南アルプスぐるっと計画（聖・赤石・荒川三山）

2017年08月16日(水) ~ 2017年08月19日(土)

• GPS: 39:49
• 距離: 43.4km
• 登り: 4,789m
• 下り: 4,818m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:05

距離 8.5km 登り 1,775m 下り 650m

8:00 聖沢登山口
9:14 9:15 聖沢吊橋
9:59 10:04 造林小屋跡
10:47 10:50 乗越
11:00 11:13 昼食休憩
11:49 12:00 滝見台
13:05 聖平小屋

2日目

• 山行: 9:02
• 休憩: 1:54
• 合計: 10:56

距離 14.1km 登り 2,045m 下り 1,209m

5:18 聖平小屋
5:21 聖平小屋分岐
5:44 薊畑分岐
6:27 6:35 小聖岳
7:33 7:39 聖岳
7:54 7:56 奥聖岳
8:10 8:18 聖岳
9:18 9:24 小休止
9:52 9:57 兎岳避難小屋
10:06 10:21 兎岳
10:53 10:57 小兎岳
11:42 11:57 中盛丸山
12:07 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
12:48 13:05 百間洞山の家
13:59 14:09 百間平
14:58 15:04 小休止
15:55 15:59 赤石岳避難小屋
16:04 16:12 赤石岳
16:14 赤石岳避難小屋

3日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 2:01
• 合計: 6:40

距離 11.0km 登り 872m 下り 1,369m

5:25 赤石岳避難小屋
5:31 5:32 赤石岳
5:42 5:43 赤石岳・小赤石岳間分岐
5:55 5:59 小赤石岳
6:36 6:42 大聖寺平
7:06 7:34 荒川小屋
8:17 8:30 お花畑（荒川前岳南東斜面）
8:48 8:51 コル
8:54 9:04 前岳
9:07 コル
9:12 9:16 中岳
9:21 10:00 荒川中岳避難小屋
10:48 10:57 悪沢岳
11:14 丸山
11:42 11:45 千枚岳
12:05 千枚小屋

4日目

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:21
• 合計: 3:45

距離 9.8km 登り 137m 下り 1,624m

5:56 千枚小屋
6:15 6:16 駒鳥池
6:42 6:55 見晴岩
7:00 蕨段
8:00 8:07 小石下
8:46 鉄塔下
9:24 滝見橋
9:41 椹島ロッジ

天候

初日：雨、2日め：曇りときどき雨のち晴れ、3日め：晴れのち雷雨、4日め：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

●毎日あるぺん号
　京王八王子24:15→05:45白樺荘
●井川観光協会送迎バス
　白樺荘06:40→06:45畑薙第一ダム臨時駐車場→08:00聖岳登山口

写真

8/16 5:27

毎日あるぺん号の終点、赤石温泉白樺荘。
当初の計画段階ではここに前泊も検討していたけれど、費用と日程を抑えるために夜行に。天気予報が芳しくないためか、空いていた

8/16 6:31

井川観光協会の送迎バス。協会運営の山小屋宿泊者専用です

8/16 6:48

畑薙第一ダムの臨時駐車場。天気のためか意外に空いてる

8/16 7:57

聖岳登山口。雨よけのテントがありがたい

8/16 9:12

聖沢吊橋

8/16 9:15

聖沢吊橋を渡ったところから

8/16 10:07

造林小屋跡？

8/16 11:42

ヤマトリカブト？

8/16 11:54

岩頭滝見台

8/16 11:56

寒い

8/16 12:12

8/16 12:17

佐藤修一さんという方が亡くなられたようです

8/16 12:27

8/16 12:37

沢が奔流となっていた

8/16 12:53

8/16 13:04

8/16 13:05

着いた！聖平小屋です

8/16 15:47

聖平小屋です

8/16 13:15

ウェルカムフルーツポンチ。寒かったけどおいしくいただきました

8/16 16:33

16:30から聖平小屋の夕食

8/16 16:33

今日が誕生日の人がいて、小屋からのサプライズプレゼント。(^_^)

8/17 4:30

聖平小屋の朝食は4:30から

8/17 5:21

分岐

8/17 5:23

マツムシソウ？

8/17 5:29

8/17 5:30

8/17 5:34

8/17 5:37

8/17 5:41

マルバダケブキ。鹿はこの花は食べないんだそうです

8/17 5:42

薊畑（あざみばた）

8/17 5:43

薊畑（あざみばた）

8/17 5:50

ナナカマド？

8/17 5:52

マルバダケブキのお花畑のようでした。ニッコウキスゲならよかったのに

8/17 6:29

小聖岳

8/17 6:43

チシマギキョウ？

8/17 7:09

ミネウスユキソウ？

8/17 7:10

8/17 7:34

聖岳山頂（3,013m）

8/17 7:37

寒いです

8/17 7:48

ウサギギク

8/17 7:53

奥聖岳山頂（2.978m）

8/17 7:54

奥聖岳には三角点がありました

8/17 8:16

再び聖岳

8/17 8:39

晴れた！

8/17 8:44

自分の影も。でも眺望は開けません

8/17 8:50

8/17 9:21

ハクサンフウロ？

8/17 9:27

8/17 9:43

あれが兎岳？（と思ったけど、違ってました）

8/17 9:53

小屋はどこ？

8/17 9:53

こっちにありました。(^^;

8/17 9:55

兎岳

8/17 9:55

聖は見えない

8/17 10:07

兎岳山頂。やっと晴れた。＼(^o^)／
三角点に行くのを忘れてた。(^^;

8/17 10:09

8/17 10:37

雷鳥を発見！親子？

8/17 10:39

8/17 10:54

小兎岳から聖をバックに

8/17 11:32

ガスが切れると聖が顔を出す

8/17 11:43

中森丸山

8/17 12:14

マルバダケブキ蝶が乱舞

8/17 12:20

百間洞山の家が見えた

8/17 12:30

ハクサンフウロとミヤマキンポウゲ？

8/17 12:33

すぐそこで鳥が鳴いていました

8/17 12:43

百間洞山の家がすぐそこに

8/17 12:50

計画ではここに泊まる予定。夕食にはとんかつが出ることが有名なんだそうで、後ろ髪を引かれるけれど、明日に備えて好天の今日のうちに赤石岳まで進んでおくことにします。
とりあえずチューペット。(^^;

8/17 12:53

百間洞山の家の展望台から聖岳がきれいに見えた

8/17 12:58

蝶やらあぶやらはえやら(^^;

8/17 13:59

百間平

8/17 14:10

百間平

8/17 14:32

赤石手前2841ピークからの奥聖岳

8/17 14:33

赤石は見えない

8/17 15:13

うしろに聖がいるはずなのに

8/17 15:20

最後の登りがキツい。おお、あれが赤石か？（違いました）

8/17 15:36

今度こそ赤石岳か？（これも違いました）

8/17 15:43

やっと小屋が見えた

8/17 15:51

赤石岳と避難小屋

8/17 16:00

赤石岳避難小屋に到着。とりあえずザックを置いて山頂ピストン

8/17 16:03

赤石岳山頂（3,121m）

8/17 16:05

赤石岳の三角点。一等だそうです

8/17 16:08

周りの山は見えず

8/17 16:10

山頂から見た小屋

8/17 16:53

赤石岳南峰

8/17 17:08

避難小屋は自炊が基本ですが、レトルトなら夕食も用意してもらえます。おいしいカレーをいただきました

8/17 17:26

ブロッケン現象が見られた。うまくすれば富士山を背景にみることもできるそうです

8/17 17:38

赤石山頂越しの夕日

8/17 17:47

すてきな暖簾です。(^o^)

8/18 5:28

小屋の主人と。アットホームな感じのいい小屋でした。また行きたいな

8/18 5:43

赤石小屋を経て椹島へと下るルートとの分岐点。
エスケープルートとして考えていたが使わずに済んだ

8/18 5:45

チシマギキョウ？

8/18 5:50

西側を望む

8/18 5:55

小赤石岳山頂（3,081m）

8/18 5:55

小赤石岳から赤石岳を望む

8/18 5:56

小赤石岳から見た赤石岳とその奥に聖岳

8/18 5:56

北方向を見ると荒川三山がうっすらと

8/18 6:01

こんどは悪沢岳まではっきりと見えた

8/18 6:02

赤石岳避難小屋を先に出発した二人が見えた

8/18 6:03

8/18 6:10

晴れてきて、荒川小屋がよく見えた

8/18 6:15

先行する二人を追いかけます。この斜面ではかなりの対向者があり、天候回復のおかげもあってお互いに気持ちよく挨拶を交わしました

8/18 6:38

大聖寺平。ここは小渋川へ下る分岐点でもあります。
赤石避難小屋で聞いた話では数日前にこの沢で遭難があったそうで、30代の男性二人が避難小屋だから無人で無料だろうと勝手に思い込んで現金も持たずに15回以上も徒渉してこの沢を登り赤石避難小屋にやって来たのだと。山と高原地図にも「沢の流れが見えたら絶対に下ってはならない」と書いてあるのに、帰りも小渋川を下る計画だというので余りの無謀さに管理人が説得して高山裏から三伏を通って帰るように言い聞かせ、なにがしかの電車賃も持たせて、絶対に小渋を下らないとの誓約書も書かせて翌朝送り出したが、一人が流され一人が�榲弔両男表陲傍濬�を求めたが流されたほうは助からなかったそうだ。説得中も「三伏って何？」と言うほどだったそうだが、このネット全盛の時代にちょっと調べればわかりそうなものを事前の調査もせずに山に入ってくるとはなんと愚かな。なんでこんな所を？と思ったら、小渋川はウェストンが南アルプスに入る際に通ったルートなんだそうだ。

8/18 6:47

8/18 6:47

8/18 7:02

荒川小屋がすぐそこに

8/18 7:08

荒川小屋の入口

8/18 7:08

ここで進むかとどまるかを判断する目安が示されていた。
今日は楽勝で行けそう。(^o^)

8/18 7:32

荒川小屋のメニューに、赤石避難小屋の女将さんのコーヒーが

8/18 7:49

8/18 7:49

8/18 7:50

8/18 7:53

山と高原地図に「涸れていることが多い」と書かれていた水場は、雨続きのおかげで涸れてはいなかった

8/18 8:00

8/18 8:01

標柱

8/18 8:16

お花畑入り口

8/18 8:18

8/18 8:18

8/18 8:18

8/18 8:25

8/18 8:27

8/18 8:28

お花畑出口

8/18 8:29

8/18 8:51

荒川岳の稜線にあがると急に風が出て雨が降り出した。
急いで前岳へピストン

8/18 8:55

荒川前岳山頂（3,068m）
ここでは暴風雨に。このあと道を見失って彷徨い、三度戻って歩き直しやっと元のコルへ戻ることができたが、怖かったぁ〜。

8/18 9:15

荒川中岳山頂（3,083.7m）

8/18 9:13

荒川中岳の三角点。雷も鳴り出して気が気ではなかった。写真もぶれてる。(^^;

8/18 9:17

8/18 9:17

避難小屋が見えた。とにかくあそこへ避難を。
小屋の管理人の話では、梅雨が明けずに秋雨前線が来たみたいとのこと。この雷も界雷だから熱雷ほど怖くはないのだと。この先は千枚小屋まで休めるところがないので、ここで腹ごしらえをして体の中から暖めて思い切って行くことにした

8/18 10:05

悪沢岳と、雲の合間に富士山が見えた

8/18 10:17

8/18 10:33

8/18 10:35

8/18 10:37

悪沢岳への登りから中岳を見る

8/18 10:43

悪沢岳への登りから東を見ると富士山が

8/18 10:49

荒川東岳山頂（悪沢岳・3,141m）

8/18 10:53

悪沢岳からの富士山

8/18 10:53

悪沢岳からの富士山

8/18 10:55

赤石避難小屋で一緒だった修平君。赤石からの朝焼けの富士山を目当てに何度も来ていて連泊の予定だったそうだが、今回はあきらめて千枚小屋へと向かってきた。写真に写っていないが、足下はサンダル履き。ワオ！(゜∀゜)

8/18 10:55

8/18 11:15

悪沢岳を下ると広々として高原状の丸山。雷が鳴り響いていて怖いがどうしようもないので先を急ぐ

8/18 11:23

あとは千枚小屋まで下るだけ、雷が落ちる前に逃げ込め〜、と飛ばしていたら、千枚岳の登りが結構ヤバそう。あれは梯子？

8/18 11:35

かなりのやせ尾根、馬ノ背でやはり梯子がありました

8/18 11:42

千枚岳山頂（2,880m）

8/18 11:44

三角点もあった

8/18 14:22

千枚小屋に到着！やれやれ、助かったぁ。(^^)

8/18 17:01

17:00から千枚小屋の夕食

8/18 17:25

夕方には晴れてきて、富士山もくっきり

8/18 17:31

笊が岳、布引山まではっきりと

8/18 17:32

ちょうどこの絵のとおり。(^^)

8/19 4:42

翌朝は快晴。富士と月と星

8/19 5:01

千枚小屋の朝食は5:00から

8/19 5:16

御来光も拝めました

8/19 5:55

今日は下るだけ

8/19 6:08

8/19 6:13

駒鳥池

8/19 6:13

駒鳥池

8/19 6:14

あれが駒鳥池？

8/19 6:31

6／7とあるので、1／7まで順に出てくるのだろう（と思ったけれど・・・）

8/19 6:35

8/19 6:36

木馬道

8/19 6:41

あれは悪沢岳？

8/19 6:44

今日のコースで唯一眺望が得られる見晴台から。荒川三山を望む

8/19 6:45

赤石岳には雲がかかって取れなかった

8/19 7:01

8/19 7:23

8/19 8:00

こんなところに二等三角点（小石下）

8/19 8:14

8/19 8:16

8/19 8:18

8/19 8:20

梯子を下りて一旦車道に出て、少し坂を登ったところから下りる、と。

8/19 8:21

ここからまた登山道

8/19 8:27

8/19 8:35

ここはちょっとキツい

8/19 8:36

岩頭見晴から悪沢岳

8/19 8:45

8/19 8:46

鉄塔下

8/19 9:16

吊橋

8/19 9:23

滝に虹が

8/19 9:26

8/19 9:33

静岡県の角の部分はほとんど東海パルプの土地？

8/19 9:34

8/19 9:37

8/19 9:38

8/19 9:38

8/19 9:39

8/19 9:40

8/19 9:41

今回のゴール！椹島ロッジに到着〜！！

8/19 9:46

何はともあれ椹島ソフト。(^o^)

8/19 10:27

ワンコイン500円でシャワーを浴びられます。
なんだこれがあるなら帰りはしずてつジャストラインで良かったんじゃないか。(-.-)

8/19 10:37

行動食の残りで酒盛り

8/19 10:39

天気がいいので装備を天日干し

8/19 11:43

天気がいいので生ビールお代わり！

8/19 11:56

他の人のがおいしそうだったからホットドッグを追加したら、ポテトが食べきれない。(^^;

8/19 14:03

無料送迎バスに乗って畑薙第一ダム臨時駐車場まで戻ってきた。ここで毎日あるぺん号に乗り換え。30分ほどで白樺荘に着きそこで1時間の入浴休憩。でももうシャワー浴びたからお風呂はいいや。

8/19 14:09

毎日あるぺん号を待っていたらサイレンが。そういえば、さきほど送迎バスが救急車とすれ違ったがあれが下りてきたのか？と思ったら下からレスキューが上がってきた。どうやら聖で滑落があったらしい

8/19 14:09

8/19 14:31

白樺荘にはTJAR4連覇中の望月選手の写真パネルや資料が展示されていた。地元の英雄なんだね

撮影機器：

SH-06F SHARP

感想

supra

15日の深夜0:15京王八王子駅発の夜行バスに乗って3泊4日で南アルプスを縦走。
天気に恵まれずほとんど眺望もなく、苦行のような山行だったけどなかなか思いで深いものになった。特に、予定外の赤石岳避難小屋で同宿した8人とはおやじ、おかみの人柄もあって大盛り上がりで、一気に打ち解けた。リピーターも多いらしく、現に今回も8人中3人がそうだったようだ。確かにもう一度泊まりたいと思える小屋だった。
日程的には毎日あるぺん号のキャンセル料を払っても1日遅らせるのが正解だったようだ。そうすれば聖・赤石・悪沢の山頂はどこも晴れていたはず。計画は柔軟に見直すべきだと思い知った山行だった。

コメント

FrauKiku

ベストオブ思い出は避難小屋！
写真と記事、レイアウトも面白いてます♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪よくここまで細かく味わい深く…
何度も読み返して楽しませていただきまーす。

supra

Re: ベストオブ思い出は避難小屋！
コメントありがとうございます〜。
あそこはぜひもう一度行きたいですね。日程が合えばみんな揃って。(^^;
登山歴も近いですね。今後もよろしくお願いします。(^^)