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Yamareco

記録ID: 1107511
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

淀川登山口〜宮之浦岳〜白谷雲水峡 ソロテン泊(@還暦すぎ)

2017年04月15日(土) ~ 2017年04月16日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
21:23
距離
29.2km
登り
1,674m
下り
2,421m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:01
休憩
0:54
合計
10:55
5:45
62
スタート地点
6:47
6:55
98
淀川小屋
8:33
8:43
10
小花之江河
8:53
16
花之江河
9:09
40
黒味分かれ
9:49
70
投石岩屋
10:59
58
1759地点
11:57
12:33
27
宮之浦岳
13:00
42
焼野三又路
13:42
80
平石岩屋
15:02
28
第一展望台
15:30
70
新高塚小屋
16:40
高塚小屋
2日目
山行
6:55
休憩
0:55
合計
7:50
7:00
60
高塚小屋
8:00
12
夫婦杉
8:12
48
大王杉
9:00
9:10
17
ウィルソン株
9:27
79
大株歩道入口
10:46
49
楠川分かれ
11:35
12:10
20
辻峠
12:30
12:40
71
太鼓岩
13:51
59
白谷山荘
14:50
白谷雲水峡
天候 1日目 晴れ、2日目 晴れ→雨
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 飛行機
安房の宿を4時半にタクシーで出発。5時20分に淀川登山口着。
淀川登山口
2017年04月15日 05:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/15 5:42
淀川登山口
歩きはじめるとすぐにこういう森の世界
足元は、風化した花崗岩でできた小石や白い砂で白っぽい道なのがおもしろい。
2017年04月15日 06:25撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/15 6:25
歩きはじめるとすぐにこういう森の世界
足元は、風化した花崗岩でできた小石や白い砂で白っぽい道なのがおもしろい。
ほどなく世界自然遺産地域に入ります。
2017年04月15日 06:43撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
4/15 6:43
ほどなく世界自然遺産地域に入ります。
淀川避難小屋前の水飲場のサイン
2017年04月15日 06:49撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
4/15 6:49
淀川避難小屋前の水飲場のサイン
行ってみると、きれいな川(淀川)が流れているだけ。
あぁ、深い森に来ているんだと、実感しました。
2017年04月15日 06:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/15 6:52
行ってみると、きれいな川(淀川)が流れているだけ。
あぁ、深い森に来ているんだと、実感しました。
小花之江河
泥炭の黒い層に目を引かれる
2017年04月15日 10:43撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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4/15 10:43
小花之江河
泥炭の黒い層に目を引かれる
笑顔の石人
翁岳付近の登山者(と、携帯トイレブースと)を見守っているかのよう
2017年04月15日 10:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/15 10:58
笑顔の石人
翁岳付近の登山者(と、携帯トイレブースと)を見守っているかのよう
ついに到達しました。
天気も良く、水平線も見えるほど。
2017年04月15日 12:27撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
3
4/15 12:27
ついに到達しました。
天気も良く、水平線も見えるほど。
宮之浦岳から高塚方面への下りを、平石岩屋近くにいるマスクマンが優しく見守ってくれます。
2017年04月15日 13:23撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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4/15 13:23
宮之浦岳から高塚方面への下りを、平石岩屋近くにいるマスクマンが優しく見守ってくれます。
平石岩屋から、宮之浦岳の方向を振り返りました。
2017年04月15日 13:43撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
4/15 13:43
平石岩屋から、宮之浦岳の方向を振り返りました。
明らかに上りとは植生が違っていて、ヒメシャラの大木をあちこちに見ました。
2017年04月15日 15:21撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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4/15 15:21
明らかに上りとは植生が違っていて、ヒメシャラの大木をあちこちに見ました。
16:30頃、高塚小屋にたどり着きました。
テント泊。楽しみの食事。
2017年04月15日 18:46撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/15 18:46
16:30頃、高塚小屋にたどり着きました。
テント泊。楽しみの食事。
夜は満天の星空!
屋久鹿の鳴き声が夜の間、ずっと聞こえていました。が、結局、屋久シカには会わずに終わりました。
2017年04月15日 21:38撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/15 21:38
夜は満天の星空!
屋久鹿の鳴き声が夜の間、ずっと聞こえていました。が、結局、屋久シカには会わずに終わりました。
朝日を受けてすっくりと立つ縄文杉
2017年04月16日 07:26撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
4/16 7:26
朝日を受けてすっくりと立つ縄文杉
登山道は限りなく大杉だらけ
2017年04月16日 07:40撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/16 7:40
登山道は限りなく大杉だらけ
名物? ウィルソン株のハートを撮りました。
2017年04月16日 08:59撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/16 8:59
名物? ウィルソン株のハートを撮りました。
ついにトロッコ道に入りました
2017年04月16日 09:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/16 9:58
ついにトロッコ道に入りました
楠川分かれから辻峠、太鼓岩までは標高差345mの登り。これが本当にきつかった。
たどり着いた太鼓岩は雲の中。桜の景色が美事だったと、今朝、高塚小屋で聞いたばかりで、それを見るのを楽しみに頑張った最後の登り。雲が数分切れて撮れたのがこれ。レンズが曇ってぼけている。
でも、満山笑む景色をじっくり見られて本当に良かった。
2017年04月16日 12:36撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/16 12:36
楠川分かれから辻峠、太鼓岩までは標高差345mの登り。これが本当にきつかった。
たどり着いた太鼓岩は雲の中。桜の景色が美事だったと、今朝、高塚小屋で聞いたばかりで、それを見るのを楽しみに頑張った最後の登り。雲が数分切れて撮れたのがこれ。レンズが曇ってぼけている。
でも、満山笑む景色をじっくり見られて本当に良かった。
苔の森。強い雨で一枚写真を撮るだけでそそくさと立ち去る。
2017年04月16日 13:44撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/16 13:44
苔の森。強い雨で一枚写真を撮るだけでそそくさと立ち去る。
白谷雲水峡。豊かな水。
強い雨の中、観光客がたくさんいらっしゃった。
2017年04月16日 15:06撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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4/16 15:06
白谷雲水峡。豊かな水。
強い雨の中、観光客がたくさんいらっしゃった。
こんな感じのゲストハウスに泊まりました。
2017年04月17日 06:14撮影 by  iPhone 6s Plus, Apple
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4/17 6:14
こんな感じのゲストハウスに泊まりました。

装備

備考 雨足が強くなってザックカバーや下の雨具を装着する時は
〇携帯電話とカメラの防水処置もする
〇ザックのウエストポケットに濡れたら困る物を残さない
〇ウェストポーチにもレインカバーを準備するべし

雨が激しく降ってからiPhoneでルートのGPSを確認しようとしても、液晶に雨が降りかかってきて、指の動きに反応してくれない。雨やどりする場所がないので、iPhoneやカメラの水滴を拭き取って防水袋に入れることもできない。
ザックのウエストポケットに残したカメラのバッテリーは死んだ。
ウェストポーチの中の計画書は出したり引っこめたりする間に、ボロボロに。

感想

心に残る景色のあれこれ。
初日、淀川登山口からの、花こう岩質の白く明るい登山路。旅の始まりの期待。
宮之浦岳の頂上から望む青空の下の永田岳。1日目の最後の苦しい登りの果てに。
太鼓岩から見た、全山が山桜と新緑におおわれた景色。2日目の最後の登りに耐えてやっと。

まさか初ソロテント泊縦走(@還暦すぎ)をしてしまうとは、屋久島行きの航空券を買うまでは考えたこともなかった。

屋久島に行くからには山にも登らなくては! 調べると、日帰りでは行動時間が長くなり、私の足では無理っぽいことが判明。むしろ山中で一泊して縦走すれば、一日の行動時間は少なくて済むから安全。ザックは倍くらい重くなるけど。

さすがに一人は心配で、屋久島の登山ガイド数社に問い合わせてみた。
一社のお返事は、「××日の縦走予定がありますが、そちらではいかがですか?」の逆打診。私も仕事があって都合があるから、◎◎日の山行について打診してるわけだけど。 他の会社からは明白なお断りのお返事。
(ソロ客の方がより本質的にガイドを必要としているとおもうけど? でもソロ客は商売にならないのでしょうね。)

私だって限られた休みの中で動くしかないわけだし、こうなれば一人で安全に行く方策を探るしかない。

幸い、月に3-4回は山に入っている感じの山ガールがお友達にいて、彼女に頂いた論理的なアドバイスがありがたかった。
1. テン泊の重さのザックを背負ってその辺の低山に行って調子を調べるんですよ。それで歩けたら、大丈夫行けますよ。
2. スポーツ用タイツは必須です。
3. 筋肉痛を回避して翌日も歩き続けるには、アミノサプリも必須です。

そこから2カ月かけて準備を始めた。
近くの山に5回トレーニングに出かけた。13~16kg のザックを背負い、コースをアレンジして少しずつ伸ばして、宮之浦岳の一日分のコースの距離と獲得標高差を上回るところまで歩けることを確かめた。

ザックの中身も細かく計量して用意した。最終的には、ザック11kg(水と昼のお弁当除外)、ウエストバッグ1.4kg。

生まれて始めてのソロ・テント泊縦走。
高校生くらいから一人で低山には出かけた。学生時代や家族でテント泊もそれなりにしたことがある。でも、ソロ・テント泊縦走をやってしまうなんて...我ながら驚き。

登山コースはあまり人がいなくて、特に1日目の宮之浦岳から新高塚小屋までは一人に追いこされた他は誰にも会わなかったくらいに閑散としていたが、天気も景色も特別でとても気持が良い。

歩いていて一人だから恐いと思うことはなかった。
踏みならされた道だし、前と後ろのどこかに誰かいる。それにどこかで他の登山者とあえば言葉を交わせる。

誰も助けに来てくれない山の中。自分が歩き続けられるように注意することが大事。歩くことに集中し続けた2日間だった。彼女のアドバイスを守ってきっちり準備して、無事に完歩して嬉しい。達成感と自信。

それにしても、宮之浦岳って不思議です。 
淀川方面から登ると、最後の数十メートルにならないと宮之浦岳のピークが見えないので、宮之浦岳がどんな外観だったのか私の記憶には全然残っていません。 
高塚小屋方面に下る途中に何度も振り返りましたが、結局、どんな外観だったのか?記憶に残っていない。 麓から見えない山、登っていても見えない山。宮之浦岳。
むしろ、永田岳の外観や、白く明るい登りやすい登山道が強く記憶に残ってます。

宮之浦岳ってどんな形なのか、いつかまた登って、じっくり見たい気がします。

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コメント

お疲れ様でした。
屋久島は何度でも行きたくなる山ですね! 次回は5月末から6月初めのヤクシャクヤクの頃です。勿論!雨も覚悟ですが、、、私は初日に淀川小屋で宿泊。2日目に新高塚小屋で宿泊しています。ゆったりし贅沢に屋久島を楽しむ事が出来ます。他にも愛子岳、モッチョム岳もありますので屋久島を堪能できます。ちなみに私も70歳近く、頑張りましょう!
2017/4/18 15:53
Re: お疲れ様でした。
ja6mdp817様

つたない記録に目を通して下さって、ありがとうございます。

初めての屋久島は楽しかったです。
頂上付近で、芽のふくらみはじめたシャクナゲの群生をあちこちで見掛けました。花の頃はさぞ美しいことでしょうね! いつか、ぜひ、シャクナゲの頃に出かけられることを楽しみにします。

お互い、年を重ねつつ、安全に山を楽しんでいきたいですね。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
2017/4/19 10:11
お疲れさまでした。
始めまして。。。私も1カ月後にほぼ同じコースのテント泊縦走を予定しています。ソロで年齢も近いです。初めての屋久島なので色々と皆様の記録を参考にさせていただいている中、背中を押していただいたような気がします。
トレーニングを重ね、挑みたいと思います。
2017/4/18 22:25
Re: お疲れさまでした。
norinori23 様

コメントをありがとうございます。

今回は、航空券を手配した後にはじめて屋久島の山について調べ、宮之浦岳を知り、そこから対策を立てたので、ちょっと変な流れですね。 私は普段は近所の低山にしか登っていないので、本当に緊張しました。
お友達の山ガールの3つのアドバイスがなかったら、行く前にあきらめていたかも知れません。 行ってみると、3つのアドバイスのどれもが本当に重要だったと実感しました。

私はこれまでサプリメントっていかがわしい感じがして、どんなサプリも飲んだことがないんですよ。事前のトレーニング登山で、アミノサプリを飲むと翌日は筋肉痛がないことを実感して感心しました。

宮之浦岳では1日の出発前、歩き始めて2−3時間ごとに1回、目的地到着のすぐ後に1回。1日4回飲みました。筋肉痛もこむら返りもなく歩き通せました。翌日を普通に歩くにはアミノサプリが必要なんですね。  なお、夜はサロンパスを腰・ふくらはぎ・足裏に貼って寝ました。

来月、花の頃に宮之浦岳に行けるのは羨ましいです。
安全に楽しんできて下さい! 良い知らせを楽しみにしています。
2017/4/19 10:34
Re[2]: お疲れさまでした。
ご丁寧な返信、ありがとうございました。具体的で大変、参考になりました。
2017/4/19 22:12
Re[3]: お疲れさまでした。
かえって、こちらこそです。 楽しんでいらっしゃって下さい。
2017/4/19 23:38
プロフィール画像
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宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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