黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳-鋸岳-釜無川へ縦走
- GPS
- 33:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,784m
- 下り
- 2,650m
コースタイム
4:20駐車場 - 4:25竹宇神社 - 5:35^5:40横手白須分岐 - 6:30^6:35刃渡り - 7:25^7:30五合目小屋 - 8:10^8:25七丈小屋 - 9:00^9:05八合目御来迎場 - 9:50^11:00甲斐駒ヶ岳(昼寝) - 12:00六合目石室 - 12:30水場 - 13:00六合目石室
7/3
4:45六合目石室 - 5:10三ツ頭 - 6:05^6:10中ノ川乗越 - 6:35^6:40第二高点 - 7:05^7:10大ギャップ - 7:35鹿ノ窓 - 7:55小ギャップ - 8:10^8:35鋸岳 - 8:40角兵衛沢ノ頭 - 9:15^9:20三角点ピーク - 10:35^10:50横岳峠 - 12:05^12:15本谷第六ダム - 14:20ゲート
天候 | 7/2(土)曇時々晴 夜雷雨 7/3(日)曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根は標高差はあるものの梯子、鎖と綺麗に整備されているので登りやすい。 甲斐駒から鋸岳は岩稜で歩きづらい。 赤テープが豊富かつ基本稜線上を行けばよいので迷うことはない。 中ノ川乗越はガレの急坂。落石注意。 鹿ノ窓は岩が脆く、水が流れていて滑りやすい岩なので鎖を中心に登った方がいいかも。 小ギャップはホールドがしっかりとあるので鎖は使わなくても大丈夫だろう。 自分もそうだったが前日の夜に雨が降ったときなどは、岩が滑りやすいので注意。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
金曜日から登り始める予定だったが木曜日に飲み会があり、なんやかんやで寝るのが6時を過ぎた為土曜日から登ることに。
7/2
駐車場には車が4台ほど。
2グループが出発の準備をしていた。
途中で抜くのもめんどくさいので先に出発。神社に登山の無事を祈る。
黒戸尾根は日本三大急登と言われているらしいが、整備がしっかりとされているので大変さを感じない。
途中の刃渡りも積雪期ならまだしも無雪期なら全く問題ないだろう。
それにしても道すがらに石碑が建っており歴史を感じさせる道である。
七丈小屋で水を買おうと思ったら売ってくれなかった。残念。
それまでずーっとガスの中を歩いていたが、森林限界を越えると同時に雲も突き抜ける。
青空と日差しが照りつけ、眼下には雲海が広がっている。
思わず笑みがこぼれる。
頂上に着いたときは誰もおらず静かな山頂を楽しむが、15分ほど経つと北沢峠からぞろぞろと人が登ってくる。
あっという間に20人ほどが山頂に来る。始発のバスが到着したのだろうか。
1時間以上山頂でゆっくり昼寝などしながら過ごす。
徐々にガスが迫り展望がなくなったので鋸岳へと向かう。
途中鎖場が2箇所あるが特に問題ないだろう。
水場は分かりにくい場所にあるので注意。写真を参考にしてください。
石室には3人パーティが後から来て賑やかになる。お酒やつまみをいただき、楽しい登山話に花が咲く。
本当にお世話になりました。
夜は雷雨。一晩守ってくれた石室に感謝感謝である。
7/3
3時ごろ目が覚めて外に出ると満点の星空。
これは晴れかなと期待するも夜明けと共に一面のガス。
3人パーティより先行して出発。
尾根上、樹林帯のトラバースと交互に過ぎながら中ノ川乗越まであっという間。
ここから急なガレ場を登る。その先に第二高点。
登っている最中に3人パーティが中ノ川乗越へ降りていて、頑張れと暖かい声援を受ける。
第二高点からは尾根を外して大ギャップへと下降する。
尾根から極端に離れるので不信に思い、いったん登り返して20分ほどロスする。
ここから鹿ノ窓へと岩場登っていく。昨晩の大雨と、もともとこの辺りは水が染み出ているらしく岩がとても滑りやすい。
落ちたらただでは済まないので神経を使いながら登る。
さらに少し進むと小ギャップ。約90度の登り降りを行う。
ここはホールドがしっかりしており、また落ちても助かりそうなぐらいの高度なのでさして緊張はしなかった。
小ギャップから少し登ると鋸岳頂上。残念ながら景色は何も見えないが達成感に浸る。
ガスが晴れるかなと少し待つが晴れず・・・
角兵衛沢ノ頭まで下り、2606ピークへ登り返すとそれからは樹林帯の急坂をもくもくと下る。
ここも赤テープがしっかりとあるので迷うことはないでしょう。
河原に出るとそこからはもくもくと林道歩き・・・
天気はあまり良くなかったが、甲斐駒の山頂ではれてくれたので良し。天気に感謝です。
甲斐駒ヶ岳から鋸岳に縦走する人は少ないですが、変化に富んだ面白いコースなのでお勧めです:)
2011/9/27追記
ちなみに・・・
このコースを日帰りでやったツワモノhiro-tさんのレコをリンクします。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-135885.html
そうそう真似できるものではないでしょう。
hiro-tさんも言っていますがこのコース本当にお勧めですよ!
コメント
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riCoさん、今晩は。
このコース、こちら周りは初めてみました。通常は逆周りが多い様です。理由は判りませんが。
自分もやりたいと思っていたコースなので、”先越されちゃった”という感じです
でも参考になります。有難うございます。ところで後ろの3人パーティは、どこを降りたのでしょうね。
ちなみにこのコース取り、車の回収が大変ですよね。どうしたのですか?
こんばんわ。
このコース逆周りだと帰りが楽そうですね。
車は駅まで行くつもりでしたけど、迎えに来てもらっちゃいました。(笑
分かりにくくてすいません。
でも土日でもすれ違う人のほとんどいない楽しいコースですよ。
3人パーティは角兵衛沢ノ頭から戸台に降りて行かれました。
鋸岳は角兵衛沢がメインルートのようですね。
riCoさん今日は。
私もいつかやってみたいと思っているのですが、甲斐駒〜第一高点は鎖などかなり整備されたのでしょうか。
依然はザイルワークが出来なければと、聞いていたのですが。
私の案は戸台からの周回を考えているのですが、ソロでは体力も持たないかも。
こんにちわ。
甲斐駒〜第一高点は整備されておりますよ。
私はテント泊装備でしたけど何もなしで登れましたよ。
ただ、石室に同宿した3人パーティはヘルメット装備でしたし、念の為ということでザイルも持ってきていましたね。
ガレ場で岩も脆いので、用心するならヘルメットぐらいあった方がいいかもです。
戸台から周回はヤマレコユーザーも結構やってますねー。
簡単なルートではないことは確かですが、達成感もありますよ:)
naochanさんの鋸岳縦走のレコが上がるのを楽しみにしています!
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