【朝日連峰】針生平より祝瓶山〜大朝日岳ピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 3,101m
- 下り
- 3,096m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水場はすべて未確認 登山道に雪はなし |
写真
感想
朝5時、針生平登山口スタート
水場の最新情報が乏しいので水5リットルを携行。リュックの重さは12キロ程と日帰りとしてはやや重い。
歩きはじめてすぐ大石の吊り橋を渡る。手すりのワイヤーがたるんでいて少し恐怖を感じる。
平坦な登山道をしばらく進むと分岐に到着。
直進は吊り橋を3つ渡り蛇引尾根から北大玉山へ突き上げるルート。
ここは右折し鈴振尾根から祝瓶山を目指す。
まずは祝瓶山まで標高差1000メートル程の登り。序盤の序盤なので息があがらないよう無理のないペースを心掛ける。
どうも荷物が重い方がペースを抑えられ心拍数が上がらず結果的にバテない気がする。
祝瓶山の頂上は360度の大展望。予報通りの快晴でしばし景色に見とれる。
が、ここはまだ縦走のスタートライン。ゆっくりもしていられない。
眼下には大玉山・北大玉山・平岩山を越え大朝日岳まで延々と続く尾根。
朝日連峰の縦走でもここを歩く記録はあまり多くない。山と高原地図の冊子にも「ビバークに追い込まれる可能性が極めて高い」とある。
分岐から縦走路へ進む。
鞍部まで400メートル下り大玉山への登りとなる。
途中振り返ると祝瓶山の眺めがいい。まさに東北のマッターホルン。
大玉山周辺は斜面が崩れやや神経を使う。
大玉山の頂上ははっきりしない。藪の中に三角点があるのだろうか。
2羽の猛禽類が優雅に滑空していた。ワシか何かか?知識が無いのでわからない。
大朝日岳まではまだまだアップダウンが見える。
次のピークは北大玉山だが、いったん大きく下るのでゲンナリする。
小さなピークをいくつか越えると分岐に到着。ここから蛇引尾根のルートに下れる。
茂みに水1リットルを隠し少し身軽にして歩をすすめる。
分岐からほどなくして北大玉山のピーク。
目の前に巨大な平岩山とその奥に目指す大朝日岳が見える。
大朝日岳まではまだまだ標高を稼がなくてはいけない。
北大玉山から少し下り平岩山への登りとなる。アミノバイタルが効いてるのか今日は調子がいい。
振り返ると祝瓶山はだいぶ遠くなっていた。
急登を終え傾斜が緩むと目の前に大朝日岳が飛び込んでくる。
あとは緩登をわずかで平岩山到着。ここから眺める大朝日岳は素晴らしい。
ヤマザキ「薄皮クリームパン」を2つ食べエネルギー補給
大朝日岳までは標高差300メートルの登り。荒涼とした景色の中をすすむ。
ここら辺はかなりの強風が吹くらしい。
頂上までは3段構えの登り。2段目は下からは偽ピークとなって見える。
ザレた急登をジグザグに辿りようやく大朝日岳到着。
頂上からの景色はいつ見ても感動。
とくに遥か先の祝瓶山まで続く稜線の美しさは飯豊朝日で1番だと思う。
しばし眺めていたいが今日はブヨがウルさい。休憩を早めに切り上げ下山開始。
復路は北大玉山から蛇引尾根を下れば時間・体力ともに楽だが、余力があるのでもう一度大玉山・祝瓶山を登り返して帰ることに(登山届にもそのように記載)。
デポしておいた水を回収し大玉山へ向かう。
気温が上がるのに加えブヨの攻撃も激しいのでここからの登りはたいへんだった。
大玉山を越えると今日の正念場。祝瓶山への400メートルの登りとなる。
ただただ我慢の登り。立ち止まり息を整える回数も増える。
祝瓶山の頂上に着く頃には水は残り1本少々となっていた。
これ以上暑い時期にこのルートのピストンはかなり無理があるだろう。
歩いてきた稜線を目に焼きつけ下山にかかる。
途中、遥か遠くなった大朝日岳を眺め自分でもよく歩いたもんだとしみじみ思った。
沢の音が近づけばじきに登山口。
帰り道、道の駅「白い森おぐに」で和風ラーメンを食べて帰る。
珍しくだらだらと感想を書いてしまった。
なぜ火曜日なんかに登山してるのかは聞かないでください・・・
コメント
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考える時点ではやはりかつぐよう心持つんですね!
でも、実際にやってみた結果を書いてくれてありがとうございました(^∇^)
Kazmasuさん、こんばんは
実は一昨年にもこのルートをピストンしていまして、そのとき水が尽きた苦い経験が
今回5リットルで挑みましたがギリギリでした(^^;
涼しい時期でないと無補給でこのルートはきびしいようです
なぜ火曜日に?
聞くなと言われると聞きたくなります(笑)
このルート、ずっと気になりつつも、その過酷さにひるんでおりました。トウジマくんがよく歩いたと感じるくらいだから、相当な道のりなんだろうとあらためて。
ブヨも怖い…昨日刺されて、今日皮膚科にかかった軟弱モノです(;_;)
長い感想、良かったです。また期待しています♪
こんばんは
cheeさんの体力なら問題ないはずです
あれだけ歩けるんですから
北大玉山からエスケープも可能ですし。
自分はどうやらブヨが平気な体質のようで、昨日も出血までしましたが痛くも痒くもありません(^^;
あまりの快晴予報に禁断の・・・
随分満喫されてきたようですね😁
toujimaさんらしくない随分と細かな感想を拝見して、朝日を堪能されてきた事がよくわかります👍
共犯者となる見返りは高くつきますよ〜😈
はい・・・お陰様で満喫してきました(^^;
最近、山へのモチベーションが高くなかったのですが久々にいい山行でした
後ろめたさが隠し味に・・・
いつか歩くときの参考にメモメモ…と、う〜ん恐ろしい距離と高低差。
レコを拝見させていただくだけでお腹いっぱいです(^^)
普通の人だと夜スタートで日没覚悟なんでしょうね〜
すごいです。お疲れ様でした!
himajunさん、おはようございます。
このルートは新潟からわりと近いのでオススメです
とにかく景色が素晴らしい
祝瓶山を経由しなければ問題ないと思いますよ(吊り橋はこわいですが)。
ぜひどうぞ(^^)
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