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Yamareco

記録ID: 1196845
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

【百名山紀行:86座目】薬師岳

2017年07月14日(金) ~ 2017年07月15日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:10
距離
25.2km
登り
1,896m
下り
1,884m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:35
休憩
1:23
合計
8:58
6:18
5
折立
6:23
6:25
59
8:01
8:01
24
8:25
8:25
68
9:33
9:53
18
10:11
10:11
29
10:40
11:00
22
11:22
11:22
46
12:08
12:18
42
13:00
13:03
46
13:49
13:50
17
14:07
14:33
17
14:50
14:50
26
2日目
山行
5:29
休憩
0:40
合計
6:09
6:25
37
7:02
7:03
37
7:40
7:46
35
8:21
8:23
11
8:34
8:43
10
8:53
8:53
24
9:17
9:17
36
9:53
9:53
56
10:49
11:10
9
11:19
11:20
30
11:50
11:50
42
12:32
12:32
2
12:34
折立
■距離:25.24
■累積標高:+1761m/−1757m
■コースタイム:8時間50分+5時間15分
■歩行速度:1.93/時
*登りのコースタイムは、甘いように思います。
天候 二日間とも晴れ。
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
■往路:羽田空港(ANA)富山駅(レンタカー)有峰ハウス<前泊>
■復路:折立(レンタカー)富山駅(ANA)羽田空港

*東京と富山間はANAのマイレージを利用。
*富山と有峰(折立)間はレンタカーを利用(41.6辧1時間7分)
*有峰の有峰ハウスに前泊。
◇有峰林道に関しては、以下を参照願います。
http://www.arimine.net/toll_road2.html
コース状況/
危険箇所等
■特に危険な所はありませんが、テント場から薬師平の間は沢の中を歩きます。また、数か所に雪渓が残っていますが、皆さんアイゼン無しで歩いていました。
■道沿いには、高山植物が咲いていて目を楽しませてくれます。
その他周辺情報 ■日帰り湯:亀谷温泉白樺の湯
http://www.shirakaba-toyama.com/
■宿泊施設:有峰ハウス(木造りのいい宿でした)
http://www.arimine.net/lodging.html
今日はここがスタート。平日のせいか車の台数が少ないです。
今日はここがスタート。平日のせいか車の台数が少ないです。
慰霊塔で手を合わせます。
慰霊塔で手を合わせます。
ゴゼンタチバナ
アカモノ
ヤマレコで良く拝見します。
ヤマレコで良く拝見します。
鍬崎山。いい姿をしています。
鍬崎山。いい姿をしています。
この辺からコイワカガミが至る所に咲いています。
1
この辺からコイワカガミが至る所に咲いています。
ツマトリソウ
太郎兵衛平が見えて来ました。
太郎兵衛平が見えて来ました。
奥に見えるのは劔岳の様です。
奥に見えるのは劔岳の様です。
右は立山連峰
木道は嬉しいですね。
1
木道は嬉しいですね。
所々にニッコウキスゲが群生しています。
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所々にニッコウキスゲが群生しています。
イワイチョウも所々に群生しています。
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イワイチョウも所々に群生しています。
シングルマ。思っていた以上に花が咲いています。
2
シングルマ。思っていた以上に花が咲いています。
チングルマも登山道脇に群生しています。
チングルマも登山道脇に群生しています。
ヨツバシオガマorミヤマシオガマ
ヨツバシオガマorミヤマシオガマ
五光石ベンチで一休み。
五光石ベンチで一休み。
チングルマは、この先も至る所で群生しています。
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チングルマは、この先も至る所で群生しています。
はるか先の薬師岳
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はるか先の薬師岳
ミネズオウ
コイワカガミもこれから至る所で見かけます。
コイワカガミもこれから至る所で見かけます。
薬師岳は、まだまだ遠いです。
薬師岳は、まだまだ遠いです。
ようやく太郎平の小屋が近づいて来ました。
ようやく太郎平の小屋が近づいて来ました。
正面に黒部五郎岳が見えて来ました。十数年前は雨の中を歩きました。
正面に黒部五郎岳が見えて来ました。十数年前は雨の中を歩きました。
左から、水晶、鷲羽(真ん中の尖がっている山)、三俣蓮華、そして黒部五郎岳。この8月に歩く予定です。
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左から、水晶、鷲羽(真ん中の尖がっている山)、三俣蓮華、そして黒部五郎岳。この8月に歩く予定です。
真ん中の台形になっているのが雲の平。
真ん中の台形になっているのが雲の平。
水晶岳。
尖がっているのが鷲羽岳。右のどっしりしているのが、祖父岳かな?
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尖がっているのが鷲羽岳。右のどっしりしているのが、祖父岳かな?
三俣蓮華から笠ヶ岳の方面
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三俣蓮華から笠ヶ岳の方面
薬師岳に向かいます。
薬師岳に向かいます。
リンドウ?
雪が融けたばかりの地面です。色々な花が芽を出して来て今うs。
雪が融けたばかりの地面です。色々な花が芽を出して来て今うs。
いい風景です。見飽きないですね。
いい風景です。見飽きないですね。
太郎平小屋を振り返ってところです。ここは、本当に平です。
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太郎平小屋を振り返ってところです。ここは、本当に平です。
テント場が見えて来ました。ここには、水場とトイレがあります。いよいよここからが、難関となります。
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テント場が見えて来ました。ここには、水場とトイレがあります。いよいよここからが、難関となります。
水芭蕉な葉の様です。
水芭蕉な葉の様です。
リューキンカ
キヌガサソウ。久しぶりに見ました。
2
キヌガサソウ。久しぶりに見ました。
水芭蕉がわずかに残っていました。
水芭蕉がわずかに残っていました。
このあたりは水芭蕉の群生地の様です。
このあたりは水芭蕉の群生地の様です。
ショウジョウバカマも良く見かけます。
ショウジョウバカマも良く見かけます。
沢沿いに登って行きますが、途中では渡渉する箇所もあります。
沢沿いに登って行きますが、途中では渡渉する箇所もあります。
赤いテープを目印に登って行きます。
赤いテープを目印に登って行きます。
この辺はキヌガサソウがまとまって咲いていました。
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この辺はキヌガサソウがまとまって咲いていました。
サンカヨウも咲いていました。
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サンカヨウも咲いていました。
最初の雪渓が見えて来ました。
最初の雪渓が見えて来ました。
結構な斜度です。踏み抜きに注意して歩きます。
結構な斜度です。踏み抜きに注意して歩きます。
雪渓の丈夫で振り返った所です。
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雪渓の丈夫で振り返った所です。
二つ目の雪渓も急斜面です。
二つ目の雪渓も急斜面です。
この雪渓は、右を歩けます。
この雪渓は、右を歩けます。
平らな所に出て来ました。
平らな所に出て来ました。
ケルンがあります。
ケルンがあります。
最後の長い雪渓です。ほとんど滑ることはありませんでした。
最後の長い雪渓です。ほとんど滑ることはありませんでした。
ようやく稜線が見えて来ました。
ようやく稜線が見えて来ました。
ハクサンイチゲ
雷鳥の親子を発見!
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雷鳥の親子を発見!
小屋はもうすぐですね。
小屋はもうすぐですね。
小屋が見えて来ました。
小屋が見えて来ました。
白い石楠花の様です。
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白い石楠花の様です。
小屋に着きました。時間が早いので、薬師岳を往復することにします。
小屋に着きました。時間が早いので、薬師岳を往復することにします。
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
小屋を振り返ります。こじんまりとした小屋です。
小屋を振り返ります。こじんまりとした小屋です。
突如槍の穂先が現れました。
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突如槍の穂先が現れました。
ザレバの急登が続きます。
ザレバの急登が続きます。
避難小屋は後回しで山頂を目指します。
避難小屋は後回しで山頂を目指します。
ようやく山頂が見えました。
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ようやく山頂が見えました。
赤牛岳!
イワウメ
山頂には薬師如来像が安置されていました。
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山頂には薬師如来像が安置されていました。
立山に向かう稜線です。
立山に向かう稜線です。
赤牛岳と読売新道
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赤牛岳と読売新道
山頂の標柱
やっぱり赤牛岳に目が行きます。
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やっぱり赤牛岳に目が行きます。
水晶岳も良い姿です。
水晶岳も良い姿です。
北薬師岳とカール。薬師岳にはカールが幾つかあります。
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北薬師岳とカール。薬師岳にはカールが幾つかあります。
取りあえず記念撮影。86座目達成!
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取りあえず記念撮影。86座目達成!
三角点もありました。
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三角点もありました。
山頂からの下りの方向です。
山頂からの下りの方向です。
ハクサンイチゲ
避難小屋のあるピークには祠があります。
避難小屋のあるピークには祠があります。
使い物にならない避難小屋
使い物にならない避難小屋
小屋への下り。
食事は5時30分からでした。
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食事は5時30分からでした。
食堂からは薬師岳方面が望めます。
2
食堂からは薬師岳方面が望めます。
翌朝はガスっていました。ガスの中を下山します。
翌朝はガスっていました。ガスの中を下山します。
ハクサンイチゲ
長い雪渓を下りますが、滑ることはありませんでした。
長い雪渓を下りますが、滑ることはありませんでした。
この雪渓は、左に落ちたら谷間で落ちていきます。
この雪渓は、左に落ちたら谷間で落ちていきます。
ショウジョウバカマも至る所で見かけます。
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ショウジョウバカマも至る所で見かけます。
何の葉なのかいずれ一斉に花が咲くことと思います。
何の葉なのかいずれ一斉に花が咲くことと思います。
キヌガサソウ。この花は品があります。
キヌガサソウ。この花は品があります。
サンカヨウ。
リュウキンカ
リューキンカ
ようやくテント場に戻って来ました。
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ようやくテント場に戻って来ました。
ここには水場と、
ここには水場と、
トイレがあります。
トイレがあります。
黒部五郎岳
槍の穂先も見えています。
槍の穂先も見えています。
本当にいい眺めです。暫し座り込んで眺めます。
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本当にいい眺めです。暫し座り込んで眺めます。
シナノキンバイ
太郎小屋に戻りました。
太郎小屋に戻りました。
時間があるので太郎小屋の裏手にある太郎山に登って見ました。
時間があるので太郎小屋の裏手にある太郎山に登って見ました。
タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ
小屋の向こうに見える薬師岳。
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小屋の向こうに見える薬師岳。
薬師岳から太郎小屋まで
薬師岳から太郎小屋まで
どんどん登って来るのが見えます。
どんどん登って来るのが見えます。
ニッコウキスゲも所々に咲いています。
ニッコウキスゲも所々に咲いています。
桜の花に似ています。オオコメツツジ。
桜の花に似ています。オオコメツツジ。
積雪量を測定するポール。ここで一休み。この先は、樹林帯に入ります。
積雪量を測定するポール。ここで一休み。この先は、樹林帯に入ります。
ニッコウキスゲが群生しています。
ニッコウキスゲが群生しています。
この辺まで下って来るとマイズルソウが至る所で咲いています。
この辺まで下って来るとマイズルソウが至る所で咲いています。
ゴゼンタチバナも多くなります。
ゴゼンタチバナも多くなります。
最後はギンリュウソウで締めくくりです。
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最後はギンリュウソウで締めくくりです。
登山口入口に着きました。
登山口入口に着きました。
駐車場も一杯です。楽しい球旅でした。今日もお疲れ様でした。
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駐車場も一杯です。楽しい球旅でした。今日もお疲れ様でした。
小屋に掲示されていたものですが、体力的にも年齢的にも、楽しみながら登る山旅をしたいと思います。
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小屋に掲示されていたものですが、体力的にも年齢的にも、楽しみながら登る山旅をしたいと思います。

感想

7月14日から富山駅からのバスの運行が始まるのは知っていましたが、帰りの折立発は12時ですので、それまでに薬師岳に登ってから下山出来るかが心配でレンタカーで移動することにしましたが、結果的には正解だったかもしれません。7月13日にレンタカーで有峰に入り有峰ハウスに前泊しましたが、木造りの建物で、窓からは薬師岳が望める贅沢な環境でした。建物も綺麗で料理も私には多いぐらいの品数が出ました。カーテンを開けて暮れ行く薬師岳を眺めながら就寝しました。

7月14日は晴天で車で折立まで向かいそこから歩き始めます。折立には十数年前にバスで来たことがありますが、その際には黒部五郎岳を経由して槍ヶ岳まで縦走しました。その際に、薬師岳にもいつかはと思っていましたが、ようやく来ることが出来ました。太郎平の小屋までは、だらだらと登って行きますが、途中から展望も開け、色々な高山植物も目に飛び込んできます。今日の予定は、薬師岳小屋に入るだけですので、山を眺め花を眺めながらのんびりと歩きました。時間にせかされない山行は精神的に良いです。

太郎平小屋でしばらく山座同定をしましたが、今年の8月に歩く予定の鷲羽岳と水晶岳も確認できました。小屋からテント場までの平たんな道は、山と花が両方眺められる絶好のロケーションですが、テント場を過ぎると状況は一変します。ルートは、急な沢沿いに作られており渡渉する箇所や涸沢を歩いて行く箇所も出て来ます。極めつけは雪渓が数か所出て来ます。ほとんどの方はアイゼン無しで歩いていましたが、慣れていない人はチェーンスパイクがあった方が安心かもしれません。

雪渓を過ぎると再度平らな所に出て来ます。そこからは、山と花を眺めながらの稜線歩きが始まります。槍ヶ岳なども一瞬見えました。小屋の近くでは、親子の雷鳥が出迎えてくれました。小屋には予定より早く13時に着きましたので、体力もまだ残っているようでしたので、この日の内に薬師岳に登っておくことにしました。小屋からは、1時間ほどで山頂に立てます。黒部五郎岳からぐるっと色々な山が見えますが、なんといっても赤牛岳の存在感がインパクトありました。いつか行って見たい山の一つですが、体力がいつまでもつか心配です。山頂で暫し山を眺めて過ごして下山しましたが、結構な方が登って来ました。夕食は5時30分からでしたが、食べたらあっという間に眠りについていました。

翌朝は朝方はガスが掛かっていました。昨日に薬師岳には登っているので、今日はゆっくりと下山することにします。下山の途中からは晴れて来ましたが暑さも増して来ました。雪渓の下りを心配していましたが、滑ることもなく無事に下れました。時間も早かったので、太郎平小屋裏から太郎山にも登って見ましたが、なかなか景色のいいところでした。

折立までの下りは、登ってくる方が途切れずに、短い会話を交わしながら下れましたのでさほど疲れも感じませんでした。山と花を満喫できた二日間でした。来年は、立山に縦走して見たいものです。

これで今年の山行履歴は以下の通りになりました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-135039
また、百名山の登頂履歴と山行予定は以下の通りになりました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-111830

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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