記録ID: 1229037
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
初の白根三山縦走は雨雲の中 北岳・間ノ岳・農鳥岳
2017年08月16日(水) ~
2017年08月17日(木)
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体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 32:16
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,886m
- 下り
- 3,576m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:34
距離 9.7km
登り 1,850m
下り 463m
2日目
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:37
距離 19.6km
登り 1,038m
下り 3,106m
荷物重量 MAX 13.5kg
ログ GARMIN62S
ログ GARMIN62S
天候 | 16日雨 17日雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
駐車場はバス停付近が第一駐車場。20台程度停まれると思います。バス停から500m先に行ったところに第二駐車場があります。ここは見た感じ100台以上停まれそうです。バスは第二駐車場にも停まりますが、混雑時はバス停で満車という可能性もあるので、状況によってはバス停まで戻って乗った方がよいかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【広河原山荘⇒白根御池小屋】 危険個所はありません。樹林帯の尾根を500mくらい直登します。結構しんどいですが途中ベンチが2カ所設けられておりますのでそれを休憩目安に登られるのがよいかと思います。尾根道を登りきるとトラバース路に入ります。ここまで来れば小屋まであと少し。 【白根御池小屋⇒大樺沢二俣⇒小太郎尾根分岐】 白根御池小屋からは草すべりから小太郎尾根へ行く道と、大樺沢へ行く道に分かれております。草すべりから登る方が近いのですが、急登で草の中を歩くため虫が多いと聞いていたので大樺沢二俣経由で小太郎尾根を目指しました。 特に危険個所はないのです。こちらから登っても結構急登でした。 【小太郎尾根⇒肩の小屋⇒北岳山頂】 森林限界を超えて、ガレ場の道を歩くようになります。危険個所はありませんが、岩の切れ立ったところも当然ありますので滑落には気を付けて。 山頂までは結構風が吹いたので、汗で服が濡れてしまっているようであれば肩の小屋で着替えを。夏でも低体温症になることはありますので気を付けて。 【北岳山頂⇒北岳山荘】 危険個所はありません。道も明瞭。 【北岳山荘⇒間ノ岳・農鳥岳経由⇒大門沢降下点】 きちんと道が整備されているので、これといった危険個所はありませんが、ずっとガレ場の稜線を歩きますので滑落すれば助からないところはたくさんあります。 浮石に足をとられないように注意が必要です。 【大門沢降下点⇒奈良田】 降下点を降りるとすぐに樹林帯に入ります。この道は一部荒れています。 山道が崩落しているところや、大きな段差、多数の渡渉箇所など気を付けなければならないところがたくさんあります。 特に渡渉箇所は梯子はかかっているものの真っ二つに折れていたり、途中の足場が抜けていたりと非常に危険です。前日から雨だったこともあり、沢の水が多かったので足を滑らせて沢に落ちたら助からないと思えるところがたくさんありました。 また、山道自体が川になってしまっているところも数カ所ありましたので、雨量の多いときはこの道は使えないかもしれません。 大門沢小屋より下の標高1300mくらいのところで、崖をトラバースしながら降りていく道があるのですが、ここは非常に怖かったです。足を滑らせたら谷底一直線。高いところが苦手は私には一番の核心部でした。この先に橋のない渡渉箇所がありますので注意です。 つり橋まで来たら後は工事現場を通って林道になります。ここまで来れば安心です。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉女帝の湯。ぬるぬるすべすべのお湯は絶品。下山したら是非入ってみてください。 |
写真
噂の農鳥小屋の親父さんが周りの様子を見に出て来られたので、天気予報を聞いてみたら、不安定だからまた降るかもしれないがわからんな。とのことでした。どんな返答が返ってくるのか変な期待をしてしまいましたが普通でした。
先行していたペアの方に撮っていただきました。
農鳥山頂で山荘で同室だった鹿児島の方が先に到着して休んでおられました。この方は本日は戻って肩の小屋泊り。18日は北岳山頂からのご来光拝めたでしょうか。
農鳥山頂で山荘で同室だった鹿児島の方が先に到着して休んでおられました。この方は本日は戻って肩の小屋泊り。18日は北岳山頂からのご来光拝めたでしょうか。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料2.5L
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ミラーレス一眼
望遠レンズ
ポール
ヘルメット
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感想
初めての白根三山縦走はハードでした。特に北岳に登るのが想像以上に大変でした。風雨にさらされながらの登山は思えば始めてだったので、最初は良い経験だなどと思いながら登っていたのですが、肩の小屋に着くころには心が折れそうでした。
北岳山荘へはほとんどの人が大樺沢⇒八本歯のコル経由で小屋へ直行の様で、肩の小屋から山頂経由で北岳山荘に来た人はわずかのようでした。
翌日も終日雲の中で、楽しみにしていた3000mの稜線からの景色は全く見ることが出来ませんでしたが、雷鳥にもあえてとりあえずよかったです。
二日で30km近く歩けた事と、山小屋泊りでの必要装備について学べたのは良かったですね。アルファ米やらカップ麺やらコッフェルやらいろいろ持って行きましたが、結局行動食で十分だったので使いませんでした。次回からは持って行くのをやめておきます。
今度来るときは北岳、間ノ岳だけにしてもっと楽な山行にして景色を楽しみたいですね。
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以下、良い情報を頂き、有難うございました。天気次第ですが、今週末出かけようと思っていたので、大いに参考になりました。崖とか沢とか気を付けます。
>大門沢小屋より下の標高1300mくらいのところで、崖をトラバースしながら降りていく道があるのですが、ここは非常に怖かったです。足を滑らせたら谷底一直線。高いところが苦手は私には一番の核心部でした。この先に橋のない渡渉箇所がありますので注意です。
お役に立てそうでよかったです。地図で行きますと写真60と61の間です。平らなところから急に降りていくところがあるのですが、ここが一番嫌なところでした。壁沿いにはロープが張ってあるので掴んでいればよいのですが、雨で足元も悪かったので怖かったです。
BlueRさん、補足説明頂き、有難うございました。写真60と61ですか?思っていたよりも下ですね。吊橋の手前まで油断ならないということですね。承知しました。てっきり大門沢小屋〜写真59あたりと思っていましたので、情報提供頂き、助かりました。改めて、深謝です。因みに、雷予報が高いので明日の登山は明後日に延期することにします。
60の平なところを過ぎたところになります。写真は撮ってないですが
最近天気が不安定でなかなか山に行きづらいですね。
今回はてんきとらすでBだったのでなんとか行けるかなと思って強行しましたが、出来れば天気の良い日に登りたかったです。
BlueRさん、8/20-8/21で行ってきました。大門沢小屋直後の沢越えから5か所以上、吊橋まで本当に怖かったですね。本当かよ・・と思うところ(登山道の沢化、丸太の橋、橋の壊れや歪み、どこを渡っていいかわからない渡渉など)、すべて事実で「ああここか」と事前に予想、覚悟ができ、ヤマレコ読んで、これほど 役立ったことはありませんでした。どうも有り難うございました。謹んで御礼申し上げます。別途、小生のレコは反映します。
sekirou さんこんにちは。
奈良田への降下が思いの外怖かったので、つい長々と書いてしまったのですが、私のレコがお役に立てたようでよかったです😆
レコ楽しみにしています🎵
BlueRさん、山行記録登録しました。表題は、「仙丈ケ岳〜両俣小屋〜三峰岳〜間ノ岳〜三峰岳〜西農鳥岳〜農鳥岳(一泊二日)」です。色々とありがとうございました。ご期待に沿うものか??ですが、ご参考までです。
BlueRさん やりましたね👌👏👏
でも、雨で、大変でしたが、無事に帰られて、良かったです😊
修行の山って、疲れますよね😂
稜線寒かったでしょう😂
でも、大変なだけ、達成感ありますよね👏👏💪
おめでとうございます😊
でわ、、また、、
muttyann
まさに修業の山行でした
雨の山行、低体温症になる条件の体験、視界不良。
山登りをする上での気を付けなければならない条件を、割と安全な環境で体験することができたのは良かったです。
必要装備についても勉強になりました。
防水対策の不備や不用品等やっぱり体験しないとわからないものです。
景色は残念でしたがよい山行になりました。
しかし、昨年の鳳凰三山といい、南アルプスに来るとガス率が高いです
BlueRさん、こんにちは。北岳山荘でテン泊していた者(家族4人 テント2つ)です。レコに私たちの写真が載っていたので、コメントさせていただきました。表紙の写真にまでしていただいて、、、
私たちは八本歯のコルからそのままトラバースルートで北岳山荘にきました。白根三山縦走も考えましたが、私たちは間ノ岳・三峰岳ピストンとしました。BlueRさんの大門沢ルートのレコからは危険なところもあったようで、私たち行ってたら、、、
静岡県在住ということで、また、レコも楽しみにしています
tomokojiさんこんばんわ。
家族4人で登られていたんですね。家族で南アルプスいいですね。うちの子供たちは誘っても山登りは疲れるから嫌だと言ってついてきてくれません
写真は失礼いたしました
ちょうど富士山⇒雲海⇒テン泊でお二人で雲海を眺めておられたので、いい画だなと思ってパチリしてしまいました。
大門沢へ降りるルートは、他の方のレコでやや荒れている事は知っていたのですが、実際に歩いてみると結構怖いところがありました。また、延々と長いルートを降り続けなければならないので大変でした。自分の子供にはあまり歩かせたくないと思える道でした。
間ノ岳・三峰岳ピストンで正解だったと思います
私が出た時間は濃霧で何も見えなかったのですが、tomokojiさんのレコだと結構雲が切れて稜線の景色が見えていたようですね。
次回来るときは3000m稜線から絶景を是非拝みたいです。
いつも拙いレコばかり書いておりますが、参考になればと思っております。
またよろしくお願いします。
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