クリや谷経由笠ヶ岳西鎌尾根槍ヶ岳〜ダイキレット白出沢下山(1泊2日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 40.1km
- 登り
- 4,161m
- 下り
- 4,144m
天候 | 2日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
槍〜大キレット : それなりに厳しい、でも一般縦走路。 白出沢 : ピッケルはあったが、アイゼンがほしいところ。 |
写真
感想
7/31(土)の7時過ぎに家を出る。
夕食は梓川PAでソースカツ丼。高速を走っていると、斜め右手から花火が見える。それも2箇所。高速を降りて上高地に向かうが、どうも2箇所のうち野1つは梓川のようでほぼ真横に花火が見える。わき見運転は危険なのは承知しているが、どうしても見ちゃうよね。でも偶然まじかに見れてラッキーでした。平湯トンネルを過ぎる。ことしから無料化になったところだ。車を運転しながら今回の持ち物を思い出していると、2つ忘れていることに気付く。1つは、いつもザックのショルダーベルトにつけているナノタオル⇒なくても何とかなるか。
2つ目は、500mlの水筒。この中に粉末のコーヒーを入れてシェイクするためなんだが、自販機のアルミ缶で代用することに決める。10時ごろ、笠ヶ岳クリヤ谷ルートの登山口である中尾口に到着。途中、お酒(ビール)を売っているコンビニを探したがなかった。駐車場は20台くらい停めることができるかな?4台ほどスペースが空いていた。 地図上ではここが登山口のはずなんだが、それらしく標識がない。心配になって歩き回るが見つからない。諦めて、自販機が近くにあったのでスクリューキャップ付きの缶コーヒーを買う。 車に戻って、車中泊。他にそれらしい人・・・・・、の割には宴会モードのところも。とあるグループに声をかけるとただキャンプに来ていて登山ではないとのこと。だよな、このクリヤ谷ルートだったら朝の早発ちが必要なはずだ。
8/1(日)
3時の携帯のタイマーで起きたが、二度寝してしまった。気付いたときは4時半だ。急いで朝食としてパンを食べ用意する。さあ、行くか! というところに1台の車が入ってきた。(後述するM宅さんである。)
橋を渡り、槍見温泉の脇を行くと、道を間違えた。露天風呂でした。戻ってくるとM宅さんと一緒になる。 標識がないんですが、おかしいですね、と言うとここにありますよ と言われた。 目線より上の高さのところにありました。
1時間ほどすると、凄い勢いで登ってくる若者が。(笠ヶ岳山頂で一緒に写っている右端の人です)僕らを一気に抜いていったあと、最後の水場と思われるところで彼は休んでいた。
自分は、そこが最後かどうかなんかはわからないので、最初の渡渉点の沢の水を2ℓプラティパス水筒に1ℓ分入れる。ちなみに、ザック内のハイドレーションには粉末アクエリアス1ℓ用をいれて2ℓ弱の水がある。計3リットルだが、この最後の水場以降、尾根筋だろうということと、カンカン照りだと2ℓの水では足りないと判断したのです。
国土地理院の地図を何度も見て登る。地図をウエストポケットに入れておいたので、そのうち汗で湿ってしまう。マップケースは持ってくるのを忘れた。やっぱあったほうがいいんだろうな。雨のときは絶対あれば便利だ。
この後、ガスなので展望は利かない。ヘリの音がするので、きっと標高の高いところは晴れていることを確信する。
頂上が見えるところで、M宅さんがあれが頂上ですね、人が3人いるの見えます。 と言うので え、3人・・・・・?
なんか標識らしきものはわかるけど・・・・ 私、視力2.0なんですよ。
2.0の人の視力が凄いのは聞いたことがあるが、やっぱり凄いですね。
笠ヶ岳山頂に28分休んでいた。(こんなに休むのは珍しい) 若者は我々より一足先に降りていった。 M宅さんは最初クリヤ谷ルートを往復する予定だったらしいが、私の話とか、下山してきてすれ違った人の話を聞いて、笠新道で降りることに。
ならば、抜戸岳手前の分岐まで一緒に行くことにする。 笠ヶ岳山荘を過ぎて、しばらくすると 雷鳥だ! 雛が私たちと親鳥の間にいたが、その雛が向こう側に行ったのでこの状態なら、多分親鳥相当近くに寄っても逃げないよ と言って取りあえず一枚撮影。
笠新道との分岐で、M宅と握手して分かれます。M宅さん、ありがとうございました。また、どこかで一緒に行きましょうね。私の今日の目的地は双六。笠ヶ岳の山頂から約6時間。 普通だと、2日かかるところを1日で歩くことになる。
先を急ごう!
登山道でザックをデポしている登山者、抜戸岳のようだ。先を急ぐためパスしようかと思ったが、降りてきた登山者に三角点あるんですよね?と聞くとそうですよ、それにそんなに遠くないですよ と言うので自分も荷物をデポして行ってきました。
水平な木道が見えれば、双六は近い。この辺から、霧雨が降ってきましたが何とか雨具を着なくても良さそうです。本格的に降るかもしれないので、先ずはモンベルのULジャケットを着てテントを張ります。 その後、双六小屋に行って受付を済ます。
普通、明日の日程は?とか記入する用紙あるのに、ここは名前を聞いただけ。荷札をもらって終わり。 おいおい、それじゃ遭難対策の意味ないじゃんか。 こんなの初めてだ。と言うか、ある意味問題だよね。幕営料1人500円ですが、テントの人が記入する用紙には遭難対策の意味があるはずなんだと思うのですが、ま、いいか?で済んで本当に良いのか? ま、いいや。テント場に戻り、お腹空きました。
お湯を沸かし、先ずはコーヒー。そして、レトルトのご飯とカレーを温めます。
コッヘルが小さいので、横に収まりません。
今日は10時間行動でしたが、こんなにも動くと普通の1人前では足りません。その後、ビールとおつまみでお腹を満たしました。
私の張ったテントの横に、先に張ってあったエスパースのテント。同じテントですねー、なんて話しかけようと思っていたんですが、ファスナーが閉まったままだったので、話しかけられずその後、後から来て私の前にテントを張った、S山さんと山談義。
明日の自分の予定はまったり5時発、真っ暗の2時発、朝起き次第で決めます。
多分夜星空だろうし、西鎌尾根はそんない危険なところないので起きれれば2時発で行きたいのですが、 とS山さんに話、それぞれのテントにおやすみなさい。
2日目(8/2)
1時過ぎに起きて、朝食を作る。テント内でのコンロ使用のため慎重に。 味噌ラーメン(インスタント)ですが、トッピングに卵とチャーシューとメンマのセットしたのをコーンです。
こんな時間(2時ごろ)動いているのは自分だけのようだ。満天の星に月も出ていて、ヘッドランプなしで歩いてみたりもする。西側に、三俣蓮華岳・鷲羽岳と沢の音が響いている。このごーという沢の音がいかにも北アルプスという雰囲気をかもし出している。沢の音は夜中も関係ないようだ。
槍の肩に到着し、ザックを降ろして少し休憩しようかな?と思っていたのだが、10人くらいの団体様一行が槍の穂先へ向かうのを見た。あまり渋滞に巻き込まれたくなかったので、休まず即自分も槍の山頂に向けてGO!カメラだけを持つが、先週のときの教訓からランニング用のウェストバッグを持ってきているので、それにカメラを押し込んだ。片手にカメラを持って登るのと、両手が空いているのでは槍の穂先へ向かうには、3点支持が絶対に必要なのである。時間帯から言って、めちゃ混み状態ではなったので肩から20分で来れれば渋滞なしと言っても良いだろうな。
デルスーさんたちが昨日来たときは(彼のブログから)1時間かかったらとある。
槍ヶ岳は、ちょっと富士山と似たところがあって、まったく岩登りがなってない人もたまにいるので、それが大渋滞になるんだろうな。今回の私の場合は、1人2人くらいだったかな?怖いのはわかりますが、それだけ岩にへばりつけば手がかりはもとより足がかりとなるところはみえないでしょう。別な場所で少しは練習してきたのか!といいたくなるところではなるが、ここであせって滑落なんかされたら困るから、じっくり時間かけて確実に登りましょう! と言うしかない。
山頂で記念写真を撮った後即降りてきたが、来るとき凄くへばりついていた人に、
体はなるべく垂直にして登った方が楽ですよ、とアドバイスしました。
10:45 北穂高小屋着。 K林さんいます?と聞くが、ちょっと所要でいないという。え、どこ行っているんですか?と聞くが、なんか答えにくそう。入浴中とのこと(従業員です)30分くらいかかるといわれ、そんなに待てないので伝言を残し先を急ぐ。
ここに11時頃だったら、ジャンダルムへ向かおうと決めていました。白出沢の下見(山スキーの)もあったので、予定通り白出沢の下山ルートを取ります。10分ほど休憩し、補給。
最初の雪渓の部分(20mほど)を降りる。いや、これは 大変だ!すんごい、滑りやすい。その後、がれたところもあったのでそちらを歩く。
しかし、もうあたり一面雪渓。慎重に降りるしかない
雪渓の斜度はあんまりなさそうに見えますが、白馬の大雪渓と同じくらいか、やや緩いかな? 何回か滑ったので、滑ったときの擦り傷を考えズボンをはく。長袖も着るべきだったと反省!
17:30頃車を停めてある中尾口に到着。いやーお疲れ様でした。
車に着くと、ちょうど露天風呂から上がってきた人がいていいですよー というので自分も入ることに混浴、(脱衣場は男女別であります)下が、砂利なんでなんか気持良いぞ!湯をかき混ぜるとゴミが・・・・
車に乗って平湯トンネルに来ると雨(夕立?)トンネルを出ると降っていなかった。高速に乗る前に食事取り損なったため自宅近くのラーメン屋さんで食べた。
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