飯豊山(ダイグラ尾根〜飯豊山〜大日岳〜梶川尾根)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 3,002m
- 下り
- 2,965m
コースタイム
- 山行
- 12:26
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 13:50
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:15
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:45
天候 | 7/15 曇のち晴れ ところにより霧 7/16 晴れ 朝・昼一時霧 7/17 晴れ 朝のうち霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車時は連休前の金曜日朝で駐車車両も少なかったが、下山後は路肩まで駐車されていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ダイグラ尾根】 長丁場で大半が1500m以下のアップダウンになるので、この時期は暑さで過酷。 水場は下の方で1か所しかない(未確認)。 雪渓を踏む場所も少なく、アイゼンは不要だった。 コースタイムは吊橋〜飯豊山で9時間、トラブルもあり、かなりオーバーしてしまった。 【飯豊山〜御西小屋】 弘法清水はまだ雪渓の下で出ていない。 本山小屋の水場も出ていないという情報でした。 この区間はなだらかで、雪も踏まない。花がたくさん開花していました。 【御西小屋〜大日岳】 御西小屋の水場はもう出ている。 管理人さん曰く、地下水脈にパイプを差しているから、雪渓水でなく、地下水だからうまい。 大日岳へは、なだらかな道のりで最後だけ登る。登山道に雪はない。 【御西小屋〜梅花皮小屋】 雪渓が多数。アイゼンは不要。ストックはあった方が歩きやすい。 1か所谷底まで雪渓の箇所があり、危険なので、雪渓の上をトラバースする。(黄旗あり) 花もたくさん咲き、飯豊山行の楽しさを感じさせてくれる。 治二清水(梅花皮小屋の水場)は豊富。 石転び沢の45度の斜度は融雪してたようで、危険度は減ったようです。 連休のせいか、梅花皮小屋は大混雑。 【梅花皮小屋〜梶川尾根】 梅花皮小屋〜北股岳〜門内岳〜胎内山の稜線は、草原帯で気持ちよい。雪も踏まない。 梶川尾根の梶川峰までは、ゆっくり下降。景色がよい。 梶川峰〜天狗平は急下降、かなりの斜度があるので、つまずき等注意。また暑い。 【その他】 標高が比較的低いため、暑くなるとかなりつらい。水場も少なく、水の確保が重要。 稜線は、谷からの風が吹きつけ、無風になることが少ない。夜はかなり寒いくらい。 雪がなくなったところから順番に開花していくので、非常に豊富な花の量であった。 山も、沢も、花も飯豊のスケールの大きさを感じる。 |
写真
感想
今年初の夏山縦走、先ずは飯豊山でした。
ルートは、周回できるということで、ダイグラ尾根〜飯豊山〜大日岳〜梶川尾根。
一日目は、ダイグラ尾根〜御西小屋への長丁場。
吊橋に向かう途中、地元小国町の方に会う。
1年に1回はダイグラ尾根をやらないと、おっしゃっていた。
今考えて見ると、凄い方だなと思う。日帰りでダイグラ尾根往復なのだから・・・。
連休前の金曜日、ダイグラ尾根で会ったのはこの方と、石転びからきて下りてきた人と二人だけ。
私自身の調子はまぁまぁだと思ったが・・・
・夜通し運転して、1時間しか寝ていなかった
・靴が慣れていなくて、急坂で、かかとが靴擦れ
・今年初の縦走で、重たいザックに慣れていなかった(というか体力不足?)
・ダイグラ尾根のアップダウンと、酷暑、飲料水不足
そんなことで、休場ノ峰〜宝珠山で、大きく時間をロスしてしまうことに。
途中で引き返すにもつらく、とにかく稜線に上がろうと思ったが、最悪の場合、どこかで
テン場を探さねばいけない状況だった。
宝珠山付近で折り返してきた、小国町の方にコース状況と本山小屋の状況を聞く。
14時頃だったから、飯豊山までコースタイム2時間、プラスを見て3時間で何とかなるか。
初日のテン泊はあきらめて、本山小屋に行こうと思った。
飯豊山には余計に時間がかかったものの、16:45に到着。きつかった。
一つの山に登るのがこんなにつらいと思ったことはない。
登った時間帯、天気が最高の状況になり、ついていました。
休憩をして、写真等を撮り、本山小屋に向かったところ、一人の方が歩いてきた。
御西小屋に行くという。
本山小屋に水はないし、夕方にきて非常識だと言われたそうだ。
それならということで、私も当初の予定通り、御西小屋に向かうことに。
御西小屋に18:40着。
こんな時間ですいません。泊めてください。ダイグラ尾根から来ました、と言ったら、
小屋番さんは大変だったでしょう、と快く受け入れてくれました。
コーヒーをご馳走になって、夕日見物。
無事一日目を終えることができたことに感謝しなきゃなと思いました。
二日目、3時半起きたものの、周りはガス。
大日岳へは、明るくなってからと決めて、ゆっくり朝食や、荷物の整理。
両足のかかとは、皮がむけてしまい、登りがつらい状態。今日はゆっくり行こう。
5:40出発。小屋番さんは、梅花皮方面に草刈、道のチェックにいくと言う。
大日岳へはサブザックだったので、足は痛いものの軽快。
写真はそこそこにして、登頂を優先した。山頂はまだガスが晴れなかったので
10分ほど待って下山。帰りは、写真を撮りながら、ゆっくりと。
飯豊は、雪渓が多く、雪が融けたところから、順番に花が咲くので、その状況に応じて
いろいろな花が咲く。こんな山、なかなかないと思う。まるでアルプスのような・・・。
いや、それ以上かな。
御西小屋で、水を汲みなおし、9:30に出発。
門内小屋まで行くつもりだったが、疲れたら、梅花皮小屋まで。
危険箇所の雪渓の手前で、御西小屋の小屋番さんに会う。
梅花皮小屋の小屋番さんと、草刈や、雪渓の状況(旗の位置の変更)等されていたそうで
皆さんに安全に楽しんでもらうためにと頑張ってくださっていました。
ちょうど危険箇所の状況も聞けたし、お礼も言えたので私としてもよかったです。
またおいでと言っていただけたので、機会を作って御西小屋に来たいと思う。
梅花皮小屋の区間は、飯豊山の中でも最も雪渓歩きの多い区間で、飯豊らしい場所。
私は雪渓歩きが好きなので、楽しかった。
2000m前後の標高なのに、稜線は風があり、思っているより涼しい。
まぁ山の陰になる場所では、風がないので暑いけど。
ガスは晴れたり、覆われたりだったけど、13:55に梅花皮小屋へ。
まだ早いけど、今日はここで終了。
小屋は混んでいたけど、テントはまだ立っていなかったので、一番いい場所に陣取りました。
しばらくして、隣に石転び沢からきた、お兄さんたちがきた。感じのいいお二人でよかった。
石転び沢の情報も聞けたし、今度は石転び沢かなと思った。
ダイグラ尾根はタフなコースだと思っていなかったし、石転び沢は思っていたより一般的のよう。
梅花皮小屋では、北股岳の陰になり、夕日は見えないけど、夕焼けの時間は長く楽しめた。
三日目、またしてもガスだったが、日の出直前からガスが薄くなり、何とか日の出。
微妙な日の出だったけど、見れたことに満足。
今日は、北股岳に登り、後は下り中心。
案の定、北股岳はガスだったが、門内岳に着く頃晴れてきた。帰る日が一番いい天気とは。
でも、登りにいい天気で暑いのもつらいから、初日は曇がちで助かったかも。
門内小屋付近は、ヒメサユリ、ニッコウキスゲがたくさん咲いていて素晴らしかった。
北股岳等、稜線の雪渓もきれいだったし、飯豊はいい山だなと思う。
梶川峰まで、のんびり歩く。
その後は急降下、猛暑で大変だったけど、日陰に入ると涼しい風が吹く。
時間に余裕はあったから、休みながらゆっくり。お昼前に天狗平に戻る。
温泉かと思ったけど、暑すぎて、沢遊びをして、涼んだ。
アプローチが悪くてなかなか来れなかった、飯豊でしたが、いい山に出会えてよかったです。
タイミングはあるけど、また来たいです。
私は北岳周辺が好きだけど、その次くらいにランクインするかなぁ・・・。
最後に、今回はハードコースの中、いろいろの方にアドバイスをいただけて感謝しております。
飯豊の山旅を存分に楽しむことができました。ありがとうございます。
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