黒部五郎岳〜三俣蓮華岳〜双六岳まで
- GPS
- 80:00
- 距離
- 41.0km
- 登り
- 2,955m
- 下り
- 3,189m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 9:00
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:40
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:10
天候 | <11日>曇り時々晴れのち雨 <12日>曇り時々雨のち晴れ <13日>晴れ <14日>晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは分かりやすく、よく整備されているように思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
登山口と下山口は去年と同じものの、今回は途中黒部五郎岳を経由する稜線上の経路をとりました。
出発地である折立は年々人が増えているようで、亀谷の林道入口で車の回送サービスの受付をした際、「こんなに車が並んでいるのははじめてかも」ということでした。
初日に薬師岳に往復する時間もありましたが、一度行ったからいいやという気分と、寝不足だったので体力の温存も兼ねてパス。行程の長い翌日に備えます。
薬師峠から北ノ俣岳は緩い登りで、雪渓あり、お花畑の楽園のような雰囲気でした。天気がもう少し良ければもっと最高だったのに…
赤木岳を過ぎ、黒部五郎への登りは「見た目絶望」でしたが、気合が入っていたのと、止まらずにゆっくり歩いたことであまり消耗せず登ることができました。
念願の黒部五郎岳は展望がきかず残念でしたが、達成感とあのカールに今から下っていくんだという期待感で満たされていました。
その名の通り、ゴロゴロした岩と奇岩からなるカールは涸沢なんかに比べれば小規模ながら程よいスケールで、澄んだ水が流れていることが一層魅力的でした。
しかしここから黒部五郎小舎までの長いこと…。行けども行けども小屋は見えず、ついにたどり着いた場所は、森と湿原からなる黒部五郎の名とは雰囲気の異なる静かな雰囲気でした。
相変わらず人は多く、テントを張る場所探しにも一苦労です。
3日目、いきなりの急登ですぐにまた森林限界を超えます。三俣へ至る尾根が途中緩くなっており、高山植物が咲き乱れているさまはまるで天国のよう。先までの急登の疲れが和らぎます。この時点では三俣の小屋から空身で鷲羽岳を往復するつもりだったので、巻道を利用。結局はあきらめて、三俣蓮華岳から双六岳を目指しますが、前回の雨とガスで何にも見えなかった小屋周辺および鷲羽岳の北アルプス最奥地の雰囲気を視界に収めることができて満足です。
前回は雨とガスだったので双六までは巻道を利用しましたが、今回はピークを縦走しました。
富山、岐阜、長野というわが国屈指の山岳県の境界に立ちたい!!
その思いがずっとあったので、分岐からの急登は飛ばしまくって頂上標識の確認もそこそこに、いつもは気にしない三角点を探しました▲
三角点はなんと3つ!それぞれの県の数だけあるということでしょうか。
かねてから考えていた通り、その上に這いつくばって、どの県にも属している、あるいはどの県に属しているのか分からないかのようなポーズをカメラに収めることで、今回の私の山行の目的はほぼ達成できました。
稜線を進み、双六岳への登りまでの間に3組もの雷鳥に出会うことができました。予定外ではありましたがラッキーオプションです。
双六岳頂上からしばらくは緩くてただただ広いスロープ。地図に別天地と記載されているだけのことはありますが、惜しむらくはその先に槍ヶ岳が見えていればもっと良かったのにということでしょうか。
4日目は下山のみで途中の稜線や鏡平から、槍穂高の景色を楽しみながらゆっくりとした行程です。おりて行くに従って空気も湿度が増し、蒸し蒸しとしてきましたが、下山口近くでも条件が整っているのか、いまだに残る残雪に北アルプスのすごさを感じました。
追記
今回はすべてのテント場が早い時間からいっぱいになり、小屋の混雑もヒドかったようです。このため、2日目くらいからはそのスペース確保の為に焦りの気持ちが生じ、それほどゆっくりと景色を楽しむ余裕がなかったように思えます。
景色や空気は別天地であっても人の多さはまるで大都会で、普段よく行く大峰山系なんかが、そおいう意味ではいかに恵まれているのかが実感できました。
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