花咲き競う白馬岳、でも不帰キレットは断念!(栂池~白馬岳~猿倉)


- GPS
- 28:05
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,854m
- 下り
- 2,428m
コースタイム
RW栂池自然園駅7:50-8:55天狗原9:05-乗鞍岳9:55-10:25白馬大池10:40-12:15小蓮華山12:45-三国境13:10-13:55白馬岳14:05-14:15白馬山荘14:20-14:30白馬岳頂上宿舎
8月1日
白馬岳頂上宿舎4:35-5:30杓子岳5:40-6:25鑓ヶ岳6:30-7:50白馬鑓温泉小屋9:00-小日向ノコル10:25-11:55猿倉
天候 | 7月31日 曇り時々晴れ 8月1日 早朝晴れのち霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場前には第1郷の湯もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大出原から先の岩場は大変滑りやすい。 鑓温泉小屋から先の雪渓は、山仲間が以前踏み抜いて落ちて大怪我をしてしまったそうなので、年によっては注意が必要かもしれません。 小蓮華山の三角点周辺は陥没が激しいので、ロープで規制されていて立入り禁止になっていました。 水場… 中ノ原…岩間からの湧水?水量ソコソコ。 白馬大池山荘…小屋前の蛇口から無料で。 白馬岳頂上宿舎…小屋前から雪解け水がジャブジャブと出ています。 白馬鑓温泉小屋…小屋の蛇口から無料で。 トイレ… 栂池、猿倉および、各山小屋にあり。 テン場… 白馬岳頂上宿舎…500円。石がゴロゴロで整地が必要、また谷状なため遅くなるほど下の方に追いやられてトイレや水汲みが面倒。 温泉… 白馬八方温泉「第1郷の湯」500円。源泉掛け流しでヌルヌル感抜群。 |
写真
感想
山仲間のゴマさんが同じ日程で歩くというので、途中合流予定で白馬岳に行くことになった。
今まで北アルプスに行く時は遠いというイメージがあり、殆ど列車利用だったが、よくよく地図を見てみると上信越道~大町街道を使えば意外と近いことが分かり、今回は夜中に車を走らせて向かってみた。
(7月31日)
車を快調に飛ばし八方着は4時過ぎ、少し仮眠もでき、栂池行きのバスに乗り込んだ。
ゴンドラ利用で栂池自然園まで、ここから歩き出す。
暫く歩くと見慣れたオレンジのザック、やはりゴマさんでした!
他にも10名ぐらいの方たちと来ていてノンビリ歩くようなので、テン場での再会を約束して先行します。
天狗原から見る向かう先にはガスがかかっている。
天狗原の湿原を過ぎて岩場を登り、雪渓を渡れば乗鞍岳です。
この先で白馬大池が目に飛び込んできました。
満々と水をたたえたその光景はさながら山上リゾート地といった趣きで、ここまででも来る価値はあります。
池の畔にはハクサンイチゲやチングルマが咲き乱れ、さすがは花の白馬岳だ。
ここからは本来なら爽快な稜線歩きのはずですが、相変わらずガスがかかり気味で時々先の稜線や雪倉岳などが見える程度。
道の両脇に咲き誇る様々な花たちが唯一の救いです。
小蓮華山の三角点と鉄剣へは、陥没箇所のためロープで規制されていて入れません。
ガスで全くその姿が見えない白馬岳へ向けて歩を進めます。
三国境の先では、まだウルップソウが群生していました!
殆どはピークを過ぎて色あせていましたが、なんとか鮮やかな姿を目にすることが出来ました。
そして辿り着いた白馬岳山頂は、やはりガスで視界ゼロ…
なので次回好天時での再訪を胸に誓い、さっさとテン場へ向かいましたが、少々ユックリし過ぎたせいで好位置は押さえられていて、かなり下の方に張ることになりました。
その後ゴマさんと無事合流してささやかな宴会、夕方から降りだした小雨の中眠りについた。
(8月1日)
今朝は3時に起床、見上げれば満天の星、風はやや強いものの不帰キレット越えには問題なさそう。
杓子岳へ向かう途中でご来光を拝み、急なガレ場を登って杓子岳山頂へ。
すると西の方から急にガスが上がってきて、あっという間に包まれてしまいました。
何も見えなくなったガスの中、鑓ヶ岳へ向かう。
ただのガスかと思っていたら水分を含んでいて、気付いたら全身ずぶ濡れ状態。
鑓ヶ岳に着いた時点でこの天候、展望のないつまらなさでの不帰キレット越えはヤメとゴマさんと意見が一致、鑓温泉経由で猿倉へ下山と決めました。
そうとなるともうマッタリモード、途中大出原の先の滑りやすい岩場に注意しながら下って行き、鑓温泉ではノンビリとコーヒーブレイク。
ホントは温泉にも入りたかったですが、この先まだ3時間強の歩くので今回はパス、ここはぜひ泊まりで訪れたいものです。
雪渓を3つ越えると徐々に展望もなくなり、意外とアップダウンのある道をダラダラと下って行きます。
小日向ノコルを過ぎた先で、これまた山仲間の三休さんとバッタリ!
北アルプスを歩くとは聞いていたものの、詳しい行程までは知らなかったのでビックリでしたが、これでマタマタ元気を貰い猿倉へも歩き切ることができました。
今回は出発時の予報に反して天候にはイマイチ恵まれず、メインだった不帰キレットも行けず、白馬岳での大展望も望めませんでしたが、白馬岳は1回登れば良いという山ではないですし、次回こそは好天気の下歩きたいですね!
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