小塩山〜大原野森林公園西尾根ルート〜ポンポン山〜川久保渓谷
- GPS
- 09:08
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,192m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 9:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高槻市営バス - 川久保〜JR高槻駅南 300円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどがよく歩かれた道で、特に危険な箇所はありません。 やや急な斜面にはロープが設置されています。 小塩山からの下山に使った谷ルートは倒木などで少し荒れていますが、通行に支障はなし。 下りだと渡渉ポイントが少し分かりにくいように感じました。 |
その他周辺情報 | 大原野神社と大原野森林公園の森の案内所にトイレがあります。 森の案内所では飲料水の購入が可能です。 |
写真
感想
小塩山とポンポン山にカタクリを観察しに行って来ました。
当初は単独行の予定でしたが、前日ぐらいに両親と一緒に行く事になり、それに伴い、小塩山への登りのコースを変更し、あやふやなままだったポンポン山からの下山コースを確定させ、出発となりました。
ここのカタクリの観察は2015年に続いて2度目で、両親は初です。
南春日町のバス停からスタートし、正法寺の池の横を進み、その先の分岐で左の天皇陵道へ進まず、右へ。
山と高原地図では破線の道となっているようですが、歩きにくいという事は特になく、途中のカエデが群生している辺りとか、まずまず良い道だと思います。
この日はスミレがたくさん見られ、以前に歩いた時とは雰囲気も違っていました。
気分良く歩き、ヤマレコMAPで『府道出合』とされている地点に着きました。
カタクリなどが保護されている谷は4つほどあるようで、まずは池の谷に向かいました。
2年前の観察ではここには来なかったので、今回が初です。
ネット内に入る前にすでにカタクリが見られ、期待がふくらみます。
名前の通り、保護エリア内に池があり、その先の方までネットで囲われています。
他の谷よりはカタクリは少なめだけど、それでも十分に花が咲いており、目を楽しませてくれます。
こちらには案内員の方はおらず、訪れる人も他よりは少ないようですね。
次に炭の谷へ向かいますが、この途中でギフチョウに遭遇。
何とか写真に収めました。
結局、保護エリア内では見かけたものの、写真に撮る事はできず、これがこの日の唯一のギフチョウの写真となりました。
炭の谷は広さもあり、見応えがありました。
カタクリは至る所に咲いているし、ミヤマカタバミもたくさん咲いていました。
下の方にはニリンソウの群生がありますが、まだ開花時期ではなかったようです。
この後、Nの谷と御陵の谷でもカタクリやミヤマカタバミを堪能。
天気にも恵まれ、そのおかげもあって美しく咲き誇っているかのようでした。
あの独特の形は本当に心惹きつけられるものがあるし、柔らかい色合いも絶妙ですよね。
Nの谷では白いカタクリも見られ、ちょっと得した気分になりました。
4つの谷での観察を終え、淳和天皇陵を経て、小塩山の山頂へ。
カタクリで賑わう小塩山を象徴するかのように、15人ぐらいは山頂付近にいたのではと思われ、普段の静かな雰囲気とのあまりの違いに言葉もありませんでした。
天皇陵道で下山し始め、途中の分岐で谷ルートへ向かいました。
しばらく進んだ後に下る谷は『南の谷』と呼ばれているようなので、ここでも今後はその名称を使うようにします。
この南の谷にもカタクリがあるのではと期待していましたが、数は多くないものの所々で咲いていて、保護されていない所で生き延びているのを見るのは嬉しいものがありました。
途中で会った人によると、以前はもっとたくさん咲いていたそうで、またその頃の状態に戻ると良いですね。
まあ、そんなに簡単ではないんだろうけども。
倒木などで少し荒れている箇所もあるし、下りだと渡渉箇所が少し分かりにくいかなという感じだったので、両親と一緒だった事もあり、少し苦労しつつも登り口まで無事に下りて来ました。
森の案内所に着き、ここで昼食です。
今回は西尾根ルートでポンポン山へ向かいました。
途中、ミツバツツジは咲き始めたぐらいで、タムシバは満開かなという感じ。
福寿草の保護エリアを確認しに行きましたが、『終了』との旨の掲示があるのみで、斜面には先日の面影は見られず、確実に季節が進んでいるのを実感。
この確認や写真撮影などに時間を取っていたせいで、両親には先に進んでもらっていたんだけど、この辺りで疲労が溜まって来ていたようです。
もう少し短めのルートにできれば良かったのだけど、小塩山とポンポン山の両方でカタクリを見るとなると、今回ぐらいの距離になってしまうんですよね。
そんなこんなでポンポン山の山頂に到着。
小休憩の後、山頂から少し下った辺りにある保護エリアへ。
ここでもカタクリを観察です。
時間的なものもあるんだろうけど、人は少なく、じっくりと見ていられます。
とは言え、すでにたっぷりと見ていたので、程々に堪能した後、川久保方面に下山です。
水声の道を経て、川久保渓谷へ。
17時12分のバスに何とか間に合い、この日の山行も無事に終了。
足首付近の痛みに関してですが、この日は全くと言って良いぐらいに痛まず、順調に歩いていられました。
痛みが発生しにくいように靴の中に処置を加えているし、歩くペースもゆっくりで観察中は休憩しているようなもんだし、歩いた距離も普段より短めでしたからね。
まだ不安が解消された訳ではないけど、まずは良しという感じ。
両親との山行という事で、普段よりも慎重にルートを選びましたが、結果的にはうまく行ったようです。
小塩山から南の谷を下るルートが少し心配でしたが、あまり問題もなく、楽しく歩く事ができたと思います。
他のルートもそれぞれに楽しんでもらえたようだし、そして何よりもカタクリの観察を心から堪能したはず。
こんなにも咲いているとは思っていなかったようで、とても驚いていました。
好天にもめぐまれたし、本当に良い一日になりました。
コメント
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大豊作でしたね〜。
こんばんは、v-gさん。
(あれっ?初めてではなかったですよね…)
#70はヤマシロネコノメソウではないかと…。
私は見たことないのですが、ポンポン山周辺の谷にだけ咲くそうですよ。
同じ写真の左下はヨゴレネコノメですね。
#114もハタザオですよ、たぶん…。
あまり自信ないけど…
コメント、ありがとうございます。
2年前に初めて見た時にもカタクリの多さに驚きましたが、今回もよくぞこんなにたくさん咲いていてくれたなとの思いで観察しましたよ。
日当たり具合とか色々と作用しているのか、それぞれの花の開き具合も様々で、見ていて飽きないんですよね。
写真の腕が悪くてもうまく写ってくれるのもありがたいです。
両親も喜んでくれたようで、一緒に行って良かったかなと思っています。
#70はヤマシロネコノメソウですか。
写真に撮ろうとして岩に乗り移った際に足をぐねりかけ、気が動転したまま撮影していて、自分の目でしっかりと見ないままでした。
そんなに貴重な花だとは思いもせず、他とは違うなぐらいで済ませてしまいました。
ヨゴレネコノメって、名前がすごいですよね。
確かにちょっとくすんだ色合いの葉ですね。
次に見つけた際には、どちらも注意して見るようにしたいですね。
今回は名前を知らないままに写した花が多くて、帰宅後に色々と調べてみましたが、これがなかなかに楽しい作業だなと思いました。
まあ、ちょっと面倒ではありますが。
ヤマレコ用に写真をたくさん撮るようになり、以前よりも周りに気を付けながら歩くようになったし、少しずつ植物の名前も憶えてきました。
この辺りも山歩きの楽しみなんでしょうね、きっと。
春本番で歩きたい所が多くて、体があといくつか欲しいぐらいですね。
同じ日にheheさんが歩かれたサスナベ山も見所がたくさんありそうだし、頭に入れておきます。
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