2017夏休み 憧れの裏銀座〜雲ノ平〜読売新道テント泊5日間
- GPS
- 105:11
- 距離
- 67.9km
- 登り
- 6,077m
- 下り
- 5,917m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 7:36
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:38
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 3:02
- 合計
- 8:43
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 11:41
天候 | 11日:曇りのち晴れ 12日:曇り一時雨のち晴れ 13日:晴れ 14日:曇りのち晴れ 15日:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ブナ立尾根:危険箇所はありません 烏帽子岳付近:山頂手前は切り立った岩場なので滑落注意、山頂はすごく狭いので譲り合って 烏帽子小屋〜東沢乗越:危険箇所はありません 東沢乗越〜水晶小屋:岩場が連続するので滑落注意、狭い場所もあるので行き交わしは譲り合いましょう 水晶小屋〜ワリモ北分岐:交通量が増えるので行き交わし注意 ワリモ北分岐〜鷲羽岳〜三俣山荘:浮石が多い、一部ザレているので足置きに注意が必要 三俣山荘〜雲ノ平:黒部源流付近の渡渉は水量によりトラロープそのままで渡渉しようとするとかなり濡れる可能性アリ。自分達は少しだけ上流に足場を見つけて渡渉しました 雲ノ平周辺:危険箇所はありません 水晶小屋〜水晶岳:切り立った岩場が続くので岩稜の経験が必要、行き交わしは譲り合いましょう 水晶岳〜赤牛岳:前半は切り立った岩場やザレがあるので慎重に。後半は広い稜線でとても歩きやすくなります。 赤牛岳〜奥黒部ヒュッテ:読売新道の核心部、稜線近くは崩落がおおいザレ地形が続き落石注意、後半は湿った泥をまとった岩場が続く狭い樹林帯の道が延々と続く。体力的にも非常に厳しいルートで後半は集中力が切れてきているため十分に注意が必要。2/8の看板が出てくるまでは全く気が抜けません。。 奥黒部ヒュッテ〜黒部ダム:平行移動とはいえアップダウンが多く体力を削られる。6~7時間の歩きとはいえ後半の疲れもありしっかりと補給しながら歩くことが必要。木製のハシゴが連続するので足置きをしっかりすることと転落しないよう注意が必要 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は七倉山荘の日帰り風呂を利用650円、お風呂は小さいですがとても綺麗です、露天風呂アリ。 |
写真
感想
今年の夏休みは久しぶりの北アルプス縦走。今までに歩いたことの無い裏銀座〜黒部源流〜最後はロングルートの読売新道を歩いてアウトする計画にしました。途中お天気が読めなかったのでとりあえず6日分の食料を担いで入山。
【1日目】
七倉山荘から高瀬ダムへ。この日は入山MAXだったようで早めに並んだけど2周目のタクシーに。高瀬ダムを6時過ぎに出発。
ブナ立尾根は急登といわれているが実際に登ってみると淡々と高度が稼げる効率のいい登りで我が家は休憩少な目の2ピッチ4時間でアッサリ稜線へ♪烏帽子小屋テン場にテントを建てて空荷で烏帽子岳へおでかけ♪山頂に近づくとお天気が回復して読売新道や薬師岳カールがバッチリ見える絶景を楽しむことが出来ました。
【2日目】
この日は三俣山荘まで、朝一は雲が掛かっていたものの朝日が上がるにつれて晴れ間が出てきていいお天気に♪野口五郎小屋でポンジュースを頂いて山頂を経由し水晶岳方面へ。東沢乗越からさきのところで一時的に強い雨に遭いレインウェア装着もワリモ北分岐手前で上がったのですぐ脱ぎました。
お天気は悪く無さそうで回復傾向とのことだったので鷲羽岳のピークを狙って山頂へ。山頂は雲に覆われていたのでしばらく晴れ間待ち。烏帽子岳でテントが隣だったお兄さんにワシポーズを教えてもらい少しの晴れ間を狙って写真を一枚♪
三俣山荘には13時半に到着、普段なら遅くは無い時間だけどもさすがにお盆・・・3人用テントを張るスペースが乏しい・・・・。。何とか岩が出ていない傾斜地に場所を確保してテントを設営。この日は寝ている間に体がズリ落ちていって何度も目が覚めました・・・・。。
【3日目】
一番の晴天が見込まれる日、読売新道を歩いてしまうか1日まったり周遊するか・・・。出発する前に三俣山荘のトイレ渋滞に巻き込まれて結局出発できたのは5時半、この時間から読売新道はちょっと厳しそうだったので前から行きたかった雲ノ平を周遊することに。早くテン場に着いて一番いいところにテントを張り、翌日の核心部に向けてゆっくり過ごすことにしました。
10時にテントを張って雲ノ平山荘〜祖母岳〜奥日本庭園〜アラスカ庭園と見て回って最後に山荘でビールとデザートでティー(?)タイム♪ この頃から小屋に到着する人が多くなり受付はえらいことになっていました。
テン場に戻ってみるとテントの数が倍以上に、今日も大盛況のようです。。翌日が早い我が家は早めに晩御飯して酒飲んで明るいうちにオヤスミナサイでしたzzz
【4日目】
2時半起床、4時出発。暗いうちに祖父岳を登って登頂と同時にご来光、今日もいいお天気の予感。
岩苔乗越から水晶小屋の区間はピストンの空荷の登山者が多くたくさんの人に抜かれる。縦走が我が家のスタイルなのでそこは気にせず汗かきながら水晶小屋に到着してここで最後の補給と休憩。小屋でココアを頂いていると五色ヶ原から入っていたpinemoistさんが水晶小屋に到着してここで合流!同じ読売新道だったので奥黒部ヒュッテまで一緒に歩くことに。
水晶岳手前は厳しい岩場で油断がならない感じ、山頂はとても狭く記念写真が終わったら次々に登ってくる登山者に譲る必要アリ。しかし水晶岳から先はグっと人が少なくなりお待ちかねの最高に快適な稜線歩きに♪赤牛岳までは3時間弱。
11時頃に赤牛岳到着して休憩&お昼ご飯、ここまで7時間歩いていて結構疲れているがコースタイムではまだ5時間もある。。。山頂のお天気は悪くないが信州側がモクモク、富山側は晴れていて薬師岳が見えていました。30分ほど休憩していよいよ今回のルートの核心となる読売新道へ。
赤牛岳山頂から先はいきなりザレザレの急斜面、落石を起こさないように気を遣いながら歩く・・・その先はガレガレの岩稜で体力を奪われていきます。。樹林帯に入ると泥濘と滑る岩&木の根の急下りが待ち構えていてここが一番厳しかった。。行動時間12時間近くなった頃にやっと下りが終わり奥黒部ヒュッテに到着。
入れると思っていたお風呂は宿泊客が多いとのことで断られてしまったため仕方なく側で行水してビールで乾杯して晩御飯。明日はゆっくりスタートだけど疲れもあって午後7時にはもう夢の中でした。
【5日目】
朝7時に出発、今日は平行移動と思いきやハシゴのアップダウンが厳しい。平乃渡で対岸に渡ってからも微妙なアップダウンで体力を奪われてジリジリ消耗。結局のんびり歩いたので午後3時近くになって黒部ダムへ到着して今回の山旅は終了となりました。
憧れだったルートをまとめていいお天気で歩くことが出来て本当に幸せな夏休みでした。核心部の厳しい2日間を一緒に歩いていただいたpinemoistさんありがとうございました!
烏帽子のテン場で隣の隣にテントを張ってた親子です。
あのあと、三俣まで行かれたのですね。
私達は水晶小屋まででしたが、想像以上の壮絶な夜でした(笑
読売新道はやはり大変なのですね…
赤牛の山頂から黒部湖を眺めながらゾッとしました😅
奥様との楽しそうな山行、素敵ですね😊
またどこかの山で!
こんばんは!あまたのレコの中から発見してくれてありがとうございました!おかげさまで1日目は快適なテントライフを過ごすことができました♪ありがとうございました。
自分達はあの後鷲羽岳経由で三俣まで行きました。隣だったソロテントのお兄さんと水晶小屋〜鷲羽岳までほぼ一緒で、彼はその後雲ノ平へ行ったようです。三俣山荘のテン場もなかなか混雑がすごかったので水晶小屋の混雑は筆舌に尽くしがたいかと想像できます・・・お疲れ様でした。その後の赤牛までのピストンも素晴らしいお天気でしたね♪自分達は雲ノ平から水晶〜赤牛の稜線を眺めていましたよ(^^
読売新道は山頂からの下りが浮石だらけのザレ場からの樹林帯の泥濘と木の根に悩まされ、ルート後半に厄介な部分が出てくるのでなかなかの悪路でした。キツさでいくと間違いなくベスト3に入る雰囲気でしたが、奥黒部ヒュッテに辿り付いた時の達成感はひとしおです。
またどこかのお山でお会いできる日を楽しみにしています♪
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