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Yamareco

記録ID: 1036134
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳(地蔵尾根)

2016年12月30日(金) ~ 2016年12月31日(土)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
17:52
距離
29.6km
登り
2,382m
下り
2,390m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:53
休憩
0:22
合計
6:15
7:51
7:51
218
孝行猿の墓
11:29
11:29
12
2087
11:41
12:03
101
13:44
幕営地(2400m付近)
2日目
山行
9:22
休憩
2:06
合計
11:28
6:15
6
幕営地(2400m付近)
6:21
6:21
39
2356
7:00
7:00
71
2422
8:11
8:11
87
2736
9:38
9:53
44
10:37
10:37
65
2736
11:42
11:42
28
2422
12:10
12:10
10
2356
12:20
14:02
47
幕営地(2400m付近)
14:49
14:58
20
15:18
15:18
134
2087
17:32
17:32
11
孝行猿の墓
天候 12月30日(金):快晴!
12月31日(土):快晴!
 
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏木駐車場(無料/5台程度)
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
・アイゼンは
登り:幕営地(2400mの小ピーク)〜仙丈ヶ岳間、
下り:仙丈ヶ岳〜松峯小屋分岐
までで使用。
・ピッケルは幕営地(2400mの小ピーク)〜仙丈ヶ岳間で使用
・ピンクテープがうんざりするほど付いているので道迷いの心配はないでしょう。

●柏木駐車場〜松峯小屋分岐
柏木駐車場から900mほど進むと孝行猿の墓が現れます。
その後、登山道は2〜3度ほど林道を横切り、林道と登山道の共用区間(300mと800m)
を進み標高1780m付近で西側に中央アルプスの眺望が開ける場所に出ます。
ここから登山道らしくなりますが、林道がさらに上の方に延伸されているようで
地理院地図にも(山と高原地図にも)載っていないルートを横切ったり、
登山道と並走したりします。さらに登山道のピンクリボンに以外にも作業用の
リボンが至る所に付けられていて、ちょっと錯綜気味でした。

標高1940mから松峰を南に巻いて1970mまでの鞍部同士を結ぶルートは
3つに分岐します。上から林道、登山道、林道となりますが、
行きに上の林道を進むと途中で正面に仙丈ヶ岳を望むことができました。
帰りは真ん中の登山道を使いましたが、一番歩きにくく途中で下の林道に移動しました。

松峰と2087の鞍部からようやく本格的な登山道となり、
2087まで高低差100m強登った後、緩やかに下ると松峯小屋分岐へと至ります。

●松峯小屋分岐〜幕営地(2400mピーク付近)
松峯小屋分岐から尾根は斜度を上げ始めます。
地蔵岳手前まで高低差およそ300mほど登り、地蔵岳は北側を巻きます。
地蔵岳のトラバースの手前に幕営適地が数カ所あり。
地蔵岳を巻き鞍部で尾根に復帰し次の小ピーク(2400m付近)が
地蔵尾根の樹林帯の中で唯一展望が開ける場所となります。
このピーク周辺にも適地が点在しておりここで幕営しました。

●幕営地(2400mピーク付近)〜2736
緩やかなアップダウンを繰り返しながら南アらしい樹林帯を進んで行きます。
丸山谷ノ頭を北側から巻き、標高2430m付近から一気に傾斜が増し、
九十九折に急登します。
徐々に樹林の背が低くなり、やがてハイマツ帯へと変わり始めます。
標高2650m付近からの、夏道では2736に向かって谷筋をトラバースするところは
尾根を直登気味にルートを取り、谷を上から迂回しました。
この付近は雪質がハードモナカで最悪。一歩踏むと周囲からバリッと割れました。
2736で南側の眺望が開けると同時に森林限界を超えます。

●2736〜仙丈ヶ岳
2736から山頂まで高低差300mの雪稜歩き。このルートのハイライトです。
小ピークを3つほど越え、一枚バーンを登り切ると馬の背からのルートと合流し、
ほどなく山頂へと至ります。

【12月30日 1日目】
柏木駐車場からスタート
3
【12月30日 1日目】
柏木駐車場からスタート
緩やかな登山道を進んで行きます
1
緩やかな登山道を進んで行きます
孝行猿の墓。孝行猿とは江戸中期、猟師が殺した猿をいろりにつるしていたところ、3匹の子猿が親猿の傷口をなめて温め続けていた。それを見た猟師は罪を悔いて祠を建て埋葬したという話だそうです
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孝行猿の墓。孝行猿とは江戸中期、猟師が殺した猿をいろりにつるしていたところ、3匹の子猿が親猿の傷口をなめて温め続けていた。それを見た猟師は罪を悔いて祠を建て埋葬したという話だそうです
整地&防風壁作業のスピードアップを図るため、今回からkomemameにもスノーシャベルを導入し2台体制で
3
整地&防風壁作業のスピードアップを図るため、今回からkomemameにもスノーシャベルを導入し2台体制で
太陽が登山道を照らし始めました
1
太陽が登山道を照らし始めました
気持ちの良い樹林帯が続きます
2
気持ちの良い樹林帯が続きます
途中から林道を歩く区間もあります
2
途中から林道を歩く区間もあります
標高1780m付近で西側に中央アルプスの眺望が開ける場所に出ます。左から越百〜仙涯嶺〜南駒ヶ岳〜空木〜東川〜熊沢〜檜尾〜三ノ沢〜宝剣〜木曽駒
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標高1780m付近で西側に中央アルプスの眺望が開ける場所に出ます。左から越百〜仙涯嶺〜南駒ヶ岳〜空木〜東川〜熊沢〜檜尾〜三ノ沢〜宝剣〜木曽駒
こちらは恵那山
この辺りは地図にない林道と作業用のピンクテープが錯綜していてどうなってるのかさっぱりわからん
2
この辺りは地図にない林道と作業用のピンクテープが錯綜していてどうなってるのかさっぱりわからん
仙丈ヶ岳の姿が見えました
2
仙丈ヶ岳の姿が見えました
仙丈ヶ岳アップで(photo komemame)
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仙丈ヶ岳アップで(photo komemame)
動物トレースを追いかけながら
3
動物トレースを追いかけながら
松峰を南に巻く箇所はルートが3つに分岐します。上の林道を進むと…
1
松峰を南に巻く箇所はルートが3つに分岐します。上の林道を進むと…
途中で正面に仙丈ヶ岳を望むことができました
2
途中で正面に仙丈ヶ岳を望むことができました
まだまだ遠いなぁ(photo komemame)
まだまだ遠いなぁ(photo komemame)
松峰と2087との鞍部からようやく本格的な登山道となります
松峰と2087との鞍部からようやく本格的な登山道となります
倒木もたくさん
ピンクテープがうんざりするほど付いています
ピンクテープがうんざりするほど付いています
松峯小屋分岐に到着
松峯小屋分岐に到着
松峯小屋分岐を過ぎると本格的な登りとなります
1
松峯小屋分岐を過ぎると本格的な登りとなります
樹林帯に光が降り注ぎます
3
樹林帯に光が降り注ぎます
南アらしい樹林帯1
1
南アらしい樹林帯1
南アらしい樹林帯2
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南アらしい樹林帯2
地蔵岳は北側を巻きます。最近降雪があったようで北向き斜面には雪が溶けずに残っていました
地蔵岳は北側を巻きます。最近降雪があったようで北向き斜面には雪が溶けずに残っていました
地蔵岳の鞍部から急登すると…
地蔵岳の鞍部から急登すると…
2400mの小ピークで展望地に出ます。中央アルプスと手前は地蔵岳
2
2400mの小ピークで展望地に出ます。中央アルプスと手前は地蔵岳
2400m付近の展望地より。北アが全部見えました
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2400m付近の展望地より。北アが全部見えました
2400m付近の展望地より。乗鞍
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2400m付近の展望地より。乗鞍
2400m付近の展望地より。南ア南部
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2400m付近の展望地より。南ア南部
2400m付近の展望地より。恵那山
2400m付近の展望地より。恵那山
2400m付近の展望地より。鋸岳も間近。右から中ノ川乗越〜第2高点〜大ギャップ〜小ギャップ〜d第1高点〜三角点ピークまではっきり見えます
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2400m付近の展望地より。鋸岳も間近。右から中ノ川乗越〜第2高点〜大ギャップ〜小ギャップ〜d第1高点〜三角点ピークまではっきり見えます
2400mの展望地の適地にテントを張ることにします
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2400mの展望地の適地にテントを張ることにします
本日の我が家上棟
11
本日の我が家上棟
日が当たる場所で水作り
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日が当たる場所で水作り
日が傾いてきました
5
日が傾いてきました
オレンジに染まる中央アルプス
2
オレンジに染まる中央アルプス
オレンジに染まる乗鞍
4
オレンジに染まる乗鞍
乗鞍アップで(photo komemame)
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乗鞍アップで(photo komemame)
こちらはオレンジに染まる北ア
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こちらはオレンジに染まる北ア
北アアップで。笠〜西穂〜奥穂〜北穂〜大キレット〜南岳〜中岳〜大喰〜槍(photo komemame)
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北アアップで。笠〜西穂〜奥穂〜北穂〜大キレット〜南岳〜中岳〜大喰〜槍(photo komemame)
南ア南部。塩見〜荒川〜赤石〜聖
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南ア南部。塩見〜荒川〜赤石〜聖
塩見〜荒川〜赤石〜聖アップで(photo komemame)
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塩見〜荒川〜赤石〜聖アップで(photo komemame)
鋸岳もオレンジ(photo komemame)
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鋸岳もオレンジ(photo komemame)
圧巻の夕暮れ時
落ちゆく夕日を眺めます
5
落ちゆく夕日を眺めます
太陽が恵那山の向こうに間も無く沈みます
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太陽が恵那山の向こうに間も無く沈みます
鋸の空は紫のグラデーションが美しい
9
鋸の空は紫のグラデーションが美しい
沈みました
夜は鍋。茅乃舎の鶏だしに鶏肉、白菜、ねぎ、舞茸、えのき茸、油揚げ。締めはラーメンを入れて。
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夜は鍋。茅乃舎の鶏だしに鶏肉、白菜、ねぎ、舞茸、えのき茸、油揚げ。締めはラーメンを入れて。
【12月31日 2日目】
暗いうちからスタートして写真が撮れるくらい明るくなりました
2
【12月31日 2日目】
暗いうちからスタートして写真が撮れるくらい明るくなりました
幕営地からしばらくは緩やかなアップダウンを繰り返して進みます
幕営地からしばらくは緩やかなアップダウンを繰り返して進みます
夜が明けキレイなグラデーション
2
夜が明けキレイなグラデーション
標高2430m付近から一気に傾斜が増します
1
標高2430m付近から一気に傾斜が増します
本日も天気良さそうです
本日も天気良さそうです
九十九折の登山道を急登します
九十九折の登山道を急登します
空木と駒ヶ根の街(photo komemame)
6
空木と駒ヶ根の街(photo komemame)
奥穂〜槍(photo komemame)
1
奥穂〜槍(photo komemame)
(photo komemame)
標高2650m付近から2736に向かって谷筋をトラバースするところは尾根を直登気味にルートを取り上から迂回しました
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標高2650m付近から2736に向かって谷筋をトラバースするところは尾根を直登気味にルートを取り上から迂回しました
中央アルプス全部見え
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中央アルプス全部見え
乗鞍&北アはちょっと雲がかかっている感じ
乗鞍&北アはちょっと雲がかかっている感じ
2736で森林限界を超えます
2
2736で森林限界を超えます
ここからは雪稜となります
1
ここからは雪稜となります
大仙丈から三峰川に落ちる尾根の向こうに南ア南部
大仙丈から三峰川に落ちる尾根の向こうに南ア南部
この付近尾根の南側をトラバース気味に進みました
1
この付近尾根の南側をトラバース気味に進みました
大仙丈ヶ岳どーん
2
大仙丈ヶ岳どーん
ようやく仙塩尾根を越えて日が昇ってきました。地蔵尾根は西向きの尾根のため日が当たり始めるのが遅い
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ようやく仙塩尾根を越えて日が昇ってきました。地蔵尾根は西向きの尾根のため日が当たり始めるのが遅い
日向は青と白の世界
6
日向は青と白の世界
気持ちいい〜
鋸岳の稜線と奥に八ツが見えてきました
5
鋸岳の稜線と奥に八ツが見えてきました
馬の背の奥に甲斐駒の頭が姿を現しました
3
馬の背の奥に甲斐駒の頭が姿を現しました
ペースは上がりませんが気分は最高
3
ペースは上がりませんが気分は最高
小ピークを越えていきます
小ピークを越えていきます
歩いてきた尾根の向こうに中央アルプス
3
歩いてきた尾根の向こうに中央アルプス
仙塩尾根の向こうから日が完全に昇りました
仙塩尾根の向こうから日が完全に昇りました
前方に山頂をとらえます
前方に山頂をとらえます
岩っぽいところも一部あり
1
岩っぽいところも一部あり
仙丈ヶ岳。西側から見るのは初めて。女王という名前とは打って変わって男性的な山容にビックリ。っていうかかなり近づくまでこれが仙丈ヶ岳の山頂とはわからなかった(汗)
6
仙丈ヶ岳。西側から見るのは初めて。女王という名前とは打って変わって男性的な山容にビックリ。っていうかかなり近づくまでこれが仙丈ヶ岳の山頂とはわからなかった(汗)
シュカブラ
鋸岳と八ヶ岳。手前は馬の背
5
鋸岳と八ヶ岳。手前は馬の背
甲斐駒がしっかり見えるようになってきました。摩利支天が存在を主張してます
5
甲斐駒がしっかり見えるようになってきました。摩利支天が存在を主張してます
仙丈ヶ岳山頂と太陽
2
仙丈ヶ岳山頂と太陽
小ピークを越えて前方に見える一枚バーンへと進みます
5
小ピークを越えて前方に見える一枚バーンへと進みます
甲斐駒を眺めながら
2
甲斐駒を眺めながら
言うことなし!
北側には雪庇が張り出しています
2
北側には雪庇が張り出しています
シュカブラと甲斐駒
6
シュカブラと甲斐駒
飴細工のよう
仙丈ヶ岳山頂の背後に太陽。角度によって太陽はまだ仙塩尾根の向こう側。
3
仙丈ヶ岳山頂の背後に太陽。角度によって太陽はまだ仙塩尾根の向こう側。
ここから山頂へと続くカーブがたまらん
3
ここから山頂へと続くカーブがたまらん
一枚バーンを登ります
一枚バーンを登ります
登り切ると進路を南側に変えます
6
登り切ると進路を南側に変えます
左手に藪沢カール
6
左手に藪沢カール
(photo komemame)
仙丈小屋と甲斐駒
3
仙丈小屋と甲斐駒
この辺りは風が強い
5
この辺りは風が強い
山頂まであと少し!
1
山頂まであと少し!
仙丈ヶ岳山頂に到着
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仙丈ヶ岳山頂に到着
山頂より。富士山〜北岳〜間ノ岳
6
山頂より。富士山〜北岳〜間ノ岳
富士山と北岳アップで(photo komemame)
6
富士山と北岳アップで(photo komemame)
山頂より。間ノ岳〜農鳥。奥には笊ヶ岳の双耳峰
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山頂より。間ノ岳〜農鳥。奥には笊ヶ岳の双耳峰
山頂より。富士山と白峰三山(photo komemame)
2
山頂より。富士山と白峰三山(photo komemame)
山頂より。甲斐駒
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山頂より。甲斐駒
甲斐駒アップで(photo komemame)
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甲斐駒アップで(photo komemame)
山頂より。南ア南部。笊〜蝙蝠〜塩見〜悪沢〜赤石〜聖
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山頂より。南ア南部。笊〜蝙蝠〜塩見〜悪沢〜赤石〜聖
山頂より。大仙丈と仙塩尾根
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山頂より。大仙丈と仙塩尾根
山頂より。中央アルプス
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山頂より。中央アルプス
山頂より。恵那山
山頂より。恵那山
山頂より。北アルプス
山頂より。北アルプス
山頂より。乗鞍
山頂より。鋸岳と八ヶ岳。手前は馬の背
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山頂より。鋸岳と八ヶ岳。手前は馬の背
山頂より。鳳凰三山と手前に小仙丈ルート
6
山頂より。鳳凰三山と手前に小仙丈ルート
オベリスク(photo komemame)
6
オベリスク(photo komemame)
山頂より。甲斐駒から鋸岳へと続く稜線
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山頂より。甲斐駒から鋸岳へと続く稜線
山頂より。栗沢とアサヨ峰。背後は奥秩父の山並み
2
山頂より。栗沢とアサヨ峰。背後は奥秩父の山並み
栗沢とアサヨ峰アップで(photo komemame)
3
栗沢とアサヨ峰アップで(photo komemame)
山頂より。仙丈小屋と馬の背
1
山頂より。仙丈小屋と馬の背
山頂より。歩いてきた地蔵尾根
1
山頂より。歩いてきた地蔵尾根
ここがTOP of TOP。天候に恵まれました
10
ここがTOP of TOP。天候に恵まれました
BIG3をバックに(photo komemame)
6
BIG3をバックに(photo komemame)
さて、下山です
絶景を眺めながらの下山
3
絶景を眺めながらの下山
雪面は幾何学模様
1
雪面は幾何学模様
帰りは終始中央アルプスを眺めながら下ります
2
帰りは終始中央アルプスを眺めながら下ります
アイゼンがよく利きます
3
アイゼンがよく利きます
この辺りはホント気持ちの良い場所です
3
この辺りはホント気持ちの良い場所です
反対から(photo komemame)
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反対から(photo komemame)
下りはあっという間なんだな
下りはあっという間なんだな
山頂を振り返ります。朝よりもだいぶ光が入るようになりました
2
山頂を振り返ります。朝よりもだいぶ光が入るようになりました
美しい雪稜
ずっと雪稜を歩いてたいね1
3
ずっと雪稜を歩いてたいね1
ずっと雪稜を歩いてたいね2
1
ずっと雪稜を歩いてたいね2
やっぱり反対側からの仙丈は「女王」ではなくイケメンです
3
やっぱり反対側からの仙丈は「女王」ではなくイケメンです
(photo komemame)
幾度となく振り返って、撮らずにはいられない
3
幾度となく振り返って、撮らずにはいられない
山頂アップで(photo komemame)
3
山頂アップで(photo komemame)
この辺りで見納めです
3
この辺りで見納めです
縦位置で
2736に向かって急降下
2
2736に向かって急降下
ちょっといやらしいトラバースを…
1
ちょっといやらしいトラバースを…
慎重に下ります
樹林帯に入ります
1
樹林帯に入ります
サクサク下ります
サクサク下ります
日の当たる場所でお昼休憩
3
日の当たる場所でお昼休憩
樹林の間をすり抜け…
1
樹林の間をすり抜け…
緩やかにアップダウンを繰り返します
1
緩やかにアップダウンを繰り返します
雰囲気の良いルート
2
雰囲気の良いルート
(photo komemame)
幕営地まで戻ってきました。微妙な時間であと1泊するか下山してしまうか迷いに迷います
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幕営地まで戻ってきました。微妙な時間であと1泊するか下山してしまうか迷いに迷います
前日は気づきませんでしたが幕営地の樹林の間から山頂が見えました
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前日は気づきませんでしたが幕営地の樹林の間から山頂が見えました
結局、下山することにしました
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結局、下山することにしました
丸一日分の未消費の食料とお酒を担ぐことになってザックが重い
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丸一日分の未消費の食料とお酒を担ぐことになってザックが重い
松峯小屋の分岐まで下りました
松峯小屋の分岐まで下りました
ここでアイゼン外します
ここでアイゼン外します
隙あらばシリセード
5
隙あらばシリセード
松峰を南に巻く箇所で下りは登山道を使いましたが無駄にアップダウンがあるため、途中で強引に下の林道へ下りました
1
松峰を南に巻く箇所で下りは登山道を使いましたが無駄にアップダウンがあるため、途中で強引に下の林道へ下りました
林道は歩きやすい
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林道は歩きやすい
夕暮れ時
沈みます
夕日があたり一帯を赤く染めます
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夕日があたり一帯を赤く染めます
最後の30分ほどヘッデンのお世話になって柏木駐車場に到着。お疲れ様でした!
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最後の30分ほどヘッデンのお世話になって柏木駐車場に到着。お疲れ様でした!
【おまけ】
山中で飲めなかったお酒。お正月に美味しくいただきました
7
【おまけ】
山中で飲めなかったお酒。お正月に美味しくいただきました

感想

年末年始の山行は南ア南部を予定していましたが、
直前で南アルプス公園線が土砂崩れによる通行止めで畑薙ダムまで入れないと知り、
急遽地蔵尾根からの仙丈ヶ岳へと行き先を変更しました。

地蔵尾根は長くて深い樹林帯の中をひたすら登っていく南アらしさ全開のルート。
その分森林限界を超えた時のカタルシスは大きいです。
人が少ないのもいい。
年末年始にも関わらずこの日入山したのはボクたちと1人のみ。
静かな山行を楽しむことができました。

当初は2泊3日の予定で食材やお酒も3日分用意して入山したのですが、
2日目に山頂を往復してお昼過ぎには幕営地まで戻ってきてしまいました。
ゆっくりもう1泊するかこの日のうちに下山するかkomemameと悩みに悩みました。

「いつも忙しない山登りばかりなのでたまにはゆっくり過ごすのもいいよね」
「元旦のお雑煮の用意もしてきたし」

「でも、今日下りちゃって家で紅白見ながらぬくぬくと年越しするのも良いよね」
「そうそう。予報では午後から天気も下り坂だし」

「だけど、たくさんの食材担いできたのに。お酒も。もったいないよ」
「あれ?天気下り坂のはずだけど、まだ全然青空だしね」

「いや、昼からゆっくりするって、こんな寒い中何するの?」
「だよね。テントの中でシュラフに入ってるだけだし」

「今日下りちゃった方が限られた休みを有効活用できるよ」
「でも、有効活用って言っても、どーせ山下りたら家でダラダラするだけでしょ」

なんて感じでなかなか決断できずに堂々巡りを繰り返していましたが、

「朝の撤収って寒いよね。今なら太陽が出てて暖かいし」

と、しょーもない理由が決め手で一気に2人の気持ちが下山の方向に傾きました(苦笑)
貧乏性で、いつまでたっても余裕のある山行ができずにいる年末の山行でした。
 
 
 

つくづく貧乏性だなぁ、と思った2016年の山納め。
danyamaの感想のとおり、
2泊予定のところを、家でも正月休みを味わいたいからって、
1泊でおりてしまうという…
結局、おりたこの日は最後まで天気がよかったし、
翌日もよかったみたいなので、
予定どおり2泊して年越ししてもよかったかなぁ、、と
帰宅してから思うのではありますが、
最後のさいごに、我が家ふたりの習慣、習性というか、考え方というか、
癖というか、掟?というかをあらためて確認することができたのは、
山納めとしてはいい締めくくりになったのかなぁと思います。
わざわざあらためて確認するまでもないことだけど、
でも、やっぱり2017年の日々の暮らしや仕事でも意識してみよう。
もちろん、山でも。
…と、正月休み、酒を飲み飲み思ったのでした。

さて、仙丈ヶ岳。
素晴らしい天候のもと登ることができました。
3度の目の正直です。
過去2回は登れなかったり、天気が悪かったり。
ようやく女王たる姿を自分の目で見ることができ、大満足。
地蔵尾根から登るのははじめてでしたが、
いわゆる仙丈ヶ岳の雰囲気とは違い、
どっしりとしていて、ときおり山頂の方では雪煙が舞い上がるという、
荒っぽさも感じるような、いつもと違った様子が見られました。
本当にこの日に登れてよかった。

おつかれさまでした。


おしまい。

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コメント

あけましておめでとうございます。
感想のやりとり読んでて何故かほっこりしました(笑)
2017年もお二人らしさ全開の山行を期待してます!!

仙丈ヶ岳、ニアミスでした
私はぬくぬく小屋泊でした
2017/1/6 10:24
Re: あけましておめでとうございます。
yama_poundさん

こんにちは!
降りるか、とどまるか、かなり真剣に悩みました〜
どっちも良い選択のような気がして…
ふだん泊まりで山に行けないから、
のんびりしたい気持ちと、いつもの貧乏性との戦い。
結局は我が家らしさを貫き通し、2016年を終われて良かったかな、と。

私たちがこんなどうでもいい悩みに陥っている日、
yama_poundさんは槍を攻めていたんですね!
そしてお正月には仙丈ヶ岳。
かなり充実の年末年始でいいですね〜〜〜

2017年はもう少しのんびりいきたいところですが、
どうなることやら…
今年もどうぞよろしくお願いします。
2017/1/10 14:59
あけましておめでとうございますヾ(o´∀`o)ノ
今年もよろしくお願いします♪

地蔵からのせんじょーでしたか!
普通のルートを取らないところがお二人らしいです(*´ω`*)
お二人の会話も面白いですw

地蔵尾根、いつか歩きたいと思いつつも、やっぱり樹林帯が相当長いですよね…
でも確かにこっち側から見るせんじょーも素敵♡
最後のほうのトラバースは怖そうですが、行くなら雪の時期に行ってみたいと思いました(*ΦωΦ*)
2017/1/9 15:49
Re: あけましておめでとうございますヾ(o´∀`o)ノ
ruonickさん

こんにちは。今年もどうぞよろしくお願いします。
地蔵からは人がほとんどいなくて、かなり良かったです〜、ぜひぜひ。
仙丈ヶ岳のいつもとは違うお姿もかっこよく。

昨年はニアミスすることが何度かありましたので、
今年もまたそんなことがありそうですね!
ばったりお会いできたらうれしいな。
そのときはどうぞよろしくお願いします
2017/1/10 15:05
今年も宜しくお願いします
danyamaさんkomemameさん、明けましておめでとうございます。

某SNSで年末に仙丈ヶ岳に入られていることは知っていたのですが、ヤマレコの記録がなかなか上がってこないので、毎日待っていました。
さすがと言うか、やはりと言うかdanyamaさんの写真は素晴らしいの一言に尽きますね
今回は気象条件が良かったですが、厳しい冬山にフルサイズの写真機材を持って行くこと自体とても大変な事だと思います。
色々な御苦労が有ってこの写真なんだなぁと、いつも感心しながら拝見しております。

ところで仙丈ヶ岳、やはり雪が少ないですね。去年が少雪で残念だったので今年は期待していたのですが、今の所は今年も少雪の様で心配ですね。

時間が微妙で下山しようかどうか相談されていいる様子、厳しいイメージのdanyamaさんの意外な一面を見た気がしてとてもホッコリした気持ちになりました

今年も色々な山にチャレンジしてまた素晴らしい写真と楽しいレコをアップしてください。
お二人が今年も事故無く楽しい山行をされること祈っています。

PS:今回の写真で私の1番お気に入りは癸韻亮命燭任后重い荷物を背負って舗装道路を歩くのは大変ですが、これから始まる山への期待にワクワクしながら一歩一歩進んで行く姿が非常に共感できました
2017/1/9 20:53
Re: 今年も宜しくお願いします
yamayaさん

今年もどうぞよろしくお願いします
お正月、飲んで食べて寝て…愛犬とぐうたらのんびりしまくり、
レコも放置状態でした〜

yamayaさんおっしゃるとおり、どこもまだまだ雪が少なくて、
せめて2月くらいはたっぷり積もって欲しいと願うばかり。
年末もかなり拍子抜けしてしまって、ホッコリ山行になった次第です、笑
これはこれで楽しく、よい山納めになりました。

いつもdanyamaの写真をお褒めいただいて恐縮です。
私はdanyamaのカメラをもって山に登ったことがないので、
どれだけ大変なのかわかりませんが、
きっともう、体の一部になっているのでしょう (←勝手すぎる想像、笑)

yamayaさんの2017年の山行も楽しみです。
まだはじまったばかりの2017年。
これからどんな山に登れるのか、どんな景色を目にするのか、
どんな感動や出会いがあるのか、ほんと最初は期待でワクワクしますネ!
2017/1/10 15:20
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