燕岳〜槍ヶ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 2,941m
- 下り
- 2,876m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 11:30
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 9:55
天候 | 1〜2日目:曇り/3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
●乗合バス(穂高駐車場→中房温泉)1700円 ●電車バスセットクーポン(上高地〜松本駅)2450円 ●JR大糸線(松本駅〜穂高駅)320円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
10年前、初めて燕岳に登って、槍ヶ岳に憧れました。
おととし、上高地から槍沢ルートで、槍ヶ岳へ初登頂。
去年は、燕岳から大天井岳を経由して、常念岳へ。
そして今年、満を持して、燕岳から槍ヶ岳へ挑戦!
表銀座縦走路〜喜作新道〜東鎌尾根という
北アルプスのゴールデンルートを2泊3日で踏破しました!
【1日目】
いきなり寝坊しました(笑)
穂高駅近くの穂高駐車場(登山者用・無料駐車場)から
4:53発の乗合バスに乗る予定が、断念。
3時間遅れの7:53発のバスで、中房温泉に向かいました。
午前9時、登山開始!
しかし・・・何だかいつもよりも疲れやすい。
第2ベンチ手前で、もう歩くのが嫌になってきました。
実は先週まで夏風邪を患っていたので、
本調子ではないのかもしれない・・・。
そんな懸念を抱き、各ベンチで十分休憩しながら進みました。
合戦小屋のスイカ&うどんで回復!
合戦尾根に出ると気持ち良く、一気に燕山荘まで到着。
今日は大天井岳まで行くつもりでしたが、
無理せず燕山荘で一泊することにしました。
燕岳山頂まで散歩したり、
燕岳を眺めながら生ビールを飲んだり、
のんびりと優雅な午後を過ごしました。
【2日目】
周りのイビキであまり眠れず、午前4時前には起床。
朝食をとらずに5時には出発予定なので、
1階の売店で 頼んでおいたお弁当をGET。
しかし、朝食の香りをかぐと一気にお腹が空きました。
スタッフの方に「今から朝食頼めますか?」と聞くも、
やはりそれは無理だそうです(笑)
GETしたお弁当は、休憩中に食べようと思っていたけれど、
出発前に全部食べてしまいました。
午前5時、表銀座縦走開始!
最初はガスっていたけれど、
日の出とともに晴れて、目標の槍ヶ岳も顔を出しました。
(槍ヶ岳は、またすぐ雲に覆われたけれど・・・)
大天井岳の直下まで、気持ちよい稜線歩きを楽しみました。
大天荘方面と大天井ヒュッテ方面の分岐に到着。
大天井ヒュッテ方面=槍ヶ岳方面に、初めて進みます。
ヒュッテまで、大天井岳を巻きながら下る、細い道。
途中、少し霧雨〜小雨がぱらつき、
不安がよぎりましたが、雨は一瞬のことでした。
大天井ヒュッテではカレーを食べたかったけれど、
食堂の営業は午前10時から(約2時間後)。
仕方なく、カップヌードルの「カレー味」を食べました。
続いて喜作新道へ突入。最初は稜線の東側を行く。
ビックリ平から先は、再び稜線歩き。
このとき槍ヶ岳方面は曇っていて、展望は残念でした。
赤岩岳を過ぎ、ケルンのあるピークに立つと
西岳とヒュッテ西岳のテント場が見えた。
ヒュッテ西岳では、
看板に書かれた「牛乳」「トマト」の文字に惹かれ、
迷わずどちらも注文。とてもおいしかったです。
続いて西岳に登ると、
ちょうどタイミング良く槍が晴れ、最高の展望に!
同時に、東鎌尾根の全貌も目撃・・・。
これから水俣乗越まで下って、
またあの尾根を登り返すのかと思うとゲンナリした。
水俣乗越まで、鎖やハシゴの多い急坂を下る。
足を滑らせそうで、注意が必要だった。
水俣乗越から、いよいよ東鎌尾根!
曇ってきたので、目標の槍は見えず・・・
同じようなアップダウンの繰り返しで、
歩行時間は、体感的に、とても長く感じました。
体力的にも限界が近づいていたので、
長い休憩を多めに取りながら進んだ。
午後4時半、槍ヶ岳山荘に到着!
燕山荘出発から11時間半(休憩含む)!
・・・なかなかハードな1日が終わりました。
生ビールを注文し、テラスに座ると 槍が晴れ、
つくづくタイミングが良いな〜と感謝しました。
【3日目】
素晴らしいご来光とともに幕開け。
朝食をとり終えると、絶好の快晴!
最高の登山日和の中、いよいよ槍にアタックしました。
(2年ぶり3度目の山頂アタック)
しかし、肩から山頂まで大渋滞・・・
頂上まで、丸1時間かかりました。
頂上付近から、なんと、ブロッケン現象を目撃!
西の雲海を見下ろすと、槍ヶ岳の影(影槍)が見え、
その穂先に、虹色の輪が発生していました!
ブロッケン現象に向かって手を振る登山者もいましたが、
今回は規模が大きすぎ、人影までは視認できませんでした。
ブロッケン現象を見たのは2回目でしたが、
まさか槍の穂先で出会えるとは・・・感動しました。
歩いてきた表銀座縦走路、穂高連峰、
そして西や北の山々もきれいに見え、
いつまでも留まっていたいと思う、そんな山頂でした。
とはいえ、8月13日の今日、実家に帰らなければいけないので
急いで帰路につきました。(午前8時出発)
帰り道も ちょっとだけ東鎌尾根を歩き、
ヒュッテ大槍から槍沢ルートへ。
休憩なしに一気に下っていたら、大曲でバテました(笑)
徳沢でお昼休憩をはさみつつ、午後4時、上高地に到着!
しかし、上高地は ありえない程の大混雑で
「バス3時間待ち」「タクシー2時間待ち」とのこと・・・。
最後の最後に、最大の壁が待ち受けていた山行でした。
【まとめ】
単独で2泊3日は初めての経験でしたが、
最高の思い出になりました!
表銀座からの槍ヶ岳は、槍沢ルートに比べて
アップダウンが多く、険しい道のりでした。
2日目までは、曇りがちな天気でしたが、
時折 槍ヶ岳が顔を出すタイミングもあり、
展望の良さを味わいながら、気持ちよく歩きました。
最近は、「ピークハント」と同じくらい、
「ルート選択」にも面白さを感じています。
燕岳も槍ヶ岳も、登ったことのある山でしたが、
新たなルートで歩くと、また新鮮な気持ちで楽しめました。
ますます山が好きになった2泊3日でした。
またすぐにでも山に行きたいと思っています!
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