みちのくフラワートレイル【前編】[小田越-早池峰山-中岳-鶏頭山-岳]
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 801m
- 下り
- 1,526m
コースタイム
↓(高速バス435分)
06:25 07:10 盛岡駅
↓(路線バス112分)
09:02 09:20 小田越
↓(徒歩70分)
10:30 10:30 五合目
↓(徒歩60分)
11:30 11:50 早池峰山山頂
↓(徒歩60分)
12:50 12:55 中岳
↓(徒歩115分)
14:50 15:10 鶏頭山
↓(徒歩75分)
16:25 17:32 岳
(以下略)
天候 | 晴れのち曇り。下界では快晴に近かったが、バスで高度を増すにつれ雲が多くなる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
格安ながら、座席はゆったりで、スリッパやアイマスク等のサービスも嬉しい。 ttp://www.kbtours.co.jp/course/200(リンク切れ) 盛岡から小田越(おだごえ)までは、岩手県交通の路線バスを利用(1700円)。 ttp://www.iwatekenkotsu.co.jp/rosen-jikoku/morioka/110314pdf/hayatinesyatoru/hayachine-tozanbus.htm(リンク切れ) 岳(だけ)から花巻駅までも、岩手県交通のバスを利用(1500円)。 ttp://www.iwatekenkotsu.co.jp/rosen-jikoku/morioka/110314pdf/hayatinesyatoru/hayachine-tozanbus.htm(リンク切れ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎プラン ・東京から公共交通機関利用で日帰りは難しい。今回は夜行バスで盛岡駅に6:30頃到着し、同駅8番乗り場から7:10発の小田越行きのバスに接続を図った。 ・万一夜行バスが遅れたときは、宮古行きのバス(時刻表は以下)に乗り、門馬から登るプランも可能。 http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/toshikan_bus/schedule_02.html ・帰りは花巻駅行きのバスを利用すると時間に余裕が出来る。小田越17:12、河原の坊17:18、岳17:34を目安に。これを逃すと厄介なことになる。 ◎コース ・小田越から山頂まではよく整備されており、特に危険な箇所は見受けられなかった。 ・八合目の梯子場は、上りと下りで併用するものもあるため、場合によっては立ち往生することもある。梯子を迂回するルートも見いだせそう。 ・早池峰山山頂から中岳まで、最初は気持ちの良い尾根歩きが続く。樹林帯に入るとぬかるむ悪路となる。 ・中岳から鶏頭山まではまず、大岩の隙間に落ちぬよう慎重に岩場を抜けていく。直にぬかるむ悪路や草で足元がよく見えない細い道が多くなる。七ヶ岳の時のような辛さがある。 ・鶏頭山から岳までは、ニセ鶏頭まで少し登るだけであとは延々と下り道。疲れてくると同行者のように転倒することも。沢音が近づいてくれば舗装路は近い。 ◎登山ポスト ・小田越にあり。岳登山口にもあり。 ◎トイレ ・小田越にあり。途中にはなく、携帯トイレ(350円)の利用を勧められる。山バッジを買った峰南荘付近に立派なトイレがあり、靴の泥を落とせる場所もある。 ◎ 水場 ・途中にはなし。鶏頭山付近の水場はあまり綺麗とは思えず、要煮沸とのこと。 ◎山バッジ ・峰南荘にあり。500円で3種類だった気がする。 |
写真
感想
今回は少し遠出をして東北の山へ。行き先は高山植物の宝庫、早池峰山。東京から盛岡までは夜行バスを利用することにし、盛岡7:10発小田越行きのバスへの接続を図る。新宿駅西口で乗車するバスを探すのにやや手間取ったものの、乗ってしまえば、夜行バスは快調に走り、羽生、安達太良、前沢を経由して定刻通り盛岡駅に到着する。
盛岡駅では、小田越行きのバス時刻まで30分ほど余裕があったので、駅の立食い蕎麦屋で腹ごしらえ。冷麺があったのでそれを注文する。8番のりばに戻ってみると、乗客の列が伸びてはいたが、せいぜい10人くらいで、座れそうである。2時間近くの立乗りはかなり大変だ。途中何箇所かのバス停を経由して小田越へ向かう。早池峰山に近づくと道はかなり細くなるが、マイカー規制のため、バスはどんどん登ってゆく。
小田越到着は9時頃で、トイレを済ませて山頂へ向かう。鶏頭山まで縦走する予定なのであまりのんびりはしていられない。登り始めは樹林帯で、カメラを片手にやや蒸し暑い道を登ってゆく。ここではオサバグサが見られるかと期待したが、結局見つけることは出来なかった。薬師岳に登らないと無理なのか。
しばらく登ると早くも森林限界に達し、風の吹き抜ける心地よい登山道となる。高山植物が次から次へと現れ、カメラをしまう暇が無い。とりあえず見ておくべきと思って予習してきた花は、ハヤチネウスユキソウ、ナンブイヌナズナ、ナンブトラノオ、ナンブトウウチソウ、チシマフウロ、カトウハコベ・・・。ナンブイヌナズナはなかなか見つからなかったが、他は比較的容易に見つかった気がする。ナンブトウウチソウは、同行者にもピンク色の猫じゃらしを見つけてくれるよう頼んでおいたのだが、結局見つからず、後から蕾らしきものを捉えた写真を見つけた体たらく。
のんびり花探しに興じていたせいか、標準コースタイムと大差なく山頂に到着。縦走出来るか時間が怪しくなってくる。山頂発11時ごろの予定が、既に11:50をまわっている。岳17:34発のバスに乗れなければ帰れないから、標準コースタイム6時間の行程を5時間半ほどで歩かねばならない。すれ違う方々に心配されつつも、とりあえず中岳までは進んでみることにする。標準コースタイム1時間30分を1時間で歩ければ、望みが出てくる。
中岳には50分ほどで到着する。多少余裕が出てきたが、大岩の上を渡る登山道は細心の注意が必要だ。そのうち道はぬかるみだし、蒸し暑く辛い縦走路が続くことになる。水は3.5L用意してきたが、決して多すぎることはなかった。汗が止まらず、下手をすると脱水症状の危険もある。
やっとのことで鶏頭山に到着する。1時間ほどコースタイム縮減に成功したので、余裕が出来、後続の2人の登山者とも合流して精神的にゆとりが出来る。山頂で休憩したあとはひたすら下る。山バッジ購入のため、岳バス停と峰南荘の往復をしなければならなかったので、alataniは放置(ごめん汗)で一目散に駆け下りる。岳(だけ)バス停に到着する頃には足が岳岳(がくがく)という有様であったが、バス停近くの自販機でサイダーを入手し、何とか峰南荘に歩を進める。無事山バッジを購入し、近くの立派なトイレで泥を落とし、バス停に戻る。ここでalataniと合流。17:34発のはずが、バスは早めに到着し、17:32くらいには早くも出発してしまった。ぎりぎりでは間に合わなかったろう。くわばらくわばら。
【後編】はこちら↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122908.html
意外ときつそうだねぇ。早池峰、友達が前に登った時も、「案外きつかった」って言っていたけれど、原因は何なんだろう。
それにしても花探しはさすが。そして、相変わらずの飛ばしっぷりもさすが(笑) すれ違う人に心配される辺りがいかにもだね^^
mahun、久しぶり
そうだねぇ。山頂往復ならそんなでもないんだけど、やはり縦走すると脚に来るね
山頂に着いた時点でコースタイムを撒かないとバスに間に合わないという心理的な負担も大きかったかも...。
花探し、頑張ったけれど、他の人の記録を見ると、見逃した花も結構あったりする。
mahunも浅間山の記録を見る限り、大分詳しくなってきたみたいだね
百名山増やすなら、もう1泊して岩手山だろうね
単発日帰りのときは声掛けてくれぃ
yamareco
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