憧れの北海道大雪山縦走


- GPS
- 37:26
- 距離
- 53.4km
- 登り
- 2,569m
- 下り
- 3,516m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:42
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:14
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:43
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 9:46
天候 | 1日目 曇り後晴れ 2日目 ガス霧雨風強し 3日目 曇り 4日目 雨 5日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
JAL:関西空港→新千歳空港 JR快速エアポート→札幌 バス→旭山 バス(いで湯号)→旭岳ロープウェイ絵師 ロープウェイ→姿見駅 帰路 バス:トムラウシ温泉→JR新得駅 JR代行バス→東鹿超 JR→富良野 JRノロッコ号→旭川駅 バス→旭川空港 ANA→関西空港 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 ^鯵戞僧旭への雪渓は表面が凍っていてキックステップで踏み込めません。アイゼンを持ってこなかったことを後悔しました。 忠別岳避難小屋前の雪渓も表面が凍っています。 トムラウシへの道は岩場が続きます。ストックはしまったほうが登りやすかったです。 ぅ灰泪疋蠡堯船ムイ天上はひどい泥道が延々と続きます。この日は特に雨が降っていたので沼化した道を下ることになってしまいました。 テント場 [旭:水は雪渓からたくさん流れています。ここは煮沸の必要がないのでそのまま飲みました。おいしい。 トイレはありません。姿見駅でできるだけ済ませておくことかと。 白雲岳避難小屋:水場はテント場から2分くらい下った所。ここも煮沸の必要なしとのこと。 トイレもあります。 C虔務挌鯑饐屋:水場は雪渓の下に流れています。要煮沸。 ここもトイレがあります。 ここに行く手前に50Mぐらいの雪渓。表面が凍っています。慎重に踏み込んで歩きました。 て郛臓Ю齋未ら流れています。要煮沸。携帯トイレブースがあります。モンベルの携帯トイレを使い、初めて利用しましたが思ったより簡単でした。ただ、ザックに入れ続けるのは。。。忘れるしかありません。トムラウシ温泉登山口に回収BOXあり。 ゥ肇爛薀Ε渓遽直譟Д肇爛薀Ε群浩瑤離侫蹈鵐箸納付。温泉から1Km歩いたところですが平坦な道なのでそう遠くは感じません。屋根付き水道あり、水洗トイレあり。¥250は安い。が、林道横の空き地。展望全くなし。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉は抜群にいい温泉です。入口にレインウエアを干すところや、泥を落とす水も用意されています。フロントの方もとても親切。 露天風呂も内湯も広々、湯質もトロっとしていて筋肉痛に効くような感じです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池(1)
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具(2)
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ(1)
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具カミソリ
シュラフ
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
虫よけ
空気枕
サブザック
歯ブラシ
折畳ハサミ
ダウンジャケット
サングラス
テント
テントマット
ツェルト
コンロ
ガスカートリッジ(1)
コッヘル
ファーストエイドキット
ラジオ
カメラ
ごみ入れ牛乳パック
|
---|---|
備考 | 手袋:薄い夏物1つだけしか持っていきませんでした。もう少し厚手のがほしくなりました。 電池:ラジオの電池が途中でなくなりました。予備の電池も満タンでありませんでした。チェックしてミス。 |
感想
憧れのトムラウシを旭岳から縦走してきました。当初は十勝まで4泊で予備日を1日入れて歩き通す予定でしたが、さすがに体力的に無理と感じました。南沼で悩みましたが、天候のせいというより力量として厳しかったと思います。トムラウシ温泉に下山しましたが、後悔はありません。
今回、北海道遠征を家族に相談すると、妻、長女、三女、次女の順に参加したいと言い出し、そのたびに飛行機を追加予約したり宿を取り直したり。それも楽しい作業でした。
彼女たちとは姿見周辺を4時間散策、展望台でいつものラーメンを食べて、そこから別行動。旭山動物園と山縦走に別れました。
1日目
姿見から旭岳は意外ときつく感じました。このくらいでへばっていてはこの先どうなることかと思いました。途中までガスで見晴らしは99%諦めていましたが、山頂まじかになると、ガスが取れ素晴らしい展望に。山頂から降りるのがもったいない感じでした。しかも、今夜のテント場がすぐに見えます。急な雪渓を慎重に降りていった裏旭テント場は、まさに楽園。横を冷たい水が流れ、風もなく。途中からご一緒させていただいた若者が初テント泊と聞き、自分なりにいろいろお伝えさせていただきました。夜は星が綺麗でした。しかし天候に恵まれたのはここまで。
2日目
裏旭から北海岳の登山道はまさに絶景。アルプスにない、広い広い平原が続きます。アップダウンも少なく快適なコースです。しかし少しづつ、風が強まり、風に湿気が加わり、湿気が雨に。メガネが常に表も裏も水滴に。
北海岳で出会った青年と言葉を交わし何気なくその後、彼の跡を追うように最後までご一緒させていただきました。
白雲岳には当然登らず、避難小屋で休憩。ここから忠別岳までの、天候が一番きつかった。山頂は風速20Mくらいだったかと。寒くてすぐに頂上を離れ、忠別岳避難小屋へ。計画書ではヒサゴ沼まで行く予定でしたが、絶対無理でした。
忠別沼避難小屋では、その青年と2人だけ。とても気持ちのいい青年でした。ありがとうございます。小屋ではぬれたものを乾かすことができたので助かりました。
3日目
この日の朝は晴れてはいませんが、雨は降っていません。ただ昨日も朝だけは好天でしたので油断はできません。ご一緒した青年が、トムラウシを越えて南沼までを今日の予定としているとのこと。その先は双子池。そこには水場がないとの、途中出会った人からの情報。まず、南沼を目指すことに。五色岳からはトムラウシ方向が初めて見えました。その先遠くに形のいい十勝岳も。ただ、ここで痛恨のルートミス。分岐を五色沼に向かってしまいました。途中気づいて40分のロス。青年は僕のミスに気付いて何度も叫んでくれたとのこと。申し訳ない。
トムラウシまでのコースは岩場の連続。化雲岳からは確実にトムラウシの山容を見ることができました。木道、岩場、沼、また岩場と歩き通し、ようやく直下の北沼へ。幸い曇ってはいますがガスはありません。岩場はコースがわかりにくいので慎重に目印と岩の表面の踏まれた跡を追いながら、よじ登っていきました。
山頂からは雲海と高い山の先が見え、今回の目的は果たせたと、達成感を味わえました。南沼のテント場も素晴らしい場所。雪渓から流れてくる水は、浄化して飲みました。うまい。トイレは初めて携帯トイレブースを利用。案外、出きるもんだなと感じました。この日もぐっすり眠れました。
4日目
十勝に向かうことを少し考えましたが、それを打ち砕くような、朝から雨。
すこしましになった7時過ぎに出発。雨の中、きついきつい登りもあり、足場の悪い岩場もあり、降りていきます。結構、雨は降っていますが、何人もの登山者とすれ違いました。途中のドロドロ道には、疲れます。コースタイムの倍をかけてこの区間を抜けて、あとはひたすら温泉に向けて下りました。
トムラウシ温泉、これまででNo1でしょう。すべての面で。
トムラウシ野営場は設備は完ぺきですが、近所の駐車場のような何もないところ。それでもぐっすり眠れました。今回、4泊のテント、すべて熟睡。体力は落ちてますが、健康は維持されてるよう。
5日目
一日余った日をどう使うか贅沢に悩み、結果、トムラウシ温泉から出ているバスの終点駅、新得にある「ベアマウンテン」にいきました。幸い、期間限定の無料周遊バスに乗ることも出来ました。登山中、鈴を鳴らしたり、大声で「くまさん人が通るよー」と叫んで、恐れていたクマが、放し飼いにされているのを、安全な遊歩道から見ることができるところです。想像以上に大きな熊。出会ったら、目をそらさず、後ずさり。背を向けて逃げてはいけない。とのことですが、出来るかなー。
新得〜東鹿越は根室本線が不通のため代行バス。これに乗れるのも、鉄道好きの自分にはたまらない。また、富良野までの1両編成のディーゼルもいい感じ。そして極ま付きが富良野から旭川までの「のろっこ電車」。ああ1日早く下りてきてよかった。
6日目
旭川からバスで飛行場。ANAで関空へ。飛行機のアイスコーヒーが冷たすぎて、おなかを下してしまいました。
無事下山、無事帰宅。改めて、家族と登山道で出会った方たちに感謝しながらレコを終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
4泊5日の山行さぞ重いザックだったと思います自分はもう年なので1、2泊ぐらいが限界ですがちょっとお聞きしたいのですが使用したガス1本との事ですが何グラムの缶を使用したのか教えて下さい又230グラムまたは110グラムをつかったのでしたらガス器具の種類も御願いいたします
家族との想い出に加え、待望の大雪山を縦走する贅沢な山旅達成、おめでとう。
写真からは、山と山の間が長く、歩きごたえがある様に感じましたが、道はしっかり付いているのですね。
北海道でも、コマクサが咲いているのを知りました。
コメントありがとうございます😊
ザックは水は別で19kg。いつも20kgまでに抑えるようにしています。でも、今後はレトルトをやめてフリーズドライにして軽量化しようと思っています。
ガスはプリウスの230g.のTです。器具はホームセンターで買ったキャプテンスタッグというメーカー。もう7年ぐらいハードユースしています。安いですが優れものです。4回米を炊いて、服も乾かしてもまだガスは残ってます。
kiyomoriさん、無事下山出来て、しかも思い出に残る山行になりました。娘たちも嫁も喜んでいるのを見て、自分も嬉しい限りです。来年も家族で行くことになるかも知れません。
北海道の山も100名山らしく道も道標も整備されています。
ただ、ハードです。
ご理解ある奥様や娘さんたちに囲まれて羨ましいですが、山のほうは、天気が今一つで、特に後半はハードな感じでしたね。十勝までは無理だったのですね。昨年、私が見ることができなかったトムラウシからの絶景の写真を見たいと思っていたのですが・・・。
お疲れ様でした。
ヒグマは怖いけど、私も再挑戦したい山域です。
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