赤岳 横岳 硫黄岳 冬の日帰り縦走

2017年03月11日(土) [日帰り]

• GPS: 11:39
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,740m
• 下り: 1,724m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:35
• 休憩: 2:04
• 合計: 11:39

4:07 美濃戸口
5:00 5:00 やまのこ村
5:03 5:03 赤岳山荘
5:08 5:09 美濃戸山荘
6:07 6:08 中ノ行者小屋跡
6:57 7:27 行者小屋
8:42 8:42 地蔵の頭
8:50 8:50 赤岳天望荘
9:24 9:24 赤岳頂上山荘
9:28 9:42 赤岳
9:43 9:57 赤岳頂上山荘
10:16 10:17 赤岳天望荘
10:22 10:23 地蔵の頭
10:32 10:36 二十三夜峰
10:50 10:55 日ノ岳
10:58 11:04 鉾岳
11:08 11:14 石尊峰
11:25 11:26 横岳（三叉峰）
11:34 11:34 無名峰
11:40 11:54 横岳（奥ノ院）
12:08 12:09 台座ノ頭
12:22 12:22 硫黄岳山荘
12:45 12:51 硫黄岳
13:03 13:06 赤岩の頭
13:35 13:36 ジョウゴ沢
13:39 13:40 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
13:46 14:00 赤岳鉱泉
14:31 14:31 堰堤広場
14:59 14:59 美濃戸山荘
15:03 15:03 赤岳山荘
15:04 15:04 やまのこ村
15:46 八ヶ岳山荘

地蔵尾根は雪がしまっていて急だがフラットフッティング、フロントポインティングがきく。
赤岳への登りもアイゼンしっかりきく。
地蔵の頭から横岳は難所続き。雪崩がほんとうに怖い。でもどうしたらいいのか。
横岳から硫黄は安心して歩ける。
杣添尾根はそうとう雪がふきだまっているとのこと。
時間帯からしてこの日同一ルートを歩いた人はいない気がする。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/11 4:05

朝4時です。おはようございます。黙祷。

3/11 4:12

ガンガンに凍結。指定条件に合わない車は走れず絶対に立ち往生する。

3/11 5:02

約1時間で赤岳山荘到着。いい運動になった。

3/11 5:08

いざ、南沢へ！

3/11 5:43

こんな雪道をひたすら行者小屋まで歩く。

3/11 6:55

到着。4時出発から3時間弱。

3/11 7:19

赤岳登山のために買ったアルパイン用のザックとヘルメット。こんなヘルメットで頭部損傷を防止できるのか？

3/11 7:26

いざ、地蔵尾根へ！

3/11 7:31

最初はやや勾配はあるが樹林帯を歩く。

3/11 7:36

出ました。阿弥陀岳と中岳。立派だ。

3/11 7:50

初めての階段。ここから地蔵の頭までひたすら緊張の急傾斜を登っていく。

3/11 8:02

ここがとても急。

3/11 8:12

振り返る。

3/11 8:14

さらに階段。

3/11 8:23

坂の途中で一服。阿弥陀岳と中岳が応援してくれている。

3/11 8:23

横岳も応援してくれている。

3/11 8:23

硫黄岳も応援してくれている。

3/11 8:23

遠くから蓼科山も背中を教えてくれる。

3/11 8:36

いわゆるナイフリッジ。足場があるのでゆっくりと歩けばよし。鎖は遠すぎて手が届かない！

3/11 8:40

最初の階段から50分で稜線に達する。お地蔵様。この瞬間、東側の太陽の明かりがさんさんと注がれ、感動し思わずお地蔵様を抱きしめた。

3/11 8:44

東側、見事な雲海。

3/11 8:45

ついに赤岳が姿を現す。感動の瞬間。手前に天望荘。

3/11 8:45

早朝組が一人ピークへ登っていく。

3/11 8:51

さあ、ラストスパートだ！

3/11 9:05

夏道を無視してガンガン直登。

3/11 9:15

中岳と阿弥陀岳が直線に並ぶ構図に。

3/11 9:15

おそらく小屋組がすでに山頂に。

3/11 9:24

赤岳頂上山荘。

3/11 9:26

出発から5時間20分、赤岳山頂に到着。やった！

3/11 9:26

冬季登山最高峰2899�叩�

3/11 9:27

重装備ですが暑い！

3/11 9:33

横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山と続く八ヶ岳連峰。絶景なり。

3/11 9:33

この冬、1週間に2回行った天狗岳。

3/11 9:33

蓼科山は雪山登山で最初に感動した山だ。

3/11 9:34

北アルプス、槍、穂高連峰。いまだ未踏の峰々。

3/11 9:34

乗鞍岳。息子はキッズキャンプで剣ヶ峰に立ったが自分はまだ。

3/11 9:34

御嶽山。スキー場なら行ったことあり。

3/11 9:34

中央アルプス。一度も行ったことない。

3/11 9:34

南アルプス北部。夏に黒戸尾根に挑戦したい。

3/11 9:34

編笠山。息子が夏にリベンジするらしい。

3/11 9:35

そして権現岳とギボシ。2週間前、あちらからこちらを見た。感動ひとしおだ。

3/11 9:35

世界遺産、富士山が雲海に浮かんでいる。

3/11 9:59

文三郎尾根を下ろうと思っていたがまだ10時。16時期限でまだ6時間ある。地図を見ると横岳、硫黄岳回って美濃戸口までCTでちょうど6時間。せっかくだから横岳、硫黄岳へ行ってみよう！

3/11 10:21

いざ、横岳へ。こちらへは誰も行かない。

3/11 10:21

これから向かう岩峰、横岳。

3/11 10:27

ここを縫いながら登っていく。

3/11 10:27

難所1、梯子。

3/11 10:41

左奥に天望荘。そこから下へ地蔵尾根が伸びている。

3/11 10:44

難所2、トラバース。ここはかなり心臓バクバクだった。気温が上がって雪崩リスクが超怖い。万が一、なだれたら一巻の終わり。

3/11 10:53

三叉峰へ向かう急登。

3/11 11:10

難所3、トラバース。ここもマジで怖かった。

3/11 11:23

杣添尾根。ここも歩いてみたい。

3/11 11:26

ここまで誰とも会わず杣添尾根から登山者3人があがってきてすごく安心する。聞くと、杣添尾根は相当吹き溜まりの雪が深かったとのこと。

3/11 11:31

振り返って通過してきた岩峰群、赤岳、中岳、阿弥陀岳。

3/11 11:34

奥ノ院が見えた。難所を通過して、

3/11 11:43

やった！横岳にも来れるなんて夢のよう。誰もいない。貸切状態。快晴無風につきここでランチ。

3/11 11:41

秘密兵器、無人に備えて買った小型三脚。結局使ったのはこの一枚だけ笑い。800グラム。おもてぇ。

3/11 11:55

次は硫黄へ向かうぞ。

3/11 11:55

難所4、ナイフリッジ。

3/11 11:57

難所5、くさり。

3/11 11:57

難所6、はしご。

3/11 12:00

難所7、かにのよこばい。

3/11 12:09

大同心。たぶん。小かな。

3/11 12:12

硫黄岳ロックオン。さっきから見えてるけど。このあたりでようやく滑落リスクがなくなりほっとする。

3/11 12:21

硫黄岳山荘休業中。

3/11 12:28

どこでも歩ける。固くクラストした雪面をザクザク。

3/11 12:44

ここも貸切。

3/11 12:46

めんどうくさいので地面にカメラ。

3/11 12:44

爆裂火口。迫力あるね！

3/11 12:48

天狗、蓼科がずいぶんと近づいた。

3/11 12:52

横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳の全景。雲があるのもまたよい。

3/11 12:53

かっこいい赤岳。

3/11 12:55

峰の松目。いつか行くぞ。

3/11 13:02

さて、美濃戸へ帰ろう。

3/11 13:05

そろそろお別れ。また来年も来るね！

3/11 13:07

赤岩の頭から激下り。これまでと違って吹きだまった雪がかなり深い。一気に下りよう。滑落の怖さはない。

3/11 13:12

もうそろそろこんなもこもこは見れないな。

3/11 13:28

八ヶ岳のメジャーピークのうち、冬に登ってないのは阿弥陀岳だけになった。登れる日が来るのだろうか。

3/11 14:02

赤岳鉱泉。アイスキャンディーって面白いのか。

3/11 14:04

赤岳鉱泉から美濃戸口までは心を無にして歩くべし。長い！

3/11 14:58

ようやく、美濃戸についた！

3/11 15:50

そして八ヶ岳山荘にゴーール！充実感ハンパなし。500円の駐車料金でコーヒーをいただける。ブレンドより八ヶ岳ブレンドが人気。

3/11 18:17

冬の八ヶ岳スペシャルバッジ600円。

撮影機器：

D750 ニコン

感想

murphy

権現岳登山が成功したとき、次に登る山は赤岳しかなかった。雪山登山を始めた理由は冬の赤岳に登りたかったから。今日は雪山登山一年生の卒業試験。無事、合格できた。感無量。おまけに、縦走までできて、冬期横岳、硫黄岳のピークハントまでついてきた。

3月11日朝4時、出発のとき、被災地東北地方に向かって死者、行方不明者18446人の御霊に哀悼の意を捧げ黙祷。土曜の朝から登山。何気ない日常だがそれじたいが幸せだ。

この一週間、ヤマレコの赤岳レコ、ネットレコ、赤岳鉱泉のホームページなどたくさん見て登れるかよく考えた。金曜の夜、赤岳鉱泉のHPが更新、そして曰く、
「明日からの週末に赤岳鉱泉と行者小屋から上へ登山される方は下記装備が必須です。・ピッケル、 ・12本爪アイゼン、 ・ヘルメット、 ・アバランチギア。
そして、確実な歩行技術(アイゼンワーク)が必要な難しい状況になっています。」

なに？！　アバランチギアなんてないぞ。そんなもん、みんな持ってないだろ！ということで決心してGo。

地蔵尾根は非常に急で神経使い、番外編の横岳縦走も難所続き、終わってみれば標高差2000�辰瓦─�22キロ歩いて行動時間12時間、自分の山歴で最高の日帰り登山でした。
早月尾根、黒戸尾根登山に向けて体鍛えないと！

コメント

しげ🐠@shige3776

残るは阿弥陀だけ！
夏でも大変なコースをお疲れ様でした！
土曜の北アルプスはガスガスだったので予定を変更せずに正解でした。
アバランチギアを持ってくるのは阿弥陀くらいだと思います。
たぶん、今頃は軽い燃え尽き症候群になってる事でしょう(笑)

murphy

Re: 残るは阿弥陀だけ！
shigeさん、こんにちは！
本当に土曜の唐松レコを見ているとみんなガスでさんざんだったって書いてあって予定変更しないでよかったです。さすが、先見の明がいつもありますね！
横岳のトラバース中、ほんとに雪崩で死んだら死体が見つからない。だから、アバランチギアかって実感しました。高いけど、買っちゃおうかなー。万が一に備えて。
阿弥陀は中だけからの直登ルートなら行けそうな気がするので来季挑戦ですね！
体がバキバキ症候群になってます。昼休み、お昼寝しようかと思ったものの、ヤマレココメントで大忙し笑。
ダメだー、午後は睡魔との闘いだー。

ぷるめい

難所シリーズ（笑）
Murpyさん
こんにちは。
どんどん買っちゃうし、どんどん行っちゃうし、家族サービスもあって、すごいです！
体力ありありですね！
すごすぎて、忙しすぎて、楽しい。
何だか、笑えます（＾＾）

murphy

Re: 難所シリーズ（笑）
mapleさん、こんにちは。お久しぶりです！いや、そんなことないか。
登山自体も雪山じたいも初めて1，2年なんですがはまると一気にはまるタイプでして、経験は短期間にめいいっぱい積み上げたほうが身になると思ってかなり気合入れてこの冬はがんばってます。でもヤマレコ見るととんでもない人たちがわんさといますけどね。
もともと、運動なんてまったくしてない人間だったので体力なんてないんですけど、少しずつレベルを上げていっているので、自分でもびっくりなぐらい体が強くなっていってる気がします。
日本はこれでもかっていうぐらい素敵な山があって行きたいところだらけで次の山選びが困っちゃいますね。
またどこかでニアミスまたはお会いできればうれしいです。
コメントありがとうございました。