十石山〜乗鞍岳(十石山東尾根〜位ヶ原山荘・十石峠避難小屋泊)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 805m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:08
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:54
・調子が上がらず、かなりタイムは遅いと思います
天候 | 二日とも曇りがち 下山後すぐに雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・一日目 上高地行8:56発のバスに乗車し、白骨温泉で下車 (位ヶ原行のバスとは、バス停がちょっとだけ違うので注意) 約20分 ¥480 ・二日目 位ヶ原山荘から13:32発の乗鞍春山バスに乗車 ¥1450 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【白骨温泉~湯沢ノ平】 ・登山口はしっかりした表示がないので、ちゃんと地図を見ておかないと見落としそう ・湯沢ノ平までは夏道が出てます ・樹林帯の道なので、展望はありません ・花…ニリンソウ、ヒトリシズカ他 【湯沢ノ平~十石峠避難小屋】 ・残雪で夏道は出ていません、赤テープはそこそこありますが尾根が広くなっているところもあるので、ガスったりすると注意が必要です ・時折踏み抜くが、ひざくらい 最悪ではないです ・湯沢ノ平付近はトレースが不明瞭でしたが、上に行くにしたがってはっきりしました ・森林限界を超えてからは、穂高方面の展望があります ・途中からアイゼン、ストック使用 【十石峠避難小屋】 ・避難小屋となっていますが、普通に住めます 広いしキレイだし設備は整ってるし、もはや住居です ・今まで入った無人小屋の中で、ダントツ1です これが公営でなく、有志の方たちによって整備されているというから驚き、感謝感激です! ・晴れていれば展望抜群です 【十石山~金山岩】 ・背の高いハイマツの藪漕ぎがヤバいです 普通に2mくらいあり、でかいザックが引っ掛かりまくります 夏道は消耗するので、極力信州側の残雪の上を歩くように努めました ・やせ尾根で飛騨側がかなり崩壊しているところがあります、注意が必要です ・晴れていれば展望の道です 穂高・笠ヶ岳・焼岳・乗鞍・白山など ・全体的に難路といえますので、自信のない方にはおすすめしません ・ストック使用 【金山岩~スカイライン出合】 ・歩きやすさから、金山岩からいったん尾根を外れる、地形図の通りのルートを選択しましたが、「みんなの足跡」で見ると尾根通しでも行けるみたいです ・稜線上はしっかり夏道が出ています ・よく整備されており。歩きやすいです ・ストック使用 【スカイライン出合~摩利支天分岐】 ・観光地ですので危険個所はないです ・観光客がほとんど、でかいザックはだいぶ浮きます おかしな人と思われたかも(笑) ・晴れていれば最高の景色なんでしょうが、この日は残念でした 【摩利支天分岐∼位ヶ原山荘】 ・摩利支天分岐のあたりからシリセードドロップ 雪が緩くて、かなりきつい傾斜がないと滑りません ケツ2割・歩き8割 ・シリセード用にピッケル使用 |
その他周辺情報 | ・観光センター前の湯けむり館 かなり良い湯でした |
写真
感想
初めての乗鞍岳、バスで行ける山ですがせっかく連休をもらえたので、よほどの物好きしか行きそうにない白骨温泉からのルートで行ってみました。
一日目、乗鞍観光センターの駐車場に車を止め、白骨温泉行のバスに乗る。車掌さんに何度も行き先を確認されたことから見て、このバスにでかいザックで乗る乗客はかなりレアケースのよう。確かに周りからは完全に浮いていました。
白骨温泉からしばらく温泉街の舗装路を歩き、少々わかりにくい登山口へ。のっけの急登ではそれほど調子悪いと思わなかったけれど、残雪が出てきたころから勾配は緩いのになんか足が重い。次に来たややきつい登り区間で足が攣りまくり、森林限界までずいぶんてこずりました。最後の急登はビールを励みに登り切り、何とかこの日の宿、十石峠避難小屋に到着しました。
この小屋は避難小屋とは言うものの、中には至れり尽くせりの設備がいっぱい。広くてきれいだし、維持している方々の熱意には頭が下がります。予想通りボッチの夜でしたが、とても暖かい部屋だったので、厳冬期並みのシュラフと防寒装備を担いできたのは、ほとんど無意味でした。
二日目、小屋を出るとき一人で大声でありがとうを言ってから出発。ほんとに素晴らしい小屋でした。
金山岩へ向かう道は、聞きしに勝る藪漕ぎ。ハイマツってあんなにでかくなるのね、まだ残雪を歩ける部分があったからよいものの、雪が無かったらでかいザックではかなりきついです。最後のシリセード制動用でしか使用しなかったピッケルが、引っかかりまくってかなり難儀しました。この藪漕ぎ中にコンパスが行方不明に、金山岩のあたりではかなりガスっていたので若干不安でしたが、太陽の方向はわかったのと、特徴的な地形で分かりやすかったので事なきを得ました。もっと難しい場所では遭難につながりかねないミスでしたが、今回は良い勉強になりました。
硫黄岳の付近からはわかりやすい道で、問題なく歩けます。しかし畳平に着いたのは、出遅れもあって当初の予定よりも約1時間遅れ。天気予報も芳しくないので、バスターミナルで昼食をとったら、ピークハントは富士見岳のみにして剣が峰はパスすることにしました。
最後は適当なとこからシリセード。雪が柔らかくてなかなか滑らないので、制動用のはずだったピッケルは、ほとんどパドルのような使い方になってしまいました。ヒップそり持ってくるべきでしたね。
天候は今一つでしたが、スカイラインに出るまでは誰にも会わない渋いルート。北アルプスとは思えない静かな山行を満喫しました。乗鞍には他にも渋いルートがいくつかあるようなので、そのうち挑戦すると思います。
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