要救助か？妻頑張った南アルプス縦走 ‐塩見岳・間ノ岳・北岳-

2017年08月19日(土) ~ 2017年08月22日(火)

• GPS: 76:00
• 距離: 34.6km
• 登り: 3,412m
• 下り: 3,555m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:51

5:45 鳥倉林道ゲート（駐車場）
6:25 6:38 鳥倉林道登山口
7:37 7:38 豊口山のコル
8:27 8:39 水場
9:12 9:23 塩川・鳥倉ルート合流点
9:43 9:43 三伏峠小屋
10:07 10:07 三伏山
11:13 11:33 本谷山
13:36 塩見小屋

2日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:33

5:51 塩見小屋
7:11 7:18 塩見岳
7:23 7:45 塩見岳東峰
8:20 8:23 北俣岳分岐
9:53 9:53 北荒川岳キャンプ場跡地
9:58 10:02 北荒川岳
11:12 11:16 新蛇抜山
11:49 11:49 竜尾見晴
12:40 12:46 安倍荒倉岳
13:24 熊の平小屋

3日目

• 山行: 9:33
• 休憩: 1:29
• 合計: 11:02

5:40 熊の平小屋
6:16 6:19 三国平
7:31 7:37 三峰岳
8:36 8:47 間ノ岳
9:54 9:54 中白根山
10:28 11:00 北岳山荘
11:33 11:36 トラバースルート分岐
12:03 12:06 吊尾根分岐
12:36 12:44 北岳
13:19 13:21 両俣分岐
13:34 13:34 北岳肩ノ小屋
14:17 14:21 小太郎尾根分岐
14:28 14:45 草すべり分岐
16:42 白根御池小屋

4日目

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:49

5:57 白根御池小屋
9:16 9:16 白根御池分岐
9:36 9:40 広河原山荘
9:42 9:42 広河原・吊り橋分岐
9:46 広河原インフォメーションセンター

天候

8/19 曇り時々晴れ
8/20 晴れのち曇り
8/21 晴れのち曇り
8/22 晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

【毎日アルペン号】
竹橋 23:00 - 伊那大島 - 鳥倉登山口 5:30
（鳥倉登山口への道にて倒木により、迂回したため到着遅れ）

その他周辺情報

【下山後の入浴】
ホテル談露館
レンタルバスタオル付で\1,000 　レストラン利用で\500に割引
甲府駅南口から徒歩約8分

写真

8/19 5:40

【1日目 8/19】
鳥倉林道ゲート前駐車場　朝5:40ほぼ満車

8/19 5:41

ゲートから歩き始めます

8/19 6:04

曇りがちですが青空もみえて、天気は何とかなりそう

8/19 6:22

長い林道もそろそろ終点？

8/19 6:25

ようやく登山口

8/19 6:38

三伏峠まで3時間、頑張ろう

8/19 6:56

1/10

8/19 7:11

気持ちの良い樹林歩き

8/19 7:15

2/10

8/19 7:26

何が見えますかー？

8/19 7:28

3/10

8/19 7:32

よいしょよいしょと登る

8/19 7:49

4/10

8/19 8:02

5/10

8/19 8:07

手作り感あふれる木段で、見た目ちょっと怖い…

8/19 8:18

6/10

8/19 8:40

水が冷たくて美味しかった！ここで水を1.5l汲んでずっしり重くなる

8/19 8:49

7/10

8/19 9:05

8/10
ここも手作り感の木段。でも意外としっかりしています

8/19 9:13

左は塩川小屋へ。通行止めです。

8/19 9:17

9/10

8/19 9:18

力強く進む妻

8/19 9:20

妻曰く、お坊さんのようなキノコ。スラっとしてるね

8/19 9:36

さて、自分は200歩で行けるのかな？

8/19 9:40

三伏峠小屋まで250歩でした

8/19 9:40

日本一高い峠、三伏峠。
そもそも峠の定義ってなに？
こんな山の中の街道とも思えない山道だけど…。

8/19 9:51

左は塩見岳、右は荒川岳の分岐。
右もいつか行きたい！

8/19 10:03

振り返ると三伏峠小屋が見えました

8/19 10:06

ほどなく三伏山

8/19 10:10

南アルプスの稜線上といえば聞こえはいいけど、標高2,500mほどだとハイマツや樹林の山道でした

8/19 10:36

あれが本谷山かな？

8/19 11:33

本谷山でお昼ごはんにしましたが、アブだらけで閉口…

8/19 11:40

やはり稜線上らしくない…

8/19 12:25

でも妻は樹林歩きが割と好きなので、まぁ良いのかも

8/19 13:06

またよいしょよいしょと登る

8/19 13:15

塩見新道への分岐、塩見新道方向は一見廃道のようでした

8/19 13:26

北に仙丈ヶ岳や間ノ岳が見えた！ようやく高い山にに来た感が出てきた

8/19 13:37

塩見小屋到着！達成感のガッツポーズ

8/19 14:26

1日目の頑張りをビールでカンパーイ

8/19 16:25

塩見小屋の夕食はカレー

8/19 17:06

塩見小屋の中はこんな感じ

8/20 4:32

【2日目 8/20】
塩見小屋の朝食4:30から

8/20 5:19

朝日に塩見岳のシルエット。
こちらから見るとずいぶん尖がっているなぁ

8/20 6:30

塩見岳へはけっこうな岩登り

8/20 6:51

よいしょよいしょ

8/20 7:00

チシマギキョウ、ですよね？

8/20 7:12

塩見岳（西峰）登頂！
富士山も見えた！

8/20 7:15

富士山もいれて記念写真

8/20 7:20

塩見岳（東峰）と富士山。カッコいいー

8/20 7:25

塩見岳（東峰）はあと一登りだよ。頑張れ！

8/20 7:26

塩見岳（東峰）登頂！

8/20 7:26

富士山も大きい！

8/20 7:28

8/20 7:30

恒例の夫婦記念写真。良かったね！

8/20 7:25

間ノ岳へ向かう稜線が伸びてワクワクするような、その長さにうんざりするような。

8/20 7:50

8/20 7:57

熊が出るぞー（ウソ）

8/20 8:14

やせ尾根

8/20 8:21

8/20 8:23

こりゃ遠いや…

8/20 9:23

崩れてるところを東側に迂回します

8/20 9:41

迂回するとお花畑でした

8/20 9:43

キレイな蝶がいたよ

8/20 9:46

この小屋は何だろう？
（あとで調べたら元テント場の管理小屋と判明）

8/20 10:00

ここ北荒川岳手前で、妻曰く、すれ違った女性が小林千穂さんではなかったか？とのこと。全然わからなかったが、たしかに三脚立てたカメラマンから何か指示されているのが聞こえた。帰宅後小林千穂さんのFacebookを見てみたらこの日にこの付近にいたようで、やはりそうだった模様。あー、しっかり拝見したかった…！

8/20 10:28

北荒川岳からはまた樹林歩きで見どころなく

8/20 13:01

前の写真から1時間半もの間、写真なし

8/20 13:23

熊ノ平小屋到着ー、疲れました。

8/20 13:24

8/20 13:38

そして今日もビールでカンパーイ
妻と乾杯するのが山歩きの喜びの一つだね。

8/20 14:43

熊ノ平小屋からの間ノ岳。農鳥？
明日晴れるといいな

8/20 16:59

熊ノ平小屋の夕食。ここの夕食は美味しかった！

8/20 17:41

宿泊者は自分たち含めて7人。のびのびできて良かった

8/21 4:33

【3日目 8/21】
熊ノ平小屋の朝食

8/21 5:49

今日は間ノ岳から北岳を越えて白根御池小屋に向かうCT8h超のロングコース。
途中に北岳山荘も肩ノ小屋もあるから、全然大丈夫っ！！（←フラグ）

8/21 6:17

塩見岳をバックに気持ちよく歩ける井川越

8/21 6:18

農鳥への分岐

8/21 6:52

あれが三峰岳かな？すぐに着きそうな近さだね。（←甘く見てました）

8/21 7:00

岩稜で気を遣う

8/21 7:11

間ノ岳に見惚れながら歩くと危ないのです

8/21 7:19

妻、へっぴり腰

8/21 7:31

なんとかたどり着きました。甘く見てました…

8/21 7:36

塩見岳の眺めがいいなぁ

8/21 7:40

仙丈ヶ岳への分岐。またいつか…ね。

8/21 8:03

来た道を振り返ると青空

8/21 8:18

行く道は岩登り

8/21 8:41

着きました間ノ岳！
青空に北岳をバックに夫婦記念写真。最高です

8/21 8:51

3,000m峰には思えないくらいなだらかな山頂でビックリ

8/21 8:52

ここからは標高第3位から第2位への最も高い稜線歩きです

8/21 8:58

間ノ岳、良かったなぁ（しみじみ）

8/21 9:04

雲の上の世界でした

8/21 9:29

間ノ岳、大きかった！

8/21 9:57

8/21 9:59

青空はここまで。だんだんガスってきました

8/21 10:17

北岳山荘への最後の下り。

8/21 10:32

北岳山荘で一休み。
妻が元気なくなってきた。

8/21 11:19

北岳に向かうけど、青空がなくなっちゃった…

8/21 11:36

トウヤクリンドウ？

8/21 11:46

タカネシオガマ？

8/21 11:48

木段ありの急登が続いて、標高も高いし、息が切れる

8/21 12:04

天気も良くないし北岳は前に登っているから、八本歯のコル経由で巻いちゃおうかなぁ、なんて思う

8/21 12:17

山頂はまだかー？

8/21 12:36

北岳登頂！
恒例の夫婦記念写真です。
標高No3 No2を結ぶことができて満足ー！

8/21 13:19

あとはもう登りはないから楽勝だよねっ？（←フラグ）

8/21 13:22

肩ノ小屋に向けての急な下りにゆっくり下る妻。
妻が珍しく、肩ノ小屋で炭酸ジュースを飲もうかな、なんて言いだす。（←フラグ）

8/21 13:33

ガスガス真っ白け

8/21 13:49

サイダーを飲み終え、白根御池小屋まで最後のひと踏ん張りです。

8/21 14:16

小太郎尾根分岐から、草すべりの急坂が始まります

8/21 14:21

妻、膝痛み出す。

8/21 14:33

妻、そうとう辛いみたい。
2年前に10分で下ったところを15分かかる。
このあとずっと想定到着時間と救助のことを考えながら下る。

8/21 15:58

白根御池小屋への到着が遅くなる旨、途中で追い抜いていく男性に伝言をお願いし、ゆっくりゆっくり下る。

8/21 16:03

下のほうにテント場が見えた！何とかなりそうだと妻と一緒にホッとした…。
この後、中腹にて下のほうから小屋の方に大声で「〇〇さんですかー？助けにいきましょうかー？」と声をかけていただくも、大丈夫な旨を伝える。ご心配をおかけしました。

8/21 16:43

標準CT1.5hのところを2.5hかかって、なんとか到着…。本当によかった。そして妻、頑張った
5日目の仙丈ヶ岳登山はキャンセルすることにした。

8/22 6:01

【4日目 8/22】
この日は広河原から北沢峠に移動し仙丈ヶ岳の馬の背ヒュッテに向かう予定だったけど、広河原で下山することに。

8/22 6:26

歩き始めはあまり痛くないということで一安心だけど、足を気遣ってやはりゆるりゆるりと歩く

8/22 6:51

使い慣れないストックに体を支えながら

8/22 7:02

木段を下るのも辛かろう…

8/22 7:39

大きい段差は大変そう。だけど自分からは泣き言を言わない妻

8/22 9:00

大樺沢との分岐までたどり着いたー！！もう急坂はないよ！

8/22 9:01

ホッとした笑顔。
CT1.5hを3h。よく頑張った！

8/22 9:05

まだ気を抜けない

8/22 9:24

もうちょっと！

8/22 9:40

広河原山荘到着。10時の甲府行きバスがあるから、バス停まで頑張ろう。

8/22 9:42

吊橋を渡ればフィナーレ

8/22 9:44

着いたー！！！

8/22 9:53

無事に帰れるね、良かったね

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

サイバーショット DSC-WX500 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ

4

Tシャツ

2

ソフトシェル

1

タイツ

3

ズボン

2

靴下

4

グローブ

1

防寒着

1

雨具

1

日よけ帽子

1

行動食

飲料

地図（地形図）

計画書

ヘッドランプ

予備電池

GPS

常備薬

日焼け止め

ロールペーパー

保険証

スマホ

時計

サングラス

手ぬぐい

3

ストック

カメラ

感想

cono

まずはこの場を借りてお礼から。

小太郎尾根から草すべりを経て白根御池小屋までの途中で私たちを追い抜いた男性の方。白根御池小屋への伝言をしていただきありがとうございました。
そしてなにより白根御池小屋の方々。足を痛めた妻に格別のご配慮いただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで、なんとか下山することができました。
道中、いろいろ思いを巡らせ、妻が本当に動けなくなったらどうしようかな、妻を置いて助けを呼びに行くことになるのかあるいは妻と一緒に一晩ビバークすることになるのかとか、不安を感じました。

そして、足が痛かろうに自分から泣き言をいうことのない妻。もし妻が泣き言を言っていたら、どうしていいのかわからなくなったかも…。本当に心が強くて、逆に助けられた気がしました。

本当に本当に感謝です。