赤石岳、悪沢岳、千枚岳 南アルプス
- GPS
- 8010:30
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,972m
- 下り
- 2,714m
コースタイム
2009年10月10日椹島→赤石小屋
地点名 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
椹島 09:03 0:43 0:00
1405m点 09:46 1:03 0:07
林道ヘアピン 10:56 0:50 0:00
小広場 11:46 1:27 0:23
小ピーク 13:36 0:29 0:00
赤石小屋 14:05
移動時間合計:4時間32分 休憩時間合計:0時間30分
2009年10月11日赤石小屋→荒川小屋
地点名 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
赤石小屋 05:37 0:37 0:00
富士見台 06:14 0:49 0:00
砲台 07:03 1:39 0:14
赤石岳 08:56 0:58 0:57
小赤石岳の肩 10:51 0:48 0:05
太聖寺平 11:44 0:40 0:26
荒川小屋 12:50
移動時間合計:5時間31分 休憩時間合計:1時間42分
2009年10月12日荒川小屋→二軒小屋
地点名 発着時刻 移動時間 休憩時間他 備考
荒川小屋 05:32 1:41 0:00
前岳 07:13 1:35 0:04
東岳(悪沢岳) 08:52 1:08 0:25
千枚岳 10:25 1:26 0:26
マンノー沢の頭 12:17 0:44 0:22
2,271m点 13:23 0:39 0:04
1,871m点 14:06 0:57 0:00
二軒小屋 15:03
移動時間合計:8時間10分 休憩時間合計:1時間21分
天候 | 10日曇 11日晴 12日晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況/危険箇所/その他周辺情報 所在地 静岡県静岡市葵区、長野県下伊那郡大鹿村 平地移動速度 2.69/H、2.41/H、2.26/H 危険箇所 二軒小屋直前の下りはガレ気味、小屋が見えても吊橋に向かって下る。 累積標高差+ 1,473m 800m 879m 累積標高差- 50m 727m 2,112m 沿面距離 5.2辧 6.9辧 11.8 トレースの説明 トレースの作成方法は基本的に、登山前に山と高原地図、地形図、解説書などを参考に自身で作成した登山ルートと、実際に歩いた時のGPSのトラックをカシミール3Dで地形図上に重ね登山ルートに修正を掛ける。この登山ルートをトレースに変換している、GPSのトラックをトレースに変換している訳ではない。 |
写真
感想
1日目 沼津市→椹島→赤石小屋泊
時折細かい雨が降る中東海フォレストの送迎バスは椹島に着く、40数名いた乗客の大部分は千枚岳方向に向かったらしく赤石岳方向は数名らしい。椹島で雨が止まなければ今日は椹島に停滞し日程を1日短縮する積もりだったが、どうやら回復する様子に赤石岳に向かう。天気は回復するようだが日差しが有るわけではないので結構寒い、又樹林帯の中で且つガス気味で山並みが見えるわけでもなく、スローペースを心がけるも自然にペースが上がってしまう。ここ3週間以上殆ど歩いていないため足を労らないといけないのだが…
歩く以外何もない感じで唯ひたすら歩く、どうせ尾根を登るだけだし通過ポイントの確認もせずに行くがそれでも元気な人に次々と抜かれる。午後2時過ぎ赤石小屋に到着、炬燵に入りビールで夕食までを過ごす。久しぶりの山の所為か両足とも痙攣気味で炬燵で暖めながらマッサージを入念に行う。
2日目 赤石小屋→赤石岳→荒川小屋
赤石小屋は稜線上に有り前は赤石岳後には荒川岳が見える風光明媚な位置にあるが、それ故風はまともに吹き付け夜の寒さは相当な物で朝は寒さで目が覚める程だ。小屋の朝食を食べてから出発、森林限界を抜ける前に日の出を迎える。暫く登ると森林限界を超え登山道が平坦になり富士見平に着く。稜線途中のピークなので360度の展望が得られ、周辺の富士山は元より赤石岳、小赤石岳、荒川岳、千枚岳など見上げる感じは最高の絶景ポイントだ。稜線からトラバース道に入り等高線に沿って1.2匚圓と主稜線に突き上げる急登となる、主稜線を左に行けば100m弱の登りで赤石岳の頂上に出る。
赤石岳山頂は広々とした岩石の原で周辺を這松が囲んでいる、東側はなだらかな斜面で少し下がった所に赤岳避難小屋が立っている。此所が今日の行程の中間点でこの先は殆ど下るのみ、風の当たらない東側斜面でゆっくりと珈琲を飲み且つ熱い紅茶でサーモスを満たす。頂上に10人程のツアー客が到着したのを機に腰を上げ今夜の宿である荒川小屋に向かって来た道を引き返す。赤石岳から小赤石岳の肩までは3000mを越す稜線上行くまさに稜線漫歩、空に雲はなく稜線以下には所々にガスが湧き山々の風情を増している。
稜線漫歩を十分楽しんだ後は大聖寺平に向かって割合緩やかに下る、眼前には今夜の宿である荒川小屋がありこのまま歩いたら12時過ぎには小屋に着いてしまいそうだ。稜線上は意外に風があり立ち止まると寒いのでゆっくりではあるが歩き続けて大聖寺平に着く。時間が有り余っているので昼食とする、序でに昼寝をしようかと思い寝転んでみるがうたた寝をするには少々風が邪魔なので諦めて小屋に向かう。此所から道は稜線を離れ東側を巻いて徐々に高度を下げる、午後1時前小屋に到着。
小屋の標高は約2600m稜線を背にしているので風が殆ど無く日差しが温かいので日向ぼっこをしながらビールを飲む、私より先に着いた人が3人同様にビール。昨日赤石小屋泊まりで同じルートを取った人たち十数人は千枚小屋まで足を伸ばしたようだ。
3日目 荒川小屋→荒川岳→千枚岳→二軒小屋
今日の行動予定は二軒小屋に下る、コースタイムは8時間30分なのだが千枚岳から先が余り歩かれて居なそうなのと、東斜面を下るので暗くなるのが早いから、3時半までには二軒小屋に着けるように行動しよう。5時30分小屋を出て前岳に向かうこの時間でも小屋を出たのは一番最後だった、前岳に向かって直ぐに日の出を迎える、正面に雲海に浮かぶ富士山に朝焼け雲が遠く高く掛かり高山でなければ見られない一瞬だ。
気温は0度以下でロングのアンダーシャツ、シャツ、薄いダウンベスト、上着、で歩き出すが風が全く当たらないので直ぐ暑くなり、ダウンベストさらには上着も脱ぐ。稜線に出ると北西の風がまともに吹き付け即刻上着を羽織る、前岳を見ると殆ど標高差が無さそうだったが3000mを超えるピークなので一応頂上を踏んでおく.来た道を引き返す荒川小屋への分岐点を過ぎれば中岳は直ぐ、軽く登って行けば中岳避難小屋がある。ちょこっと岩場らしき所もある稜線を行く、中岳から東岳までは1.5劼らい有り最後の方の登りはかなりきつく岩場もある。
東岳頂上は広い岩の積み重なった丘で中々の展望ポイント、南側が広いのでこの時期の休憩ポイントとしては最高だろう.がらがらとした岩場を下り岩峰を巻いたりしながら行くと最後の3000m峰丸山を越え、ここから先は殆ど下り一辺倒になる.30分以上下っただろうか千枚岳への最後の登り多少岩なんかもある、人の話し声が聞こえる若い人のような雰囲気だ。頂上に出てみると5人程が千枚小屋方向に下っていく所だ、昼食に丁度良い時間なので風の当たらない場所を探して無意識に千枚小屋方向に下る.
這松の中に風当たりの少ない場所を探してうろつき結局適当な所で手を打ち腰を下ろす、鰻、天麩羅、煮物、揚げ物、香の物、等、荒川小屋のお弁当は豪華版だった。小屋によっては梅干しのお握り1個という物も有るのと比べると天と地の差だった、食事を終わって立ち上がると当初稜線を行く予定を忘れ巻き道を歩いていた。千枚小屋と二軒小屋の分岐点で左の二軒小屋方面に入る、道のランクが1ランク以上落ちる、少し行くと稜線に出る多分稜線を来ると此所に出るらしいが踏まれた様子は全く認められない。稜線を北側に越えるとロープなどもある更に1ランク落ちる道になった、標高2700m位から樹木が現れ展望の少ない道になる。
樹林の中を淡々と下りる、12時17分にマンノー沢ノ頭を通過予定より45分程早いが、東側の斜面を下るので暗くなるのが早いはずそのまま下り続ける。ほぼ尾根上を下る、思ったよりは傾斜が緩いので快調に下っていけたのだが2271m点を過ぎた当たりから傾斜が少しきつくなる。1871m点を過ぎると樹相が針葉樹から広葉樹に変わる、落ち葉が降り積もり道が隠される、尾根上を行く中は全く問題ないのだが尾根が広がったり斜面を行くときなどは経験がないと難しいと思う。山と高原地図には2271m点のロボット雨量計跡や小さなガレ付近の1871m点は、特に探す気も無く気付かずに通り過ぎた。標高1570m位まで下ると南東に向かう尾根と別れ北東のあまり明確ではない尾根を行く、傾斜もきつく広葉樹の落ち葉も多いし踏跡も乱れる、テープマークなどは殆ど無くコンパスで方向を確認し踏跡を探す。
二軒小屋の手前で沢を吊り橋で渡るが、吊り橋の直ぐしたに堰があり沢音がよく聞こえる、ただこの沢音に直線的に向かうとガレに出て行き詰まると思う、更に下ると二軒小屋が見えるが二軒小屋は堰よりも更に下流側に有る、沢は吊り橋でしか渡れないので下流には向かわない事。吊り橋の手前で蝙蝠岳からの道と合流し吊り橋を渡れば二軒小屋は目前だ。
二軒小屋は料金は多少高額かも知れないがゆったりと過ごせる、食事はフランス料理で風呂は気持ちよい檜風呂、部屋は6人部屋だが一グループ(つまり一人)で占有だった。
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