記録ID: 1132184
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍
バカンスな雪のGWを涸沢で楽しもう
2017年05月04日(木) ~
2017年05月06日(土)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 50:40
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:42
距離 16.2km
登り 879m
下り 86m
13:55
2日目
- 山行
- 12:33
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 14:44
距離 13.6km
登り 886m
下り 1,615m
3日目
- 山行
- 1:26
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 1:37
距離 6.5km
登り 34m
下り 92m
初日は全員重装備でポイント以外でもチョコチョコ休憩をしています。
天候 | 4-5日:晴天(暑すぎるくらいの日射しでした) 6日:小雨からやがて本降り(下界は曇) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
上高地〜沢渡間はタクシー利用(5人で1台利用でバスよりも安価) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 上高地バスセンターに隣接した施設前に設置(登山指導員が待機) ●上高地〜明神〜徳沢〜横尾 もう少し雪が残っているかと思いましたが、ほぼ雪は無くなっていて、普通の夏道歩きです。横尾の手前だけ夏道は残雪で埋まっているため、横尾の吊橋横まで河原に設けられた道を歩きます。危険個所なし。 ●横尾〜本谷橋〜Sガレ〜涸沢ヒュッテ 吊橋を渡って少し進んだあたりから雪が出てきますが、気温の高さから雪面も緩みっぱなしで、滑る危険性はありませんでした。12爪アイゼンとは別にチェーンスパイクも持参していたので、本谷橋の少し手前で装着し、涸沢ヒュッテ前までチェーンスパイクで行きました。本谷橋からは日差しを遮ることの出来ない雪渓歩きとなるので、サングラス・日焼け対策が必須。Sガレを過ぎて見上げる奥穂の壁の下に涸沢ヒュッテらしきものが見えてきますが、そこからも意外と時間がかかりますので、めげずに地道に登りましょう。 ●涸沢ヒュッテ〜小豆沢(ザイテン寄りを登る)〜穂高岳山荘 ここのところの高温で雪面に緩みも出ているようで、涸沢入りした4日は涸沢カールのあちこちで小さな雪崩が出ていました。穂高岳山荘までの登りは夏のザイテングラート登りではなく、その左の小豆沢を登りますが、雪崩の危険性に常に気を付けつつ、危険性の少ないザイテングラート寄りを登ります。グサグサの緩んだ雪の斜面なので、滑落する危険性はほぼありませんが、キックステップをしっかり効かせないと、踏みだし時にズルズル滑って意外と疲れます。 ●涸沢岳 3103m 穂高岳山荘から奥穂高岳とは反対側に約15分ほどの登りで行けますので、奥穂への急斜面登りに躊躇する方には、ぜひこちらをオススメします。所々に雪と岩稜のミックス地帯がありますので、アイゼンをひっかけないように注意が必要ですが、それ以外には危険なところはありません。山頂に立つと、涸沢からは見れない槍ヶ岳やその向こうに展開する後立山連峰の峰々や裏銀座・薬師・立山の峰々まで見渡すことのできる絶景を堪能できます。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉:梓湖畔の湯(10時営業開始:720円) http://www.sawando.jp/ 沢渡地区の一番松本寄り、梓川沿いにある源泉掛け流しの日帰り温泉(シャンプー・ボディソープ・ドライヤー完備)で、洗い場が4席の小さなお風呂ですが、露天もあり、風呂上り後の休憩スペースもあるので、下山後にサッパリするのに丁度よい温泉です。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
テント
調理用食材
|
備考 | 3日間とも暖かな天候だったため、アウターズボンやバラクラバは使いませんでした。またシュラフは3シーズン用で充分でした。 |
感想
久々のGW雪の涸沢山行。これまではいつも単独テントでしたが、昨年入会した山岳会(神田山の会)のメンバーとマッタリ&ワイワイのバカンス気分を涸沢で味わいたいなと思って、今回企画し、メンバーを募った結果、5名での楽しい山行を満喫できました。
これまでの勝手気ままな単独山行とは違い、今回は山行リーダーとして、計画立案・募集フォロー・装備手配・役割分担を決めたりで、それなりに山行以外のエネルギーも費やしましたが、それ以上の満足感を得られる3日間を過ごすことができ、企画して良かったなと思います(まずは天候に恵まれたのが大きいんですけどね)。
装備は、大型テント(6〜7人用)や冬装備(ピッケル・アイゼン・スコップ等)、宿泊装備(シュラフ・マット・ダウン・食器等)、そしてワイワイやるための装備(つまみ・お酒)で、久々の20kgを軽くオーバーする重装備、約2か月ぶりの大型ザック装備でしかもかなり重い、涸沢まで担ぎあげられるやろかとの不安も抱えつつの出発となりました。
沢渡までの道や上高地へのアプローチ、そして山行ルートは何度も経験済のものなので、全然心配はしていませんでしたが、メンバーを募っての参考ということで、ペース配分や状況に応じた変更判断をちゃんと出来るか、いろいろ心配もありましたが、トラブルなく、また最終日の雨を見越しての徳沢に2泊目幕営変更もナイスな判断となって、我ながら上出来な山行で終えることができて良かったんじゃないかと思っています。食担を実績あるSさん・Kさんに担っていただいたのも大きかったし、W女史の雪訓練をかって出ていただいたSさんの助力にも感謝です。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2420人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する