 駐車場から18km位下ったところにある花かげの湯で汗を流しました。510円也(JAF割で100円引き) 鍵つきロッカー、シャンプー、ボディーソープ、石鹸あり。 露天風呂、サウナあり。泉質はアルカリ性。 |
写真
感想
山と高原地図には載っていない「鶏冠尾根」を登ってきました。
最初から渡渉ありと普通でない登山ルートを見ながら、道中には地図にないルートなのに結構案内板があり、踏み後もしっかりしつつあるのには驚きました。
尾根前半部と言っていい岩稜帯は申し分ない面白さ(今回は第三岩峰は巻き)、鶏冠山頂から眼下に見える紅葉も見ごろで素晴らしい景色でした。
地図にルートがない理由が何となく感じられるのが鶏冠山以降の後半部。踏み後を辿るも倒木が多数あり、くぐったり、またいだりと忙しかったです。さらに踏み後は樹林帯を通り木々をかき分けて、泳ぐように進まなければなりません。
中でも木賊山直下のシャクナゲ繁茂地帯は、一番密度が高く弾力性に富むシャクナゲの木々と悪戦苦闘しながら進みました。救いはピンクテープが頻繁につけられていたこと。これは頼りになりながらも、もう少し秘境感を味わいたかったです。
一般ルートでは味わえない魅力を秘めた鶏冠尾根。多少うんざりするかもしれませんが、良い体験ができ、甲武信岳に2回目以降のアタックならおすすめです。
下山は近丸新道を使いましたが1700m付近の紅葉は見ごろでした。来週はもう少し高度を下げた山まで紅葉が進むかと思いますので、2,000mより低いくらいの尾根を縦走をしようと思っています。
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