白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳〜雷鳥に導かれて〜

2017年08月03日(木) ~ 2017年08月07日(月)

• GPS: 97:17
• 距離: 41.8km
• 登り: 4,866m
• 下り: 4,686m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:34
• 休憩: 1:21
• 合計: 7:55

6:29 猿倉荘
7:20 7:21 白馬尻荘
7:23 7:25 白馬尻小屋
9:02 9:06 岩室跡
10:56 11:12 避難小屋
12:23 13:19 白馬岳頂上宿舎
13:37 白馬山荘
13:54 13:55 白馬岳
14:09 14:10 白馬山荘
14:24 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 8:58
• 休憩: 1:19
• 合計: 10:17

5:02 白馬岳頂上宿舎
5:14 丸山
6:13 6:18 杓子岳
7:51 7:57 鑓ヶ岳
8:21 8:22 鑓温泉分岐
8:57 天狗山荘
10:09 10:33 天狗ノ大下り
11:25 不帰キレット
12:00 不帰嶮（不帰一峰）
13:02 13:41 不帰嶮（不帰二峰北峰）
13:58 不帰嶮（不帰二峰南峰）
14:55 14:59 唐松岳
15:19 唐松岳頂上山荘

3日目

• 山行: 8:55
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:25

5:08 唐松岳頂上山荘
5:19 5:23 牛首
6:39 大黒岳
7:48 7:49 白岳
7:50 遠見尾根分岐
7:55 8:05 五竜山荘
9:29 9:44 五竜岳
14:33 八峰キレット小屋

4日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:15
• 合計: 7:35

5:29 八峰キレット小屋
5:39 5:53 八峰キレット
7:19 7:25 鹿島槍ヶ岳北峰
8:09 8:36 鹿島槍ヶ岳
9:18 9:22 布引山
10:06 冷池山荘テント場
10:15 10:32 冷池山荘
10:51 冷乗越
11:32 11:33 爺ヶ岳北峰
12:00 12:03 爺ヶ岳中峰
12:23 12:26 爺ヶ岳南峰
13:04 種池山荘

5日目

• 山行: 2:37
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:45

4:58 種池山荘
5:22 5:25 富士見坂
5:47 水平岬
6:26 6:29 駅見岬
6:35 6:36 ケルン（柏原新道）
7:29 7:30 柏原新道登山口
7:43 扇沢駅

天候

霧、霧、ちょっとだけ晴れ、霧、雨！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きは猿倉までバス、帰りは扇沢からバス
※時刻表はアルピコ交通のHPをご覧下さい。

コース状況／危険箇所等

白馬の雪渓は夏場でもアイゼンが必要です。最低限簡易アイゼンくらいは携行しましょう。また落石が多いこともあり、ヘルメットの携行も推奨します。
不帰キレット〜八峰キレットにおいて岩場が多く点在し、雨などで滑りやすくなります。天候には充分注意して下さい。またこの区間は起伏が激しく、コースタイム以上に長く感じられます。天狗山荘も休業中なので余裕を持って計画を立てて下さい。
八峰キレットの核心部〜鹿島槍ヶ岳山頂の区間で鎖のない大きな斜面があります。冷池方面から下る場合はくれぐれもご注意下さい。

その他周辺情報

下山後、大町温泉郷の薬師の湯にて汗を流しました。（通常は大人700円ですが、種池山荘のフロントで100円引きの割引券を貰えます。）

写真

8/3 5:45

白馬駅。平日で天気も悪く、人もまばら。

8/3 6:20

猿倉山荘に到着。まずは雪渓を目指します。

8/3 7:23

白馬尻小屋。ここまで来ると雪渓は目と鼻の先。

8/3 7:26

キヌガサソウ

8/3 7:39

いよいよ雪渓スタート。アイゼンを装着して挑みます。

8/3 8:13

クラックが入っている場所もあります。踏み跡を辿ってコースから外れないようにしましょう。

8/3 9:31

ガスが下がって下が見えなくなっちゃった。

8/3 9:31

ほぼ目線の高さの雲海！

8/3 9:58

ミヤマキンポウゲ

8/3 9:59

ハクサンフウロ

8/3 10:01

ミソガワソウ

8/3 10:01

オタカラコウ

8/3 10:04

クルマユリ

8/3 10:09

ミヤマタンポポ

8/3 10:36

大雪渓を見下ろす。結構長かったー。

8/3 10:43

ミヤマオダマキ

8/3 10:57

杓子岳。この角度からだと槍ヶ岳より尖って見える。

8/3 11:12

ニリンソウ

8/3 11:14

イワヒバリ

8/3 11:28

シナノキンバイの群落。ロープが入ってしまった……

8/3 11:37

手作り感満載のお花の紹介ボード。

8/3 12:19

白馬岳頂上山荘に到着。とりあえずテントを設営して空身で白馬岳山頂へ向かいます。

8/3 13:28

タカネツメクサと、真ん中にタカネシオガマ

8/3 13:37

白馬山荘を通過。頂上山荘より頂上に近いのに……

8/3 13:50

白馬岳山頂に到着。しかし……

8/3 13:52

ガスってて何も見えず……残念。

8/4 5:07

2日目。相変わらずの天気の中、唐松岳を目指します。

8/4 6:20

まずは白馬三山の一角、杓子岳登頂。

8/4 7:49

猫又山方面もガスってる。

8/4 7:52

鑓ヶ岳登頂。これで白馬三山は制覇。

8/4 8:07

白馬村方面が見えた！

8/4 8:25

コマクサ

8/4 8:29

富山方面も見えた！

8/4 8:37

更に剱岳山頂もちょこっと顔を出してる！

8/4 8:38

このまま天気が持ってくれるといいなあ……

8/4 8:43

……と、思って鑓ヶ岳方面を振り返ると、またガスが上がってきてるし。

8/4 8:48

天狗山荘。大工さんがせっせと修繕をされていました。

8/4 8:50

雷鳥！急に飛び出してくる割に近寄ると逃げていく……

8/4 8:50

カップルかな？

8/4 11:07

連なっている一番奥が唐松岳。こう見ると近いように見えるけど……

8/4 12:01

古びて、この場所の不気味さを醸し出すかのよう……

8/4 12:28

鎖場も増えてきました。

8/4 12:29

写真のトリックがちょっと入ってますが、割りと斜度のある縦の鎖。

8/4 12:34

念の為ハーネスも付けて進みます。

8/4 14:02

うーん、これで最後の登りかなぁ……（そんなわけはなかった）

8/4 14:06

「人間よ、疲れ果てておるな」

8/4 14:17

「こっちじゃ」

8/4 14:18

「頑張れよ」
「ありがとうございます！」
……どうでもいいけど、雷鳥のお目々ってキュート。

8/4 14:22

ハクサンシャクナゲ

8/4 14:59

ようやく唐松岳頂上に到着。長かった……

8/4 15:19

唐松岳頂上山荘。全景を撮り忘れましたが、宿舎が2つあり、広くて快適そうな山小屋でした。

8/4 16:28

ただテン場がかなり下で、トイレの為に山荘まで上がって来るのがちょっと大変……（でもテン場があるだけでも有難いです。）

8/6 15:55

最近のパスタソースは暖めなくてもいい物がある。山で重宝。

8/4 17:28

しかもうまい！
思わず疲れも吹き飛びました。

8/5 5:18

3日目。剱岳と立山が見えるじゃないか！ブラボー！！

8/5 5:21

雲海も綺麗。

8/5 5:21

右手奥が五竜岳。まずはあの山を目指します。

8/5 5:23

牛首。油断しないで今日もハーネスを付ければよかったと反省。

8/5 5:29

団体さんを急かさないように距離を開けて少しずつ進みます。

8/5 6:31

カライトソウ

8/5 6:31

何でしょう？調べても分からず……

8/5 7:26

五竜岳がだいぶ近くなった。どっしりと構えてる男らしい山。

8/5 8:10

五竜山荘で一休み。

8/5 8:22

チシマギキョウ

8/5 8:32

中央奥にうっすら白馬岳。歩いてきた距離を実感します。

8/5 9:34

山頂到着！
五竜岳なのか五龍岳なのか……

8/5 9:34

鹿島槍。うーん、またガスの中かぁ……

8/5 10:36

モアイ像？

8/5 13:02

先が見えないから残りの距離が測れない……

8/5 13:48

上がって、下って、また上がるんですか〜？

8/5 14:28

ようやくキレット小屋に到着。しかしよくここに建てられたなぁと驚嘆。

8/5 15:35

雲に穴が。天気が良くなるといいなぁ。

8/5 16:54

キレット小屋の夕食。普段はテントで簡素な食事なので本当に有り難い。とても美味しかったです。

8/6 5:37

4日目。キレット小屋を出発して振り返ると、奥に五竜岳。

8/6 5:40

いよいよ八峰キレットに突入です。

8/6 6:53

頂上まであとちょっと。

8/6 7:21

まずは北峰に到着。しかしまたもガスで何も見えず……

8/6 7:39

ヨツバシオガマ

8/6 8:10

鹿島槍ヶ岳南峰に到着。

8/6 8:12

うっすら劔。

8/6 8:12

立山はかろうじて。

8/6 8:59

「わーい、食べ物いっぱいだー」

8/6 9:00

「こら！走ると危ないわよ！」

8/6 9:01

「……はーい」

……どうでもいいけど、雷鳥の食事シーンを初めて見ました。

8/6 10:09

冷池山荘。ここも広くて快適そうな山小屋でした。

8/6 10:58

入道雲。今日は朝から時折パラパラ降られているし、早くテン場に着きたい。

8/6 11:44

種池山荘のオレンジ色の屋根がうっすら見えた！もう少し。

8/6 12:01

爺ヶ岳中峰を登頂。

8/6 12:25

続いて南峰を登頂。これで今回のピークハントは終了。
……しかし、今回はどこも山頂標しか写せないほど天気が悪かったなぁ。

8/6 12:35

晴れてれば高原の散歩道のような稜線。またいつか来よう。

8/6 13:00

「人間よ、我と会えて幸運だったな。また来るがよい」
「はい、ありがとうございました！」
……どうでもいいけど、雷鳥って天気が悪い時にしか姿を見せてくれないんだよね。

8/6 13:02

なんとか本降りになる前に種池山荘に到着。

8/6 15:25

生ビール！一気に飲み干してしまった！

8/7 5:00

5日目。昨晩は雷雨だったけど、今朝はスッキリ晴れ。ここのところ朝だけは天気が良いんだよね。

8/7 5:01

いよいよ長かったこの稜線に別れを告げて下山します。

8/7 5:01

雲海の向こうに島のように浮かぶ富士山。

8/7 5:43

針ノ木岳。

8/7 6:22

扇沢駅が見えた！

8/7 7:25

すごく特徴的な花だけど何だろう……？誰か教えてくださーい。

(8/21追記)ガクアジサイのようですね。MonsiurKudoさん、ありがとうございます。

8/7 7:39

下山はあっさりかと思ったら、結構長かった……

8/7 11:07

松本駅で駅弁を購入し、帰りの列車で頂きます。旅の醍醐味。

8/7 11:09

サラダも嬉しい！美味しかった。

撮影機器：

DSC-RX100M5 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ テント テントマット シェラフ ヘルメット アイゼン カメラ

感想

kuromitsu

昨年秋に来ようと思っていた白馬岳だが雪渓が通行止めになり、やむなく延期。
早めに夏休みを頂けたので、五龍岳、鹿島槍ヶ岳とセットで今回の山行を計画しました。
なんやかんや7月は一度も山に登れず身体がなまっていて、不帰と八峰、2つのキレットのセットはかなり堪えました……天気も悪かったしね。
ただ色々な花や雷鳥が沢山見れて、トータル的には良かったかなー、と。
（それに昨年挑んだ剱岳の姿を拝めたのは嬉しかった。）
何にしても台風が来る前に帰って来れたので良しとしましょう。

今回の山行に合わせてカメラを新調したのに、相変わらずのヘッポコ構図で実力を引き出せず……
できれば露出とかフォーカスとかいじりながら撮りたかったけど、今回の行程ではゆっくり立ち止まって撮ってはいられず……
でもカメラ任せのオートでもかなりいい感じに仕上げてくれて、やはり山行向きのカメラだと思いました。
天気や月の影響で星空撮影に挑めなかったのが残念ですが、また何処かでやりましょう。

コメント

MonsieurKudo

鎖場が多い山行って・・・
kuromitsuさん、こんばんは。

日記でコメントさせていただいたとき、次の山行は鎖場が多いとお聞きしたのですが、まさかこの山域だとは！
しかも5日間の縦走とは、いやはや凄いですね。

写真もよく撮れていると思いますよ〜。
ライチョウさんにも出会えて、よかったですね。

あ、99枚目の写真の花、「ガクアジサイ」もしくは「ノリウツギ」だと思いますよ。

kuromitsu

Re: 鎖場が多い山行って・・・
MonsieurKudoさん

ガスガスでしたので、ただひたすら歩くだけの山行になってしまいました……(^^;
でも悪天候お陰で？雷鳥も沢山見れましたし、高山植物も見頃でしたので、天気が悪いなりにも楽しめました。

花の名前、ありがとうございます。
もう少し花や木の名前を覚えなきゃいけないなぁ、と反省する今日この頃……