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Yamareco

記録ID: 1140992
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

十石山〜乗鞍岳(十石山東尾根〜位ヶ原山荘・十石峠避難小屋泊)

2017年05月16日(火) ~ 2017年05月17日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.8km
登り
1,819m
下り
805m

コースタイム

1日目
山行
4:56
休憩
0:12
合計
5:08
2日目
山行
5:44
休憩
1:10
合計
6:54
6:01
6:01
60
7:01
7:28
86
8:54
8:54
81
10:15
10:15
16
乗鞍スカイライン出合
10:31
10:31
15
大黒岳分岐
10:46
10:46
0
10:46
11:26
27
11:53
11:56
11
12:07
12:07
38
12:45
位ヶ原山荘
・ルートは手書きです
・調子が上がらず、かなりタイムは遅いと思います
天候 二日とも曇りがち 下山後すぐに雨
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・乗鞍高原観光センターの駐車場を利用
・一日目 上高地行8:56発のバスに乗車し、白骨温泉で下車 (位ヶ原行のバスとは、バス停がちょっとだけ違うので注意) 約20分 ¥480
・二日目 位ヶ原山荘から13:32発の乗鞍春山バスに乗車 ¥1450
コース状況/
危険箇所等
【白骨温泉~湯沢ノ平】
・登山口はしっかりした表示がないので、ちゃんと地図を見ておかないと見落としそう
・湯沢ノ平までは夏道が出てます
・樹林帯の道なので、展望はありません
・花…ニリンソウ、ヒトリシズカ他

【湯沢ノ平~十石峠避難小屋】
・残雪で夏道は出ていません、赤テープはそこそこありますが尾根が広くなっているところもあるので、ガスったりすると注意が必要です
・時折踏み抜くが、ひざくらい 最悪ではないです
・湯沢ノ平付近はトレースが不明瞭でしたが、上に行くにしたがってはっきりしました
・森林限界を超えてからは、穂高方面の展望があります
・途中からアイゼン、ストック使用

【十石峠避難小屋】
・避難小屋となっていますが、普通に住めます 広いしキレイだし設備は整ってるし、もはや住居です
・今まで入った無人小屋の中で、ダントツ1です これが公営でなく、有志の方たちによって整備されているというから驚き、感謝感激です!
・晴れていれば展望抜群です

【十石山~金山岩】
・背の高いハイマツの藪漕ぎがヤバいです 普通に2mくらいあり、でかいザックが引っ掛かりまくります 夏道は消耗するので、極力信州側の残雪の上を歩くように努めました
・やせ尾根で飛騨側がかなり崩壊しているところがあります、注意が必要です
・晴れていれば展望の道です 穂高・笠ヶ岳・焼岳・乗鞍・白山など
・全体的に難路といえますので、自信のない方にはおすすめしません
・ストック使用

【金山岩~スカイライン出合】
・歩きやすさから、金山岩からいったん尾根を外れる、地形図の通りのルートを選択しましたが、「みんなの足跡」で見ると尾根通しでも行けるみたいです
・稜線上はしっかり夏道が出ています
・よく整備されており。歩きやすいです
・ストック使用

【スカイライン出合~摩利支天分岐】
・観光地ですので危険個所はないです
・観光客がほとんど、でかいザックはだいぶ浮きます おかしな人と思われたかも(笑)
・晴れていれば最高の景色なんでしょうが、この日は残念でした

【摩利支天分岐∼位ヶ原山荘】
・摩利支天分岐のあたりからシリセードドロップ 雪が緩くて、かなりきつい傾斜がないと滑りません ケツ2割・歩き8割
・シリセード用にピッケル使用
その他周辺情報 ・観光センター前の湯けむり館 かなり良い湯でした
観光センター駐車場からの乗鞍岳 この時が一番良い青空だった…
2017年05月16日 08:45撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 8:45
観光センター駐車場からの乗鞍岳 この時が一番良い青空だった…
白骨温泉までバスでワープ
2017年05月16日 09:29撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 9:29
白骨温泉までバスでワープ
はじめは舗装路を歩きます
2017年05月16日 09:39撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 9:39
はじめは舗装路を歩きます
これが登山口です 特に表示はないので地図をよく見て
2017年05月16日 09:50撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 9:50
これが登山口です 特に表示はないので地図をよく見て
ここからはしっかり山道です
2017年05月16日 10:00撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 10:00
ここからはしっかり山道です
湯沢ノ平のあたり 残雪の道に変わります
2017年05月16日 11:05撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 11:05
湯沢ノ平のあたり 残雪の道に変わります
高度を上げると、穂高なども見えるようになってきました
2017年05月16日 13:42撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 13:42
高度を上げると、穂高なども見えるようになってきました
写真ではわかりにくいですが、トレースはあります 
2017年05月16日 13:42撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 13:42
写真ではわかりにくいですが、トレースはあります 
森林限界に出ました
2017年05月16日 14:13撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:13
森林限界に出ました
一番直線的なトレースをたどる
2017年05月16日 14:17撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:17
一番直線的なトレースをたどる
やっと小屋が見えた 時間かかりすぎです
2017年05月16日 14:37撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:37
やっと小屋が見えた 時間かかりすぎです
避難小屋というネーミングですが
2017年05月16日 14:39撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:39
避難小屋というネーミングですが
中にはいろいろなものがそろってます ガスコンロまでありました
2017年05月16日 14:47撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:47
中にはいろいろなものがそろってます ガスコンロまでありました
とても広くてきれい この夜は、独り占めでした
2017年05月16日 14:48撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:48
とても広くてきれい この夜は、独り占めでした
銀マットが敷いてある個室を使わせていただきました 
2017年05月16日 14:48撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 14:48
銀マットが敷いてある個室を使わせていただきました 
例によって昼間っからやっちゃいます! 今日のウィスキーはラフロイグ 
2017年05月16日 15:15撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 15:15
例によって昼間っからやっちゃいます! 今日のウィスキーはラフロイグ 
二日目の朝、小屋の前には雲海が広がっていました 上がってこないで〜!
2017年05月17日 05:17撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
5
5/17 5:17
二日目の朝、小屋の前には雲海が広がっていました 上がってこないで〜!
とても良い小屋でした ありがとう!
2017年05月17日 05:51撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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とても良い小屋でした ありがとう!
小屋の前から 穂高
2017年05月17日 05:53撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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小屋の前から 穂高
笠ヶ岳
2017年05月17日 05:53撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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笠ヶ岳
金山岩に向かいますが、こんな道です
2017年05月17日 06:01撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 6:01
金山岩に向かいますが、こんな道です
乗鞍方面
2017年05月17日 06:05撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 6:05
乗鞍方面
乗鞍方面はこの写真がやっとでした
2017年05月17日 06:05撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 6:05
乗鞍方面はこの写真がやっとでした
これから進む尾根 こんな感じで今後もっと崩壊しそうですので、安易に踏み入らないほうが良いかもしれません
2017年05月17日 06:10撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 6:10
これから進む尾根 こんな感じで今後もっと崩壊しそうですので、安易に踏み入らないほうが良いかもしれません
笠・焼・霞沢
2017年05月17日 06:18撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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笠・焼・霞沢
金山岩 ガスが立ち込めてきたので方角を確認しようと思ったら、コンパスを藪漕ぎ中に落としたらしい 山に不要なものを置いてきてしまった、ごめんなさい
2017年05月17日 07:11撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 7:11
金山岩 ガスが立ち込めてきたので方角を確認しようと思ったら、コンパスを藪漕ぎ中に落としたらしい 山に不要なものを置いてきてしまった、ごめんなさい
残雪が多い区間は、歩きやすいのでホッとします
2017年05月17日 07:48撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 7:48
残雪が多い区間は、歩きやすいのでホッとします
硫黄岳付近 ハイマツの背は低くなり、アルプスらしい夏山のよう
2017年05月17日 08:54撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 8:54
硫黄岳付近 ハイマツの背は低くなり、アルプスらしい夏山のよう
良い雰囲気の道が続いています
2017年05月17日 09:39撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 9:39
良い雰囲気の道が続いています
四ツ岳のほうかな
2017年05月17日 09:40撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 9:40
四ツ岳のほうかな
乗鞍スカイラインに出た 
2017年05月17日 10:16撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:16
乗鞍スカイラインに出た 
魔王岳?
2017年05月17日 10:24撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:24
魔王岳?
これも魔王さんかな
2017年05月17日 10:40撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:40
これも魔王さんかな
5〜6m 良く除雪したもんです
2017年05月17日 10:43撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:43
5〜6m 良く除雪したもんです
鶴ヶ池
2017年05月17日 10:46撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
5
5/17 10:46
鶴ヶ池
白雲荘 まだ営業前
2017年05月17日 10:47撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:47
白雲荘 まだ営業前
畳平に到着 早速腹ごしらえ
2017年05月17日 10:48撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 10:48
畳平に到着 早速腹ごしらえ
富士見岳に登る途中から
2017年05月17日 11:44撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 11:44
富士見岳に登る途中から
大黒岳
2017年05月17日 11:45撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 11:45
大黒岳
鶴ヶ池
2017年05月17日 11:46撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 11:46
鶴ヶ池
富士見岳 せっかくだから、一つくらいピーク踏んどきました
2017年05月17日 11:53撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 11:53
富士見岳 せっかくだから、一つくらいピーク踏んどきました
剣ヶ峰かな?
2017年05月17日 11:59撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 11:59
剣ヶ峰かな?
富士見岳
2017年05月17日 12:06撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 12:06
富士見岳
シリセード中に、真上を飛来してきたライチョウ
2017年05月17日 12:23撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 12:23
シリセード中に、真上を飛来してきたライチョウ
ハイマツに囲まれた岩場を、よじ登って撮影しました
2017年05月17日 12:23撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 12:23
ハイマツに囲まれた岩場を、よじ登って撮影しました
位ヶ原山荘 
2017年05月17日 12:45撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 12:45
位ヶ原山荘 
もちろんハイブリッド ほぼ満車でした 
2017年05月17日 12:54撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/17 12:54
もちろんハイブリッド ほぼ満車でした 
ヒトリシズカ(登山口付近) シズカとは静御前のことだそうな
そういわれてみると少し物悲しくも感じます
 
2017年05月16日 09:57撮影 by  DMC-GF7, Panasonic
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5/16 9:57
ヒトリシズカ(登山口付近) シズカとは静御前のことだそうな
そういわれてみると少し物悲しくも感じます
 

感想

 初めての乗鞍岳、バスで行ける山ですがせっかく連休をもらえたので、よほどの物好きしか行きそうにない白骨温泉からのルートで行ってみました。

 一日目、乗鞍観光センターの駐車場に車を止め、白骨温泉行のバスに乗る。車掌さんに何度も行き先を確認されたことから見て、このバスにでかいザックで乗る乗客はかなりレアケースのよう。確かに周りからは完全に浮いていました。
 白骨温泉からしばらく温泉街の舗装路を歩き、少々わかりにくい登山口へ。のっけの急登ではそれほど調子悪いと思わなかったけれど、残雪が出てきたころから勾配は緩いのになんか足が重い。次に来たややきつい登り区間で足が攣りまくり、森林限界までずいぶんてこずりました。最後の急登はビールを励みに登り切り、何とかこの日の宿、十石峠避難小屋に到着しました。
 この小屋は避難小屋とは言うものの、中には至れり尽くせりの設備がいっぱい。広くてきれいだし、維持している方々の熱意には頭が下がります。予想通りボッチの夜でしたが、とても暖かい部屋だったので、厳冬期並みのシュラフと防寒装備を担いできたのは、ほとんど無意味でした。

 二日目、小屋を出るとき一人で大声でありがとうを言ってから出発。ほんとに素晴らしい小屋でした。
 金山岩へ向かう道は、聞きしに勝る藪漕ぎ。ハイマツってあんなにでかくなるのね、まだ残雪を歩ける部分があったからよいものの、雪が無かったらでかいザックではかなりきついです。最後のシリセード制動用でしか使用しなかったピッケルが、引っかかりまくってかなり難儀しました。この藪漕ぎ中にコンパスが行方不明に、金山岩のあたりではかなりガスっていたので若干不安でしたが、太陽の方向はわかったのと、特徴的な地形で分かりやすかったので事なきを得ました。もっと難しい場所では遭難につながりかねないミスでしたが、今回は良い勉強になりました。
 硫黄岳の付近からはわかりやすい道で、問題なく歩けます。しかし畳平に着いたのは、出遅れもあって当初の予定よりも約1時間遅れ。天気予報も芳しくないので、バスターミナルで昼食をとったら、ピークハントは富士見岳のみにして剣が峰はパスすることにしました。
 最後は適当なとこからシリセード。雪が柔らかくてなかなか滑らないので、制動用のはずだったピッケルは、ほとんどパドルのような使い方になってしまいました。ヒップそり持ってくるべきでしたね。

 天候は今一つでしたが、スカイラインに出るまでは誰にも会わない渋いルート。北アルプスとは思えない静かな山行を満喫しました。乗鞍には他にも渋いルートがいくつかあるようなので、そのうち挑戦すると思います。  

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